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Oracle® Fusion Middleware Enterprise Data Qualityカスタマ・データ・サービス・パック・ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E88280-01
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5 ビジネス・サービスの使用方法

この章では、EDQ-CDSビジネス・サービス機能の使用方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

用意されているビジネス・サービスは、いつでもSiebel Customer Relationship Management (CRM)またはUniversal Customer Master (UCM)と統合できる状態であり、構成すれば他のアプリケーションからコールすることもできます。

すぐに使用できるよう、EDQ-CDSには、機能を実装する基礎となるEDQプロセスを編集することで変更または拡張できる事前構成済のデータ品質サービスが用意されています。次の3種類のサービスが個人、エンティティおよび住所の各レコードで使用できます。

5.1 クリーニング・サービス

EDQ-CDSには、住所クリーニング、個人クリーニングおよびエンティティ・クリーニングの3つのクリーニング・サービスが用意されています。個人およびエンティティのクリーニング・サービスは、プレースホルダとして提供されており、Siebelと事前に統合され、他のアプリケーションと簡単に統合できますが、特定の要件にあわせて変更する必要があります。

5.1.1 住所クリーニング

EDQ-CDS住所クリーニングWebサービスには次の機能があります。

  • 入力住所の検証(検証コードおよび説明を戻します)

  • 住所のジオコード化(緯度および経度の座標をその他のメタデータとともに戻します)

  • 入力住所の修正、標準化および完成(十分な構成可能なレベルまで住所が検証された場合)

このサービスはN:Nです。つまり、単一および複数レコードの入出力が可能ですが、送信された各レコードに対してレコードは1件のみ戻されます。入力住所はそれぞれ検証され、実行ジョブに設定したオプションと入力パラメータに応じて修正、拡張およびジオコード化されます。

Siebel Data Qualityインタフェースでは常に、リアルタイムでの実行であろうとバッチでの実行であろうと、リクエストごとに1つのレコードでサービスをコールします。

5.1.1.1 住所クリーニングの使用

住所クリーニングWebサービスは通常、Siebelなどのアプリケーションで住所が入力および更新されたときのリアルタイムの検証およびクリーニングに使用します。

Siebelの場合、このWebサービスはバッチでも使用します。バッチ住所クレンジング・ジョブを実行すると、バッチ・ジョブの対象範囲内のレコードすべてに対してこのWebサービスが使用されます。

その他のアプリケーションの場合は、サービスをバッチ・モードで実行するために、EDQ-CDSに構成を追加して住所クリーニング・データ・インタフェースとデータとの間にマッピングを作成することをお薦めします。

5.1.1.2 インタフェース

次の表では、住所クリーニングWebサービスのインタフェース属性について説明します。

属性名 データ型 用途 備考
addressid 文字列 入/出力 住所の一意の識別子。
address1 文字列 入/出力 住所の行1
address2 文字列 入/出力 住所の行2
address3 文字列 入/出力 住所の行3
address4 文字列 入/出力 住所の行4
dependentlocality 文字列 入/出力 cityフィールドの内容に左右される、より小さい人口集中地域のデータ要素。トルコの地区(Neighborhood)など。多くの国では、この属性は使用されません。
doubledependentlocality 文字列 入/出力 citydependentlocalityの両フィールドの内容に左右される、最も小さい人口集中地域のデータ要素。イギリスの村(village)など。多くの国では、この属性は使用されません。
city 文字列 入/出力 住所の市区町。
subadminarea 文字列 入/出力 1つの国で最も小さい地理的データ要素。米国の郡(county)など。
adminarea 文字列 入/出力 1つの国で最も一般的な地理的データ要素。米国の州(State)やカナダの州(Province)など。
postalcode 文字列 入/出力 国に関連する場合、住所の郵便番号。
country 文字列 入/出力 入力では、2文字のISO国コード(推奨)または国名です。出力では、(入力がISO国コードであっても)国のフルネームです。

注意: countryフィールドが空白の場合、city属性からの国の導出が試行されます。この値がない場合、実行プロファイルに指定したデフォルトが使用されます。

defaultcountrycode 文字列 入力のみ countryにデータが移入されない場合に使用されるデフォルトの2文字のISO国コード。この値で、ジョブの実行時に使用されるデフォルト値がオーバーライドされます。
case (パラメータ) 文字列 入力のみ 次の設定に応じて、出力を変換します。

U (大文字) - すべてのテキストを大文字に変換します。

L (小文字) - すべてのテキストを小文字に変換します。

M (混合) - すべてのテキストを大文字と小文字が混ざった形式に変換しますが、postalcodeおよびadminareaを除きます。これらのフィールド値は、住所が検証された場合、AVプロセッサから戻されたとおりのままです。住所が検証されなかった場合、postalcodeは入力したとおりのままであり、adminareaは大文字と小文字が混ざった形式に変換されます。

O (元) - テキストは変換されません。

mode (パラメータ) 文字列 入力のみ リクエストを実行するモード。

現在は、V (検証)のみサポートされています。

minimumverificationmatchscore (パラメータ) 数値 入力のみ 0から100までの数値で、クリーニング済の住所として使用するために照合で達成する必要がある最小スコアを表します。入力住所は、住所に対する「住所の検証」プロセッサの一致スコアが入力値を下回る場合、変更されません。
minimumverificationlevel (パラメータ) 数値 入力のみ 1から5までの数値で、クリーニング済の住所として使用するために照合で達成する必要がある最小検証レベルを表します。

入力住所は、住所に対する「住所の検証」プロセッサの検証レベルが入力値を下回る場合、変更されません。

allowedverificationresultcodes (パラメータ) 文字列 入力のみ 次の単一文字結果コードのいずれかのセパレータなしのリスト(例: 'VPA')。

V (検証済)

P (部分的に検証済)

A (不明瞭)

R (元に戻す)

U (未検証)

入力住所は、住所に対する検証結果コード(たとえば、verificationcodeの1文字目)がリストされた入力値のいずれにでもない場合、変更されません。

fulladdress 文字列 出力のみ 住所検証から戻された完全な検証済住所。住所行がパイプで区切られています。
countrycode 文字列 出力のみ 検証済住所の国の2文字のISO国コード。
verificationcode 文字列 出力のみ 住所の検証コード。
verified 文字列 出力のみ プロセスの構成および結果として得られた検証コードに応じて、生成された結果が十分なレベルまで検証されたかどうかを示します。これは、入力住所が住所検証から戻された住所に変更されたかどうかも示します。可能な戻り値は、Y (検証済)、N (未検証)またはX (EDQ Address Verificationがインストールされていない)です。
verificationcodedescription 文字列 出力のみ 検証コードのUS英語の説明。
latitude 数値 出力のみ 10進の角度書式で表すWGS 84緯度。
longitude 数値 出力のみ 10進の角度書式で表すWGS 84経度。
geoaccuracycode 文字列 出力のみ 戻されたジオコード(緯度と経度)の座標の正確さのレベルを示すコード。
geoaccuracycodedescription 文字列 出力のみ geoaccuracycodeのUS英語の説明。
geodistance 数値 出力のみ 戻されたジオコードの正確さの半径(メートル単位)。値が高いほど、ジオコード化の結果は正確さを欠きます。

5.1.1.3 パラメータ

住所クリーニングWebサービスでは、前述の表で示したとおり、多くの入力パラメータを使用して住所処理時の動作を制御します。

minimumverificationmatchscoreminimumverificationlevelおよびallowedverificationresultcodesのパラメータはすべて、処理時にEDQの「住所の検証」プロセッサが到達する信頼度レベルに基づいて入力住所を変更(クリーニング)するかどうかをオーバーライドするためのメッセージ・レベルのしきい値として使用されます。通常、またSiebelで住所クリーニング・サービスを使用する場合、これらのパラメータは使用せず、住所クリーニング・プロセスの基礎となる設定を使用して住所を変更するかどうかを決めます。このプロセスでは、必要に応じてこれらの同じパラメータを国単位に設定できます。国固有のしきい値が指定されていない場合、グローバル・デフォルト設定が適用され、それらはEDQ-CDS実行プロファイルを使用して設定できます。しきい値の適用優先度は、次のとおりです。

  1. 前述のパラメータ属性を使用したメッセージ単位のしきい値設定

  2. 参照データ・セット住所クリーニング - 国の検証レベルおよび結果で表される国単位のしきい値

  3. プロセスで示され、実行プロファイルを使用して実行単位にオーバーライドされるグローバル・デフォルト設定。

サービスから戻される住所の行数を制御するために、追加の構成オプションが使用できます。これは、パラメータとしてインタフェースで公開されていませんが、phase.*.process.Clean\ -\ Address.Number\ Of\ Address\ Lines実行プロファイル設定を使用して設定できます。デフォルトの戻される行数は4です。

