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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理リポジトリ・ビュー・リファレンス
13c リリース2
E78868-01
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16 セキュリティ・ビュー

この章では、各セキュリティ・ビューとその列について説明します。内容は次のとおりです。

ビューを使用する方法の例は、「例」を参照してください。

16.1 MGMT$ESA_ALL_PRIVS_REPORT

MGMT$ESA_ALL_PRIVS_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、GRANT ANY PRIVILEGE権限を持つユーザーおよびロールを含む表が表示されます。


表16-1 MGMT$ESA_ALL_PRIVS_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

この権限を付与されたユーザーまたはロール(つまり、GRANT ANY PRIVILEGE->DBA->SYS)

OBJECT_NAME

権限(GRANT ANY PRIVILEGE)が付与されがユーザーの名前


16.2 MGMT$ESA_ANY_DICT_REPORT

MGMT$ESA_ANY_DICT_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、任意のディクショナリへのアクセス権を持つユーザーおよびロールを含む表およびグラフが表示されます。


表16-2 MGMT$ESA_ANY_DICT_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

この権限を付与されたユーザーまたはロール。たとえば、SELECT ANY DICTIONARY->SCHEMA_OWNER_ROLE->SYSです。

OBJECT_NAME

いずれかのANY DICTIONARY権限を付与されたユーザー。たとえば、SELECT ANY DICTIONARY、ANALYZE ANY DICTIONARYなどです。


16.3 MGMT$ESA_ANY_PRIV_REPORT

MGMT$ESA_ANY_PRIV_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、ANY権限が付与されたユーザーを含む表およびグラフが表示されます。


表16-3 MGMT$ESA_ANY_PRIV_REPORT

COLUMN 説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

ANY権限を付与されたユーザーまたはロール。たとえば、BACKUP ANY TABLE->EXP_FULL_DATABASE->DATAPUMP_EXP_FULL_DATABASE->SYSです。

OBJECT_NAME

いずれかのANY権限を付与されたユーザー。たとえば、ALTER ANY MATERIALIZED VIEW、ALTER ANY INDEX、BACKUP ANY TABLEなどです。


16.4 MGMT$ESA_AUDIT_SYSTEM_REPORT

MGMT$ESA_AUDIT_SYSTEM_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、AUDIT SYSTEM権限を持つユーザーおよびロールを含む表が表示されます。


表16-4 MGMT$ESA_AUDIT_SYSTEM_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

AUDIT SYSTEM権限を付与されたユーザーまたはロール。たとえば、AUDIT SYSTEM->SYS、AUDIT SYSTEM->IMP_FULL_DATABASE->DATAPUMP_IMP_FULL_DATABASE->DBA->SYSTEMなどです。

OBJECT_NAME

ALTER SYSTEM権限を付与されたユーザー


16.5 MGMT$ESA_BECOME_USER_REPORT

MGMT$ESA_BECOME_USER_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、BECOME USER権限を持つユーザーおよびロールを含む表が表示されます。


表16-5 MGMT$ESA_BECOME_USER_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

BECOME USER権限を付与されたユーザーまたはロール。たとえば、BECOME USER->SYS、BECOME USER->DBA->SYSTEM、BECOME USER->IMP_FULL_DATABASE->DATAPUMP_IMP_FULL_DATABASE->DBA->BAMなどです。

OBJECT_NAME

BECOME USER権限を付与されたユーザー


16.6 MGMT$ESA_CATALOG_REPORT

MGMT$ESA_CATALOG_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、%CATALOG%などのロールを持つすべてのユーザーを含む表およびグラフが表示されます。


表16-6 MGMT$ESA_CATALOG_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

%CATALOG%などのロールを付与されたユーザーまたはロール。たとえば、RECOVERY_CATALOG_OWNER->SYS、EXECUTE_CATALOG_ROLE->TBLO_ROLE->CRMなどです。

OBJECT_NAME

いずれかのCATALOG権限を付与されたユーザー。たとえば、SELECT_CATALOG_ROLE、EXECUTE_CATALOG_ROLE、DELETE_CATALOG_ROLEなどです。


16.7 MGMT$ESA_CONN_PRIV_REPORT

MGMT$ESA_CONN_PRIV_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、CONNECTまたはRESOURCEロールを持つユーザーおよびロールを含む表およびグラフが表示されます。


