Oracle® Enterprise Manager Cloud Control Oracle Enterprise ManagerでのOracle Exalytics In-Memory Machineのマネージング 13c リリース2 E80495-01 |
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Exalyticsシステム・コンソールを使用して、次のタスクを実行できます。
Exalyticsシステム・ダッシュボードにアクセスするには、「ターゲット」メニューから「Exalytics」 を選択します。「システム」ページから、アクセス先のExalyticsシステムを選択します。
Exalyticsシステム・ダッシュボードには、「ハードウェア」タブと「ソフトウェア」タブが含まれます。
「ハードウェア」タブにはExalyticsシステム・ハードウェアのステータス情報が表示されます。これには、「CPUとメモリーの使用率」およびマシンのILOM詳細が表示される「ハードウェア概要」が含まれます。
「ハードウェア」タブには、問題があるターゲットとアラートを表示する「インシデントと問題」セクションもあります。表にはターゲットのステータス、問題の重大度、エスカレーション・レベルおよび最後の更新以降の時間も表示されます。
「ソフトウェア」タブに表示されるステータス情報には、Exalyticsシステムによって管理および監視される次のFusion Middlewareターゲットのアラートや主要なパフォーマンス・メトリックが含まれます。
WebLogicドメイン
Oracle BI Foundation 11g
Oracle TimesTen (インメモリー・データベース)
ホスト
注意:
これらのターゲットは、Exalytics検出プロセスで自動的に検出されません。ダッシュボードに表示するには、それらを個別に検出する必要があります。
デフォルトで、各Fusion Middlewareコンポーネントの表にはコンポーネント名、タイプ、ステータス、インシデント、コンポーネントが実行されているホストおよびポートが表示されます。「表示」をクリックし、「列」を選択してから、列として表に表示するオプションを選択すると、列を追加できます。
パフォーマンス・サマリー、アラート履歴、ターゲット・インシデント、メンバー・トポロジ、ルーティング・トポロジおよびジョブ・アクティビティなどのExalyticsシステムの詳細情報は、「Exalyticsシステム」メニューから表示できます。システムのリフレッシュ、システムの削除、ターゲット・アクセス権限の付与、ターゲット・ブラックアウトの管理などの管理タスクも実行できます。
Enterprise Manager Exalyticsシステム・コンソールを使用して、次の汎用パフォーマンス・タスクを実行できます。
Exalyticsシステムのアラート履歴を表示するには、Exalyticsシステムのホーム・ページに表示される「Exalyticsシステム」メニューから、「監視」、「アラート履歴」の順に選択します。
アラート履歴ページには、特定のメトリックがクリティカルしきい値を大幅に超えていた期間やメトリックが計算できなかった期間など、ターゲット・メトリックの詳細が表示されます。これらの詳細は、サーバーに障害が発生したり、停止時間が長期にわたる前にメトリックに関連する問題を修正する方法の計画に役立ちます。
表4-1 ターゲットのアラート履歴
要素 | 説明 |
---|---|
メトリック |
ターゲットのパフォーマンスに関連するパラメータ。 |
履歴 |
様々な時間でのメトリックの状態。状態の値は、クリティカル、警告、クリアおよびデータなしです。 |
ターゲットに関連するインシデントを表示するには、ターゲットのホーム・ページに表示される「Exalyticsシステム」メニューから、「監視」、「インシデント・マネージャ」の順に選択します。
「インシデント・マネージャ」ページには、ターゲットに関連する、Exalyticsシステム上で実行されるハードウェアまたはソフトウェア・コンポーネントにマイナスの影響のある様々なイベントの詳細が表示されます。これらのイベントにはユーザー処理が必要です。このセクションに表示される詳細(インシデント・サマリー、重大度、ターゲット、ターゲット・タイプなど)は、トラブルシューティングに必要です。
構成トピックを表示するには、「表示」リストから次のいずれかを選択します。
使用
このビューを使用すると、選択したターゲットが依存するターゲットを確認しやすくなります。ターゲットに問題がある場合、ターゲットが依存する別のターゲットに問題の原因があるかどうかを確認する上でこのビューが役に立ちます。
使用者
このビューには、選択したターゲットに依存するターゲットが表示されます。たとえば、ターゲットを停止し、その影響を受ける他のターゲットを確認する必要がある場合、このビューが役に立ちます。
システム・メンバー
このビューには、システムのメンバーが表示されます。
エンド・ユーザーが定義した「カスタム・ビュー」。
注意:
「使用」、「使用者」および「システム・メンバー」ビューは、即時利用可能なビューです。これらは変更できません。
トポロジ・ダイアグラムは、Enterprise Managerターゲットとそのステータス、インシデント、その他のターゲット情報、およびターゲット間の関係を表示する対話形式のダイアグラムです。
Exalyticsの「ルーティング・トポロジ」ページを表示するには、次の手順に従います。
ルーティング・トポロジ・ページには、単一のトポロジ・ダイアグラムにミドルウェア・ターゲットが表示され、ターゲット間の依存関係、およびコンポーネント障害の影響を確認できます。
このページを使用して、相互に通信中のソフトウェア・コンポーネント、およびソフトウェア・コンポーネントがシステムを把握するために使用しているハードウェア・コンポーネントを視覚化できます。システムのどのコンポーネントが、その他のコンポーネントの問題によって影響を受けるかを判別できます。
トポロジ・グラフはExalyticsシステムのターゲット間の関係を表します。ターゲットには、ステータスとインシデントを示す注釈が付けられます。エンティティと関係に関する追加情報はツールチップで表示されます。グラフは、一般的なマップ・プログラムのようにパンとズームが可能で、グラフの任意の場所の展開と縮小も可能です。フィルタリングして必要なノードのみ表示することもできます。
ターゲットに関連する過去のジョブ、現在実行中のジョブ、およびスケジュール済のジョブを表示するには、次の手順に従います。
「ジョブ・アクティビティ」ページを使用して、特定のジョブを検索したり、所有者、ステータス、スケジュール済開始時刻などのジョブの詳細を取得したりします。また、「ジョブ・アクティビティ」ページを使用すると、ジョブの作成、編集、一時停止、再開などのターゲット・ジョブ管理タスクを実行することもできます。
Exalyticsシステムのターゲットで次の管理タスクを実行できます。
ターゲットのアクセス権限を管理するには、次の手順に従います。
「アクセス」ページを使用して、ロールおよび管理者のターゲット権限を設定します。使用可能な権限は、「表示」、「オペレータ」および「完全」です。
「表示」ではコンソールにターゲットを表示するのみですが、「オペレータ」ではターゲットを表示したり、ターゲットの削除を除くすべての管理アクションを実行したりすることができます。「完全」では、ターゲットを表示したり、すべての管理アクションを実行したりすることができます。
ブラックアウトは、監視対象ターゲットのデータ収集を中断するため、スケジュール済のメンテナンス・タスクを監視対象ターゲットで実行する場合に役立ちます。
ターゲットのブラックアウトを管理するには、次の手順に従います。
「ブラックアウト」ページを使用して、既存のターゲットのブラックアウトの検索、既存のブラックアウトの編集、新しいブラックアウトの定義、ブラックアウトの停止を行います。Exalyticsシステム・メニューを使用して、ブラックアウトを作成および停止することもできます。ブラックアウトを作成または停止するには、「Exalyticsシステム」・メニューから「制御」 を選択し、「ブラックアウトの作成」または「ブラックアウトの終了」を選択します。