データ交換コネクタはJMSサーバー・ベースの統合化手段であり、Enterprise Managerと他の管理システム間の双方向のデータ交換設定を作成できます。データ交換コネクタのアーキテクチャは、Java Message Service(JMS)およびXMLなどのオープン・スタンダードに基づいています。これにより、拡張性および互換性を容易に実現することができます。
データ交換環境には、データ交換ハブおよびデータ交換セッションの作成が必要です。この章では、データ交換プロセスに含まれる主要な概念、コンポーネントおよび機能について説明します。
また、Enterprise ManagerとOracle Business Activity Monitoring Server (OBAM)を統合するための特定の手順についても説明しています。
この章の内容は次のとおりです。
一般的に、企業では内部のシステムおよびサービスのほとんどをEnterprise Managerで監視しています。しかし、Oracle BAMサーバーなどの他の監視システムや外部管理システムが企業のビジネス環境内に存在する場合もあります。これらの管理システムおよびEnterprise Managerによって収集された監視情報は、同じビジネス・アプリケーションに関連するにもかかわらず、異なる場合があります。Enterprise Managerとこれらの外部管理システムが共存し、シームレスにやり取りすることは、ビジネスにとって不可欠です。
データ交換コネクタは、JMSトピック・メッセージまたはキュー・メッセージを使用してXML形式でデータを転送することにより、この通信要件に効率的に対応します。これは、データ交換ハブおよびデータ交換セッションの作成により可能となります。
図3-1は、データ交換コネクタのアーキテクチャの概要を示しています。
図3-1 データ交換アーキテクチャ
表3-1では、Enterprise Managerと外部管理システム間のデータ交換における、データ要件および目的を説明します。
表3-1 Enterprise Managerと外部管理システム間のデータ交換
データ交換 | 要件 | 目的 |
---|---|---|
Enterprise Managerから外部管理システムへ |
|
|
|
|
|
外部管理システムからEnterprise Managerへ |
|
|
データ交換コネクタを使用して2つのシステムを統合することにより、両システムの相互補完およびビジネス要件への効率的および経済的対応が実現します。
次に、Enterprise Managerから外部管理システムにデータを送信する際の、通常のプロセスを示します。
リアルタイム・メトリック、可用性およびSLA値が履歴データとともに転送されます。
履歴データは、過去24時間、7日間および31日間について転送されます。ターゲット・ステータスの履歴データは、期間中にターゲットが使用可能である時間のパーセンテージとして送信されます。
メトリック・データは、スケジュールされた間隔で、バッチで転送されます。各バッチで、最大100データ・ポイントの送信が可能です。JMSサーバーの負荷を減らすため、後続の転送と2秒の間隔が保持されます。
指定したメトリックに対し、間隔内のすべての新規データ・ポイントが外部システムに送信されます。新規の値が存在しない場合、データは送信されません。初期転送の場合は、1時間前からのデータ・ポイントが考慮されます。1時間がデフォルトの間隔ですが、異なる時間間隔に構成することもできます。
たとえば、アウトバウンド・セッションが30分間隔の頻度で午前9時から午後9時までにスケジュールされている場合、最初(午前9時)には、午前8時から午前9時の間に収集されたメトリック値が転送されます。その後は、当該の間隔内で受信されたメトリック値が送信されます。つまり、午前9時30分には午前9時から午前9時30分の間に受信されたメトリック値が、午前10時には午前9時30分から午前10時の間に受信されたメトリック値が転送されます。
アラートは待機をせずに送信されます。各アウントバウンド・メッセージには、1つのアラートのみが埋め込まれます。
転送されるサービス・レベル合意(SLA)データは、選択した期間のSLA値です。24時間のシナリオで、SLAメトリックを伴うアウトバウンド・セッションが1月15日午後4時にスケジュールされている場合、転送される値は、1月14日午後4時1分から1月15日午後4時までのSLA値です。
次の項では、Enterprise Managerと外部管理システム間のデータ交換環境を正常に設定するために理解することが必要な主要な概念について説明します。
データ交換ハブは、Enterprise Managerと外部管理システムをつなぐパイプとして機能するJMS準拠サーバーです。データはこのようなハブを介して外部システムとCloud Control間を送受信されます。このハブは、メッセージがシームレスに送信され取得されるよう、既知のJMS宛先情報(アウトバウンドJMS宛先)で構成されている必要があります。少なくとも1つのハブが作成済の場合、データ交換ハブ・ページには、既存のデータ交換ハブとそれに関連するJNDIサービス・プロバイダのURLが表示されます。ハブの例として、WebLogic Server (WLS)、Oracle Containers for JEE (OC4J)などがあります。
注意:
インバウンド・データ交換セッションを作成して、ビジネス・インジケータまたはイベント(あるいはその両方)を外部システムのデータソースからEnterprise Managerに受信します。
アウトバウンド・データ変換セッションを作成して、メトリック値、アラート、ターゲット可用性またはそれらの組合せをEnterprise Managerから外部システムに送信します。
データは次のいずれかの形式で送信できます。
セッションの設定フェーズ: Enterprise Manager Cloud Controlでセッションが作成されると、ターゲット名、ターゲット・タイプ、メトリック名、メトリック列などのターゲットおよびメトリックのメタ情報がGUIDとともに送信されます。
セッションの実行フェーズ: セッションが実行されると、実際のメトリックが送信されます。すべてのメッセージに対して重複するメタ情報が送信されるのを回避するため、メトリックにはGUIDのタグが付けられます。その結果、低いワイヤ・フットプリントが保持されます。
このメッセージの書式が有効なのは、外部システムがデータベースなどの永続性ストアによってサポートされている場合です。その場合、外部システムは、GUIDに基づいてグラフまたはレポートをレンダリングする際、表を結合してメタデータを取得できるためです。
コンテンツを正確に解析および解釈するには、外部システムでJMS宛先に埋め込まれたXMLメッセージの構文およびセマンティクスを理解することが必須です。メッセージのスキーマは、メッセージ形式(正規化または非正規化)により異なります。
両方の形式に対して同じJMS宛先が使用されます。そのため、異なるメッセージ形式のセッションは、メッセージのコンシューマを混乱させるため、同時に実行できません。異なる形式のセッションは、排他的に実行することをお薦めします。
データソースは、ビジネス・インジケータまたはビジネス・イベントの取得元の外部システム・ソースを論理的に表したものです。データソースの定義は、次のとおりです。
外部システムから受信したビジネス・コンテンツ(ビジネス・インジケータ)の構造およびスキーマ。
外部データ(ビジネス・イベントおよびビジネス・インジケータ)の受信に経由した転送(JMS宛先)情報。
外部データ(ビジネス・イベントおよびビジネス・インジケータ)が関連付けられているEnterprise Managerの関連ターゲット。
この項では、データ交換コネクタの設定方法について説明します。次の内容について説明します。
データ交換コネクタの設定を開始する手順は、次のとおりです。
次のJMSサーバーが動作保証およびサポートされています。
WebLogic Server 8.1シリーズ以上
OC4J 10.1.3.1シリーズ
Oracle Enterprise Service Bus (OESB) 10.1.3.1シリーズ
OC4J 10.1.2.0シリーズ
注意:
サードパーティによるその他のJMS準拠サーバーが使用できる場合もありますが、そのような使用方法は動作保証もサポートもされていません。サードパーティのJMSサーバーの使用については、「サードパーティのJMSサーバーをデータ交換ハブとして使用」を参照してください。
「データ交換: データ交換ハブ」ページで、「作成」をクリックします。データ交換ハブの作成ページが表示されます。
データ交換ハブに一意の名前を指定します。
データ交換ハブにJNDIサービス・プロバイダURLを指定します。
表3-2のマトリクスに従って、リストからコンテキスト・ファクトリ名を選択します。
表3-2 コンテキスト・ファクトリ名
次に対応するハブ | コンテキスト・ファクトリ |
---|---|
WebLogic Server |
weblogic.jndi.WLInitialContextFactory |
10.1.2.X OC4J |
com.evermind.server.rmi.RMIInitialContextFactory |
10.1.3.X OC4J |
oracle.j2ee.rmi.RMIInitialContextFactory |
WebLogic Server以外およびOC4j JMSサーバー以外 |
サード・パーティのサーバーについては「その他」を選択し、「JNDI初期コンテキスト・ファクトリ名の入力」フィールドにファクトリ名を指定します。 |
このハブにアクセスするためのユーザー資格証明を指定します。
必要なJMSトピック名またはキュー名(あるいはその両方)でJMSサーバーを構成します。
注意:
「OK」をクリックして構成を保存し、データ交換: データ交換ハブ・ページに戻ります。
データ交換用のハブを作成した後、アウトバウンドまたはインバウンド・データ交換セッションをセットアップできます。
注意:
サードパーティのJMSサーバーの使用は動作保証もサポートもされていません。
この使用方法は動作保証もサポートもされていませんが、次の手順を実行すれば、開発またはテスト時にサードパーティのJMSサーバーをデータ交換ハブとして使用できます。
使用しているJMSサーバーのJMSクライアント・ライブラリを次の場所にコピーします。
$ORACLE_HOME/middleware/oms/sysman/archives/emgc/deployments/EMGC_DOMAIN/emgc.ear/APP-INF/lib
.jarファイルをコピーした後、Cloud Controlを再起動します。
使用しているJMSサーバーでの所定の手順に従ってJMS宛先を作成します。トピックおよびキューのリストを参照してください。
ハブを介してEnterprise Managerから外部システムにデータを送信するために、事前定義されたトピック名およびキュー名が使用されます。データ交換ハブを、表3-3から表3-9に記載されたJMS宛先情報で構成する必要があります。トピックとキューの両方を定義する必要はありません。たとえば、トピックを常に使用する場合は、キュー定義を削除するか、最初から作成しません。その逆も可能です。
例: WebLogic Server用のJMS宛先の構成
この例で説明するように、データ交換コネクタでは任意のJMS準拠のサーバーを使用できます。
WebLogic Server用のJMS宛先を構成するには、次の手順を実行します。
$ORACLE_HOME/sysman/bamディレクトリにある事前パッケージ済のWLST Pythonスクリプトを使用します。
次の手順に進む前に、正しいCLASSPATHを設定します。CLASSPATHは、ORACLE_HOME (通常middleware/wlserver_10.3/server/binディレクトリ内)下にあるsetWLSEnv.shを実行すると設定できます。
手順1のディレクトリにあるconfigEMSYSJMSSystemResource.pyを使用して必要なJMSトピックおよびキューを作成します。
java weblogic.WLST comfigEMSYSJMSSystemResource.py <jndi provider URL> <username> <password> <WLS server name>
例:
java weblogic.WLST configEMSYSJMSSystemResource.py "t3://localhost:7001" weblogic welcome1 AdminServer
スクリプトが正常に実行されると、次のコンポーネントが作成されます。
リソースおよび宛先:
JMSサーバー用のEMSYSJMSServer
JMSシステム・リソース用のEMSYSJMSSystemResource
サブデプロイメント用のEMSYSJMSServerDeployment
コネクション・ファクトリ:
jms/EMSYSTopicConnectionFactory
jms/EMSYSQueueConnectionFactory