検証レベルに関する注意事項

次の検証レベルを指定できます。到達可能な最大検証レベルは国ごとに異なります。各国の最大レベルの詳細は、次のLoqate Oracle EDQポータルWebサイトを参照してください。

http://www.loqate.com/oracle

検証レベルは、EDQの「住所の検証」プロセッサから戻される精度コードの2文字目として出力されます。'後処理'検証レベルが使用されます('前処理'レベルは使用されません)。つまり、EDQ Address Verificationによって標準化および解析が入力住所に適用された後に到達した検証レベルです。

検証レベル 説明
1 行政区画(State、RegionまたはCounty)レベルまで検証済
2 地域(CityまたはTown)レベルまで検証済
3 大通り(Street)レベルまで検証済
4 建物(Building Number)レベルまで検証済
5 受渡し場所(Sub-Building Number)レベルまで検証済


注意:

EDQ Address Verificationがインストールされていない(または正しくインストールされていない)場合でも、住所クリーニング・サービスはインストールでき、実装するジョブを実行できます。ただし、サービスに対してリクエストを実行すると、出力フィールドはすべて空白となります。ただし、verified出力フィールドとverificationcode出力は例外で、それぞれ値Xと値-1.0が格納されます。


注意:

Enterprise Data Qualityリリース12.2.1からリリース12.2.1.1にアップグレードし、「住所の検証」プロセッサをインストールしている場合、住所検証データもアップグレードする必要があります。データのアップグレードについては、Loqateに問い合せてください。

5.1.2 個人クリーニング

個人クリーニングWebサービスは、個人(顧客、見込み客、連絡先、従業員のいずれであろうと)を表すレコードを検証、修正、標準化または拡張することを目的に設計されています。

EDQ-CDSでこのサービスを実装するクリーニング - 個人プロセスは、プレースホルダにすぎず、要件にあわせてカスタマイズする必要があります。入力名前属性を大文字に変換するデフォルトのプロセスが提供されているため、このサービスをSiebelや他のアプリケーションに接続する場合、サービスが正しく接続されているかテストするのは簡単です。

このサービスはN:Nです。つまり、単一および複数レコードの入出力が可能ですが、送信された各レコードに対してレコードは1件のみ戻されます。

Siebel Data Qualityインタフェースでは常に、リアルタイムでの実行であろうとバッチでの実行であろうと、リクエストごとに1つのレコードでサービスをコールします。

5.1.2.1 個人クリーニングの使用

個人クリーニングWebサービスは、次のような(ただしこれに限らず)様々な目的のために拡張できます。

  • 個人に関連する入力詳細(電子メール・アドレスなど)の検証

  • 個人に関連する入力詳細(役職など)の標準化

  • 個人に関連するデータの(個人の参照データを照合し、ソーシャル・メディア・ハンドルなどの追加属性を戻すなどによる)拡張

通常、このWebサービスは、個人レコードがアプリケーションで追加または更新されるとリアルタイムでコールされます。

Siebelの場合、このWebサービスはバッチでも使用します。バッチ連絡先クレンジング・ジョブを実行すると、バッチ・ジョブの対象範囲内のレコードすべてに対してこのWebサービスが使用されます。

その他のアプリケーションの場合は、サービスをバッチ・モードで実行するために、EDQ-CDSに構成を追加して個人クリーニング・データ・インタフェースとデータとの間にマッピングを作成することをお薦めします。

サービスで使用されるインタフェースは、Siebelの連絡先ビジネス・コンポーネントに直接マップするように設計されていますが、入力と出力の両方で新しい属性を使用して自由に拡張できます。Siebel DQベンダー・パラメータは、様々な属性を介してサービスに渡るように拡張できます。

5.1.2.2 インタフェース

次の表では、個人クリーニングWebサービスのデフォルト・インタフェースについて説明します。デフォルトでは、属性はすべて入力であり出力でもあります。空値をインタフェースに入力できますが、データ拡張サービスを提供するように、出力で属性を移入することもできます。

属性名 データ型 備考
individualid 文字列 個人レコードの一意の識別子。
languages 文字列 3文字のSiebel言語コード。これは、漢字が含まれる名前を日本語として処理するか、中国語として処理するか判別するために使用できます。
nameid 文字列 名前の一意の識別子。
title 文字列 タイトル
firstname 文字列
middlename 文字列 ミドルネーム
lastname 文字列
gender 文字列 MまたはF
dob 文字列 生年月日
jobtitle 文字列 役職
homephone 文字列 自宅電話番号
workphone 文字列 勤務先電話番号
mobilephone 文字列 携帯電話番号
faxphone 文字列 FAX番号
alternatephone 文字列 代替電話番号
email 文字列 電子メール・アドレス
taxnumber 文字列 税番号
nationalidnumber 文字列 社会保障番号(米国)またはそれに相当するもの。

5.1.3 エンティティ・クリーニング

エンティティ・クリーニングWebサービスは、エンティティ(企業顧客、見込み企業顧客、サプライヤ、その他の組織のいずれであろうと)を表すレコードを検証、修正、標準化または拡張することを目的に設計されています。

EDQ-CDSでこのサービスを実装するクリーニング - エンティティプロセスは、プレースホルダにすぎず、要件にあわせてカスタマイズする必要があります。名前およびサブ名の入力属性を大文字に変換するデフォルトのプロセスが提供されているため、このサービスをSiebelや他のアプリケーションに接続する場合、サービスが正しく接続されているかテストすることは簡単です。

このサービスはN:Nです。つまり、単一および複数レコードの入出力が可能ですが、送信された各レコードに対してレコードは1件のみ戻されます。

Siebel Data Qualityインタフェースでは常に、リアルタイムでの実行であろうとバッチでの実行であろうと、リクエストごとに1つのレコードでサービスをコールします。

5.1.3.1 エンティティ・クリーニングの使用

エンティティ・クリーニングWebサービスは、次のような(ただしこれに限らず)様々な目的のために拡張できます。

  • エンティティに関連する入力詳細の検証(Webサイトが構文的に有効であるかのチェックなど)

  • エンティティに関連する入力詳細(会社の名称や所在地など)の標準化

  • エンティティに関連するデータの(エンティティの参照データを照合し、ダンアンドブラッドストリート社のDUNS番号などの追加属性を戻すなどによる)拡張

通常、このWebサービスは、エンティティ・レコードがアプリケーションで追加または更新されるとリアルタイムでコールされます。

Siebelの場合、このWebサービスはバッチでも使用します。バッチ・アカウント・クレンジング・ジョブを実行すると、バッチ・ジョブの対象範囲内のレコードすべてに対してこのWebサービスが使用されます。

その他のアプリケーションの場合は、サービスをバッチ・モードで実行するために、EDQ-CDSに構成を追加してエンティティ・クリーニング・データ・インタフェースとデータとの間にマッピングを作成することをお薦めします。

サービスで使用されるインタフェースは、Siebelのアカウント・ビジネス・コンポーネントに直接マップするように設計されていますが、入力と出力の両方で新しい属性を使用して自由に拡張できます。Siebel Data Qualityベンダー・パラメータは、様々な属性を介してサービスに渡るように拡張できます。

5.1.3.2 インタフェース

次の表では、エンティティ・クリーニングWebサービスのデフォルト・インタフェースについて説明します。デフォルトでは、属性はすべて入力であり出力でもあります。空値をインタフェースに入力できますが、データ拡張サービスを提供するように、出力で属性を移入することもできます。

属性名 データ型 備考
entityid 文字列 エンティティ・レコードの一意の識別子。
languages 文字列 3文字のSiebel言語コード。これは、漢字が含まれる名前を日本語として処理するか、中国語として処理するか判別するために使用できます。
nameid 文字列 名前の一意の識別子。
name 文字列 "Oracle Corporation UK"などの組織名。
subname 文字列 "Reading"、"Accounts Payable"などの部門や拠点。
phone 文字列 電話番号
alternatephone 文字列 代替電話番号
website 文字列 Webサイト・アドレス
taxnumber 文字列 企業の税番号
vatnumber 文字列 企業のVAT番号

