Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド 12c (12.2.1.2.0) E85890-01 |
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次の表は、タイムゾーンの設定に使用するセッション変数およびinstanceconfig.xml
ファイルの要素について説明しています。
instanceconfig.xml
ファイルに要素を含める場合は、すべてのユーザーに表示するタイムゾーンを指定します。セッション変数を使用する場合は、ユーザーごとに異なるタイムゾーンを指定できます。セッション変数を使用し、かつinstanceconfig.xml
ファイルの要素に値を指定すると、セッション変数の値がinstanceconfig.xml
ファイルの設定よりも優先されます。
注意:
特定のシステム・セッション変数(USER、ROLESなど)をリクエスト変数でオーバーライドすることはできません。DATA_TZ、DATA_DISPLAY_TZ (タイムゾーン)などのその他のシステム・セッション変数は、Oracle BI管理ツールで構成されている場合、オーバーライドできます。
『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』のリポジトリ変数の操作に関する項を参照してください。
要素 | セッション変数 | 説明 | 値 |
---|---|---|---|
DefaultDataOffset |
DATA_TZ |
元のデータのタイムゾーン・オフセット。適切なゾーンを表示するためにタイムゾーンを変換できるようにするには、この要素または変数に値を設定する必要があります。 このオプションを設定しない場合は、値が不明であるため、タイムゾーンの変換は実行されません。 たとえば、東部標準時(EST)に変換する必要があるとします。これは「グリニッジ標準時(GMT) - 5」になります。ESTへの変換を有効にするには、この値を指定する必要があります。 |
GMT時から減算する時間数を示すオフセット。例: GMT-05:00または-300。これは5時間減算することを示します。 |
DefaultDataDisplay |
DATA_DISPLAY_TZ |
データの表示に使用するタイムゾーンを指定します。 このオプションを設定しない場合、値はユーザー優先タイムゾーンになります。 |
TimeZones.xmlファイルで指定されているタイムゾーンのいずれか。 「タイムゾーン値の指定」を参照してください。 |
DefaultUserPreferred |
TIMEZONE |
ユーザーが「マイ・アカウント」ダイアログで独自のタイムゾーンを選択する前の、ユーザーのデフォルト優先タイムゾーンを指定します。 このオプションを設定しない場合、値はOracle BIプレゼンテーション・サービスのローカル・タイムゾーンになります。 |
TimeZones.xmlファイルで指定されているタイムゾーンのいずれか。 「タイムゾーン値の指定」を参照してください。 |
ロギング |
該当なし |
プレゼンテーション・サービスで生成されるログ・ファイルに表示されるタイム・スタンプのタイムゾーン。 このオプションを設定しない場合、値はプレゼンテーション・サービスのローカルタイムゾーンになります。 |
TimeZones.xmlファイルで指定されているタイムゾーンのいずれか。 「タイムゾーン値の指定」を参照してください。 |
TimeZone |
該当なし |
優先タイムゾーンを変更する要素の親要素。ServerInstance要素の子になります。 |
該当なし |