トピック:
jms/EMSYSTargetsTopic
jms/EMSYSMetricsTopic
jms/EMSYSAlertsDataTopic
jms/EMSYSMetricsDataTopic
jms/EMSYSSecurityFilterTopic
jms/EMSYSTargetStatusTopic
jms/EMSYSTargetSLATopic
jms/EMSYSMetricsDataLast24HoursTopic
jms/EMSYSMetricsDataLast7DaysTopic
jms/EMSYSMetricsDataLast31DaysTopic
jms/EMSYSTargetStatusLast24HoursTopic
jms/EMSYSTargetStatusLast7DaysTopic
jms/EMSYSTargetStatusLast31DaysTopic
jms/EMSYSTargetSLALast24HoursTopic
jms/EMSYSTargetSLALast7DaysTopic
jms/EMSYSTargetSLALast31DaysTopic
キュー:
jms/EMSYSTargetsQueue
jms/EMSYSMetricsQueue
jms/EMSYSAlertsDataQueue
jms/EMSYSMetricsDataQueue
jms/EMSYSSecurityFilterQueue
jms/EMSYSTargetStatusQueue
jms/EMSYSTargetSLAQueue
jms/EMSYSMetricsDataLast24HoursQueue
jms/EMSYSMetricsDataLast7DaysQueue
jms/EMSYSMetricsDataLast31DaysQueue
jms/EMSYSTargetStatusLast24HoursQueue
jms/EMSYSTargetStatusLast7DaysQueue
jms/EMSYSTargetStatusLast31DaysQueue
jms/EMSYSTargetSLALast24HoursQueue
jms/EMSYSTargetSLALast7DaysQueue
jms/EMSYSTargetSLALast31DaysQueue
EMSYSJMSSystemResource.pyを使用して、スクリプトconfigEMSYSJMSSystemResource.pyで作成されたJMS宛先を削除およびクリーン・アップします。また、次のコマンドを実行するために、手順2で定義したようにCLASSPATHを設定する必要があります。
java weblogic.WLST deleteEMSYSJMSSystemResource.py <jndi provider URL> <username> <password>
例:
java weblogic.WLST deleteEMSYSJMSSystemResource.py "t3://localhost:7001" weblogic welcome1
表3-3に示すJMS宛先は、アウトバウンド・データ交換セッションに使用されます。
表3-3 ターゲットのJMS宛先
プロパティ | 説明 |
---|---|
ConnectionFactory名 |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryまたはjms/EMSYSQueueConnectionFactory |
宛先名 |
jms/EMSYSTargetsTopicまたはjms/EMSYSTargetsQueue |
JMSメッセージ・タイプ |
テキスト・メッセージ |
説明 |
ターゲット名およびターゲット・タイプなどのターゲット・メタデータ情報がこの宛先で送信されます。 |
注意:
トピックを宛先タイプとして使用するアウトバウンド・セッションの場合、jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびすべてのトピック・バージョン(ms/EMSYSTargetsTopicなど)が使用されます。
宛先タイプがキューの場合、jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびキュー・バージョン(jms/EMSYSTargetsQueueなど)が使用されます。
表3-4 メトリックのJMS宛先
プロパティ | 説明 |
---|---|
ConnectionFactory名 |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryまたはjms/EMSYSQueueConnectionFactory |
宛先名 |
jms/EMSYSMetricsTopicまたはjms/EMSYSMetricsQueue |
JMSメッセージ・タイプ |
テキスト・メッセージ |
説明 |
メトリック名、メトリック列およびターゲット・タイプなどのメトリック・メタデータ情報がこの宛先で送信されます。 |
表3-5 RAWまたは平均メトリック・データのJMS宛先
プロパティ | 説明 |
---|---|
ConnectionFactory名 |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryまたはjms/EMSYSQueueConnectionFactory |
宛先名 |
|
JMSメッセージ・タイプ |
テキスト・メッセージ |
説明 |
この宛先は、RAWまたは平均メトリック値の送信に使用されます。 |
表3-6 RAWまたは平均ターゲット・ステータスのJMS宛先
プロパティ | 説明 |
---|---|
ConnectionFactory名 |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryまたはjms/EMSYSQueueConnectionFactory |
宛先名 |
|
JMSメッセージ・タイプ |
テキスト・メッセージ |
説明 |
この宛先は、RAW (数値)または平均(パーセンテージ)ターゲット・ステータス情報の送信に使用されます。 |
表3-7 セキュリティ・フィルタのJMS宛先
プロパティ | 説明 |
---|---|
ConnectionFactory名 |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryまたはjms/EMSYSQueueConnectionFactory |
宛先名 |
jms/EMSYSSecurityFilterTopic |
JMSメッセージ・タイプ |
テキスト・メッセージ |
説明 |
セキュリティ・フィルタ情報がこの宛先で送信されます。 |
表3-8 アラート・データのJMS宛先
プロパティ | 説明 |
---|---|
ConnectionFactory名 |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryまたはjms/EMSYSQueueConnectionFactory |
宛先名 |
jms/EMSYSAlertsDataTopic |
JMSメッセージ・タイプ |
テキスト・メッセージ |
説明 |
アラートがこの宛先で送信されます。 |
表3-9 RAWまたは平均SLAデータのJMS宛先
プロパティ | 説明 |
---|---|
ConnectionFactory名 |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryまたはjms/EMSYSQueueConnectionFactory |
宛先名 |
|
JMSメッセージ・タイプ |
テキスト・メッセージ |
説明 |
この宛先は、RAWまたは平均ターゲットSLAデータの送信に使用されます。RAWまたは平均SLAメトリックは、サービス・ターゲットについてのみ表示されます。 |
次の項では、アウトバウンド・メッセージ・スキーマについて説明します。スキーマは、正規化されたメッセージ形式か非正規化されたメッセージ形式かによって異なります。
異なるタイプのメトリック・データ間での回帰や競合を防ぐために、RAWデータと履歴データではXML要素およびターゲットの名前が異なっています。表3-10は、生成される粒度のタイプに基づいたこれらの違いを示しています。
表3-10 RAWデータと履歴データ
粒度 | メトリック要素の名前 | ターゲット・ステータス要素の名前 | SLAターゲットの名前 |
---|---|---|---|
RAW |
MetricData |
TargetStatus |
TargetSLA |
過去24時間 |
MetricDataLast24Hours |
TargetStatusLast24Hours |
TargetSLALast24Hours |
過去7日間 |
MetricDataLast7Days |
TargetStatusLast7Days |
TargetSLALast7Days |
過去31日間 |
MetricDataLast31Days |
TargetStatusLast31Days |
TargetSLALast31Days |
正規化された形式の送信メッセージのスキーマは、次のとおりです。
正規化されたターゲット・メッセージ
選択した各ターゲットに対し、対応するターゲット・メタデータ情報がセッション設定フェーズで外部システムに送信されます。これらのメッセージのスキーマは、次のとおりです。
表3-11 正規化されたターゲット・メッセージ
要素とサンプル | 説明 |
---|---|
パス式 |
EMSYSData/Target |
スキーマ・ファイルの場所 |
$ORACLE_HOME/sysman/bam/OutboundTarget.xsd |
宛先 |
jms/EMSYSTargetsTopicまたはjms/EMSYSTargetsQueue |
スキーマ |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <xs:element name="EMSYSData" type="de:EMSYSDataType"/> <!-- Define the root element --> <xs:complexType name="EMSYSDataType"> <xs:sequence> <xs:element name="Target" type="de:TargetType" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/> </xs:sequence> </xs:complexType> <!-- Define the Target Type --> <xs:complexType name="TargetType"> <xs:all> <xs:element name="TargetName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetType" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetGUID" type="xs:string"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema> |
サンプル |
<de:EMSYSData xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/"> <Target> <TargetName>/ade/foo_core9/host1.example.com_home</TargetName> <TargetType>oc4j</TargetType> <TargetGUID>123abc456example1</TargetGUID> </Target> <Target> <TargetName>host1.example.com</TargetName> <TargetType>host</TargetType> <TargetGUID>123abc456example2</TargetGUID> </Target> </de:EMSYSData> |
正規化されたメトリック・メッセージ
選択した各メトリックに対し、対応するメトリック・メタデータ情報がセッション設定時に外部システムに送信されます。これらのメッセージのスキーマは、次のとおりです。
表3-12 正規化されたメトリック・メッセージ
要素とサンプル | 説明 |
---|---|
パス式 |
EMSYSData/Metric |
スキーマ・ファイルの場所 |
$ORACLE_HOME/sysman/bam/OutboundSecurityFilter.xsd |
宛先 |
jms/EMSYSMetricsTopicまたはjms/EMSYSMetricsQueue |
