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Oracle® Fusion Middleware Enterprise Data Qualityカスタマ・データ・サービス・パック・ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E88280-01
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6 汎用ビジネス・データ・サービスの使用方法

この章では、EDQ-CDS汎用ビジネス・データ・サービス機能の使用方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

6.1 個人名サービス

個人名サービスは、構造化されていない名前入力に構造を追加するのに使用します。また、名前入力を解析、検証および標準化するのにも使用します。掲示板の機能は次のとおりです。

  • フルネーム入力が空白またはnullかどうかを検証し、適切な妥当性ステータスを適宜戻します。例: "データなし有効"。

  • フルネーム入力が空白でない場合、フルネームを解析して構造化された名前を導出します。

  • 入力または導出データを標準化します。

  • 指定された場合は入力名の性別を検証し、指定または導出された名およびタイトルから性別情報を導出します。

  • 入力の性別と導出された性別情報との性別の整合性をチェックします。

  • すべての属性入力をサービス・レスポンスで戻します。

6.1.1 入力属性

次の表では、個人名サービスの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Title 文字列 指定された個人のタイトル(例: Dr) いいえ
FirstName 文字列 指定された個人の名(例: James) いいえ
MiddleNames 文字列 指定された個人のミドルネーム(例: Alfred) いいえ
LastName 文字列 指定された個人の姓(例: Herriot) いいえ
Suffix 文字列 指定された個人の接尾辞(例: Jr) いいえ
FullName 文字列 指定された個人のフルネーム(例: Dr James Alfred Herriot Jr) いいえ
TreatHanAsKanji 文字列 指定された漢字の特定の解釈を決定します。空白または"N"に設定されている場合は中国漢字として処理され、"Y"に設定されている場合は日本漢字として処理されます。名前の書式は、<姓> <名>である必要があります。 いいえ
Gender 文字列 指定された個人の性別(例: Male/M)。 いいえ

6.1.2 出力属性

次の表では、個人名サービスの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
Title 文字列 パーサーによって判別された個人のタイトル(例: Dr)。
FirstName 文字列 パーサーによって判別された個人の名(例: James)。
MiddleNames 文字列 パーサーによって判別された個人のミドルネーム(例: Alfred)。
LastName 文字列 パーサーによって判別された個人の姓(例: Herriot)。
Suffix 文字列 パーサーによって判別された個人の接尾辞(例: FRCVS)。
ParseResult 文字列 結果は、パーサーにより入力が名前と判別された場合は"Pass"、さらに検証が必要な場合は"Review"、指定された入力が名前ではない場合は"Fail"となります。
ParseComment 文字列 解析結果に応じて、解析のコメントが表示されます。
ParseNotes 文字列 名前のトークン化に準拠していないが、関連データが含まれる名前に関する注意事項(関連データの例: その他の情報("死亡")、検出された複数の名前("Mrs.G Jones")、未分類データ("様方"))。
NameValid フラグ Y: 名前が有効な場合。

N: それ以外の場合。

NameValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
NameValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
TitleValid フラグ Y: タイトルが有効な場合。

N: それ以外の場合。

TitleValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
TitleValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
TitleStandardized 文字列 標準化プロセスによるタイトル出力。
TitleOutputValid 文字列 Y: タイトル出力が有効な場合。

N: それ以外の場合。

FirstNameStandardized 文字列 標準化プロセスによる名属性出力。
MiddleNamesStandardized 文字列 標準化プロセスによるミドルネーム属性出力。
LastNameStandardized 文字列 標準化プロセスによる姓属性出力。
SuffixStandardized 文字列 標準化された個人の接尾辞(例: Jr)。
FullNameStandardized 文字列 標準化された個人のフルネーム(例: Dr James Alfred Herriot Jr)。
NameOutputValid フラグ Y: 名前出力が有効な場合。

N: それ以外の場合。

NameValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
NameValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
GenderValid フラグ Y: 性別が有効な場合。

N: それ以外の場合。

GenderValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
GenderValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
GenderFromTitle 文字列 入力タイトルから導出された性別。
GenderFromName 文字列 入力名前から導出された性別。
GenderFromInput 文字列 入力性別から導出された性別。
TitleNameGenderConflict フラグ 導出された性別がタイトルと名前で異なる場合、"Y"に設定されます。
TitleInputGenderConflict フラグ Y: 導出された性別がタイトルと入力性別で異なる場合。

N: それ以外の場合。

NameInputGenderConflict フラグ Y: 導出された性別が名前と入力性別で異なる場合。

N: それ以外の場合。

GenderDerived 文字列 競合に関係なくGenderFromInput、GenderFromTitle、GenderFromNameの順に優先した総合的な性別。
TitleTransliterated 文字列 文字変換されたタイトル(例: مجتهد -> Mujtahid)。
FirstNameTransliterated 文字列 文字変換された名(例: Влади́мир -> Vladimir)。
MiddleNamesTransliterated 文字列 文字変換されたミドルネーム。
LastNameTransliterated 文字列 文字変換された姓。
SuffixTransliterated 文字列 文字変換された接尾辞。
FullNameTransliterated 文字列 文字変換されたフルネーム。
NameWritingSystem 文字列 識別された表記法(例: ラテン語、アラビア語)。

6.1.3 オプション

次の表では、個人名サービスのオプションについて説明します。

オプション名 メッセージ・ヘッダー データ型 説明 デフォルト
冒涜的な言葉を有効として処理 optvaltreatprofanitiesvalid 文字列 Y: 名前データに検出された冒涜的な言葉が含まれる場合に、NameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい名前を有効として処理 optvaltreatsuspectnamesvalid 文字列 Y: 名前データに疑わしい/ダミーの名前が含まれる場合に、NameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい文字を有効として処理 optvaltreatsuspectcharsvalid 文字列 Y: 名前データに疑わしい文字が含まれる場合に、NameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
名前データなしを有効として処理 optvaltreatnonamedatavalid 文字列 Y: 名前データが空白またはnullの場合に、NameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
タイトル・データなしを有効として処理 optvaltreatnotitledatavalid 文字列 Y: タイトル・データが空白またはnullの場合に、TitleValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
アクセントの削除 optestdremoveaccents 文字列 Y: アクセント記号付きの文字をアクセント記号なしの同等の文字に変更します。

N: アクセントを削除しません。

N
無効な名前の出力 optentoutputinvalidnames 文字列 Y: 無効な名前を、標準化された元のフィールドに生の入力として出力します。

N: しません。

Y
無効なタイトルの出力 optstdoutputinvalidtitles 文字列 Y: 無効なタイトルを、標準化された元のフィールドに生の入力として出力します。