5.2 キー生成サービス

EDQ-CDSキー生成サービスは、個人、エンティティまたは住所のレコード1件に対して多数のキー値を生成するように設計されています。1レコードに対して戻されたキー値は、Siebelなどのアプリケーションで照合の'候補'レコードを選択するために使用されます(このとき、'駆動'レコード(キー生成サービスに送信されたレコード)とキー値を共有する既存のレコードが候補と見なされます)。駆動レコードと候補レコードは、1つのリクエストで関連の照合サービスに送信されます。

重複レコードがアプリケーションに挿入されないようにするためにリアルタイムでコールされる他、アキー生成サービスは、プリケーションの既存のレコードすべてにキー値を移入するためにバッチ・モードでも使用されるため、リアルタイム照合ジョブおよび増分バッチ照合ジョブは、いずれも候補選択に既存のレコードのキー値を使用しますが、正しく動作します。

キー生成サービスはN:Nです。つまり、単一および複数レコードの入出力が可能です。リアルタイムでは、単一の出力レコードが戻され、キーの配列が格納されています。バッチ・モードでは、各キーがステージング表の別個のレコードとして戻されます。

5.2.1 キー生成サービスの使用

リアルタイム・キー生成サービスは通常、アプリケーション内のレコードに照らして一致がないか新しいレコードまたは更新されたレコードをチェックする必要がある場合に、EDQ-CDSへの最初のコールとして使用されます。戻されたキー値は、駆動レコードとともに照合サービスに送信される候補レコードの選択に使用されます。

キーが常に最新であるためには、キー生成サービスをレコードが更新されるたびにコールする必要があります。これには、Siebel UCMまたは他のハブで、着信ドライバ・レコードで確認された一致によってマスター・レコードが更新されるシナリオがあります。

キー生成サービスは、次を使用して公開されます。

Webサービス:

  • IndividualKeygen

  • EntityKeygen

  • AddressKeygen

バッチ・ジョブ:

  • バッチ個人キー生成

  • バッチ・エンティティ・キー生成

  • バッチ住所キー生成

5.2.2 インタフェース

キー生成Webサービスでは、次のように、共有'候補'データ・インタフェースへの直接マッピングを伴う入力インタフェースを提供します。

Webサービス 入力インタフェース
IndividualKeygen 第5.4.1.1項「個人候補」を参照してください。
EntityKeygen 第5.4.1.2項「エンティティ候補」を参照してください。
AddressKeygen 第5.4.1.3項「住所候補」を参照してください。

キー生成Webサービスはすべて、共通のリアルタイム・キー生成結果インタフェース・データ・インタフェースを使用して出力属性を戻します(第5.4.3項「キー生成結果インタフェース」を参照)。

IndividualKeygenEntityKeygenおよびAddressKeygenのWebサービスはすべて、メッセージ・ヘッダーのkeyprofile属性を受け入れ、キー・メソッドの有効/無効の指定にこれを使用し、より幅広いキー・メソッド・アルゴリズムのメニューを提供するようにEDQ-CDSを拡張します。

その冗長な性質のため、自動プロファイルに求められるのは、キー分析時に生成され、コール元アプリケーションから直接キー生成に渡されることのみです。

次のすぐに使用できる手動プロファイルが、ユーザーによる選択のためにCDSで用意されています。

  • Strict

  • Typical

  • Loose

これらのプロファイルに割り当てられる実際のキー・メソッドは、EDQ-CDSプロジェクトの'キー・プロファイル - 事前定義済'参照データで確認できます。これらは、必ずしも同等の厳密/標準/緩やかのキー・メソッドをすべて使用するわけではなく、またレガシー・クラスタ・レベル1/2/3に厳密に対応してはいません。

'キー・メソッド・マスター定義'参照データの使用可能なキー・メソッドから選択して、このリファレンス・データを相応に変更することでオンプレミス・カスタマを使用可能なキー・プロファイルのリストに簡単に追加できます。CDSプロセス自体をカスタマイズせずに新しいキー・メソッドを作成することはできません。

5.3 照合サービス

照合サービス(Siebel Universal Data Qualityドキュメントでは一致スコアリング・サービスと呼ばれることもある)では、入力(ドライバおよび候補)レコードを比較し、可能性がある一致のリストを一致がどの程度かを示すスコアと、レコードの一致状態に関する追加情報とともに生成します。

照合サービスでは、比較のためのレコードはドライバと呼ばれ、それと比較されるレコードは候補と呼ばれます。ドライバ・レコードは他のドライバとも比較されますが、候補レコードは他の候補と比較されることはありません。指定されたレコード・ペアで最もスコアが高い一致のみが戻されます。


注意:

現在、Siebelでは住所照合サービスをバッチでもリアルタイムでも使用していません(ただし、このサービスは他のアプリケーションと統合できます)。

5.3.1 照合サービスの使用

3つの形式の照合がサポートされています。

リアルタイム

単一のドライバ・レコード(場合によっては、複数の子エンティティ・レコードを保持)が多数の候補と比較されます。

全体バッチ

全レコードが互い(キー生成の対象)に比較されます。たとえば、すべてドライバとして指定されます。これは、ある程度時間がかかる可能性がある大規模な操作です。通常は新しいインストール環境で使用されるか、場合によっては通常のメンテナンス操作の一環として使用されます。

増分バッチ

特定の一部のレコード・タイプが識別され、ドライバ・レコードとして指定されます。次に、照合キー・メソッドを保持する他のレコードが識別され、候補として指定されます。ドライバ・レコードと候補レコードが比較され、ドライバ・レコードが互いに比較されます。使用方法の例として、ある一定期間(一週間、一か月など)のすべての新規レコードに対する既存のレコードに照らした定期チェックがあります。

リアルタイム照合サービスは、EDQ-CDSの次のWebサービスを介して公開されます。

  • IndividualMatch

  • EntityMatch

  • AddressMatch

照合サービスを実装するバッチ・プロセスおよびリアルタイム・プロセスはで、入力データ(前述のリアルタイム照合用のWebサービスそれぞれにマップされる)に次のデータ・インタフェースを使用します。

  • 個人候補

  • エンティティ候補

  • 住所候補

一致データ・インタフェースは、すべてのレコード・タイプ(個人、エンティティおよび住所)に対する共通出力インタフェースとして使用されますが、レコード・タイプごとにマップされるフィールドは異なります。

5.3.2 複数の識別子値を使用した照合

EDQ-CDS内の照合サービスは、特定の個人またはエンティティの照合時に使用する代替識別子値をいくつも(複数の電子メール・アドレス、住所または名前など)ユーザーが送信できるように設計されています。

EDQ-CDSでは、パイプ区切りリストとして送信された場合、次の属性の複数の値に対して照合を実行できます。

  • uid属性とeid属性

  • alternatephone

  • email

  • website

  • taxnumber

  • nationalidnumber

  • vatnumber

しかし、EDQ-CDSで個人またはエンティティのレコードを複数の名前または住所と照合するためには、そのようなレコードをまず複数のレコードに分割する必要があります。これらのレコードにはそれぞれ、同じentityidまたはindividualidが必要ですが、nameid属性またはaddressid属性(あるいはその両方)は異なります。

したがって、3つの名前を保持する個人レコードは、次のように3つのレコードに分割する必要があります。

individualid nameid firstname lastname enail address1
A1 1 John Smith jsmith@jsmith.com 56 High Street
A1 2 Jon Smith jsmith@jsmith.com 56 High Street
A1 3 J Smith jsmith@jsmith.com 56 High Street

同様に、2つの住所を保持するエンティティ・レコードは、2つのレコードに分割する必要があります。

entityid nameid name subname website address1
B1 1 OracleLtd Accounts Payable www.oracle.com Oracle Parkway
B1 2 Oracle Corporation UK Accounts Payable www.oracle.com Oracle Parkway

そして、2つの名前と2つの住所を保持する1つのエンティティ・レコードは、4つのレコードに分割する必要があります。

entityid nameid name subname website addressid address1
C1 1 OracleLtd Accounts Payable www.oracle.com A Oracle Parkway
C1 1 OracleLtd Accounts Payable www.oracle.com B Thames Valley Park
C1 2 Oracle Corporation UK Accounts Payable www.oracle.com A Oracle Parkway
C1 2 Oracle Corporation UK Accounts Payable www.oracle.com B Thames Valley Park

EDQ Siebel Connectorでは、照合サービスを適切に使用するために自動的にデータが準備され、EDQ-CDSはSiebelと統合されます。複数の子エンティティの使用がSiebelで構成されている場合、データはEDQ-CDS照合サービスで必要な構造で準備されます。たとえば、複数の電話番号をパイプ区切りリストに連結したり、複数の名前または住所の使用が構成されている場合は、複数のレコードに分割します。


注意:

