自動検出は、Enterprise Managerの構成管理の一部です。この機能は、ITコンポーネントを識別し、Enterprise Managerを使用してそれらのコンポーネントを管理できるようにすることにより、構成管理およびEnterprise Managerの基盤を形成します。
ネットワーク上のホストを自動時に検出する方法についての視覚的デモンストレーションを実行するには、そのホストに管理エージェントをデプロイしたうえで、ホスト上でターゲットを検出し、次のURLにアクセスして「ビデオの再生」をクリックします。
https://apex.oracle.com/pls/apex/f?p=44785:24:0::NO:24:P24_CONTENT_ID,P24_PREV_PAGE:5450,1
この章の構成は、次のとおりです。
検出によってターゲットをEnterprise Managerに追加するには、次の2つの手順を実行します。
ユーザーは、Enterprise Managerで管理されているホスト上で潜在的なターゲットの自動検出を有効にできます。
自動検出を有効にするには、管理エージェント側の検出スクリプトをプラグインにパッケージ化します。自動検出がホストで構成されると、プラグインの検出部分(検出スクリプト)がホストにデプロイされます。
管理対象ホストで実行されるように自動検出が構成されると、検出は定期的に実行され、潜在的なターゲットが管理リポジトリに送信されます。
ユーザーは検出結果UIからターゲットを表示できるため、Enterprise Managerで管理されるようにターゲットを昇格するなど、様々なアクションを実行できます。
この項では、自動検出のコンポーネントの概要を示します。
プラグインには、特定のターゲット・タイプのターゲットを検出および昇格するのに必要なコンポーネントが含まれます。検出フレームワークに登録する検出メタデータ、検出スクリプトおよび監視スクリプトもプラグインに含まれます。
注意:
プラグインの検出部分のみ(検出スクリプトおよび検出の実行に必要なコンテンツ)が検出のスケジュール時にデプロイされます。
プラグイン全体(監視および検出)がデプロイされるのは、検出されたターゲットが昇格されるときまたはターゲットが手動で追加されるときのみです。
検出モジュールでは、プラグインがデプロイされるホスト上で検出するターゲット・タイプのセットを定義します。
検出モジュールは検出メタデータXMLファイルで指定します。検出メタデータXMLファイルの詳細は、Enterprise Managerプログラマーズ・リファレンスを参照してください。
検出メタデータを使用すると、自動検出を検出フレームワークに登録できます。拡張開発キット(EDK)には、自動検出を登録するための検出XMLスキーマ定義(XSD)が用意されています。検出メタデータの定義の詳細および要素の説明は、Enterprise Managerプログラマーズ・リファレンスを参照してください。
検出コンテンツには、特定のタイプのターゲットを検出するのに必要なPerlスクリプトおよびJARファイルがすべて含まれます。
検出パラメータは、UIから入力された入力を検出スクリプトに渡します。これらの検出パラメータは、管理エージェントで実行される検出スクリプトで環境変数として使用できます。検出スクリプトでは、検出の実行時にこの情報を使用します。
検出パラメータは、検出メタデータXMLファイルで定義します。検出メタデータXMLファイルの詳細は、Enterprise Manager Cloud Controlプログラマーズ・リファレンスを参照してください。
管理エージェントが新しいホストにインストールまたはデプロイされるときに、すでにデプロイされているプラグインに対して、検出にはユーザーの入力が不要である場合、検出は自動的に構成され、24時間ごとに実行されます。