表16-7 MGMT$ESA_CONN_PRIV_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

CONNECTまたはRESOURCEロールを付与されたユーザーまたはロール

OBJECT_NAME

直接付与されている場合はロール、または付与に使用されたロール


16.8 MGMT$ESA_CREATE_PRIV_REPORT

MGMT$ESA_CREATE_PRIV_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、CREATE権限を持つユーザーおよびロールを含む表およびグラフが表示されます。


表16-8 MGMT$ESA_CREATE_PRIV_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

データベース内のオブジェクトを作成する権限を付与されたユーザーまたはロール。たとえば、CREATE ANY CONTEXT->SYS、CREATE ANY INDEX->OLAP_DBA->OLAPSYSなどです。

OBJECT_NAME

いずれかのCREATE権限を付与されたユーザー


16.9 MGMT$ESA_DBA_GROUP_REPORT

MGMT$ESA_DBA_GROUP_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、オペレーティング・システム・ユーザー・グループDBAのメンバーを含む表が表示されます。


表16-9 MGMT$ESA_DBA_GROUP_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

ユーザー・グループDBA内のオペレーティング・システム・ユーザー。

OBJECT_NAME

DBAグループ


16.10 MGMT$ESA_DBA_ROLE_REPORT

MGMT$ESA_DBA_ROLE_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、DBAロールが付与されたユーザーおよびロールを含む表が表示されます。


表16-10 MGMT$ESA_DBA_ROLE_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

DBAロールを付与されたユーザーまたはロール

OBJECT_NAME

DBAロールを付与されたユーザー


16.11 MGMT$ESA_DIRECT_PRIV_REPORT

MGMT$ESA_DIRECT_PRIV_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、直接付与された権限を含む表およびグラフが表示されます。


表16-11 MGMT$ESA_DIRECT_PRIV_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

権限を直接(ロールを介さずに)付与されたユーザー

OBJECT_NAME

直接付与された権限。たとえば、ALTER SESSION、SELECT ANY DICTIONARYなどです。


16.12 MGMT$ESA_EXMPT_ACCESS_REPORT

MGMT$ESA_EXMPT_ACCESS_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、EXEMPT ACCESS POLICY権限を持つユーザーおよびロールを含む表が表示されます。


表16-12 MGMT$ESA_EXMPT_ACCESS_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

EXEMPT ACCESS POLICY権限を付与されたユーザーまたはロール

OBJECT_NAME

いずれかのEXEMPT ACCESS POLICY権限を付与されたユーザー。


16.13 MGMT$ESA_KEY_OBJECTS_REPORT

MGMT$ESA_KEY_OBJECTS_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、キー・オブジェクトへのアクセス権を持つユーザーおよびロールを含む表およびグラフが表示されます。


表16-13 MGMT$ESA_KEY_OBJECTS_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

USER

キー・オブジェクトへのアクセス権を持つユーザー

OBJECT_NAME

ユーザーがアクセス権を持つキー・オブジェクト。たとえば、DBA_USERSビュー、SOURCE$表、USER$表などです。

PRIVILEGE

ユーザーに付与されたキー・オブジェクトに対する権限。たとえば、SELECT、DELETEなどです。


16.14 MGMT$ESA_OH_OWNERSHIP_REPORT

MGMT$ESA_OH_OWNERSHIP_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、Oracleホームによるファイル所有権を含む表が表示されます。


表16-14 MGMT$ESA_OH_OWNERSHIP_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

所有者がORACLE HOME所有者でないファイル

OBJECT_NAME

ファイルの所有者


16.15 MGMT$ESA_OH_PERMISSION_REPORT

MGMT$ESA_OH_PERMISSION_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、Oracleホームによるファイル権限を含む表が表示されます。


表16-15 MGMT$ESA_OH_PERMISSION_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

セキュアでない権限を持つファイル

OBJECT_NAME

ファイルの権限


16.16 MGMT$ESA_POWER_PRIV_REPORT

MGMT$ESA_POWER_PRIV_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、ALTER SESSION、ALTER SYSTEM、CREATE PROCEDUREまたはCREATE LIBRARY権限を持つすべてのユーザーおよびロールを含む表およびグラフが表示されます。


表16-16 MGMT$ESA_POWER_PRIV_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

強力な権限を持つユーザー

OBJECT_NAME

ユーザーが保持している強力な権限


16.17 MGMT$ESA_PUB_PRIV_REPORT

MGMT$ESA_PUB_PRIV_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、PUBLICに付与された権限を含む表およびグラフが表示されます。


