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Oracle® Enterprise Managerコマンドライン・インタフェース
13c リリース2 PG
E79390-06
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4.2.1 スクリプトの分析

表4-2は、コードの各行の分析です。

表4-2 行単位のスクリプト分析

説明

1-2

すべてのEM CLI Verbをインポートし、VerbExecutionErrorをインポートします。

3-4

Jythonライブラリをインポートします。

6-25

スクリプトがl_grp_nameグループの各メンバーのデータベース・パスワードを更新するジョブを定義します。各ジョブが正常に完了した後、エラーが存在しないかぎりまたはすべてのデータベース・パスワードが更新されないかぎり、スクリプトはメッセージをユーザーに表示し、次のジョブを処理する前に2秒待機します。

27-43

l_grp_nameグループの各ターゲット・メンバーのデータベース・パスワードを更新する変数を定義します。スクリプトが正常にデータベース・パスワードを更新すると、次のデータベース・ターゲットのパスワードの更新に進む前に次のメッセージをユーザーに表示します。

メンバーのパスワードの変更: name = database_name type = database_type

45-51

ループを定義してl_grp_nameグループからすべてのメンバーを取得し、行#85で定義されているように各メンバーのパスワードを更新します。スクリプトがこのループの処理を開始すると、次のメッセージがユーザーに表示されます。

グループ - l_grp_namel_old_passwordからl_new_passwordへのパスワードの変更

54-58

すべてのターゲットを取得するために必要なOMSへの接続。OMSに接続する前に、set_client_property()関数を使用してOMS接続の詳細を設定する必要があります。これによりOMS URLがhttps://myoms.com/emにされ、クライアントがすべての証明書を信頼するようになります。

これらの詳細はディスクに格納されないことに注意してください。これらの詳細はメモリーに格納され、スクリプトが1回実行される間のみ存続します。クライアント・プロパティの詳細については、対話型のシェルからhelp('client_properties')と入力してください。

これらをスクリプトで定義しない場合、EMCLI_OMS_URLおよびEMCLI_TRUSTALL変数を環境変数として指定することもできます。証明書をダウンロード済であれば、環境変数EMCLI_CERT_LOCを使用して証明書のディレクトリを指定することもできます。この場合、EMCLI_TRUSTALLは必要ありません。詳細は、「対話モード — Oracle Management Server (OMS)への接続」を参照してください。

60

OMSへのログインを提供します。自動ログインのEM CLIを設定している場合、これを削除できます。設定および自動ログインの詳細は、「スクリプト・オプションを使用したEM CLIクライアントのダウンロードとデプロイ」、およびVerbのsetuploginを参照してください。

63

l_grp_nameはグループ名の変数です

65

l_group_membersはデータベース名およびタイプの配列の変数です。

69

l_group_membersからl_grp_name groupにメンバーを追加します

71-74

スクリプトがメンバーをl_grp_nameグループに追加している場合にメッセージをユーザーに表示します

77-79

スクリプトを続行するかどうかを決定するためにユーザーに対してプロンプトを表示します。ユーザーがnを入力すると、スクリプトが終了します。ユーザーがyを入力すると、スクリプトが続行します。

81

l_tgt_usernameは、データベース所有者のユーザー名の変数です。

82

l_old_passwordは、データベース所有者に関連付けられた既存のパスワードの変数です。

83

l_new_passwordは、データベース所有者に関連付けられた新しいパスワードの変数です。

85

l_grp_nameグループのすべてのメンバーに対して既存のパスワードを新しいパスワードに置き換えます。