複数の子エンティティを保持するレコードの場合、対となるレコード間で一致は常に1つしか戻されません。これは常に、一致ルールに従って最も高いスコアの一致です。

5.3.3 インタフェース

照合Webサービスでは、次のように、共有'候補'データ・インタフェースへの直接マッピングを伴う入力インタフェースを提供します。

Webサービス 入力インタフェース
IndividualMatch 第5.4.1.1項「個人候補」を参照してください。
EntityMatch 第5.4.1.2項「エンティティ候補」を参照してください。
AddressMatch 第5.4.1.3項「住所候補」を参照してください。

照合サービスはすべて、出力属性を共通の一致インタフェース・データ・インタフェースを使用して戻します。

5.4 データ・インタフェース

この項では、次のEDQ-CDSデータ・インタフェースについて説明します。

5.4.1 候補インタフェース

候補インタフェースは、バッチとリアルタイムの両方で個人/エンティティ/住所の照合およびキー生成に対するデータ入力に使用されます。


注意:

リアルタイムでは、各インタフェースに、メッセージ単位でヘッダーに渡すことができるオプションがいくつか関連付けられています。これらすべてに、実行プロファイルで設定可能な対応するオプションがあります。ヘッダー・オプションは、リアルタイムで設定されている場合、実行プロファイルで設定した値をオーバーライドします。

5.4.1.1 個人候補

属性名 データ型 複数値のサポート(する/しない) 備考
candidate 文字列 しない 0 = 駆動レコード、1 = 候補。照合でのみ使用します。駆動レコードはすべて互いに比較され、各候補とも比較されますが、候補は互いに比較されません。リアルタイム照合では、個人、エンティティまたは住所を表す論理駆動レコードは1つしか存在できません。複数の子エンティティが使用されている場合、同じ個人またはエンティティについて複数の物理レコードが許容されます。候補レコードは常に複数指定できます。
individualid 文字列 しない 個人(顧客、従業員、連絡先など)の一意の識別子。複数のドライバ・レコードを含むバッチ・ジョブおよびリアルタイム・リクエストに対しては必須です。
languages 文字列 する 3文字のSiebel言語コード。漢字を含む名前が日本語か中国語かの判別を助けるために名前の標準化でのみ使用されます。
uid1 文字列 する 一意のID 1 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。

注意: 一意のIDのフィールドは、一意のカスタム識別子(パスポートや税番号など)に基づいてレコードを照合するために使用します。詳細は、Oracle Enterprise Data Quality Enterprise Data Qualityカスタマ・データ・サービス・パック・ガイドを参照してください。

uid1id 文字列 する uid1のID値に対応する単一の値または複数の値のパイプ区切りリストで、一致の場合に、どの値が一致したかを識別して照合サービスからその値を戻すために使用できます。
uid2 文字列 する 一意のID 2 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
uid2id 文字列 する uid2のID値に対応する単一の値または複数の値のパイプ区切りリストで、一致の場合に、どの値が一致したかを識別して照合サービスからその値を戻すために使用できます。
uid3 文字列 する 一意のID 3 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
uid3id 文字列 する uid3のID値に対応する単一の値または複数の値のパイプ区切りリストで、一致の場合に、どの値が一致したかを識別して照合サービスからその値を戻すために使用できます。
eid1 文字列 する 除去ID 1 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。

注意: 除去IDのフィールドは、一意のカスタム識別子(パスポートや税番号など)に基づいてレコード間の可能性がある一致を除去するために使用します。詳細は、Oracle Enterprise Data Quality Enterprise Data Qualityカスタマ・データ・サービス・パック・ガイドを参照してください。

eid2 文字列 する 除去ID 2 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
eid3 文字列 する 除去ID 3 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
ieid1 文字列 する 反転除去ID 1 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
ieid2 文字列 する 反転除去ID 2 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
ieid3 文字列 する 反転除去ID 3 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
nameid 文字列 しない 名前の一意の識別子で、複数の子エンティティが使用される場合に、同じ個人の異なる名前を区別するために使用します。詳細は、第5.3.1項「照合サービスの使用」を参照してください。
title 文字列 しない タイトル
firstname 文字列 しない
middlename 文字列 しない ミドルネーム
lastname 文字列 しない
gender 文字列 しない 性別(MまたはF)
dob 文字列 しない EDQの*日付書式参照データ・セットで認識されているいずれかの書式の生年月日。
jobtitle 文字列 しない 役職
homephone 文字列 しない 自宅電話番号
workphone 文字列 しない 勤務先電話番号
mobilephone 文字列 しない 携帯電話番号
faxphone 文字列 しない FAX番号
alternatephone 文字列 する 代替電話番号 - 単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト。
alternatephoneid 文字列 する alternatephoneのID値に対応する単一の値または複数の値のパイプ区切りリストで、一致の場合に、どの値が一致したかを識別して照合サービスからその値を戻すために使用できます。
email 文字列 する 単一の値または複数の電子メール・アドレスのパイプ区切りリスト。
emailid 文字列 する emailのID値に対応する単一の値または複数の値のパイプ区切りリストで、一致の場合に、どの値が一致したかを識別して照合サービスからその値を戻すために使用できます。
taxnumber 文字列 する 単一の値または複数の税番号のパイプ区切りリスト。
nationalidnumber 文字列 する 社会保障番号(米国)またはそれに相当する、単一の値またはパイプ区切りリスト。
accountname 文字列 しない 該当する場合、この個人が属するアカウント(エンティティなど)の名前。
accountnameid 文字列 しない accountnameフィールドのIDフィールドで、一致の場合に、どのアカウント名が一致したかを識別するのに使用できます。
addressid 文字列 しない 住所の一意の識別子で、複数の子エンティティが使用される場合に、同じ個人の異なる住所を区別するために使用します。詳細は、第5.3.1項「照合サービスの使用」を参照してください。
address1 文字列 しない 住所の行1
address2 文字列 しない 住所の行2
address3 文字列 しない 住所の行3
address4 文字列 しない 住所の行4
dependentlocality 文字列 しない cityフィールドの内容に左右される、より小さい人口集中地域のデータ要素。トルコの地区(Neighborhood)など。多くの国では、この属性は使用されません。
doubledependentlocality 文字列 しない citydependentlocalityの両フィールドの内容に左右される、最も小さい人口集中地域のデータ要素。イギリスの村(village)など。多くの国では、この属性は使用されません。
city 文字列 しない 住所の市区町。
subadminarea 文字列 しない 1つの国で最も小さい地理的データ要素。米国の郡(county)など。
adminarea 文字列 しない 1つの国で最も一般的な地理的データ要素。米国の州(State)やカナダの州(Province)など。
postalcode 文字列 しない 国に関連する場合、住所の郵便番号。

注意: 照合サービスでは、先行ゼロが自動的に削除される外部プログラムによって数値のpostalcodeが数値として再解釈されるのを回避するために、数値のpostalcodesにおいてのみ先行ゼロが削除されます。たとえば、Excelでは、数値のpostalcodesを先行ゼロを削除して数値として再度書式設定します。これは、edq-cds-daas.properties実行プロファイルでデフォルトで有効になっています。英字が存在する場合、先行ゼロは削除されません。

country 文字列 しない 国名または2文字のISO国コード。
customstring1 文字列 しない インタフェースで提供されていない文字列属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customstring2 文字列 しない インタフェースで提供されていない文字列属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customstring3 文字列 しない インタフェースで提供されていない文字列属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customstring4 文字列 しない インタフェースで提供されていない文字列属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customstring5 文字列 しない インタフェースで提供されていない文字列属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customstring6 文字列 しない インタフェースで提供されていない文字列属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customdate1 文字列 しない インタフェースで提供されていない日付属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customdate2 文字列 しない インタフェースで提供されていない日付属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customdate3 文字列 しない インタフェースで提供されていない日付属性に対する照合用のカスタム・フィールド。

5.4.1.2 エンティティ候補

属性名 データ型 複数値のサポート(する/しない) 備考
candidate 文字列 しない 0 = 駆動レコード、1 = 候補。照合でのみ使用します。駆動レコードはすべて互いに比較され、各候補とも比較されますが、候補は互いに比較されません。
entityid 文字列 しない 一意のレコード識別子。複数のドライバ・レコードを含むバッチ・ジョブおよびリアルタイム・リクエストに対しては必須です。
languages 文字列 する 3文字のSiebel言語コード。漢字を含む名前が日本語か中国語かの判別を助けるために名前の標準化でのみ使用されます。
uid1 文字列 する 一意のID 1 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。