スキーマ |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <xs:element name="EMSYSData" type="de:EMSYSDataType"/> <!-- Define the root element --> <xs:complexType name="EMSYSDataType"> <xs:sequence> <xs:element name="Metric" type="de:MetricType" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/> </xs:sequence> </xs:complexType> <!-- Define the Metric Type --> <xs:complexType name="MetricType"> <xs:all> <xs:element name="MetricName" type="xs:string"/> <xs:element name="MetricType" type="xs:string"/> <xs:element name="MetricGUID" type="xs:string"/> <xs:element name="MetricColumn" type="xs:string" minOccurs="0"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema> |
サンプル |
<de:EMSYSData xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/"> <Metric> <MetricColumn>DiskActivityavserv</MetricColumn> <MetricGUID>123abc456example1</MetricGUID> <TargetType>host</TargetType> <MetricName>DiskActivity</MetricName> </Metric> <Metric> <MetricColumn>cpuUtil</MetricColumn> <MetricGUID>123abc456example2</MetricGUID> <TargetType>host</TargetType> <MetricName>Load</MetricName> </Metric> </de:EMSYSData> |
正規化されたセキュリティ・フィルタ・メッセージ
Enterprise Managerのデータを使用する外部システムは、セッション名に基づいて、アクセス・コントロールを実行できます。これは、セキュリティ・フィルタを取得することで実現できます。これらのセキュリティ・フィルタ・メッセージのスキーマは、次のとおりです。
表3-13 正規化されたセキュリティ・フィルタ・メッセージ
要素とサンプル | 説明 |
---|---|
パス式 |
EMSYSData/SecurityFilter |
スキーマ・ファイルの場所 |
$ORACLE_HOME/sysman/bam/OutboundMetric.xsd |
宛先 |
jms/EMSYSSecurityFilterTopicまたはjms/EMSYSSecurityFilterQueue |
スキーマ |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <xs:element name="EMSYSData" type="de:EMSYSDataType"/> <!-- Define the root element --> <xs:complexType name="EMSYSDataType"> <xs:sequence> <xs:element name="SecurityFilter" type="de:SecurityFilterType" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/> </xs:sequence> </xs:complexType> <!-- Define the Security Filter Type --> <xs:complexType name="SecurityFilterType"> <xs:all> <xs:element name="SessionName" type="xs:string"/> <xs:element name="UserName" type="xs:string"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema> |
サンプル |
<de:EMSYSData xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/"> <SecurityFilter> <SessionName>LoanSession</SessionName> <UserName>LoanAdminUser</UserName> </SecurityFilter> </de:EMSYSData> |
正規化されたメトリック・データ・メッセージ
正規化されたメッセージ形式では、メトリックはGUIDとともに送信され、メッセージごとのメタ情報の送信が回避されます。このメトリック・メッセージのスキーマは、次のとおりです。
表3-14 正規化されたメトリック・データ・メッセージ
要素とサンプル | 説明 |
---|---|
パス式 |
EMSYSData/MetricData |
スキーマ・ファイルの場所 |
$ORACLE_HOME/sysman/bam/ OutboundNormalizedMetricsData.xsd |
宛先 |
jms/EMSYSMetricsDataTopicまたはjms/EMSYSMetricsDataQueue |
スキーマ |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <xs:element name="EMSYSData" type="de:EMSYSDataType"/> <!-- Define the root element --> <xs:complexType name="EMSYSDataType"> <xs:sequence> <xs:element name="MetricData" type="de:MetricDataType" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/> </xs:sequence> </xs:complexType> <!-- Define the Metric Data Type --> <xs:complexType name="MetricDataType"> <xs:all> <xs:element name="SessionName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetGUID" type="xs:string"/> <xs:element name="MetricGUID" type="xs:string"/> <xs:element name="Timestamp" type="xs:dateTime"/> <xs:element name="Value" type="xs:float" minOccurs="0"/> <xs:element name="StringValue" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="KeyValue" type="xs:string" minOccurs="0"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema> |
サンプル |
<de:EMSYSData xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/ 10203/OutboundData/"> <MetricDataLast24Hrs> <MetricGUID>123abc456example1</MetricGUID> <Value>0.67</Value> <Timestamp>07/13/2012 14:44:42</Timestamp> <SessionName>Session1</SessionName> <TargetGUID>123abc456example2</TargetGUID> </MetricDataLast24Hrs> </de: EMSYSData > |
正規化されたアラート・メッセージ
正規化されたメッセージ形式では、アラートはGUIDとともに送信され、メッセージごとのメタ情報の送信が回避されます。このアラート・メッセージのスキーマは、次のとおりです。
表3-15 正規化されたアラート・メッセージ
要素とサンプル | 説明 |
---|---|
パス式 |
EMSYSData/Alert |
スキーマ・ファイルの場所 |
$ORACLE_HOME/sysman/bam/ OutboundNormalizedAlertsData.xsd |
宛先 |
jms/EMSYSAlertsDataTopicまたはjms/EMSYSAlertsDataQueue |
スキーマ |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <xs:element name="EMSYSData" type="de:EMSYSDataType"/> <!-- Define the root element --> <xs:complexType name="EMSYSDataType"> <xs:sequence> <xs:element name="Alert" type="de:AlertType" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/> </xs:sequence> </xs:complexType> <!-- Define the Alert Type --> <xs:complexType name="AlertType"> <xs:all> <xs:element name="SessionName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetGUID" type="xs:string"/> <xs:element name="MetricGUID" type="xs:string"/> <xs:element name="Timestamp" type="xs:dateTime"/> <xs:element name="Severity" type="xs:string"/> <xs:element name="Value" type="xs:float" minOccurs="0"/> <xs:element name="Message" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="KeyValue" type="xs:string" minOccurs="0"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema> |
サンプル |
<de:EMSYSData xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/ /10203/OutboundData/"> <Alert> <MetricGUID>123abc456example1</MetricGUID> <Value>25.35</Value> <Message>CPU Utilization is 25.35%, crossed warning (15) or critical (95) threshold.</Message> <Severity>Warning</Severity> <Timestamp>07/13/2012 14:59:42</Timestamp> <SessionName>Session9</SessionName> <TargetGUID>123abc456example2</TargetGUID> </Alert> </de:EMSYSData |
重大度のリスト
CLEAR
INFO
WARNING
CRITICAL
AGENT UNREACHABLE CLEAR
AGENT UNREACHABLE START
BLACKOUT END
BLACKOUT START
METRIC ERROR END
METRIC ERROR START
正規化されたターゲット可用性メッセージ
正規化されたターゲット可用性情報メッセージのスキーマは、次のとおりです。
表3-16 正規化されたターゲット可用性メッセージ
要素とサンプル | 説明 |
---|---|
パス式 |
EMSYSData/TargetStatus |
スキーマ・ファイルの場所 |
$ORACLE_HOME/sysman/bam/OutboundNormalizedTargetStatus.xsd |
宛先 |
jms/EMSYSTargetStatusTopicまたはjms/EMSYSTargetStatusQueue |
