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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Visualizationユーザーズ・ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E82971-01
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データ・ソースについて

データ・ソースは任意の表形式のデータです。データ・ソースのデータは、ファイルをロードするか、結果を返すサービス(たとえば、別のOracle Business Intelligenceシステムまたはデータベース)に問合せを送信すると提供されます。

データ・ソースには次の列を含めることができます。

1つのデータ・ソースのみを分析するか、データ・ソースに含まれている内容に応じて、複数のデータ・ソースを一緒に分析できます。

プロジェクトを保存する場合、そのプロジェクトと使用される外部ソースの間で権限が同期されます。他のユーザーとプロジェクトを共有する場合、外部ソースもその同じユーザーと共有されます。

サブジェクト領域とデータ・ソースの結合

サブジェクト領域は、属性を追加することでディメンションを拡張するか、またはメジャーおよびオプション属性を追加することでファクトを拡張します。外部データ・ソースに階層を定義することはできません。

サブジェクト領域では、多くの場合階層化されているディメンション、およびディメンションの属性に対して分析できる複雑な計算を持つ一連のメジャーに属性が編成されます。たとえば、現在の四半期と数年前の同じ四半期の顧客層ごとの純売上メジャーです。

外部ソース(Excelファイルなど)のデータを使用すると、サブジェクト領域に新しい情報が追加されます。たとえば、顧客の郵便番号区域または信用リスク情報に関する人口統計情報を購入し、そのデータをデータ・ウェアハウスまたは既存のサブジェクト領域に追加する前に、分析に使用する場合があります。

外部ソースをスタンドアロンとして使用することは、外部ソースのデータがサブジェクト領域から独立して使用されることを意味します。単一のファイルのみの場合、または複数のファイルが一緒に使用される場合があり、どちらの場合もサブジェクト領域は関係しません。

外部データ・ソースの属性をサブジェクト領域に追加することによってディメンションを拡張する場合は、次の条件に留意してください。

  • 一致項目は1つのディメンションに対してのみ作成されます。

  • 一致列の値のセットは、外部データ・ソースで一意である必要があります。たとえば、データ・ソースの郵便番号が一致する場合、外部ソースの郵便番号は一意である必要があります。

  • 一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。

  • その他の列はすべて、属性である必要があります。

外部データ・ソースのメジャーをサブジェクト領域に追加する場合は、次の条件に留意してください。

  • 一致項目は1つ以上のディメンションの間で作成されます。

  • 一致列の値のセットは、外部データ・ソースで一意である必要はありません。たとえば、データ・ソースが、日付、顧客および製品が一致する売上のセットの場合、同じ日に1人の顧客に対して複数の製品の売上を設定できます。

  • 一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。

メジャーを追加するデータ・ソースには属性を含めることができます。これらの属性は外部メジャーとともにのみ使用可能であり、可視化のキュレートされたメジャーとともに使用することはできません。たとえば、新規事業の売上高を含むソースを追加する場合、これらの新規事業の売上は既存の時間ディメンションと一致させることのみ可能です。外部データには、この新規事業で販売された製品に関する情報も含まれます。既存事業の売上と新規事業の売上を時間ごとに表示できますが、古い事業の収益を新規事業の製品で表示する、または新規事業の収益を古い事業の製品で表示することはできません。新規事業の売上を時間別および新規事業の製品別に表示することはできます。

メジャーのないソースの使用

メジャーのないソースを使用する場合は、次の事項に留意してください。

表にメジャーがない場合は、ディメンションとして扱われます。ディメンションを拡張する場合は、次の条件に留意してください。

  • 一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。

  • その他の列はすべて、属性である必要があります。

ディメンション表は、他のディメンションと照合するか、メジャーを持つ表と照合できます。たとえば、顧客の属性を持つ表は、人口統計の属性を持つ表と照合できます(両方のディメンションに一意の顧客キー列および人口統計キー列がある場合)。

メジャーのあるソースの使用

メジャーのあるソースを使用する場合は、次の事項に留意してください。

  • 表に1つ以上のメジャーがある場合は、属性があってもディメンションではありません。XLSXファイルについてすでに説明したルール(行1列1で始まるなど)の他に考慮事項はほとんどありません。スプレッドシートを使用する場合は、スプレッドシートが適切に構造化されている必要があります。詳細は、データ・ソースとしてのスプレッドシートの追加についてを参照してください。

  • メジャーがある表は、メジャー、ディメンションまたはその両方を使用して、他の表と照合できます。

  • メジャーを使用して他の表と照合される表は、同じ粒度である必要はありません。たとえば、日次売上の表に「Quarter」列も含まれている場合、日次売上の表は四半期ごとの売上の表と照合できます。

照合の使用

複数のソースを一緒に使用する場合は、少なくとも1つの一致する列が各ソースに存在している必要があります。照合の要件は次のとおりです。

  • ソースに共通の値が含まれている(たとえば、Customer IdまたはProduct ID)。

  • 照合は同じデータ型で行う必要がある(たとえば、数値と数値、日付と日付、またはテキストとテキスト)。