注意: 一意のIDのフィールドは、一意のカスタム識別子(パスポートや税番号など)に基づいてレコードを照合するために使用します。詳細は、Oracle Enterprise Data Quality Enterprise Data Qualityカスタマ・データ・サービス・パック・ガイドを参照してください。

uid1id 文字列 する uid1のID値に対応する単一の値または複数の値のパイプ区切りリストで、一致の場合に、どの値が一致したかを識別して照合サービスからその値を戻すために使用できます。
uid2 文字列 する 一意のID 2 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
uid2id 文字列 する uid2のID値に対応する単一の値または複数の値のパイプ区切りリストで、一致の場合に、どの値が一致したかを識別して照合サービスからその値を戻すために使用できます。
uid3 文字列 する 一意のID 3 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
uid3id 文字列 する uid3のID値に対応する単一の値または複数の値のパイプ区切りリストで、一致の場合に、どの値が一致したかを識別して照合サービスからその値を戻すために使用できます。
eid1 文字列 する 除去ID 1 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。

注意: 除去IDのフィールドは、一意のカスタム識別子(パスポートや税番号など)に基づいてレコード間の可能性がある一致を除去するために使用します。詳細は、Oracle Enterprise Data Quality Enterprise Data Qualityカスタマ・データ・サービス・パック・ガイドを参照してください。

eid2 文字列 する 除去ID 2 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
eid3 文字列 する 除去ID 3 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
ieid1 文字列 する 反転除去ID 1 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
ieid2 文字列 する 反転除去ID 2 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
ieid3 文字列 する 反転除去ID 3 (単一の値または複数の値のパイプ区切りリスト)。
nameid 文字列 しない 名前の一意の識別子で、複数の子エンティティが使用される場合に、同じエンティティの異なる名前を区別するために使用します。詳細は、第5.3.1項「照合サービスの使用」を参照してください。
name 文字列 しない "Oracle Corporation UK"などの組織名。
subname 文字列 しない "Reading"、"Accounts Payable"などの部門や拠点。
phone 文字列 しない
alternatephone 文字列 する 単一の値または複数の代替電話番号値のパイプ区切りリスト。
website 文字列 する 単一の値または複数の代替Webサイト・アドレスのパイプ区切りリスト。
taxnumber 文字列 する 単一の値または複数の税番号のパイプ区切りリスト。
vatnumber 文字列 する 単一の値または複数のVAT番号のパイプ区切りリスト。
addressid 文字列 しない 住所の一意の識別子で、複数の子エンティティが使用される場合に、同じエンティティの異なる住所を区別するために使用します。詳細は、第5.3.1項「照合サービスの使用」を参照してください。
address1 文字列 しない 住所の行1
address2 文字列 しない 住所の行2
address3 文字列 しない 住所の行3
address4 文字列 しない 住所の行4
dependentlocality 文字列 しない cityフィールドの内容に左右される、より小さい人口集中地域のデータ要素。トルコの地区(Neighborhood)など。
doubledependentlocality 文字列 しない citydependentlocalityの両フィールドの内容に左右される、最も小さい人口集中地域のデータ要素。イギリスの村(village)など。
city 文字列 しない
subadminarea 文字列 しない 1つの国で最も小さい地理的データ要素。米国の郡(County)など。
adminarea 文字列 しない 1つの国で最も一般的な地理的データ要素。米国の州(State)やカナダの州(Province)など。
postalcode 文字列 しない 国に関連する場合、住所の郵便番号。

注意: 照合サービスでは、先行ゼロが自動的に削除される外部プログラムによって数値のpostalcodeが数値として再解釈されるのを回避するために、数値のpostalcodesにおいてのみ先行ゼロが削除されます。たとえば、Excelでは、数値のpostalcodesを先行ゼロを削除して数値として再度書式設定します。これは、edq-cds-daas.properties実行プロファイルでデフォルトで有効になっています。英字が存在する場合、先行ゼロは削除されません。

country 文字列 しない 国名または2文字のISO国コード。
customstring1 文字列 しない インタフェースで提供されていない文字列属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customstring2 文字列 しない インタフェースで提供されていない文字列属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customstring3 文字列 しない インタフェースで提供されていない文字列属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customstring4 文字列 しない インタフェースで提供されていない文字列属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customstring5 文字列 しない インタフェースで提供されていない文字列属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customstring6 文字列 しない インタフェースで提供されていない文字列属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customdate1 文字列 しない インタフェースで提供されていない日付属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customdate2 文字列 しない インタフェースで提供されていない日付属性に対する照合用のカスタム・フィールド。
customdate3 文字列 しない インタフェースで提供されていない日付属性に対する照合用のカスタム・フィールド。

5.4.1.3 住所候補

属性名 データ型 複数値のサポート(する/しない) 備考
candidate 文字列 しない 0 = 駆動レコード、1 = 候補。照合でのみ使用します。
addressid 文字列 しない 住所の一意の識別子。
address1 文字列 しない 住所の行1
address2 文字列 しない 住所の行2
address3 文字列 しない 住所の行3
address4 文字列 しない 住所の行4
dependentlocality 文字列 しない cityフィールドの内容に左右される、より小さい人口集中地域のデータ要素。トルコの地区(Neighborhood)など。
doubledependentlocality 文字列 しない citydependentlocalityの両フィールドの内容に左右される、最も小さい人口集中地域のデータ要素。イギリスの村(village)など。
city 文字列 しない
subadminarea 文字列 しない 1つの国で最も小さい地理的データ要素。米国の郡(County)など。
adminarea 文字列 しない 1つの国で最も一般的な地理的データ要素。米国の州(State)やカナダの州(Province)など。
postalcode 文字列 しない 国に関連する場合、住所の郵便番号。
country 文字列 しない 国名または2文字のISO国コード。

表5-1 個人候補 - ヘッダー・パラメータ

名前 データ型 デフォルト 説明 実行プロファイルのパラメータ

matchthreshold

数値

70

一致しきい値(以前はインタフェース上)

phase.Individual\ Match.process.*.matchthreshold

keyprofile

文字列

Typical

使用するキー・プロファイルで、名前付きキー・プロファイル(Typicalなど)またはエンコード済キー・プロファイルです。

phase.*.process.*.keyprofile

overallscore.name.weighting

正の数

7

名前の複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.name.weighting

overallscore.name.enabled

ブール値(Y/N)

Y

名前の複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.name.enabled

overallscore.address.weighting

正の数

9

住所の複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.address.weighting

overallscore.address.enabled

ブール値(Y/N)

Y

住所の複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.address.enabled

overallscore.accountname.weighting

正の数

0.75

アカウント名の複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.accountname.weighting

overallscore.accountname.enabled

ブール値(Y/N)

Y

アカウント名の複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.accountname.enabled

overallscore.dob.weighting

正の数

6

生年月日の複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.dob.weighting

overallscore.dob.enabled

ブール値(Y/N)

Y

生年月日の複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.dob.enabled

overallscore.phonenumber.weighting

正の数

5

電話番号の複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.phonenumber.weighting

overallscore.phonenumber.enabled

ブール値(Y/N)

Y

電話番号の複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.phonenumber.enabled

overallscore.email.weighting

正の数

9

電子メールの複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.email.weighting

overallscore.email.enabled

ブール値(Y/N)

Y

電子メールの複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.email.enabled

overallscore.nationalidnumber.weighting

正の数

12

国民ID番号の複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.nationalidnumber.weighting

overallscore.nationalidnumber.enabled

ブール値(Y/N)

Y

国民ID番号の複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.nationalidnumber.enabled

overallscore.taxnumber.weighting

正の数

12

税番号の複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.taxnumber.weighting

overallscore.taxnumber.enabled

ブール値(Y/N)

