Oracle® Mobile Application Framework Oracle Mobile Application Frameworkでのモバイル・アプリケーションの開発 2.3.2 E79300-01 |
|
![]() 前 |
![]() 次 |
次のトピックはOracle Mobile Application Development Framework (Oracle MAF)の新機能と変更された機能、およびこのガイドで説明されているその他の重要な変更点について概要を示しています。
Oracle MAFリリース2.3.2には、このガイドで説明されている次の新しい開発機能と変更された開発機能が含まれます。
MAFアプリケーションのエンド・ユーザーが、HTTPSサーバーへのアクセスに必要なデジタル証明書をMAFアプリケーションのキーストアにインストールできるようになりました。MAFアプリケーションでのSSL証明書のファイル拡張子の登録で説明されているように、サーバーのデジタル証明書のファイル拡張子を登録して、それらのインストールを容易にすることができます。
保護されているサービスへのアクセスをMAFアプリケーションで要求された場合に、MAFアプリケーションでログイン成功URLからのJSONレスポンスを解析し、OAuthトークンを取得してそれをリレーできるようになりました。ログイン接続の構成時に、「トークン・リレー・レスポンスの解析」チェック・ボックスを選択することで、この機能を有効にします。詳細は、MAFアプリケーションでのシングル・サインオンの構成方法を参照してください。
MAFのこのリリースを使用して作成したMAFアプリケーションは、iOS 9デバイスにデプロイした場合は、WKWebViewを使用してAMXコンテンツをレンダリングします。WKWebViewは、UIWebViewよりも優れたパフォーマンスを提供する、より新しいWebビューです。詳細は、iOSでのAMXコンテンツを使用するアプリケーション機能のWebビューの構成を参照してください。
MAFで、作成したAMXページ上のAMXコンポーネントを編成する、クイック・スタート・レイアウトが提供されるようになりました。詳細は、MAF AMXページの作成方法を参照してください。
新しいコンポーネントであるドット付きページ・コントロールを導入することで、画面に表示するためのレンダリング・アイテムが多すぎるFilm Stripコンポーネントのオーバーフロー制御が提供されるようになりました。詳細は、フィルム・ストリップ・レイアウトに関する必知事項を参照してください。
新しいコンポーネントである統計図表を導入することで、絶対数、または人口の様々な部分の相対サイズが視覚化されるようになりました。詳細は、統計図表の作成方法を参照してください。
すべてのinputText
コンポーネント上でテキスト・クリア・コントロールを表示できるようになったことで、入力した内容をエンド・ユーザーがクリアできるようになりました。入力テキスト・コンポーネントの使用方法で説明されているように、showClear
属性を使用してこのコントロールを表示します。
geographicMap
コンポーネントで、2地点間のルートを表示する場合に、Oracle Maps Cloud Serviceをマップ・プロバイダとして使用できるようになりました。これは、プロバイダとしてのGoogleマップの使用の他に追加されます。詳細は、地理マップ・コンポーネントでのルートの表示を参照してください。
このドキュメントは、このリリース用に一部が更新されています。次の表に、追加または変更された項を示します。
EMMソリューションとのMAFアプリケーションの統合が、サードパーティ・ベンダーからのエンタープライズ・モビリティ管理(EMM)のためのMAFサポート、およびエンタープライズ・モバイル・アプリケーションへのAppConfigアプローチのMAF導入を説明するために追加されました。
Oracle Mobile Cloud Service記憶域コレクション内のファイルへのアクセスが、MAFアプリケーション内のMCS記憶域コレクションから記憶域オブジェクトを使用する方法を説明するために追加されました。
新しく導入された章(MAFアプリケーションでのOracle Mobile Cloud ServiceプラットフォームAPIの使用)に、MCSへの診断情報および分析情報の送信方法を説明する項が移動されました。新しい場所にあるこれらの項を読むには、Oracle Mobile Cloud Serviceへの診断情報の送信およびOracle Mobile Cloud Serviceへの分析情報の送信を参照してください。
MAFアプリケーションでOracle Maps Cloud Serviceを使用する場合に従う必要がある、Oracle Maps Cloud Serviceエンタープライズ・ホスティングおよび配信ポリシーへのリンクを含むよう、地理プロバイダ情報を指定した地理マップ・コンポーネントの構成が改訂されました。
MAFクライアント・データ・モデルのDBPersistenceManager
APIを使用してMAFアプリケーションでオンデバイスSQLiteデータベースにアクセスする方法を説明する、MAFクライアント・データ・モデルDBPersistenceManagerの使用によるSQLiteデータベースへのアクセスが追加されました。
ローカルおよび/またはリモート永続性マネージャに対してCRUD操作を実行するためにMAFクライアント・データ・モデルがサービスクラス内で生成するメソッドを説明する、CRUD RESTコール後のカスタム・ロジックの実行が追加されました。
MAFクライアント・データ・モデルでのデータ・オブジェクトの主キーの使用を説明する、主キーの使用の理解が追加されました。
フィルタされたリストの作成を容易にするためにMAFクライアント・データ・モデルが生成するメソッドを説明する、フィルタされたエンティティ・リストの使用が追加されました。
MAFアプリケーションを、それが実行されているデバイスがオフラインであるかのように動作するよう構成する方法を説明する、MAFアプリケーションでのオフライン・モードの強制が追加されました。
エンド・ユーザーが自分のMAFアプリケーションでバックグラウンド・タスクが実行されていることを把握できる、ビジュアル・インジケータのレンダリング方法を説明する、バックグラウンド・タスクの実行のためのビジュアル・インジケータの使用が追加されました。
基礎となるデータ・コレクションでのデータ変更イベントに応えてMAFアプリケーションのユーザー・インタフェースをリフレッシュするためにMAFクライアント・データ・モデルで使用されるAPIを説明する、クライアント・データ・モデルによるデータ変更イベントのサポートの理解が追加されました。
ユニバーサルWindowsプラットフォームへのデプロイ時にmaf-plugins.xml
ファイル内でContactsプラグインを最初にリストするための要件を示すよう、ユニバーサルWindowsプラットフォームへのMAFアプリケーションのデプロイが改訂されました。