スキーマ |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <xs:element name="EMSYSData" type="de:EMSYSDataType"/> <!-- Define the root element --> <xs:complexType name="EMSYSDataType"> <xs:sequence> <xs:element name="TargetStatus" type="de:TargetsStatusType" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/> </xs:sequence> </xs:complexType> <!-- Define the Target Status Type --> <xs:complexType name="TargetStatusType"> <xs:all> <xs:element name="SessionName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetGUID" type="xs:string"/> <xs:element name="Status" type="xs:integer"/> <xs:element name="Timestamp" type="xs:dateTime"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema> |
サンプル |
<de:EMSYSData xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203 /OutboundData/"> <TargetStatusLast7Days> <Status>1</Status> <Timestamp>07/11/2012 16:21:53</Timestamp> <SessionName>Session1</SessionName> <TargetGUID>123abc456example1</TargetGUID> </TargetStatusLast7Days> </de:EMSYSData> |
次の表に、ステータス値を示します。
値 | ステータス |
---|---|
1 |
ターゲットは起動し使用可能です。 |
-1 |
|
0 |
|
正規化されたターゲットSLAメッセージ
正規化されたターゲットSLA情報メッセージのスキーマは、次のとおりです。
表3-17 正規化されたターゲットSLAメッセージ
要素とサンプル | 説明 |
---|---|
パス式 |
EMSYSData/TargetSLA |
スキーマ・ファイルの場所 |
$ORACLE_HOME/sysman/bam/OutboundNormalizedTargetSLA.xsd |
宛先 |
jms/EMSYSTargetSLATopicまたはjms/EMSYSTargetSLAQueue |
スキーマ |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!-- Schema for Normalized Outbound Target Status message --> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/ DataExchange/10203/OutboundData/"xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/ EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/ " xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <!-- Define the root element --> <xs:element name="EMSYSData" type="de:EMSYSDataType"/> <!-- Define the root type --> <xs:complexType name="EMSYSDataType"> <!-- Zero or more TargetSLA elements --> <xs:sequence> <xs:element name="TargetSLA" type="de:TargetSLAType" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/> </xs:sequence> </xs:complexType> <!-- Define the TargetSLA Type --> <xs:complexType name="MetricDataType"> <xs:all> <xs:element name="SessionName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetGUID" type="xs:string"/> <xs:element name="SLA" type="xs:integer"/> <xs:element name="Timestamp" type="xs:dateTime"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema> |
サンプル |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!-- Schema for Normalized Outbound Target Status message --> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/ DataExchange/10203/OutboundData/"xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/ EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/ " xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <!-- Define the root element --> <xs:element name="EMSYSData" type="de:EMSYSDataType"/> <!-- Define the root type --> <xs:complexType name="EMSYSDataType"> <!-- Zero or more TargetSLA elements --> <xs:sequence> <xs:element name="TargetSLA" type="de:TargetSLAType" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/> </xs:sequence> </xs:complexType> <!-- Define the TargetSLA Type --> <xs:complexType name="MetricDataType"> <xs:all> <xs:element name="SessionName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetGUID" type="xs:string"/> <xs:element name="SLA" type="xs:integer"/> <xs:element name="Timestamp" type="xs:dateTime"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema> <de:EMSYSData xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203 /OutboundData/"> <TargetStatusLast7Days> <Status>1</Status> <Timestamp>07/11/2012 16:21:53</Timestamp> <SessionName>Session1</SessionName> <TargetGUID>123abc456example1</TargetGUID> </TargetStatusLast7Days> </de:EMSYSData> |
次の項では、非正規化された形式の送信メッセージのスキーマについて説明します。
非正規化されたメトリック・データ・メッセージ
非正規化されたメトリック・データ・メッセージのスキーマは、次のとおりです。
表3-18 非正規化されたメトリック・データ・メッセージ
要素とサンプル | 説明 |
---|---|
パス式 |
EMSYSData/MetricData |
スキーマ・ファイルの場所 |
$ORACLE_HOME/sysman/bam/ OutboundDenormalizedMetricsData.xsd |
宛先 |
jms/EMSYSMetricsDataTopicまたはjms/EMSYSMetricsDataQueue |
スキーマ |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <xs:element name="EMSYSData" type="de:EMSYSDataType"/> <!-- Define the root element --> <xs:complexType name="EMSYSDataType"> <xs:sequence> <xs:element name="MetricData" type="de:MetricDataType" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/> </xs:sequence> </xs:complexType> <!-- Define the Metric Data Type --> <xs:complexType name="MetricDataType"> <xs:all> <xs:element name="SessionName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetType" type="xs:string"/> <xs:element name="MetricName" type="xs:string"/> <xs:element name="MetricColumn" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="Timestamp" type="xs:dateTime"/> <xs:element name="Value" type="xs:float" minOccurs="0"/> <xs:element name="StringValue" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="KeyValue" type="xs:string" minOccurs="0"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema> |
サンプル |
<de:EMSYSData xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/"> <MetricDataLast24Hours> <SessionName>Session1</SessionName> <TargeName>OC4J 10.1.3</TargetName> <TargetType>generic_service</TargetType> <MetricName>Usage Value</MetricName> <Timestamp>2001-12-17T09:30:47-05:00</Timestamp> <Value>3.14159</Value> </MetricDataLast24Hours> </EMSYSData> |
非正規化されたアラート・メッセージ
非正規化されたアラート・メッセージのスキーマは、次のとおりです。
表3-19 非正規化されたアラート・メッセージ
要素とサンプル | 説明 |
---|---|
パス式 |
EMSYSData/Alert |
スキーマ・ファイルの場所 |
$ORACLE_HOME/sysman/bam/ OutboundDenormalizedAlertsData.xsd |
宛先 |
jms/EMSYSAlertsDataTopicまたはjms/EMSYSAlertsDataQueue |