Y

税番号の複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.taxnumber.enabled

overallscore.customstring1exact.weighting

正の数

1

カスタム文字列1の完全複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring1exact.weighting

overallscore.customstring1exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列1の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring1exact.enabled

overallscore.customstring1fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム文字列1のあいまい複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring1fuzzy.weighting

overallscore.customstring1fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列1のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring1fuzzy.enabled

overallscore.customstring2exact.weighting

正の数

1

カスタム文字列2の完全複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring2exact.weighting

overallscore.customstring2exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列2の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring2exact.enabled

overallscore.customstring2fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム文字列2のあいまい複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring2fuzzy.weighting

overallscore.customstring2fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列2のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring2fuzzy.enabled

overallscore.customstring3exact.weighting

正の数

1

カスタム文字列3の完全複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring3exact.weighting

overallscore.customstring3exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列3の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring3exact.enabled

overallscore.customstring3fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム文字列3のあいまい複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring3fuzzy.weighting

overallscore.customstring3fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列3のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring3fuzzy.enabled

overallscore.customstring4exact.weighting

正の数

1

カスタム文字列4の完全複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring4exact.weighting

overallscore.customstring4exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列4の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring4exact.enabled

overallscore.customstring4fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム文字列4のあいまい複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring4fuzzy.weighting

overallscore.customstring4fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列4のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring4fuzzy.enabled

overallscore.customstring5exact.weighting

正の数

1

カスタム文字列5の完全複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring5exact.weighting

overallscore.customstring5exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列5の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring5exact.enabled

overallscore.customstring5fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム文字列5のあいまい複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring5fuzzy.weighting

overallscore.customstring5fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列5のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring5fuzzy.enabled

overallscore.customstring6exact.weighting

正の数

1

カスタム文字列6の完全複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring6exact.weighting

overallscore.customstring6exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列6の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring6exact.enabled

overallscore.customstring6fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム文字列6のあいまい複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring6fuzzy.weighting

overallscore.customstring6fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列6のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customstring6fuzzy.enabled

overallscore.customdate1exact.weighting

正の数

1

カスタム日付1の完全複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customdate1exact.weighting

overallscore.customdate1exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム日付1の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customdate1exact.enabled

overallscore.customdate1fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム日付1のあいまい複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customdate1fuzzy.weighting

overallscore.customdate1fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム日付1のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customdate1fuzzy.enabled

overallscore.customdate2exact.weighting

正の数

1

カスタム日付2の完全複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customdate2exact.weighting

overallscore.customdate2exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム日付2の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customdate2exact.enabled

overallscore.customdate2fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム日付2のあいまい複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customdate2fuzzy.weighting

overallscore.customdate2fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム日付2のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customdate2fuzzy.enabled

overallscore.customdate3exact.weighting

正の数

1

カスタム日付3の完全複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customdate3exact.weighting

overallscore.customdate3exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム日付3の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customdate3exact.enabled

overallscore.customdate3fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム日付3のあいまい複合比較の重み付け

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customdate3fuzzy.weighting

overallscore.customdate3fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム日付3のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Individual\ Match.process.*.overallscore.customdate3fuzzy.enabled

clusterlevel

1, 2, 3

2

レガシー・クラスタ・レベル(以前はインタフェース上)

phase.*.process.*.clusterlevel

uselegacykeygen

ブール値(Y/N)

N

レガシー・クラスタ・レベル設定をキー生成に使用するかどうか

phase.*.process.*.uselegacykeygen

customstring1key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customstring1key

customstring1type

文字列(テキスト/識別子)

テキスト

カスタム属性に含まれるデータのタイプ(標準化の際に空白を削除するかどうかを定義)

phase.*.process.*.customstring1type

customstring2key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customstring2key

customstring2type

文字列(テキスト/識別子)

テキスト

カスタム属性に含まれるデータのタイプ(標準化の際に空白を削除するかどうかを定義)

phase.*.process.*.customstring2type

customstring3key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customstring3key

customstring3type

文字列(テキスト/識別子)

テキスト

カスタム属性に含まれるデータのタイプ(標準化の際に空白を削除するかどうかを定義)

phase.*.process.*.customstring3type

customstring4key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customstring4key

customstring4type

文字列(テキスト/識別子)

テキスト

カスタム属性に含まれるデータのタイプ(標準化の際に空白を削除するかどうかを定義)

phase.*.process.*.customstring4type

customstring5key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customstring5key

customstring5type

文字列(テキスト/識別子)

テキスト

カスタム属性に含まれるデータのタイプ(標準化の際に空白を削除するかどうかを定義)

phase.*.process.*.customstring5type

customstring6key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customstring6key

customstring6type

文字列(テキスト/識別子)

テキスト

カスタム属性に含まれるデータのタイプ(標準化の際に空白を削除するかどうかを定義)

phase.*.process.*.customstring6type

customdate1key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customdate1key

customdate2key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customdate2key

customdate3key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customdate3key


表5-2 エンティティ候補 - ヘッダー・パラメータ

名前 データ型 デフォルト 説明 実行プロファイルのパラメータ

matchthreshold

数値

70

一致しきい値

phase.Entity\ Match.process.*.matchthreshold

keyprofile

文字列

Typical

使用するキー・プロファイルで、名前付きキー・プロファイル(Typicalなど)またはエンコード済キー・プロファイルです。

phase.*.process.*.keyprofile

overallscore.name.weighting

正の数

10

名前の複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.name.weighting

overallscore.name.enabled

ブール値(Y/N)

Y

名前の複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.name.enabled

overallscore.address.weighting

正の数

4

住所の複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.address.weighting

overallscore.address.enabled

ブール値(Y/N)

Y

住所の複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.address.enabled

overallscore.website.weighting

正の数

0.3

Webサイトの複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.website.weighting

overallscore.website.enabled

ブール値(Y/N)

Y

Webサイトの複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.website.enabled

overallscore.phonenumber.weighting

正の数

0.5

電話番号の複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.phonenumber.weighting

overallscore.phonenumber.enabled

ブール値(Y/N)

Y

電話番号の複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.phonenumber.enabled

overallscore.taxnumber.weighting

正の数

1

税番号の複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.taxnumber.weighting

overallscore.taxnumber.enabled

ブール値(Y/N)

Y

税番号の複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.taxnumber.enabled

overallscore.vatnumber.weighting

正の数

1

VAT番号の複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.vatnumber.weighting

overallscore.vatnumber.enabled

ブール値(Y/N)

Y

VAT番号の複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.vatnumber.enabled

overallscore.customstring1exact.weighting

正の数

1

カスタム文字列1の完全複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring1exact.weighting

overallscore.customstring1exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列1の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring1exact.enabled

overallscore.customstring1fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム文字列1のあいまい複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring1fuzzy.weighting

overallscore.customstring1fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列1のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring1fuzzy.enabled

overallscore.customstring2exact.weighting

正の数

1

カスタム文字列2の完全複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring2exact.weighting

overallscore.customstring2exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列2の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring2exact.enabled

overallscore.customstring2fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム文字列2のあいまい複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring2fuzzy.weighting

overallscore.customstring2fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列2のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring2fuzzy.enabled

overallscore.customstring3exact.weighting

正の数

1

カスタム文字列3の完全複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring3exact.weighting

overallscore.customstring3exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列3の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring3exact.enabled

overallscore.customstring3fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム文字列3のあいまい複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring3fuzzy.weighting

overallscore.customstring3fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列3のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring3fuzzy.enabled

overallscore.customstring4exact.weighting

正の数

1

カスタム文字列4の完全複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring4exact.weighting

overallscore.customstring4exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列4の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring4exact.enabled

overallscore.customstring4fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム文字列4のあいまい複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring4fuzzy.weighting

overallscore.customstring4fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列4のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring4fuzzy.enabled

overallscore.customstring5exact.weighting

正の数

1

カスタム文字列5の完全複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring5exact.weighting

overallscore.customstring5exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列5の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring5exact.enabled

overallscore.customstring5fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム文字列5のあいまい複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring5fuzzy.weighting

overallscore.customstring5fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列5のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring5fuzzy.enabled

overallscore.customstring6exact.weighting

正の数

1

カスタム文字列6の完全複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring6exact.weighting

overallscore.customstring6exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列6の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring6exact.enabled

overallscore.customstring6fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム文字列6のあいまい複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring6fuzzy.weighting

overallscore.customstring6fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム文字列6のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customstring6fuzzy.enabled

overallscore.customdate1exact.weighting

正の数

1

カスタム日付1の完全複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customdate1exact.weighting

overallscore.customdate1exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム日付1の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customdate1exact.enabled

overallscore.customdate1fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム日付1のあいまい複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customdate1fuzzy.weighting

overallscore.customdate1fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム日付1のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customdate1fuzzy.enabled

overallscore.customdate2exact.weighting

正の数

1

カスタム日付2の完全複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customdate2exact.weighting

overallscore.customdate2exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム日付2の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customdate2exact.enabled

overallscore.customdate2fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム日付2のあいまい複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customdate2fuzzy.weighting

overallscore.customdate2fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム日付2のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customdate2fuzzy.enabled

overallscore.customdate3exact.weighting

正の数

1

カスタム日付3の完全複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customdate3exact.weighting

overallscore.customdate3exact.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム日付3の完全複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customdate3exact.enabled

overallscore.customdate3fuzzy.weighting

正の数

1

カスタム日付3のあいまい複合比較の重み付け

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customdate3fuzzy.weighting

overallscore.customdate3fuzzy.enabled

ブール値(Y/N)