N: しません。

Y
タイトルの削除 optstdremovetitles 文字列 Y: タイトル以外の名前のフィールドから行内のタイトルを削除します。

N: しません。

N
接尾辞の削除 optstdremovesuffixes 文字列 Y: 接尾辞以外の名前のフィールドから行内の接尾辞を削除します。

N: しません。

N
出力の大/小文字 optstdoutputcase 文字列 すべての名前に一貫した大/小文字("L" = 小文字、"U" = 大文字、"S" = 文頭のみ大文字)を適用します。 N
性別とタイトル間の競合を有効として処理 optgenvaltreatgentitleconfvalid 文字列 Y: 渡されたタイトルから導出された性別と渡された性別間の競合が性別データに含まれる場合に、GenderValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
性別と名前間の競合を有効として処理 optgenvaltreatgennameconfvalid 文字列 Y: 名前から導出された性別と渡された性別間の競合が性別データに含まれる場合に、GenderValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
性別データなしを有効として処理 optgenvaltreatnodatavalid 文字列 Y: 性別入力値が空白またはnullの場合に、GenderValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
性別不明の値 optgenunknowngendervalue 文字列 U: 性別データを入力データから明確に判別できない場合に、そのデータを出力として渡すことができます(不明の場合)。空白の出力の場合、オプション値の内容を削除して空白文字列に設定できます。 U
文字変換でのアクセントと発音区別符号の削除 optetrnsremoveaccentsandmarks 文字列 Y: アクセント記号付きの文字をアクセント記号なしの同等の文字に変更します。

N: しません。

Y
文字変換の修正の適用 optetrnsapplycorrections 文字列 Y: 名前固有の変換を標準の文字変換された名前に適用して共通の形式にします。例: Aliaksandrovich à= ALEKSANDROVICH

N: しません。

Y

6.2 国サービス

国サービスは、国名、国コードおよび国籍の入力を検証し、標準化されたISOの国名、国コードおよび標準の国籍を出力する場合に使用します。国名と国コードの一方のみを指定した場合は、他方が導出されます。どちらも指定した場合は、一貫性をチェックして競合があれば示し、オプションの設定に基づいて、一方の出力をオーバーライドするか、空白値を出力します。国籍入力の場合も、関連する国名および国コードが導出されます。

6.2.1 入力属性

次の表では、国サービスの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
CountryId 文字列 出力でレコードを識別するID。 いいえ
CountryName 文字列 検証および標準化の対象となる国名。入力がCountryCodeの場合も処理されます。 いいえ
CountryCode 文字列 検証および標準化の対象となる国コード。ISO-3166-1の2文字、3文字または数字のコードのいずれかです。入力がCountryNameの場合も処理されます。 いいえ
Nationality 文字列 検証および標準化の対象となる国籍。 いいえ

6.2.2 出力属性

次の表では、国サービスの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
CountryId 文字列 このレコードの入力だったcountryid (指定された場合)。
CountryNameValid フラグ Y: 有効な入力国名の場合。

N: 無効な入力国名の場合。

CountryNameValidationCode 文字列 検証に不合格/合格だった理由を示すコード。
CountryNameValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
CountryNameOutputValid フラグ Y: 国名出力が有効であり、標準化される場合。

N: 有効ではなく、標準化されない場合。

CountryNameISO 文字列 ISO標準の国名で、次のいずれかです。

- CountryName入力のISO形式。 - 国コード入力から導出されたISO国名。 - OutputInvalid (第6.2.3項を参照)がYの場合、生の入力。

CountryNameAbbreviated フラグ 前述のCountryName出力を省略したもの – Webフォームなどで一般的に使用されるISO国名を短縮したもの。
CountryNameWasDerived フラグ Y: 国名が国コードから導出される場合。

N: それ以外の場合。

CountryNameConflict フラグ Y: 導出された国名が、無効だった標準化された国名入力とは異なった場合。

N: それ以外の場合。

CountryNameConflictCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
CountryNameConflictDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
CountryCodeValid 文字列 Y: 国コードが有効です。

N: それ以外の場合。

CountryCodeValidationCode 文字列 検証に不合格/合格だった理由を示すコード。
CountryCodeValidationDescription 文字列 国コードの検証コードの説明。
CountryCode-ISO-3166-1-Alpha-2 文字列 標準化された2文字の国コード。
CountryCode-ISO-3166-1-Alpha-3 文字列 標準化された3文字の国コード。
CountryCode-ISO-3166-1-Numeric-3 文字列 標準化された数字の国コード。
CountryCodeOutputValid 文字列 Y: 国コード出力が有効の場合。

N: それ以外の場合。

CountryCodeWasDerived 文字列 Y: 国コードが国名入力から導出された場合。

N: それ以外の場合。

CountryCodeConflict 文字列 Y: 国コードが国名入力から導出され、入力国コードとは異なった場合。

N: それ以外の場合。

CountryCodeConflictCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
CountryCodeConflictDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
NationalityValid 文字列 Y: 有効な国籍の場合。

N: 無効な国籍の場合。

NationalityValidationCode 文字列 検証に不合格/合格だった理由を示すコード。
NationalityValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
NationalityStandardized 文字列 標準化された国籍。
NationalityCountryCode-ISO-3166-1-Alpha-2 文字列 標準化に成功した場合の、入力国籍に対応するISO-3166-1の2文字の国コード。
NationalityCountryNameISO 文字列 標準化に成功した場合の、入力国籍に対応する標準のISO国名。
NationalityCountryNameAbbreviated 文字列 標準化に成功した場合の、入力国籍に対応する標準のISO国名。
NationalityOutputValid 文字列 国籍出力が有効(Y)か無効か(N)。

6.2.3 オプション

次の表では、国サービスのオプションについて説明します。

オプション名 メッセージ・ヘッダー 説明 デフォルト
データなしを有効として処理 opttreatnodatavalid "データなし"入力を有効として処理するかどうか。

Y: 有効として処理します。

N: 無効として処理します。

N
無効な値の出力 optoutputinvalid 標準化された出力に無効な値を出力するかどうか。

Y: 無効な値を出力します。

N: 無効な値は出力しません。

N
出力の大/小文字 optoutputcase 出力の大/小文字(国名および国籍にのみ適用、国コードは常に大文字)。

U: 大文字。

L: 小文字。

M: 大文字と小文字の混合。

M (混合)
競合の処理 optconflicthandling 競合を処理するかどうか。

Reject: 国名と国コードでの競合を許容しません。競合する場合、出力はいずれも空白です。

CountryNamePriority: 競合がある場合、国名が有効であれば国名を優先し、導出された国コードを出力します。

CountryCodePriority: 競合がある場合、国コード入力を優先し、導出された国名を出力します。

Reject

6.3 エンティティ名サービス

エンティティ名サービスは、エンティティ名入力を検証、標準化および解析するのに使用します。このダイアログでは、次の機能を使用できます。

  • エンティティ名、サブ名および接頭辞の入力を調査します。

  • 入力が空白またはnullかどうかをチェックし、"データなし有効"オプションに応じて、適切な妥当性ステータスを戻します。

  • 冒涜的な言葉、疑わしい名前および疑わしい文字(顧客による定義)のリストに照らしてデータを検証し、選択されたオプションに応じて、適切な妥当性ステータスを戻します。