スキーマ |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <xs:element name="EMSYSData" type="de:EMSYSDataType"/> <!-- Define the root element --> <xs:complexType name="EMSYSDataType"> <xs:sequence> <xs:element name="Alert" type="de:AlertType" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/> </xs:sequence> </xs:complexType> <!-- Define the Alert Type --> <xs:complexType name="AlertType"> <xs:all> <xs:element name="SessionName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetType" type="xs:string"/> <xs:element name="MetricName" type="xs:string"/> <xs:element name="MetricColumn" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="Timestamp" type="xs:dateTime"/> <xs:element name="Severity" type="xs:string"/> <xs:element name="Value" type="xs:float" minOccurs="0"/> <xs:element name="Message" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="KeyValue" type="xs:string" minOccurs="0"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema> |
サンプル |
<de:EMSYSData xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/"> <Alert> <SessionName>Session9</SessionName> <TargeName>OC4J 10.1.3</TargetName> <TargetType>generic_service</TargetType> <MetricName>Usage Value</MetricName> <Value>25.35</Value> <Message>CPU Utilization is 25.35%, crossed warning (15) or critical (95) threshold.</Message> <Severity>Warning</Severity> <Timestamp>07/13/2012 14:59:42</Timestamp> </Alert> </de:EMSYSData> |
非正規化されたターゲット可用性メッセージ
非正規化されたターゲット可用性メッセージのスキーマは、次のとおりです。
表3-20 非正規化されたターゲット可用性メッセージ
要素とサンプル | 説明 |
---|---|
パス式 |
EMSYSData/TargetStatus |
スキーマ・ファイルの場所 |
$ORACLE_HOME/sysman/bam/ OutboundDenormalizedTargetStatus.xsd |
宛先 |
jms/EMSYSTargetStatusTopicまたはjms/EMSYSTargetStatusQueue |
スキーマ |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <xs:element name="EMSYSData" type="de:EMSYSDataType"/> <!-- Define the root element --> <xs:complexType name="EMSYSDataType"> <xs:sequence> <xs:element name="TargetStatus" type="de:TargetStatusType" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/> </xs:sequence> </xs:complexType> <!-- Define the Target Status Type --> <xs:complexType name="TargetStatusType"> <xs:all> <xs:element name="SessionName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetType" type="xs:string"/> <xs:element name="Status" type="xs:integer"/> <xs:element name="Timestamp" type="xs:dateTime"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema> |
サンプル |
<de:EMSYSData xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/"> <TargetStatus> <Status>1</Status> <Timestamp>07/11/2012 16:21:53</Timestamp> <SessionName>Session1</SessionName> <TargeName>OC4J 10.1.3</TargetName> <TargetType>generic_service</TargetType> </TargetStatus> </de:EMSYSData> |
非正規化されたターゲットSLAメッセージ
非正規化されたターゲットSLA情報メッセージのスキーマは、次のとおりです。
表3-21 非正規化されたターゲットSLAメッセージ
要素とサンプル | 説明 |
---|---|
パス式 |
EMSYSData/TargetSLA |
スキーマ・ファイルの場所 |
$ORACLE_HOME/sysman/bam/OutboundDenormalizedTargetSLA.xsd |
宛先 |
jms/EMSYSTargetSLATopicまたはjms/EMSYSTargetSLAQueue |
スキーマ |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!-- Schema for Denormalized Outbound Target Status message --> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/ DataExchange/10203/OutboundData/" xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/ 10203/OutboundData/" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <!-- Define the root element --> <xs:element name="EMSYSData" type="de:EMSYSDataType"/> <!-- Define the root type --> <xs:complexType name="EMSYSDataType"> <!-- zero or more target status elements --> <xs:sequence> <xs:element name="TargetSLA" type="de:MetricDataType" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/> </xs:sequence> </xs:complexType> <!-- Define the Target Status Type --> <xs:complexType name="TargetSLAType"> <xs:all> <xs:element name="SessionName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetName" type="xs:string"/> <xs:element name="TargetType" type="xs:string"/> <xs:element name="SLA" type="xs:integer"/> <xs:element name="Timestamp" type="xs:dateTime"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema> |
サンプル |
<de:EMSYSData xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/OutboundData/"> <TargetSLA> <SLA>100</SLA> <Timestamp>07/11/2012 16:21:53</Timestamp> <SessionName>Session1</SessionName> <TargeName>OC4J 10.1.3</TargetName> <TargetType>generic_service</TargetType> </TargetSLA> </de:EMSYSData> |
emctlコマンドを使用して、アウトバウンド・セッション・メッセージ・パラメータをチューニングできます(表3-22を参照)。
注意:
パラメータを有効にするため、プロパティの設定後にOMSを再起動する必要があります。
表3-22 チューニング可能なアウトバウンド・セッション・メッセージ・パラメータ
プロパティ名 | デフォルト値 | セマンティクス |
---|---|---|
oracle.sysman.core.dataExchange.MaxData PointsPerMessage |
100 |
メッセージ内のメトリック・データ・ポイントの数。 |
oracle.sysman.core.dataExchange.Interval BetweenMessage |
2秒 |
次のJMSメッセージまでの時間間隔(秒単位)。 |
oracle.sysman.core.dataExchange.FirstDatasetWindow |
60分 |
最初のメッセージの送信時に、過去の最初の設定データ・ウィンドウの日付が送信されます。単位は分です。 |
例3-1 アウトバウンド・セッション・メッセージ・パラメータのチューニングのコマンド構文
emctl {set property|get property} {oracle.sysman.core.dataExchange.MaxDataPointsPerMessage | oracle.sysman.core.dataExchange.IntervalBetweenMessage | oracle.sysman.core.dataExchange.FirstDatasetWindow}
プロパティの設定後、OMSを再起動してプロパティを有効にする必要があります。
セッションの作成後、送信者は、インバウンド・データ交換セッションで定義したJMS宛先を介し、データ交換ハブを使用して、XML形式でデータを転送できます。
メッセージは、修飾ネームスペースまたは非修飾ネームスペースのいずれかです。メッセージが修飾されたネームスペースの場合、ネームスペースは、データソースの設定時に入力する必要があります。
修飾XMLメッセージの例
<po:PurchaseOrder xmlns:po:"http://acme.com/Orders"> <OrderAmount>5000</OrderAmount> <NoOfItems> 15 </NoOfItems> </po:PurchaseOrder>
非修飾XMLメッセージの例
<PurchaseOrder> <OrderAmount>5000</OrderAmount> <NoOfItems> 15 </NoOfItems> </PurchaseOrder>
受信メッセージは、次に示すセマンティックに従う必要があります。
例3-2のように、トップレベル要素のローカル名は、データソース名と同一である必要があります。
メッセージが修飾されている場合、ネームスペースは、データソースの設定時に定義される必要があります。
例3-1のように、2つ以上のインジケータを、この要素内で子要素として送信できます。
タイムスタンプを名前として持つサブ要素には、特別なセマンティクスがあります。タイムスタンプ名を持つサブ要素が存在する場合、インジケータはそのタイムスタンプ値とともに挿入されます。タイムスタンプ要素が存在しない場合、インジケータをリポジトリに挿入する際、現在の時刻が使用されます。
たとえば、リクエストが次のようにタイムスタンプ・サブ要素とともに受信された場合、インジケータはそのタイムスタンプ(2012-09-30 17:43:19.474)とともに挿入されます。