Y

カスタム日付3のあいまい複合比較を有効にするかどうか

phase.Entity\ Match.process.*.overallscore.customdate3fuzzy.enabled

clusterlevel

1, 2, 3

2

レガシー・クラスタ・レベル

phase.*.process.*.clusterlevel

uselegacykeygen

ブール値(Y/N)

N

レガシー・クラスタ・レベル設定をキー生成に使用するかどうか

phase.*.process.*.uselegacykeygen

customstring1key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customstring1key

customstring1type

文字列(テキスト/識別子)

テキスト

カスタム属性に含まれるデータのタイプ(標準化の際に空白を削除するかどうかを定義)

phase.*.process.*.customstring1type

customstring2key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customstring2key

customstring2type

文字列(テキスト/識別子)

テキスト

カスタム属性に含まれるデータのタイプ(標準化の際に空白を削除するかどうかを定義)

phase.*.process.*.customstring2type

customstring3key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customstring3key

customstring3type

文字列(テキスト/識別子)

テキスト

カスタム属性に含まれるデータのタイプ(標準化の際に空白を削除するかどうかを定義)

phase.*.process.*.customstring3type

customstring4key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customstring4key

customstring4type

文字列(テキスト/識別子)

テキスト

カスタム属性に含まれるデータのタイプ(標準化の際に空白を削除するかどうかを定義)

phase.*.process.*.customstring4type

customstring5key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customstring5key

customstring5type

文字列(テキスト/識別子)

テキスト

カスタム属性に含まれるデータのタイプ(標準化の際に空白を削除するかどうかを定義)

phase.*.process.*.customstring5type

customstring6key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customstring6key

customstring6type

文字列(テキスト/識別子)

テキスト

カスタム属性に含まれるデータのタイプ(標準化の際に空白を削除するかどうかを定義)

phase.*.process.*.customstring6type

customdate1key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customdate1key

customdate2key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customdate2key

customdate3key

ブール値(Y/N)

N

このカスタム属性にキーを作成するかどうか

phase.*.process.*.customdate3key


表5-3 住所候補 - ヘッダー・パラメータ

名前 データ型 デフォルト 説明 実行プロファイルのパラメータ

matchthreshold

数値

70

一致しきい値

phase.Address\ Match.process.*.matchthreshold

keyprofile

文字列

Typical

使用するキー・プロファイルで、名前付きキー・プロファイル(Typicalなど)またはエンコード済キー・プロファイルです。

phase.*.process.*.keyprofile

clusterlevel

1, 2, 3

2

レガシー・クラスタ・レベル

phase.*.process.*.clusterlevel

uselegacykeygen

ブール値(Y/N)

N

レガシー・クラスタ・レベル設定をキー生成に使用するかどうか

phase.*.process.*.uselegacykeygen


5.4.2 一致インタフェース

一致インタフェースは、バッチおよびリアルタイムで照合サービスの出力に使用されます。ビジネス・オブジェクトに固有の属性が含まれないため、個人、エンティティおよび住所に使用されます。

個人およびエンティティの照合では、masteridおよびmatchidsが同じレコード間で複数の一致が存在する場合(異なる名前および住所による複数の一致のためなど)、最も強い一致(一致スコアによる)のみがレコード・ペアに対して戻されます。Siebelでは現在、戻されたmasternameidmatchnameidmasteraddressidおよびmatchaddressidの各属性を使用しませんが、他の統合では、最も一致するものに応じてアプリケーションで正しいレコードを表示するために使用できます。

属性名 データ型 備考
serverid 文字列 サーバーID。Siebelには適用されません。
jobid 文字列 ジョブID。Siebelには適用されません。
masterid 文字列 駆動レコードID。バッチでのみ使用します。
matchid 文字列 照合レコードID。
masternameid 文字列 駆動レコードの名前ID。複数の名前が提示された場合に、駆動レコードに対して照合された名前を識別するのに使用します。
matchnameid 文字列 照合レコードの名前ID。複数の名前が提示された場合に、候補レコードに対して照合された名前を識別するのに使用します。
masteraccountnameid 文字列 駆動レコードのアカウント名ID。複数のアカウント名が提示された場合に、駆動レコードに対して照合されたアカウント名を識別するのに使用します。
matchaccountnameid 文字列 照合レコードのアカウント名ID。複数のアカウント名が提示された場合に、候補レコードに対して照合されたアカウント名を識別するのに使用します。
masteraddressid 文字列 駆動レコードの住所ID。複数の住所が提示された場合に、駆動レコードに対して照合された住所を識別するのに使用します。
matchaddressid 文字列 照合レコードの住所ID。複数の住所が提示された場合に、候補レコードに対して照合された住所を識別するのに使用します。
masteremailid 文字列 駆動レコードの電子メールID。複数の電子メールが提示された場合に、駆動レコードに対して照合された電子メールを識別するのに使用します。
matchemailid 文字列 照合レコードの電子メールID。複数の電子メールが提示された場合に、候補レコードに対して照合された電子メールを識別するのに使用します。
masterphonenumberid 文字列 駆動レコードの電話番号ID。複数の電話番号が提示された場合に、駆動レコードに対して照合された電話番号を識別するのに使用します。
matchphonenumberid 文字列 照合レコードの電話番号ID。複数の電話番号が提示された場合に、候補レコードに対して照合された電話番号を識別するのに使用します。
masterwebsiteid 文字列 駆動レコードのWebサイトID。複数のWebサイトが提示された場合に、駆動レコードに対して照合されたWebサイトを識別するのに使用します。
matchwebsiteid 文字列 照合レコードのWebサイトID。複数のWebサイトが提示された場合に、候補レコードに対して照合されたWebサイトを識別するのに使用します。
masteruid1id 文字列 駆動レコードの一意の識別子1のID。複数の一意の識別子1 (UID1)が提示された場合に、駆動レコードに対して照合されたUID1を識別するのに使用します。
matchuid1id 文字列 照合レコードの一意の識別子1のID。複数の一意の識別子1 (UID1)が提示された場合に、候補レコードに対して照合されたUID1を識別するのに使用します。
masteruid2id 文字列 駆動レコードの一意の識別子2のID。複数の一意の識別子2 (UID2)が提示された場合に、駆動レコードに対して照合されたUID2を識別するのに使用します。
matchuid2id 文字列 照合レコードの一意の識別子2のID。複数の一意の識別子2 (UID2)が提示された場合に、候補レコードに対して照合されたUID2を識別するのに使用します。
masteruid3id 文字列 駆動レコードの一意の識別子3のID。複数の一意の識別子3 (UID3)が提示された場合に、駆動レコードに対して照合されたUID3を識別するのに使用します。
matchuid3id 文字列 照合レコードの一意の識別子3のID。複数の一意の識別子3 (UID3)が提示された場合に、候補レコードに対して照合されたUID3を識別するのに使用します。
matchscore 数値 一致スコア。
rulename 文字列 一致ルール名。これは、関係が複合スコア・ベースのルールから生成された場合、複合スコア結果から取得できます。
reversedriverflag 文字列 バッチ照合で駆動レコード間に一致が存在する場合に、逆の一致レコードが追加生成されていることを示すフラグ。有効な値はYまたはNです。
comparisonresults 文字列 関係の一因となる属性と照合方法(名前の完全一致、住所のあいまい一致など)のカンマ区切りリスト。
nameresult 文字列 名前の複合比較の結果。
namescore 数値 名前の複合比較のスコア。
namecategory 文字列 名前の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
addressresult 文字列 住所の複合比較の結果。
addressscore 数値 住所の複合比較のスコア。
addresscategory 文字列 住所の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
accountnameresult 文字列 アカウント名の複合比較の結果。
accountnamescore 数値 アカウント名の複合比較のスコア。
accountnamecategory 文字列 アカウント名の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
emailresult 文字列 電子メールの複合比較の結果。
emailscore 数値 電子メールの複合比較のスコア。
emailcategory 文字列 電子メールの複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
phonenumberresult 文字列 電話番号の複合比較の結果。
phonenumberscore 数値 電話番号の複合比較のスコア。
phonenumbercategory 文字列 電話番号の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
dobresult 文字列 生年月日の複合比較の結果。
dobscore 数値 生年月日の複合比較のスコア。
dobcategory 文字列 生年月日の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
websiteresult 文字列 Webサイトの複合比較の結果。
websitescore 数値 Webサイトの複合比較のスコア。
websitecategory 文字列 Webサイトの複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
nationalidnumberresult 文字列 国民ID番号の複合比較の結果。
nationalidnumberscore 数値 国民ID番号の複合比較のスコア。
nationalidnumbercategory 文字列 国民ID番号の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
vatnumberresult 文字列 VAT番号の複合比較の結果。
vatnumberscore 数値 VAT番号の複合比較のスコア。
vatnumbercategory 文字列 VAT番号の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
taxnumberresult 文字列 税番号の複合比較の結果。
taxnumberscore 数値 税番号の複合比較のスコア。
taxnumbercategory 文字列 税番号の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
customstring1result 文字列 カスタム文字列1の複合比較の結果。
customstring1score 数値 カスタム文字列1の複合比較のスコア。
customstring1category 文字列 カスタム文字列1の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
customstring2result 文字列 カスタム文字列2の複合比較の結果。
customstring2score 数値 カスタム文字列2の複合比較のスコア。
customstring2category 文字列 カスタム文字列2の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
customstring3result 文字列 カスタム文字列3の複合比較の結果。
customstring3score 数値 カスタム文字列3の複合比較のスコア。
customstring3category 文字列 カスタム文字列3の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
customstring4result 文字列 カスタム文字列4の複合比較の結果。
customstring4score 数値 カスタム文字列4の複合比較のスコア。
customstring4category 文字列 カスタム文字列4の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
customstring5result 文字列 カスタム文字列5の複合比較の結果。
customstring5score 数値 カスタム文字列5の複合比較のスコア。
customstring5category 文字列 カスタム文字列5の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
customstring6result 文字列 カスタム文字列6の複合比較の結果。
customstring6score 数値 カスタム文字列6の複合比較のスコア。
customstring6category 文字列 カスタム文字列6の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
customdate1result 文字列 カスタム日付1の複合比較の結果。
customdate1score 数値 カスタム日付1の複合比較のスコア。
customdate1category 文字列 カスタム日付1の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
customdate2result 文字列 カスタム日付2の複合比較の結果。
customdate2score 数値 カスタム日付2の複合比較のスコア。
customdate2category 文字列 カスタム日付2の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。
customdate3result 文字列 カスタム日付3の複合比較の結果。
customdate3score 数値 カスタム日付3の複合比較のスコア。
customdate3category 文字列 カスタム日付3の複合比較のカテゴリ(完全、あいまい、など)。