  • 国際標準化データを使用して(使用可能なローカライズされた標準に応じて)正式名称データ(Ltd、GmBHなど)を識別および標準化します。

  • (オプション) 行内の名前データから正式名称データを削除します。

  • 標準化された出力をラテン語に文字変換します。

  • 識別された地域に応じて特定された正式名称データを末尾または先頭に追加して、標準化および文字変換されたデータのフルネームを提供します。

  • 選択されたオプションに応じて標準化および文字変換されたすべての出力の大/小文字を再設定します。

  • すべての属性をサービスのコール元に戻します。

6.3.1 入力属性

次の表では、エンティティ名サービスの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
entityname 文字列 エンティティの名前(例: Oracle Corporation) いいえ
entitysubname 文字列 エンティティのサブ名(例: Cambridge Office) N
entitysuffix 文字列 エンティティの正式名称データで、エンティティの法的設立状態(PLC、LLP、GmBHなど)を表し、通常は接尾辞です いいえ
treathanaskanji 文字列 N: 漢字を中国漢字として処理、Y: 漢字を日本漢字として処理。指定された漢字の特定の解釈を決定します。例: いし子 漢字(日本語の子) à Ishiko、それ以外(中国語の子) à Ishi Zi。 いいえ

6.3.2 出力属性

次の表では、エンティティ名サービスの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
entitynamevalid フラグ Y: エンティティ名が有効な場合。

N: 有効でない場合。

entitynamevalidationcode 文字列 どのチェックで不合格になったかを示します(該当する場合)。
entitynamevalidationdescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
entitynamestandardized 文字列 エンティティの標準化された名前(例: Oracle)。
entitysubnamestandardized 文字列 エンティティの標準化されたサブ名(例: Cambridge)。
entitysuffixstandardized 文字列 エンティティの標準化された接尾辞(例: Ltd)で、入力として指定されていない場合は、指定された情報から抽出されます。
entityfullnamestandardized 文字列 接尾辞情報を'最も有力な'位置に配置した、すべての標準化された名前フィールドの連結。
entitynameoutputvalid フラグ Y: 有効なエンティティ名出力の場合。

N: 無効なエンティティ名出力の場合。

entitynametransliterated 文字列 文字変換された名前(例: ГУП "ТЭК СПб" à GUP "TEK SPb")。
entitysubnametransliterated 文字列 文字変換されたサブ名(例: Санкт-Петербурга à Sankt-Peterbúrg)。
entitysuffixtransliterated 文字列 文字変換された接尾辞(例: 株式会社 à KK)。
entitynamewritingsystems 文字列 入力テキストで識別された表記法。

6.3.3 オプション

次の表では、エンティティ名サービスのオプションについて説明します。

オプション名 メッセージ・ヘッダー データ型 説明 デフォルト
冒涜的な言葉を有効として処理 optevaltreatprofanitiesvalid 文字列 Y: 名前に冒涜的な言葉が含まれる場合に、entitynamevalidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい名前を有効として処理 optevaltreatsuspectnamesvalid 文字列 Y: 名前に疑わしい名前が含まれる場合に、entitynamevalidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい文字を有効として処理 optevaltreatsuspectcharsvalid 文字列 Y: 名前に検出された疑わしい文字が含まれる場合に、entitynamevalidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
名前データなしを有効として処理 optevaltreatnonamedatavalid 文字列 Y: 名前データが空白またはnullの場合に、entitynamevalidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
冒涜的な言葉を有効として処理(標準化バージョン) optestdtreatprofanitiesvalid 文字列 Y: 標準化対象のデータに冒涜的な言葉が含まれる場合に、entitynameoutputvalidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい文字を有効として処理(標準化バージョン) optestdtreatsuspectcharsvalid 文字列 Y: 標準化対象の名前に疑わしい文字が含まれる場合に、entitynameoutputvalidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい名前を有効として処理(標準化バージョン) optestdtreatsuspectnamesvalid 文字列 Y: 標準化対象の名前に疑わしい名前が含まれる場合に、entitynameoutputvalidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
名前データなしを有効として処理(標準化バージョン) optestdtreatnonamedatavalid 文字列 Y: 標準化対象の名前が空白またはnullの場合に、entitynameoutputvalidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
アクセントの削除(標準化バージョン) optestdremoveaccents 文字列 Y: 標準化されるフィールドのアクセント記号付きの文字をアクセント記号なしの同等の文字に変更します。

N: しません。

N
接尾辞の削除 optentremovesuffixes 文字列 Y: entitysuffix以外の標準化される名前フィールドから行内の接尾辞を削除します。

N: しません。

N
無効な名前の出力 optentoutputinvalidnames 文字列 Y: 標準化された名が無効の場合にオプションに応じて、標準化された元のフィールドに生の入力を出力します。

N: しません。

Y
出力の大/小文字 optentoutputcase 文字列 Y: すべての標準化および文字変換された出力名前属性に一貫した大/小文字("L" = 小文字、"U" = 大文字、"S" = 文頭のみ大文字)を適用します。

N: しません。

N
文字変換でのアクセントと発音区別符号の削除 optetrnsremoveaccsandmarks 文字列 Y: 文字変換されるフィールドで、アクセント記号付きの文字をアクセント記号なしの同等の文字に変更します。例: श्रीमत Śrīmatī à Srimati.

N: しません。

Y
文字変換の修正の適用 optetrnsapplycorrections 文字列 Y: 名前固有の変換を文字変換された名前に適用して共通の形式にします。例: Aliaksandrovich à ALEKSANDROVICH。

N: しません。

Y

6.4 電子メール・サービス

電子メール・サービスは、指定された電子メール・アドレスを検証および標準化するのに使用します。このダイアログでは、次の機能を使用できます。

  • 指定された入力データをチェックして空白またはnullかどうかを確認します。

  • 指定された電子メール・アドレスが統語的に正しいかをチェックします。

  • 電子メールのユーザー名とドメイン名を抽出します。

  • 入力電子メール・アドレスのユーザー部分を冒涜的な言葉および疑わしい名前に照らしてチェックします。

  • 入力電子メール・アドレスのユーザー部分をチェックして、一般的に使用される汎用電子メール・ユーザー("info"や"admin"など)であるかどうかを確認します。

  • 標準化を実行します。

  • 設定されたオプションに応じて、標準化された電子メール・アドレス、ユーザー名およびドメインの大/小文字を標準化します。

6.4.1 検証の順序

検証チェックは、次の順序で実行されます。

  • 空白チェック

  • 構文の検証

  • 冒涜的な言葉のチェック

  • 疑わしい名前のチェック

  • 総称名のチェック

6.4.2 入力属性

次の表では、電子メール・サービスの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
EmailId 文字列 出力でレコードを識別するID いいえ
Email 文字列 検証される電子メール・アドレス はい

6.4.3 出力属性

次の表では、電子メール・サービスの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
EmailId 文字列 このレコードの入力だった電子メールID (指定された場合)。
EmailValid フラグ Y: 電子メールが有効な場合。

N: 有効でない場合。

EmailValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
EmailValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
EmailOutputValid フラグ Y: 電子メール出力が有効であり、標準化される場合。

