表4-1は、コードの各行の分析です。
表4-1 行単位のスクリプト分析
行 | 説明 |
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1 |
すべてのEM CLI Verb関数を現在のプログラムにインポートするためのJythonのimportコンストラクタ。 |
3 |
search_listは、list verbの検索オプションに渡す変数です。この例では、エスケープ文字を使用して一重引用符を表します。list verbの同じオプションの複数の値を渡すには、角カッコで囲んだカンマ区切り値として定義します。 |
5 |
ユーザーが2つの引数をスクリプトに指定するif条件を定義します。そうしない場合、スクリプトはエラー・メッセージ(行#15、16で定義)を出力します |
6 |
Enterprise Managerへのログインを提供します。自動ログインのEM CLIを設定している場合、これを削除できます。設定および自動ログインの詳細は、「スクリプト・オプションを使用したEM CLIクライアントのダウンロードとデプロイ」、およびVerbのsetupとloginを参照してください。 |
7 |
l_prop_val_to_setは変数です。これは設定されるプロパティ値です。このスクリプトがテストから本番にこの値を変更していることに注意してください。この値を受容可能なライフサイクル・プロパティ値に変更できます。有効な値のリストは、modify_lifecycle_stage_name verbまたは『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください。 |
8 |
l_targetsにlist verbの出力を格納します。list verbで、このスクリプトはTargetPropertiesとしてリソースを渡し、search_list変数として検索します。このスクリプトは次の3つの列を指定します。
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9 |
forループを定義します。l_targetsのデータはJSON形式で使用できます。このループは、list Verbから戻される情報ターゲット・プロパティ情報を反復します。 JSON処理の詳細は、「JSONの処理」を参照してください |
10 |
t_pnをライフサイクル・ステータス値に設定します。 |
11 |
スクリプトがライフサイクル・ステータスをコマンドラインからスクリプトに渡された値に設定していることを示す進捗状況メッセージがユーザーに表示されます。 |
12 |
property_recordsオプションを使用して値を設定するset_target_property_value verbを定義します。このverbがターゲットのペアに設定される場合、次に移動します。この例は3つのデータベースを示していますが、実際は大きい数のデータベースに対してこのスクリプトを使用します。 |
13 -15 |
行#5のif条件と組み合せたElse文。行#5で指定された引数が正しく入力されていない場合、スクリプトは次のエラー・メッセージのいずれかを表示します。
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