注意:

  • Siebel統合では、駆動レコードも空白の一致スコアおよびルール名で、リアルタイム照合リクエストからの出力に戻されます。この動作は、phase.*.process.*.Return\ Real-time\ Driving\ Record実行プロファイル・プロパティで制御されるため、必要に応じてその他のタイプの統合用に構成できます。

  • Siebelなどの外部アプリケーションでバッチ照合からの出力を単純に使用して一致の両レコードを更新できるように、CDSバッチ照合では、駆動レコード間の一致ごとに2つレコードが提供されます。したがって、AがBに一致する場合、masterid Aおよびmatchid Bのレコードが1件戻される上にmasterid Bおよびmatchid Aのレコードがさらに1件生成されて戻されます。この追加生成されたレコードでは、外部アプリケーションが追加生成されたレコードを必要としない場合、reversedriverflagYに設定されます。

  • 各照合済レコードに関連する戻されたスコアのみを受け入れるというSiebel Data Qualityインタフェースの制限のため、Siebelでは一致ルール名が表示できません。


5.4.3 キー生成結果インタフェース

2つのデータ・インタフェース(1つはバッチ用、1つはリアルタイム用)がキー生成サービスの結果の出力に使用されます。これらは、特定のビジネス・オブジェクトに固有の属性が含まれないため、エンティティ、個人および住所に使用されます。バッチおよびリアルタイムの結果インタフェースには似たような情報が含まれていますが、主な相違は結果の処理方法です。

5.4.3.1 リアルタイム・キー生成結果インタフェース

リアルタイム・キー生成結果インタフェースは、リアルタイムでキー生成サービスの出力に使用されます。出力値は、レコードのキー値の配列に任意の順序で戻されます。このインタフェースは、バッチ・バージョンとは異なり、レコードごとにキー値当たり1行を戻すのではなく、レコードのキー値の配列を戻します。


注意:

レガシー・クラスタ・レベルを使用している場合、レベルはキー優先度フィールドに戻されます(ただし、clusterlevel = Dである場合を除き、その場合は(keyprioritiesが数値であるため)戻されません)。

属性名 データ型 備考
externalid 文字列 キーが生成されたレコードの個人、エンティティまたは住所のID。
keyprofile 文字列 生成されたキーのキー・プロファイル。
keyvalues StringArray キー値の配列。
keypriorities NumberArray キー優先度の配列。

5.4.3.2 バッチ・キー生成結果インタフェース

バッチ・キー生成結果インタフェースは、バッチ・キー生成サービスでキー生成サービスの出力にのみ使用されます。このインタフェースは、リアルタイム・キー生成結果インタフェースとは異なり、レコードのキー値の配列ではなく、レコードごとにキー値当たり1行を戻します。


注意:

レガシー・クラスタ・レベルを使用している場合、レベルはキー優先度フィールドに戻されます(ただし、clusterlevel = Dである場合を除き、その場合は(keypriorityが数値であるため)戻されません)。

属性名 データ型 備考
serverid 文字列 サーバーID。Siebelには適用されません。
jobid 文字列 ジョブID。Siebelには適用されません。
externalid 文字列 キーが生成されたレコードの個人、エンティティまたは住所のID。
keyprofile 文字列 生成されたキーのキー・プロファイル。
keyvalue 文字列 キー値。
keypriority 数値 キー優先度

5.5 リアルタイム統合

EDQ-CDSリアルタイム照合サービスは、デフォルト構成を一切変更せずに外部プリケーションからコールできます。レコード・キーの格納の管理および照合サービスに渡される一致候補の選択の実行は、コール元アプリケーションが担当します。

リアルタイム照合(連絡先の重複防止など)時のコール元アプリケーション(CRM、マスター・データ管理[MDM]アプリケーションなど)とEDQ-CDS間の典型的なやり取りは、次に示すとおりです。

図5-1 照合サービスとの想定される統合アーキテクチャの概要

図5-1の説明が続きます
「図5-1 照合サービスとの想定される統合アーキテクチャの概要」の説明

照合サービスの動作および使用の詳細は、次のとおりです。

  • 駆動レコードの送信 - アプリケーションが新しい(駆動)レコードと構成済キー・プロファイルをEDQ-CDSに送信します。

  • キーの生成 - EDQ-CDSが駆動レコードのキーを生成します。

  • キーの戻し - EDQ-CDSが駆動レコードのキーをMDMアプリケーションに戻します。

  • 候補の選択 - MDMアプリケーションが同じ生成済キーのいずれかを共有する(候補)レコードをすべて選択します。候補が特定されない場合は、"キーの格納"に進みます。

  • 一致データの作成 - MDMアプリケーションが駆動レコードと候補レコードの一致データを作成します。

  • 一致レコードの送信 - MDMアプリケーションが新しい(駆動)レコードと候補のデータをEDQ-CDSに送信します。

  • 照合の実行 - EDQ-CDSが駆動レコードを候補に照らして照合し、可能性がある重複を特定します。各一致には、一致の強さを示すスコアが割り当てられます。

  • スコアを伴う重複の戻し - EDQ-CDSが照合済の候補のID(およびスコア)をMDMアプリケーションに戻します。駆動レコードも戻されますが、スコアは空白です。EDQ-CDSによって重複が特定されなかった場合は、"キーの格納"に進みます。

  • ユーザーによる重複の確認 - 示すとおりです。

  • マスター・レコードの送信 - EDQ-CDSによって重複が特定され、ユーザーが選択した場合、駆動レコードは既存の重複レコードとマージされます。マージ操作が発生した場合、MDMアプリケーションは新しいマージ後の(マスター)レコードの詳細をEDQ-CDSに戻します。

  • キーの生成 - EDQ-CDSがマスター・レコードの詳細を使用してキー値を生成します。

  • キーの戻し - EDQ-CDSがマスター・レコードのキーをMDMアプリケーションに戻します。

  • キーの格納 - MDMアプリケーションが新しいマスター・レコードのキーを格納します。