N: それ以外の場合。

EmailStandardized 文字列 無効な値の出力がYに設定され、電子メールが無効な場合の、標準化された入力電子メールまたは生の値。
UserName 文字列 電子メール・アドレスのユーザー名(例: "jon.smith")。
Domain 文字列 電子メール・アドレスのドメイン(例: "oracle.com")。

6.4.4 オプション

次の表では、電子メール・サービスのオプションについて説明します。

オプション名 メッセージ・ヘッダー 説明 デフォルト
冒涜的な言葉を有効として処理 opttreatprofanitiesvalid Y: 冒涜的な言葉を有効として処理する場合。

N: しない場合。

Y
疑わしい名前を有効として処理 opttreatsuspectnamesvalid Y: 疑わしい名前を有効として処理する場合。

N: しない場合。

Y
総称名を有効として処理 opttreatgenericnamesvalid Y: 疑わしい名前を有効として処理する場合。

N: しない場合。

Y
データなしを有効として処理 opttreatnodatavalid Y: 空白データを有効として処理する場合。

N: しない場合。

N
無効な値の出力 optoutputinvalid Y: 無効な値を出力する場合。

N: しない場合。

Y
出力の大/小文字 optoutputcase U: 出力の大/小文字を大文字に標準化する場合。

L: 小文字の場合。

N
汎用ユーザー名の保持 optretaingenericusernames Y: 汎用ユーザー名を保持する場合。

N: しない場合。

Y

6.5 公開されたプロセッサ

次の各項では、ビジネス・データ・サービスとともに使用できる公開されたプロセッサについて説明します。公開されたプロセッサは、EDQで作成したカスタム・プロセスで使用でき、ツール・パレットに表示されます。

6.5.1 国コードの標準化プロセッサ

国コードの標準化プロセッサは、国コードを入力として取り、関連するISO国名、略称、ISOの3文字コード、2文字コードおよび数字コードを出力します。国名を指定された場合も、関連の国名および国コードを、入力が国名だったことを示す検証コードとともに出力します。

6.5.1.1 入力属性

次の表では、国コードの標準化プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Country Code 文字列 入力国コード。 はい
Output Invalid 文字列 Y: 標準化された出力に無効な値を出力する場合。

N: 無効な値は出力しません。

いいえ
Output Case 文字列

出力の大/小文字(国名および国籍にのみ適用、国コードは常に大文字)。

U: 大文字。

L: 小文字。

M: 大文字と小文字の混合。

いいえ
Treat No Data As Valid 文字列 Y: データなしを有効として処理します。

N: 無効として処理します。

いいえ

6.5.1.2 出力属性

次の表では、国コードの標準化プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
CountryCodeOutputValid 文字列 Y: 有効な出力の場合。

N: 無効の場合。

CountryCodeValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
CountryCodeValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
CountryCode-ISO-3166-1-Alpha-2 文字列 標準化された2文字の国コード。
CountryCode-ISO-3166-1-Alpha-3 文字列 標準化された3文字の国コード。
CountryCode-ISO-3166-1-Numeric-3 文字列 標準化された数字の国コード。
CountryNameISO 文字列 ISO標準の国名
CountryNameAbbreviated 文字列 国の略称。

6.5.1.3 オプション

次の表では、国コードの標準化プロセッサのオプションについて説明します。

プロパティ名 データ型 説明 デフォルト
データなしを有効として処理 文字列 Y: データなしを有効として処理します。

N: 無効として処理します。

N
無効の出力 文字列 Y: 標準化された出力に無効な値を出力する場合。

N: 無効な値は出力しません。

N
出力の大/小文字 文字列 出力の大/小文字(国名および国籍にのみ適用、国コードは常に大文字)。

U: 大文字。

L: 小文字。

M: 大文字と小文字の混合。

M (混合)

6.5.2 国名の標準化プロセッサ

国名の標準化プロセッサは、国名を入力として取り、関連するISO国名、略称、ISOの3文字コード、2文字コードおよび数字コードに標準化します。また、国名に関連付けられている国籍も出力します。

6.5.2.1 入力属性

次の表では、国名の標準化プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Country Name 文字列 入力国名。 はい
Output Invalid 文字列 Y: 標準化された出力に無効な値を出力する場合。

N: 無効な値は出力しません。

いいえ
Output Case 文字列 出力の大/小文字(国名および国籍にのみ適用、国コードは常に大文字)。

U: 大文字。

L: 小文字。

M: 大文字と小文字の混合。

いいえ
Treat No Data As Valid 文字列 Y: データなしを有効として処理します。

N: 無効として処理します。

いいえ

6.5.2.2 出力属性

次の表では、国名の標準化プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
CountryNameISO 文字列 ISO標準化された国名。
CountryNameAbbreviated 文字列 略称のISO名。
CountryNameValid 文字列 Y: 有効な入力国名の場合。

N: 無効な入力国名の場合。

CountryNameValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
CountryNameValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
CountryCode-ISO-3166-1-Alpha-2 文字列 標準化された2文字の国コード。
CountryCode-ISO-3166-1-Alpha-3 文字列 標準化された3文字の国コード。
CountryCode-ISO-3166-1-Numeric-3 文字列 標準化された数字の国コード。
Nationality 文字列 関連付けられている国籍。

6.5.2.3 オプション

次の表では、国名の標準化プロセッサのオプションについて説明します。

プロパティ名 データ型 説明 デフォルト
データなしを有効として処理 文字列 Y: データなしを有効として処理します。

N: データなしを無効として処理します。

N
無効の出力 文字列 Y: 標準化された出力に無効な値を出力する場合。

N: 無効な値は出力しません。

Y
出力の大/小文字 文字列 出力の大/小文字(国名および国籍にのみ適用、国コードは常に大文字)。

U: 大文字の場合。

L: 小文字の場合。

M: 大文字と小文字の混合。

M

6.5.3 国籍の標準化プロセッサ

国籍の標準化プロセッサは、国籍を入力として取ってそれを標準化し、関連するISO国名および国コードの出力も行います。

6.5.3.1 入力属性

次の表では、国籍の標準化プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Nationality 文字列 入力国籍 はい
Output Invalid 文字列 Y: 標準化された出力に無効な値を出力する場合。

N: 無効な値は出力しません。

いいえ
Output Case 文字列 出力の大/小文字(国名および国籍にのみ適用、国コードは常に大文字)。

U: 大文字。

L: 小文字。

M: 大文字と小文字の混合。

いいえ
Treat No Data As Valid 文字列 Y: データなしを有効として処理します。

N: 無効として処理します。

いいえ

6.5.3.2 出力属性

次の表では、国籍の標準化プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
NationalityOutputValid 文字列 Y: 国籍出力が有効な場合。