<po: PurchaseOrder xmlns:po:"http://acme.com/Orders"> <OrderAmount>5000</OrderAmount> <NoOfItems> 15 </NoOfItems> <Timestamp>2012-10-30 17:43:19.474</Timestamp> </po: PurchaseOrder>
タイムスタンプ・サブ要素が存在しない場合、インジケータは、受信された現在のタイムスタンプとともにリポジトリに挿入されます。
例3-2 データソースの使用例
Order
というデータソース名で、受信ビジネス・インジケータのデータソースを作成します。次の3つのKPIを追加します。
OrderAmount
NoOfItems
Credit
この場合、受信XMLメッセージは、次の形式であることが必要です。
<Order> <OrderAmount>35</OrderAmount> <NoOfItems>102</NoOfItems> <Credit>72</Credit> <Timestamp>2007-01-16 16:29:00.978</Timestamp> </Order>
注意:
この例では、トップレベル要素のローカル名は、データソース名<Order>
と同一である必要があります。
また、Credit
などのインジケータは、同じ名前を持つ子要素として送信されます。
メッセージ要素のデフォルト設定
TargetName
およびTargetType
がメッセージの一部である場合、それらは(データソースに)関連するターゲットのターゲット名およびターゲット・タイプと一致している必要があります。
TargetName
がメッセージの一部でない場合、データソースが関連付けられていたターゲットにデフォルト設定されます。
TargetType
がメッセージの一部でない場合、ターゲットのターゲット・タイプにデフォルト設定されます。
メッセージにTimestamp
が含まれていない場合、現在のタイムスタンプにデフォルト設定されます。
メッセージにCategory
が含まれていない場合、カテゴリGenericExternalAlertMetric
にデフォルト設定されます。
メッセージにMetricName
が含まれていない場合、アラート・メトリックにデフォルト設定されます。
ProducerID
は、カテゴリGenericExternalAlertMetric
およびMetric
のオプションです。
ただし、ユーザー定義メトリックの場合、プロデューサIDが必要です。その場合、ProducerID
は、メトリックの作成者と同一にする必要があります。
外部システムから、その独自のアラートまたはイベントをEnterprise Managerに送信し、Enterprise Managerのページに表示してSLAの一部として計算できます。
このスキーマは、次の場所で使用可能です。
$ORACLE_HOME/sysman/bam/InboundEvents.xsd
受信アラート・メッセージのスキーマは、次のとおりです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <xs:schema targetNamespace="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/InboundEvents/" xmlns:de="http://xmlns.oracle.com/EnterpriseManager/DataExchange/10203/InboundEvents/" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <!-- Define the Alert element --> <xs:element name="Alert" type="de:AlertType"/> <!-- Define the Alert Type --> <xs:complexType name="AlertType"> <xs:all> <xs:element name="TargetType" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="TargetName" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="Category" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="MetricName" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="ProducerID" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="Severity" type="xs:string"/> <xs:element name="Message" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="Key1" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="Key2" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="Key3" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="Key4" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="Value" type="xs:string" minOccurs="0"/> <xs:element name="TimeStamp" type="xs:dateTime" minOccurs="0"/> </xs:all> </xs:complexType> </xs:schema>
次の各項では、データ交換コネクタを使用してEnterprise ManagerとOracle BAMを統合する方法について説明します。
テスト済および認証済のOracle BAMサーバーのリリースは、次のとおりです。
Oracle BAM Server 10gR2 (10.1.2.0.0)および10gR2パッチ・セット
Oracle BAM Server 10gR3 (10.1.3.1.0)および10gR3パッチ・セット
Oracle BAM Server 11gR1 (11.1.1.1.0)および11gR1パッチ・セット
Oracle BAM server 12c (12.1.4.0.0)
注意:
Oracle BAM Server 10gR2および10gR3は、OC4Jベースです。Oracle BAM Server 11gR1以上は、WebLogic Web Serverベースです。したがって、設定の手順はかなり異なります。
次の各項では、基本的な手順およびガイドラインを示します。固有の情報および詳細は、Oracle BAM Serverのドキュメントを参照してください。
Oracle BAMサーバーは、Enterprise Managerの一部としてパッケージまたはインストールされません。Oracle BAMインスタンスが存在し、起動し実行中であることが前提となっています。Enterprise Managerからデータを読み込んで保持するには、特定のアーティファクトが存在し、実行されている必要があります。事前パッケージ済のスクリプトからアーティファクトをインポートします。
スーパーユーザーとしてOracle BAMサーバーとの統合のために必要なOracle BAMアーティファクトをインポートするには、次のスクリプトを実行します。
Oracle BAM 12c (12.1.4.0.0)以上のリリースの場合:
bamcommand -cmd=import -file=emsys_all_11.xml -upgrade 1 -mode append
Oracle BAM 11gR1 (11.1.1.1.0)以上のリリースの場合:
ICommand cmd=import file=emsys_all_11.xml
Oracle BAM 10gR3以前のリリースの場合:
ICommand cmd=import file=emsys_all_10.xml
これらのファイルはいずれも、次の場所にあります。
$ORACLE_HOME/sysman/bam directory
前述のエクスポート・スクリプトにより、次のOracle BAMアーティファクトが作成されます。
EM-BAMエンタープライズ・リンク計画(emsys_all_10.xmlを使用する場合のみ)。表3-25を参照してください。
EM-BAMデータ・オブジェクト
表3-23に、インポート・コマンドで作成されるデータ・オブジェクトを示します。
表3-23 EM-BAMデータ・オブジェクト
データ・オブジェクト | 説明 |
---|---|
/SYSMAN/EMSYSTargets |
ターゲット名およびターゲット・タイプなどのターゲット・メタデータ情報を含みます。 |
/SYSMAN/EMSYSMetrics |
メトリック名、メトリック列およびターゲット・タイプなどのメトリック・メタデータを含みます。 |
/SYSMAN/EMSYSAlertsData |
Enterprise Managerから受信した受信システム・アラートを含みます。これには、アラート・メッセージ、アラート重大度、アラート・タイムスタンプおよびこのアラートの発生が基づくターゲット情報などの情報が含まれます。 |
/SYSMAN/EMSYSTargetSLA |
データ・オブジェクト・スナップショットのSLA値。 |
/SYSMAN/EMSYSTargetSLA Last24Hours |
過去24時間の平均SLA値を格納するデータ・オブジェクト。 |
/SYSMAN/EMSYSTargetSLA Last7Days |
過去7日間の平均SLA値を格納するデータ・オブジェクト。 |
/SYSMAN/EMSYSTargetSLA Last31Days |
過去31日間の平均SLA値を格納するデータ・オブジェクト。 |
/SYSMAN/EMSYSTargetSLAData |
Enterprise Managerから受信したターゲットSLA情報を含みます。 |
/SYSMAN/EMSYSTargetStatus |
ターゲット・ステータス情報(パーセンテージ)を含みます。 |
/SYSMAN/EMSYSTargetStatus Last24Hours |
24時間の平均値としてのターゲット・ステータス情報(パーセンテージ)を含みます。 |
/SYSMAN/EMSYSTargetStatus Last7Days |
7日間の平均値としてのターゲット・ステータス情報(パーセンテージ)を含みます。 |
/SYSMAN/EMSYSTargetStatus Last31Days |
31日間の平均値としてのターゲット・ステータス情報(パーセンテージ)を含みます。 |
/SYSMAN/EMSYSMetricsData |
RAWメトリック用のデータ・オブジェクト。 |
/SYSMAN/EMSYSMetricsData Last24Hours |
過去24時間の平均メトリック・データを格納するデータ・オブジェクト。 |
/SYSMAN/EMSYSMetricsData Last7Days |
過去7日間の平均メトリック・データを格納するデータ・オブジェクト。 |
/SYSMAN/EMSYSMetricsData Last31Days |
過去31日間の平均メトリック・データを格納するデータ・オブジェクト。 |
/SYSMAN/EMSYSSecurityFilter |
その他すべてのデータ・オブジェクトに対して、セキュリティ・フィルタとして機能します。これには、セッション名および対応するセッション・データにアクセスできるユーザーが含まれます。 |
EM-BAM EMS定義
表3-24に、インポート・コマンドで作成されるエンタープライズ・メッセージ・ソースを示します。
表3-24 EM-BAM EMS定義
データ定義 | 説明 |
---|---|
EMSYSMetricsEMS |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSMetricsTopicでリスニングする受信メトリック・メタデータのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetsEMS |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetsTopicでリスニングする受信ターゲット・メタデータのEMS定義を含みます。 |
EMSYSSecurityFilterEMS |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSSecurityFilterTopicでリスニングするセキュリティ・フィルタ・データのEMS定義を含みます。 |
