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Oracle® Enterprise Manager Microsoft Active Directory Plug-inユーザーズ・ガイド
13.2.1.0
E94912-01
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1 Microsoft Active Directoryの概要および前提条件

この章では、Microsoft Active DirectoryのOracleシステム監視プラグインの概要を説明し、構成の前に必要な前提条件をまとめます。

この項の内容は次のとおりです。

1.1 Microsoft Active Directoryの概要

System Monitoring Plug-in for Microsoft Active Directoryは、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを拡張して、Microsoft Active Directoryインスタンスの管理に対するサポートを追加します。このプラグインをCloud Control環境にデプロイすることで、次の管理機能を使用できるようになります。

  • 可用性およびパフォーマンスの監視。

  • 収集されたパフォーマンス情報の傾向の分析。

  • 構成データの表示と比較、および構成の変更の追跡。

  • 可用性、パフォーマンスまたは構成データ(あるいはそのすべて)に関連する、考えられる問題についての電子メールまたはページ通知(あるいはその両方)の受信。

  • デフォルトで作成される豊富なレポートの取得。

  • ローカルまたはリモートのOracle Management Agent (エージェント)による監視のサポート。ローカル・エージェントは、Microsoft Active Directoryと同じホストで稼働するエージェントです。リモート・エージェントは、Microsoft Active Directoryが稼働するホストとは異なるホストで稼働するエージェントです。

1.2 サポートされているバージョン

このプラグインでは、次のバージョンの製品がサポートされます。

  • Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース1 (13.1.0.1.0)以降

  • Oracle Management Agent 13cリリース1以上(Microsoft Windows版)

  • Microsoft Windows 2003 Active DirectoryおよびMicrosoft Windows 2008 Active Directory

  • Microsoft Windows Server 2003またはMicrosoft Windows Server 2008のオペレーティング・システム上で稼働しているMicrosoft Active Directory (次の注意を参照)

注意:

このMicrosoft製品の実行がサポートされているエディション(Enterprise、Standardなど)およびWindowsオペレーティング・システムのバージョンの詳細は、Microsoft社のWebサイトまたはドキュメント(あるいはその両方)を参照してください。

1.3 Microsoft Active Directoryプラグインの前提条件

プラグインをデプロイする前に、次の前提条件を満たす必要があります。

  1. Microsoft Windows 2003 Active DirectoryまたはMicrosoft Windows 2008 Active Directoryがインストールされていること。
  2. Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース1以上の次のコンポーネントがインストールされていること。
    • Oracle管理リポジトリのあるOracle管理サービス
    • Windows用Oracle管理エージェントエージェントは、Active Directoryと同じコンピュータ上にインストールする(ローカル・エージェント監視)か、Active Directoryと異なるコンピュータ上にインストールする(リモート・エージェント監視)ことができます。
  3. Windows Management Instrumentationサービスが実行中であることを確認してください。
  4. リモート・エージェントモニタリングの場合、リモート・エージェントを適切に構成する必要があります。手順は「リモート・エージェントの構成」を参照してください。
  5. Enterprise Managerのジョブ・システムに対するユーザー権限。手順の詳細は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイド (E24186-04)で、ジョブ・システムをEnterprise Managerで機能させるための資格証明の設定に関する項を参照してください。

    このガイドは、次の場所のOracle Databaseドキュメント・ライブラリのインストレーションおよびアップグレード・ガイドのセクションにあります。

    http://www.oracle.com/pls/db112/homepage

    注意:

    ユーザーに適切な権限を割り当てないと、デプロイに失敗します。

  6. バージョン12.1.0.1.0のMicrosoft Active Directoryプラグインを使用する場合、このバージョンをMicrosoft Windows版のOracle Management Agent 12cリリース1にインストールします。

1.4 プラグインのダウンロード

プラグインをオンライン・モードまたはオフライン・モードでダウンロードできます。オンライン・モードとは、インターネット接続があり、My Oracle SupportからEnterprise Managerを通してプラグインを直接ダウンロードできる環境のことです。オフライン・モードとは、インターネット接続がない、またはMy Oracle Supportからプラグインを入手できない環境のことです。

いずれかのモードでのプラグインのダウンロードの詳細は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドプラグインの管理の章を参照してください。

1.5 プラグインのデプロイ

Enterprise Manager Cloud Controlコンソールを使用して、またはEM Command Line Interface (EMCLI)を使用して、プラグインをOracle Management Serviceインスタンスにデプロイできます。コンソールでは一度に1つのプラグインをデプロイできますが、コマンドライン・インタフェース・モードでは一度に複数のプラグインをデプロイでき、デプロイメント時間と、該当する場合は停止時間が短くなります。

プラグインのデプロイの手順については、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドプラグインの管理の章を参照してください。

1.6 プラグインのアップグレード

自己更新機能は、新規または更新機能が使用可能になるたびに、Enterprise Managerコンポーネントを更新してEnterprise Managerの機能を拡張できます。更新プラグインはEnterprise Managerストアから使用でき、この外部サイトは、ダウンロード可能な更新についての情報を得るためにEnterprise Manager Cloud Controlによって定期的にチェックされます。プラグインを更新する手順は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドCloud Controlの更新の章を参照してください。

1.7 プラグインのアンデプロイ

プラグインをアンデプロイする手順は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドプラグインの管理の章を参照してください。