N: 有効でない場合。

NationalityValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
NationalityValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
NationalityStandardized 文字列 標準化された国籍。
NationalityCountryCode-ISO-3166-1-Alpha-2 文字列 国籍に関連付けられている標準化された2文字のISO国コード。
NationalityCountryCode-ISO-3166-1-Alpha-3 文字列 国籍に関連付けられている標準化された3文字のISO国コード。
NationalityCountryCode-ISO-3166-1-Numeric-3 文字列 国籍に関連付けられている標準化された数字のISO国コード。
NationalityCountryNameISO 文字列 ISO国名。
NationalityCountryNameAbbreviated 文字列 国の略称。

6.5.3.3 オプション

次の表では、国籍の標準化プロセッサのオプションについて説明します。

プロパティ名 データ型 説明 デフォルト
データなしを有効として処理 文字列 Y: データなしを有効として処理します。

N: 無効として処理します。

N
無効の出力 文字列 Y: 標準化された名が無効の場合にオプションに応じて、標準化された元のフィールドに生の入力を出力します。

N: しません。

Y
出力の大/小文字 文字列 Y: すべての標準化および文字変換された出力名前属性に一貫した大/小文字を適用します。

L = 小文字

U = 大文字

S = 文頭のみ大文字

N: しません。

M

6.5.4 国コードの検証プロセッサ

国コードの検証プロセッサは、国コードを入力として取り、それが正しいかを検証します。

6.5.4.1 入力属性

次の表では、国コードの検証プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Country Code 文字列 入力国コード はい
Treat No Data As Valid 文字列 Y: データなしを有効として処理します。

N: 無効として処理します。

いいえ

6.5.4.2 出力属性

次の表では、国コードの検証プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
CountryCodeValid フラグ Y: 国コードが有効の場合。

N: それ以外の場合。

CountryCodeValidationCode 文字列 検証に不合格/合格だった理由を示すコード。
CountryCodeValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。

6.5.4.3 オプション

次の表では、国コードの検証プロセッサのオプションについて説明します。

プロパティ名 データ型 説明 デフォルト
データなしを有効として処理 文字列 Y: データなしを有効として処理します。

N: 無効として処理します。

N

6.5.5 国名の検証プロセッサ

国名の検証プロセッサは、国名を入力として取り、それが正しいかを検証します。

6.5.5.1 入力属性

次の表では、国名の検証プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Country Code 文字列 入力国名 はい
Treat No Data As Valid 文字列 Y: データなしを有効として処理します。

N: 無効として処理します。

いいえ

6.5.5.2 出力属性

次の表では、国名の検証プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
CountryNameValid フラグ Y: 国名が有効な場合。

N: それ以外の場合。

CountryNameValidationCode 文字列 検証に不合格/合格だった理由を示すコード。
CountryNameValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。

6.5.5.3 オプション

次の表では、国名の検証プロセッサのオプションについて説明します。

プロパティ名 データ型 説明 デフォルト
データなしを有効として処理 文字列 Y: データなしを有効として処理します。

N: 無効として処理します。

N

6.5.6 国籍の検証プロセッサ

国籍の検証プロセッサは、国籍を入力として取り、それが正しいかを検証します。

6.5.6.1 入力属性

次の表では、国籍の検証プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Nationality 文字列 入力国籍 はい
Treat No Data As Valid 文字列 Y: データなしを有効として処理します。

N: 無効として処理します。

いいえ

6.5.6.2 出力属性

次の表では、国籍の検証プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
NationalityValid フラグ Y: 国籍が有効な場合。

N: それ以外の場合。

NationalityValidationCode 文字列 検証に不合格/合格だった理由を示すコード。
NationalityValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。

6.5.6.3 オプション

次の表では、国名の検証プロセッサのオプションについて説明します。

プロパティ名 データ型 説明 デフォルト
データなしを有効として処理 文字列 Y: データなしを有効として処理します。

N: 無効として処理します。

N

6.5.7 電子メール・アドレスの標準化プロセッサ

電子メール・アドレスの標準化プロセッサは、電子メール・アドレスを入力として取り、ユーザー名およびドメインを抽出し、電子メール・アドレスを標準化します。

6.5.7.1 入力属性

次の表では、電子メール・アドレスの標準化プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Email Address 文字列 入力電子メール・アドレス はい
Output Invalid Values 文字列 Y: 無効な値を出力します。

N: 空白文字列を出力します

はい
Output Case 文字列 Y: すべての標準化および文字変換された出力名前属性に一貫した大/小文字を適用します。

L = 小文字

U = 大文字、

S = 文頭のみ大文字、

N: しません。

L
Retain Generic Usernames 文字列 Y: 汎用ユーザー名を保持します。

N: 汎用ユーザー名を空白文字列に設定します。

はい
Treat Profanities as Valid 文字列 Y: 冒涜的な言葉を有効として処理する場合。

N: しない場合。

はい
Treat Suspect Names As Valid 文字列 Y: 疑わしい名前を有効として処理する場合。

N: しない場合。

はい
Treat Generic Names as Valid 文字列 Y: 総称名を有効として処理する場合。

N: しない場合。

はい
Treat No Data as Valid 文字列 Y: 空白データを有効として処理する場合。

N: しない場合。

いいえ

6.5.7.2 出力属性

次の表では、電子メール・アドレスの標準化の出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
EmailOutputValid フラグ Y: 電子メールが有効であり、標準化される場合。

N: それ以外の場合。

EmailStandardized 文字列 標準化された電子メール・アドレス。
EmailUsername 文字列 電子メール・アドレスのユーザー名。
EmailDomain 文字列 電子メール・アドレスのドメイン。
EmailValidationCode 文字列 検証に不合格/合格だった理由を示すコード。
EmailValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。

6.5.7.3 オプション

次の表では、電子メール・アドレスの標準化のオプションについて説明します。

プロパティ名 データ型 説明 デフォルト
無効な値の出力 文字列 Y: 無効な値を出力します。

N: 空白文字列を出力します。

Y
出力の大/小文字 文字列 Y: すべての標準化および文字変換された出力名前属性に一貫した大/小文字を適用します。

L = 小文字

U = 大文字、

S = 文頭のみ大文字、

N: しません。

L
汎用ユーザー名の保持 文字列 Y: 汎用ユーザー名を保持します。

N: 汎用ユーザー名を空白文字列に設定します。

Y
冒涜的な言葉を有効として処理 文字列 Y: 冒涜的な言葉を有効として処理する場合。

N: しない場合。

Y
疑わしい名前を有効として処理 文字列 Y: 疑わしい名前を有効として処理する場合。

N: しない場合。

Y
総称名を有効として処理 文字列 Y: 総称名を有効として処理する場合。

N: しない場合。

Y
データなしを有効として処理 文字列 Y: 空白データを有効として処理する場合。

N: しない場合。

N

6.5.8 電子メール形式の検証プロセッサ

電子メール形式の検証プロセッサは、電子メール・アドレスを入力として取り、その電子メール・アドレスが正しいかを検証します。

6.5.8.1 入力属性

次の表では、電子メール・アドレスの検証プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Email Address 文字列 入力電子メール・アドレス はい
Treat Profanities as Valid 文字列 Y: 冒涜的な言葉を有効として処理する場合。