EMSYSAlertsDataEMS |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSAlertsDataTopicでリスニングする受信アラートのEMS定義を含みます。 |
EMSYSMetricsDataEMS |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSMetricsDataTopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetStatusDataEMS |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetStatusTopicでリスニングする受信ターゲット・ステータス・メッセージ・メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetSLAEMS |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetSLATopicでリスニングする受信ターゲットSLAメッセージのEMS定義を含みます。 |
EMSYSMetricsEMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSMetricsQueueでリスニングする受信メトリック・メタデータのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetsEMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetsQueueでリスニングする受信ターゲット・メタデータのEMS定義を含みます。 |
EMSYSSecurityFilterEMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSSecurityFilterQueueでリスニングするセキュリティ・フィルタ・データのEMS定義を含みます。 |
EMSYSAlertsDataEMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSAlertsDataQueueでリスニングする受信アラートのEMS定義を含みます。 |
EMSYSMetricsDataEMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSMetricsDataQueueでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSMetricsDataLast24HoursEMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSMetricsDataLast24HoursQueueでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSMetricsDataLast7Days EMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSMetricsDataLast7DaysQueueでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSMetricsDataLast31Days EMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSMetricsDataLast31DaysQueueでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSMetricsDataEMS-Topic |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSMetricsDataTopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSMetricsDataLast24Hours EMS-Topic |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSMetricsDataLast24HoursTopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSMetricsDataLast7Days EMS-Topic |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSMetricsDataLast7DaysTopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSMetricsDataLast31Days EMS-Topic |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSMetricsDataLast31DaysTopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetSLAEMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetSLAQueueでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetSLALast24Hours EMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetSLALast24HoursQueueでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetSLALast7Days EMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetSLALast7DaysQueueでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetSLALast31Days EMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetSLALast31DaysQueueでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetSLAEMS-Topic |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetSLATopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetSLALast24Hours EMS-Topic |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetSLALast24HoursTopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetSLALast7Days EMS-Topic |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetSLALast7DaysTopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetSLALast31Days EMS-Topic |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetSLALast31DaysTopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetStatusEMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetStatusQueueでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetStatusLast24HoursEMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetStatusLast24HoursQueueでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetStatusLast7Days EMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetStatusLast7DaysQueueでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetStatusLast31Days EMS-Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetStatusLast31DaysQueueでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetStatusEMS-Topic |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetStatusTopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetStatusLast24Hours EMS-Topic |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetStatusLast24HoursTopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetStatusLast7Days EMS-Topic |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetStatusLast7DaysTopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetStatusLast31Days EMS-Topic |
jms/EMSYSTopicConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetStatusLast31DaysTopicでリスニングする受信メトリックのEMS定義を含みます。 |
EMSYSTargetStatusDataEMS- Queue |
jms/EMSYSQueueConnectionFactoryおよびjms/EMSYSTargetSLAQueueでリスニングする受信ターゲットSLAメッセージのEMS定義を含みます。 |
表3-24に記載されたすべてのEMSを更新して、JMSサーバーの正しいJNDI初期コンテキスト・ファクトリおよびプロバイダURLを反映する必要があります。手順は次のとおりです。
Oracle BAMコンソールで、「アーキテクト」をクリックします。
「Oracle BAMアーキテクト」画面が表示されます。
左上部のドロップダウン・リストで、「エンタープライズ・メッセージ・ソース」を選択します。
左側のペインに、6つのエンタープライズ・メッセージ・ソースが表示されます。
メッセージ・ソース・リンクをクリックし、次の手順を実行します。
右側のペインで、「編集」をクリックし、JNDIサービス・プロバイダURLの詳細を、t3://localhost
から使用するデータ・ハブのJNDIサービス・プロバイダURLに変更します。
「保存」をクリックします。
メッセージ・ソース・オブジェクトのすべてに対し、これを繰り返します。
リリースに応じて次の更新を実行します。
11gR1以上のリリースのOracle BAMの場合:
データ・ハブのWebLogicサーバーとOracle BAMのWebLogicサーバー間で、グローバル信頼またはドメイン間信頼を有効にします。詳細は、WebLogicのドキュメントを参照してください。
10gR3以前のリリースのOracle BAMの場合:
BAM_HOME
\BAM\j2re1.4.1_01\lib
ディレクトリで、java.naming.security.principal
をjndi.properties
にあるJMSサーバーのパスワードに更新します。
すべてのOracle BAMサービスを再起動します。
EM-BAMエンタープライズ・リンク計画
BAMデータ・オブジェクト(表3-23)およびEMS定義(表3-24)に加えて、emsys_all_10.xml
を使用してアーティファクトを作成すると、表3-25に示すリンク計画も作成されます。これらは、Oracle BAM Server 10gR3以前のリリースにのみ必要です。表3-25に示す計画は、インポート・コマンドに基づいて作成されます。
表3-25 EM-BAMリンク計画
計画 | 説明 |
---|---|
EMSYSMetricsPlan |
受信メトリック・メタデータ・メッセージの受信、変換および永続のための定義を含みます。 Enterprise Manager内にアウトバウンド・セッションを作成および設定する前に、これを実行する必要があります。 |