表16-17 MGMT$ESA_PUB_PRIV_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

なんらかの権限がPUBLICに付与されたオブジェクト

OBJECT_NAME

PUBLICに付与されたオブジェクトに対する権限。たとえば、SELECT、EXECUTEなどです。


16.18 MGMT$ESA_SYS_PUB_PKG_REPORT

MGMT$ESA_SYS_PUB_PKG_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、パブリック実行権限を持つシステム・パッケージを含む表が表示されます。


表16-18 MGMT$ESA_SYS_PUB_PKG_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

PUBLIC

OBJECT_NAME

PUBLICが実行権限を持つ、SYSが所有するパッケージ


16.19 MGMT$ESA_TABSP_OWNERS_REPORT

MGMT$ESA_TABSP_OWNERS_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、表領域およびその所有者を含む表が表示されます。


表16-19 MGMT$ESA_TABSP_OWNERS_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

表領域

OBJECT_NAME

表領域の所有者


16.20 MGMT$ESA_TRC_AUD_PERM_REPORT

MGMT$ESA_TRC_AUD_PERM_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、トレースおよび監査ファイル権限を含む表が表示されます。


表16-20 MGMT$ESA_TRC_AUD_PERM_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

ファイル・パス

OBJECT_NAME

ファイルの目的。たとえば、監査ファイル保存先、バックグラウンド・ダンプ保存先、コア・ダンプ保存先、ユーザー・ダンプ保存先などです。

PERMISSION

ファイルの権限


16.21 MGMT$ESA_WITH_ADMIN_REPORT

MGMT$ESA_WITH_ADMIN_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、WITH ADMINオプションでなんらかの権限を付与されたユーザーおよびロールを含む表およびグラフが表示されます。


表16-21 MGMT$ESA_WITH_ADMIN_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

WITH ADMINオプションで権限を付与されたユーザーまたはロール

OBJECT_NAME

WITH ADMINオプションで付与された権限


16.22 MGMT$ESA_WITH_GRANT_REPORT

MGMT$ESA_WITH_GRANT_REPORTビューには、データベース・セキュリティ・レポート内の、WITH GRANTオプションでなんらかの権限を付与されたユーザーおよびロールを含む表およびグラフが表示されます。


表16-22 MGMT$ESA_WITH_GRANT_REPORT

説明

TARGET_GUID

レポートにデータがあるターゲットのGUID

TARGET_NAME

レポートにデータがあるターゲットの名前

PRINCIPAL

WITH GRANTオプションで権限を付与されたユーザーまたはロール

OBJECT_NAME

WITH GRANTオプションで付与された権限


16.23 MGMT$ESM_COLLECTION_LATEST

MGMT$ESM_COLLECTION_LATESTビューには、データベース・ターゲットのセキュリティに関連するプロパティが含まれます。


表16-23 MGMT$ESM_COLLECTION_LATEST

説明

TARGET_GUID

データベース・ターゲットのGUID

PROPERTY

属性の名前。

VALUE

属性の値

VALUE2

属性の追加の値の取得に使用されます。


16.24 MGMT$ESM_FILE_SYSTEM_LATEST

MGMT$ESM_FILE_SYSTEM_LATESTビューには、Windowsホスト・ターゲットのファイル・システム・タイプが含まれます。


表16-24 MGMT$ESM_FILE_SYSTEM_LATEST

説明

TARGET_GUID

Windowsホスト・ターゲットのGUID

FILE_SYSTEM

ファイル・システムのタイプ


16.25 MGMT$ESM_PORTS_LATEST

MGMT$ESM_PORTS_LATESTビューには、ホスト・ターゲットに対して開いているポートが含まれます。


表16-25 MGMT$ESM_PORTS_LATEST

説明

TARGET_GUID

ホスト・ターゲットのGUID

PORT

開いているポート(リスニング・モード)の値


16.26 MGMT$ESM_SERVICE_LATEST

MGMT$ESM_SERVICE_LATESTビューには、ホスト・ターゲットで実行されている、セキュアでないサービスが含まれます。


表16-26 MGMT$ESM_SERVICE_LATEST

説明

TARGET_GUID

ホスト・ターゲットのGUID

SERVICE

サービスのポート値


16.27 MGMT$ESM_STACK_LATEST

MGMT$ESM_STACK_LATESTビューには、実行可能スタック・ステータス・ホスト・ターゲットが含まれます。


表16-27 MGMT$ESM_STACK_LATEST

説明

TARGET_GUID

ホスト・ターゲットのGUID

EXE_STACK

実行可能スタックのステータス