N: しない場合。

いいえ
Treat Suspect Names as Valid 文字列 Y: 疑わしい名前およびダミー名を有効として処理する場合。

N: しない場合。

はい
Treat Generic Names as Valid 文字列 Y: 総称名を有効として処理する場合。

N: しない場合。

はい
Treat No Data as Valid 文字列 Y: 空白データを有効として処理する場合。

N: しない場合。

いいえ

6.5.8.2 出力属性

次の表では、電子メール・アドレスの検証プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
EmailValid フラグ Y: 電子メールが有効な場合。

N: それ以外の場合。

EmailValidationCode 文字列 検証に不合格/合格だった理由を示すコード。
EmailValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。

6.5.8.3 オプション

次の表では、電子メール・アドレスの検証プロセッサのオプションについて説明します。

プロパティ名 データ型 説明 デフォルト
冒涜的な言葉を有効として処理 文字列 Y: 冒涜的な言葉を有効として処理する場合。

N: しない場合。

Y
疑わしい名前を有効として処理 文字列 Y: 疑わしい名前およびダミー名を有効として処理する場合。

N: しない場合。

Y
総称名を有効として処理 文字列 Y: 総称名を有効として処理する場合。

N: しない場合。

Y
データなしを有効として処理 文字列 Y: 空白データを有効として処理する場合。

N: しない場合。

N

6.5.9 エンティティ名の標準化プロセッサ

エンティティ名の標準化プロセッサは、エンティティ名を表す複数のフィールドを入力として取り、文字の大/小文字を標準化します。

6.5.9.1 入力属性

次の表では、エンティティ名の標準化プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Entity Name 文字列 エンティティの名前(例: Oracle US) いいえ
Entity Subname 文字列 エンティティのサブ名(例: Utah Branch) いいえ
Entity Suffix 文字列 エンティティの正式名称データ(例: LLP) いいえ
Remove Accents 文字列 Y: アクセント記号付きの文字をアクセント記号なしの同等の文字に変更します。

N: アクセントを削除しません。

いいえ
Output Invalid Names 文字列 Y: 無効な名前を、標準化された元のフィールドに生の入力として出力します。

N: しません。

はい
Remove Suffixes 文字列 Y: 接尾辞以外の名前のフィールドから行内の接尾辞を削除します。

N: しません。

いいえ
Output Case 文字列 すべての名前に一貫した大/小文字を適用します。

L = 小文字、

U = 大文字、

S = 文頭のみ大文字。

N: しません。

いいえ
Treat No Name Data as Valid 文字列 Y: 名前データが空白またはnullの場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat Profanities as Valid 文字列 Y: 名前データに検出された冒涜的な言葉が含まれる場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat Suspect Characters as Valid 文字列 Y: 名前データに疑わしい文字が含まれる場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat Suspect Names as Valid 文字列 Y: 名前データに疑わしい名前が含まれる場合に、EntityNameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ

6.5.9.2 出力属性

次の表では、エンティティ名の標準化プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
entitynameoutputvalid 文字列 Y: 標準化または標準化の異形として認識された場合、有効を戻します。

N: 無効を戻します。

entitynameoutputvalidationcode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
entitynameoutputvalidationdescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
entitynamestandardized 文字列 エンティティの標準化名。
entitysubnamestandardized 文字列 エンティティの標準化サブ名。
entitysuffixstandardized 文字列 指定されたエンティティの正式名称を表す標準化された接尾辞。
entityfullnamestandardized 文字列 接尾辞情報を論理的に配置した、すべての標準化された名前フィールドの連結。

6.5.9.3 オプション

次の表では、エンティティ名の標準化プロセッサのオプションについて説明します。

オプション名 データ型 説明 デフォルト
冒涜的な言葉を有効として処理 文字列 Y: 名前データに検出された冒涜的な言葉が含まれる場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい文字を有効として処理 文字列 Y: 名前データに疑わしい文字が含まれる場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい名前を有効として処理 文字列 Y: 名前データに疑わしい名前が含まれる場合に、EntityNameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
名前データなしを有効として処理 文字列 Y: 名前データが空白またはnullの場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
アクセントの削除 文字列 Y: アクセント記号付きの文字をアクセント記号なしの同等の文字に変更します。

N: アクセントを削除しません。

N
無効な名前の出力 文字列 Y: 無効な名前を、標準化された元のフィールドに生の入力として出力します。

N: しません。

Y
出力の大/小文字 文字列 すべての名前に一貫した大/小文字を適用します。

L = 小文字、

U = 大文字、

S = 文頭のみ大文字。

N: しません。

N
接尾辞の削除 文字列 Y: 接尾辞以外の名前のフィールドから行内の接尾辞を削除します。

N: しません。

N
冒涜的な言葉の参照データ 文字列 冒涜的な言葉の参照データ。 名前 - エンティティ冒涜的な言葉
接尾辞の標準化の参照データ 文字列 接尾辞の標準化の参照データ。 名前 - エンティティ接尾辞の標準化
疑わしい文字の参照データ 文字列 疑わしい文字の参照データ。 名前 - エンティティ疑わしい文字
アクセント記号付きの文字の標準化の参照データ 文字列 標準化されたアクセント記号付きの文字の参照データ。 テキスト - アクセント記号付きの文字の標準化
疑わしい名前の参照データ 文字列 疑わしい名前の参照データ。 名前 - エンティティ疑わしい名前

6.5.10 エンティティ名の文字変換プロセッサ

エンティティ名の文字変換プロセッサは、ある表記法のエンティティ名を入力として取り、ラテン語表記法に文字変換します。

6.5.10.1 入力属性

次の表では、エンティティ名の文字変換プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Entity Name 文字列 エンティティの名前。 いいえ
Entity Subname 文字列 エンティティのサブ名。 いいえ
Entity Suffix 文字列 エンティティの正式名称データ。 いいえ
Treat Han As Kanji 文字列 Y: 漢字を日本漢字として処理します。

N: 漢字を中国漢字として処理します。

いいえ
Remove Accents and Diacritical 文字列 Y: アクセント記号付きの文字をアクセント記号なしの同等の文字に変更します。例: श्रीमती à Śrīmatī à Srimati

N: しません。

はい
Apply Transliteration Corrections 文字列 Y: 名前固有の変換を標準の文字変換された名前に適用して共通の形式にします。例: Aliaksandrovich à ALEKSANDROVICH

N: しません

はい
Output Case 文字列 Y: すべての名前に一貫した大/小文字を適用します。

L = 小文字、

U = 大文字、

S = 文頭のみ大文字。

N: しません。

いいえ

6.5.10.2 出力属性

次の表では、エンティティ名の文字変換プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
entitynametransliterated 文字列 文字変換された名前(例: ГУП "ТЭК СПб" à GUP "TEK SPb")
entitysubnametransliterated 文字列 文字変換されたサブ名(例: Санкт-Петербурга à Sankt-Peterbúrg)
entitysuffixtransliterated 文字列 文字変換された接尾辞(例: 株式会社à KK)
entityfullnametransliterated 文字列 文字変換されたフルネーム(例: 株式会社電通 à KK Dentsū)
entitynamewritingsystem 文字列 入力テキストで識別される表記法(例: Пеки́н à キリル文字)は複数でもかまいません(例. 東京 (トウキョウ) à CJK、カタカナ)