EMSYSTargetsPlan |
受信ターゲット・メタデータ・メッセージの受信、変換および永続のための定義を含みます。 Enterprise Manager内にアウトバウンド・セッションを作成および設定する前に、これを実行する必要があります。 |
EMSYSSecurityFilterPlan |
受信セキュリティ・フィルタ・メッセージの受信、変換および永続のための定義を含みます。 Enterprise Manager内にアウトバウンド・セッションを作成および設定する前に、これを実行する必要があります。 |
EMSYSAlertsDataPlan |
受信アラート・メッセージの受信、変換および永続のための定義を含みます。 1つ以上の選択済アラートを伴うアウトバウンド・セッションがEnterprise Manager内で実行中に、これを実行する必要があります。 |
EMSYSMetricsDataPlan |
受信メトリック・メッセージの受信、変換および永続のための定義を含みます。 1つ以上の選択済メトリックを伴うアウトバウンド・セッションがEnterprise Manager内で実行中に、これを実行する必要があります。 |
EMSYSTargetStatusDataPlan |
受信ターゲット・ステータス・メッセージの受信、変換および永続のための定義を含みます。 1つ以上の選択済可用性メトリックを伴うアウトバウンド・セッションがEnterprise Manager内で実行中に、これを実行する必要があります。 |
EMSYSTargetSLADataPlan |
受信ターゲットSLAメッセージの受信、変換および永続のための定義を含みます。 1つ以上の選択済SLAメトリックを伴うアウトバウンド・セッションがEnterprise Manager内で実行中に、これを実行する必要があります。 |
EMSYSAlertsDataRollup |
EMSYSAlertsData内の24時間以上経過したデータを、 オンデマンド・ベースで実行できます。 |
EMSYSMetricsDataRollup |
EMSYSMetricsData内の24時間以上経過したデータを、EMSYSMetricsData.Archiveに移動するための定義を含みます。 オンデマンド・ベースで実行できます。 |
EMSYSTargetStatusDataRollup |
EMSYSTargetStatusData内の24時間以上経過したデータを、EMSYSTargetStatusData.Archiveに移動するための定義を含みます。 オンデマンド・ベースで実行できます。 |
定義を更新するには、次の手順を実行します。
sysmanフォルダの下に定義されているエンタープライズ・メッセージ・ソースの場合は、Oracle BAM Composerコンソールで「アドミニストレータ」リンクをクリックします。
左側のパネルで「エンタープライズ・メッセージ・ソース」を展開します。
左側のパネルからキューまたはトピックを選択し、「編集」を選択します。
キューの場合は、アウトバウンド接続JNDIにeis/bam/wls/Queueを選択します。キュー名が正しいことを確認します。トピックの場合は、アウトバウンド接続JNDIにeis/bam/wls/DurableTopicを選択します。トピック名と永続サブスクライバ名が正しいことを確認します。
「保存」、「開始」の順にクリックします。
更新する各エンタープライズ・メッセージ・ソースに対してこの手順を繰り返します。
図3-3 編集モードのEMS
データ・オブジェクト、EMS、計画などの事前定義済のOracle BAMアーティファクトが(必要に応じて) Enterprise Managerとともに定義され送信される、Enterprise ManagerからOracle BAMサーバーへのデータ転送の場合と異なり、Oracle BAMからEnterprise Managerへのデータ転送の場合、アーティファクトの定義および送信はありません。これは、データ・オブジェクトまたはEMSが不明なためです。
したがって、Oracle BAM 11g以上のリリースからのインバウンド・データ転送の場合、インテグレータは、Oracle Data Integratorを使用してデータ・オブジェクトからデータを読み取り、アウトバウンドJMSトピックまたはキューに入れる必要があります。Oracle BAM 10g以前のリリースの場合、インテグレータは、アウトバウンド計画を使用してデータ・オブジェクトからデータを読み取り、アウトバウンドJMSトピックまたはキューに入れることができます。詳細は、ODIおよびOracle BAMのドキュメントを参照してください。
必要なアーティファクトでOracle BAMサーバーを、JMSトピック名またはキュー名でJMSサーバーを構成した後は、Enterprise ManagerからOracle BAMへの正常なデータ・フローのために、次のことを確認してください。
Oracle BAMサーバーおよびEnterprise Managerが起動し実行中であること。
必要なJMSトピックまたはキューで構成されたJMSサーバーが起動し実行中であること。
表3-25に記載されたすべてのエンタープライズ計画(Oracle BAM 10g以前のリリースの場合のみ)が実行中であること。
手動で計画を起動できるか、Design Studioまたはアラートにより計画をスケジュールできること。
確認した後に、次の手順で先に進みます。
Enterprise Manager内で、データ交換ハブおよびアウトバウンド・データ交換セッション・インスタンスを作成します。
Oracle BAMサーバーで使用する場合は、常に、正規化されたメッセージ形式を使用してください。Oracle BAMサーバー計画は、正規化されたメッセージにのみ対応しています。
アウトバウンド・データ交換をスケジュールします。
Enterprise Managerは、アウトバウンド・データ交換セッションでスケジュールされたとおりに、データを送信します。
次の項では、データ交換プロセスの際に発生する様々な問題の解決に役立つ、ヒントおよびトラブルシューティング情報を説明します。
Cloud Controlで作成されたデータ交換ハブの接続では、認証の問題が原因でエラーが発生する場合があります。これらのエラーは次の場所に表示されることがあります。
Cloud Controlログ・ファイル
Cloud Controlの「データ交換」ページ。次に例を示します。
An error occurred while verifying the Data Exchange hub <hub_name>: You are not authorized to access the Data Exchange hub. The <session_name> session was not created successfully.
データ交換ハブのログ(OC4JログのOC4Jコンテナ・エラーなど)。次に例を示します。
2008-01-29 17:37:28.259 NOTIFICATION J2EE RMI-00004 Invalid username or password for default (oc4jadmin). Authentication failed. 08/02/28 17:37:28 INFO: RMIProto .readConnectionHeader Local ORMI version = 1. 3 different from remote version 1.1 will use 1.1 2008-01-29 17:37:28.290 ERROR [RealmLoginModule] authentication failed
接続の問題を解決するには、次の手順に従います。
データ交換ハブのユーザー名/パスワードの組合せが正しいことを確認します。これは、JDeveloperなどのクライアント・プログラムやJMSクライアントを使用して確認できます。
次のように、Cloud Controlでデータ交換ハブの接続エントリを再作成します。
スーパー・ユーザーまたは管理者としてCloud Controlにログインします。
Enterprise Manager Cloud Controlから、「設定」をクリックします。
左マージンに設定リンクが表示されます。
「データ交換」をクリックします。
「データ交換」ページが表示されます。
「データ交換ハブ」タブでハブ接続を選択し、「削除」をクリックします。
新しいデータ交換ハブを作成します。「データ交換ハブの作成」を参照してください。
注意:
このセクションで推奨する検証は、トラブルシューティングを目的としたもので、変更を目的としていません。通知メソッドまたは通知ルールを更新すると、望ましくない結果になる可能性があります。
次の項で説明します。
アウトバウンド・セッションに使用される各データ・ハブに対し、新しい通知メソッドが作成されます。メソッドの名前はhub_name
NotifDevice
で、hub_name
は、メソッド作成の対象のデータ・ハブの名前です。
次のJNDI詳細が、使用するデータ・ハブに正しく入力されていることを確認します。
JNDI URL
ユーザー名
パスワード
インバウンド・セッション設定の場合、データソース定義でJMSにJNDI資格証明を指定しないでください。
JMSトピックまたはキューが認証詳細を指定することで保護されている場合は、ユーザー名およびパスワードを指定します。そうでない場合、フィールドは空白のままにしてください。
JMSサーバーが起動し実行中であり、必要なJMSトピック名およびキュー名で構成されていることを確認します。
インバウンドまたはアウトバウンドのいずれかのセッションがスケジュール済で実行中であることを確認します。
インバウンド・セッション・データソースの場合は、トピック詳細が正しく入力されていることを確認し、「接続テスト」をクリックします。
2つのアクティブなインバウンド・セッションで同一のトピック名またはキュー名を使用すると、データ破損の原因となります。
インバウンド・セッションの頻度は、外部システムがデータを送信する頻度と同期的または相対的である必要があります。
たとえば、外部システムが10分に1度データを送信している場合、インバウンド・セッション頻度を2分に設定するのは非効率的です。
アウトバウンド・セッションの場合は、受信者またはEL計画(Oracle BAMの場合)が実行中であることを確認します。
効率を上げるため、アウトバウンド・セッションのスケジュール頻度は、そのセッション内で定義されたメトリックをEnterprise Managerが収集する頻度と相対的または同期的であることが必要です。
たとえば、Enterprise Managerにおいて、アウトバウンド・セッションで定義したメトリックの収集頻度が5分の場合、アウトバウンド頻度をより低く(たとえば1分などに)設定するのは新規データがリモートにある可能性があるため非効率的です。このような場合、アウトバウンド頻度を5分または10分に設定すると効率的です。
新規のメトリック値がある場合にのみ転送されることに注意してください。
異なるメッセージ形式を持つ2つ以上のアウトバウンド・セッションを同時にスケジュールしないでください。
低い頻度が特に必要な場合以外は、より高い頻度の間隔を設定してください。これにより、Enterprise Manager/JMSサーバー負荷を削減できます。
インテグレータの利便性を図るために、Oracleでは、エンド・ツー・エンド・データ・フローの詳細を説明したサンプル・デモを提供しています。デモにアクセスするには、次のディレクトリに進みます。
$ORACLE_HOME/sysman/bam
アウトバウンド・セッション・サンプルの説明は、ファイルoutboundsession_sample_readme.txt
で提供されています。デモに必要なレポートは、READMEファイルで説明するように、ファイルoutboundsession_report.xml
をインポートして作成できます。
インバウンド・セッション・サンプルの説明は、ファイルinboundsession_sample_readme.txt
で提供されています。デモに必要なアーティファクトは、READMEファイルで説明するように、ファイルinboundsession_report.xml
をインポートして作成できます。
データ交換プロセスにおいて、すべての関連テクノロジを効果的に利用する上で役に立つ、オンライン・リソースを次に示します。
Oracle Business Activity Monitoring: http://www.oracle.com/technology/products/integration/bam/index.html
Java Message Service
Java Message Service概念:
http://docs.oracle.com/javaee/6/tutorial/doc/bncdq.html
Java Message Service仕様:
https://java.net/projects/jms-spec/pages/Home