6.5.10.3 オプション

次の表では、エンティティ名の文字変換プロセッサのオプションについて説明します。

オプション名 データ型 説明 デフォルト
文字変換でのアクセントと発音区別符号の削除 文字列 Y: アクセント記号付きの文字をアクセント記号なしの同等の文字に変更します。例: श्रीमती à Śrīmatī à Srimati

N: しません。

Y
文字変換の修正の適用 文字列 Y: 名前固有の変換を標準の文字変換された名前に適用して共通の形式にします。例: Aliaksandrovich à ALEKSANDROVICH

N: しません

Y
表記法に対するUnicodeブロックの参照データ 文字列 使用されている国に関連付けられたUnicodeブロックを含む参照データ。 その他
文字変換の修正の参照データ 文字列 修正された文字変換済データを含む参照データ。 文字変換 - エンティティ文字変換の調整
エンティティ国際スクリプト名マップの参照データ 文字列 語句の国際スクリプト名を含む参照データ。 名前 - エンティティ国際スクリプト・マップ
日本漢字名マップの参照データ 文字列 日本漢字名の文字変換された名前を含む参照データ。 文字変換 - エンティティ日本語スクリプト・マップ
キリル文字カスタム文字マップの参照データ 文字列 元のキリル文字の文字変換された文字を含む参照データ。 文字変換 - エンティティのキリル文字文字変換の文字マップ
キリル文字のデリミタ 文字列 キリル文字のデリミタが含まれます。 А Б В Г Д Е Ж З И Й К Л М Н О П Р С Т У Ф Х Ц Ч Ш Щ Ы Ь Э Ю Я а б в г д е ж з и й к л м н о п р с т у ф х ц ч ш щ ы ь э ю я ё Ӣ Ə Ӯ Ћ Љ Ұ Є Қ Ђ Ў Ъ Џ Ә Ї Ғ Њ Ү Ќ Ѓ Ң Ө Ҷ Ё Ҳ
出力の大/小文字 文字列 Y: すべての名前に一貫した大/小文字を適用します。

L = 小文字、

U = 大文字、

S = 文頭のみ大文字。

N: しません。

N

6.5.11 エンティティ名の検証プロセッサ

エンティティ名の検証プロセッサは、エンティティ名を入力として取り、それが正しいかを検証します。

6.5.11.1 入力属性

次の表では、エンティティ名の検証プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Entity Name 文字列 エンティティの名前(例: Oracle US) いいえ
Entity Subname 文字列 エンティティのサブ名(例: Utah Branch) いいえ
Entity Suffix 文字列 エンティティの正式名称データ(例: LLP) いいえ
Treat No Name Data as Valid 文字列 Y: 名前データが空白またはnullの場合に、EntityNameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat Profanities as Valid 文字列 Y: 名前データに検出された冒涜的な言葉が含まれる場合に、EntityNameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat Suspect Characters as Valid 文字列 Y: 名前データに疑わしい文字が含まれる場合に、EntityNameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat Suspect Names as Valid 文字列 Y: 名前データに疑わしい名前が含まれる場合に、EntityNameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ

6.5.11.2 出力属性

次の表では、エンティティ名の検証プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
entitynamevalid フラグ Y: 有効なエンティティ名の場合。

N: 無効の場合。

entitynamevalidationcode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
entitynamevalidationdescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。

6.5.11.3 オプション

次の表では、エンティティ名の検証プロセッサのオプションについて説明します。

オプション名 データ型 説明 デフォルト
冒涜的な言葉を有効として処理 文字列 Y: 名前データに検出された冒涜的な言葉が含まれる場合に、EntityNameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい文字を有効として処理 文字列 Y: 名前データに疑わしい文字が含まれる場合に、EntityNameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい名前を有効として処理 文字列 Y: 名前データに疑わしい名前が含まれる場合に、EntityNameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
名前データなしを有効として処理 文字列 Y: 名前データが空白またはnullの場合に、EntityNameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
冒涜的な言葉の参照データ 文字列 冒涜的な言葉の参照データ。 名前 - エンティティ冒涜的な言葉
疑わしい文字の参照データ 文字列 疑わしい文字の参照データ。 名前 - エンティティ疑わしい文字
疑わしい名前の参照データ 文字列 疑わしい名前の参照データ。 名前 - エンティティ疑わしい名前

6.5.12 性別の導出プロセッサ

性別の導出プロセッサは、名前、タイトルまたは性別を入力として取り、正しい性別を導出します。

6.5.12.1 入力属性

次の表では、性別の導出プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Title 文字列 指定された個人のタイトル(例: Dr) いいえ
First Name 文字列 指定された個人の名(例: James) いいえ
Gender 文字列 指定された個人の性別(例: Male/M/男) いいえ
Value For Unknown Gender 文字列 性別データを入力データから明確に判別できない場合に、そのデータを出力として渡すことができます。

性別を判別できない場合に空白値を戻すために、空白文字列に設定できます。

U (不明)

6.5.12.2 出力属性

次の表では、性別の導出プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
GenderFromTitle 文字列 入力タイトルから導出された性別。
GenderFromName 文字列 入力名前から導出された性別。
GenderFromInput 文字列 入力性別から導出された性別。
TitleNameGenderConflict フラグ Y: 導出された性別がタイトルと名前で異なる場合。

N: それ以外の場合。

TitleInputGenderConflict フラグ Y: 導出された性別がタイトルと入力性別で異なる場合。

N: それ以外の場合。

NameInputGenderConflict フラグ Y: 導出された性別が名前と入力性別で異なる場合。

N: それ以外の場合。

GenderDerived 文字列 競合に関係なくGenderFromInput、GenderFromTitle、GenderFromNameの順に優先した総合的な性別。

6.5.12.3 オプション

次の表では、性別の導出プロセッサのオプションについて説明します。

プロパティ名 データ型 説明 デフォルト
性別不明の値 文字列 性別データを入力データから明確に判別できない場合に、そのデータを出力として渡すことができます。

性別を判別できない場合に空白値を戻すために、空白文字列に設定できます。

U (不明)
タイトル - 性別マップの参照データ 文字列 タイトルに関連付けられた性別を含む参照データ。 名前 - タイトル性別マップ
名前 - 性別マップの参照データ 文字列 名前に関連付けられた性別を含む参照データ。 名前 - 名前性別マップ
名前 - 性別のリストの参照データ 文字列 ローカライズされた性別のリストに関連付けられた標準化された性別を含む参照データ。 名前 - 性別リスト

6.5.13 個人名の標準化プロセッサ

個人名の標準化プロセッサは、個人名を入力として取り、大/小文字とアクセント記号付き文字の使用を標準化します。

6.5.13.1 入力属性

次の表では、個人名の標準化プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Title 文字列 指定された個人のタイトル(例: Dr) いいえ
First Name 文字列 指定された個人の名(例: James) いいえ
Middle Names 文字列 指定された個人のミドルネーム(例: Alfred) いいえ
Last Name 文字列 指定された個人の姓(例: Herriot) いいえ
Suffix 文字列 指定された個人の接尾辞(例: Jr) いいえ
Full Name 文字列 指定された個人のフルネーム(例: Dr James Alfred Herriot Jr) いいえ
Remove accents 文字列 Y: アクセント記号付きの文字をアクセント記号なしの同等の文字に変更します。

N: アクセントを削除しません。

いいえ
Output invalid names 文字列 Y: 無効な名前を、標準化された元のフィールドに生の入力として出力します。

N: しません。

はい
Output invalid titles 文字列 Y: 無効なタイトルを、標準化された元のフィールドに生の入力として出力します。

N: しません。

はい
Remove suffixes 文字列 Y: 接尾辞以外の名前のフィールドから行内の接尾辞を削除します。

N: しません。

いいえ
Remove titles 文字列 Y: タイトル以外の名前フィールドから行内のタイトルを削除します。

N: しません。

いいえ
Output case 文字列 すべての名前に一貫した大/小文字("L" = 小文字、"U" = 大文字、"S" = 文頭のみ大文字)を適用します。

N: 変更なし。

いいえ
Treat no name data as valid 文字列 Y: 名前データが空白またはnullの場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat no title data as valid 文字列 Y: タイトル・データが空白またはnullの場合に、TitleOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat profanities as valid 文字列 Y: 名前データに検出された冒涜的な言葉が含まれる場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat suspect characters as valid 文字列 Y: 名前データに疑わしい文字が含まれる場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat suspect names as valid 文字列 Y: 名前データに疑わしい名前が含まれる場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ

6.5.13.2 出力属性

次の表では、個人名の標準化プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
TitleStandardized 文字列 指定された個人のタイトル(例: Dr)。
TitleOutputValid 文字列 Y: タイトル出力が有効な場合。N: それ以外の場合。
TitleValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
TitleValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
FirstNameStandardized 文字列 標準化された個人の名(例: James)。
MiddleNamesStandardized 文字列 標準化された個人のミドルネーム(例: Alfred)。
LastNameStandardized 文字列 標準化された個人の姓(例: Herriot)。
SuffixStandardized 文字列 標準化された個人の接尾辞(例: Jr)。
FullNameStandardized 文字列 標準化された個人のフルネーム(例: Dr James Alfred Herriot Jr)。
NameOutputValid フラグ Y: 名前出力が有効な場合。

N: それ以外の場合。

NameValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
NameValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。

6.5.13.3 オプション

次の表では、個人名の標準化プロセッサの出力について説明します。

オプション名 データ型 説明 デフォルト
冒涜的な言葉を有効として処理 文字列 Y: 名前データに検出された冒涜的な言葉が含まれる場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい文字を有効として処理 文字列 Y: 名前データに疑わしい文字が含まれる場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい名前を有効として処理 文字列 Y: 名前データに疑わしい名前が含まれる場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
名前データなしを有効として処理 文字列 Y: 名前データが空白またはnullの場合に、NameOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
タイトル・データなしを有効として処理 文字列 Y: タイトル・データが空白またはnullの場合に、TitleOutputValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
アクセントの削除 文字列 Y: アクセント記号付きの文字をアクセント記号なしの同等の文字に変更します。

N: アクセントを削除しません。

N
無効な名前の出力 文字列 Y: 無効な名前を、標準化された元のフィールドに生の入力として出力します。

N: しません。

Y
無効なタイトルの出力 文字列 Y: 無効なタイトルを、標準化された元のフィールドに生の入力として出力します。

N: しません。

Y
出力の大/小文字 文字列 すべての名前に一貫した大/小文字("L" = 小文字、"U" = 大文字、"S" = 文頭のみ大文字)を適用します。

N: 変更なし。

N
接尾辞の削除 文字列 Y: 接尾辞以外の名前のフィールドから行内の接尾辞を削除します。

N: しません。

N
タイトルの削除 文字列 Y: タイトル以外の名前フィールドから行内のタイトルを削除します。

N: しません。

N
タイトル標準化の参照データ 文字列 標準化されたタイトルの参照データ。 名前 - タイトルの標準化
冒涜的な言葉の参照データ 文字列 冒涜的な言葉の参照データ。 名前 - エンティティ冒涜的な言葉
疑わしい文字の参照データ 文字列 疑わしい文字の参照データ。 名前 - エンティティ疑わしい文字
疑わしい名前の参照データ 文字列 疑わしい名前の参照データ。 名前 - エンティティ疑わしい名前
接尾辞の標準化の参照データ 文字列 接尾辞の標準化の参照データ。 名前 - エンティティ接尾辞の標準化
アクセント記号付きの文字の標準化の参照データ 文字列 標準化されたアクセント記号付きの文字の参照データ。 テキスト - アクセント記号付きの文字の標準化

6.5.14 個人名の文字変換プロセッサ

個人名の文字変換プロセッサは、ある表記法の名前データを入力として取り、ラテン語表記法に文字変換します。

6.5.14.1 入力属性

次の表では、個人名の文字変換プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Title 文字列 指定された個人のタイトル(例: إمام‎)。 いいえ
First Name 文字列 指定された個人の名(例: Γιώργος)。 いいえ
Middle Names 文字列 指定された個人のミドルネーム(例: Johnathan)。 いいえ
Last Name 文字列 指定された個人の姓(例: 劉)。 いいえ
Suffix 文字列 文字変換された接尾辞(例: ป.จ.ว. à PChW) いいえ
FullName 文字列 指定された個人のフルネーム(例: 九条 望実 (のぞみ))。 いいえ
TreatHanAsKanji 文字列 Y: 漢字を日本漢字として処理します。

N: 漢字を中国漢字として処理します。

指定された漢字の特定の解釈を決定します。例: いし子 漢字(日本語の子) à Ishiko、それ以外(中国語の子) à Ishi Zi

いいえ
Remove accents and diacritical marks in transliteration 文字列 Y: アクセント記号付きの文字をアクセント記号なしの同等の文字に変更します。例: श्रीमती à Śrīmatī à Srimati

N: しません。

はい
Apply transliteration corrections 文字列 Y: 名前固有の変換を標準の文字変換された名前に適用して共通の形式にします。例: Aliaksandrovich à ALEKSANDROVICH。

N: しません。

はい
Output case 文字列 Y: すべての標準化および文字変換された出力名前属性に一貫した大/小文字を適用します。

L = 小文字

U = 大文字

S = 文頭のみ大文字

N: しません。

いいえ

6.5.14.2 出力属性

次の表では、個人名の文字変換プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
TitleTransliterated 文字列 文字変換されたタイトル(例: مجتهد à Mujtahid)。
FirstNameTransliterated 文字列 文字変換された名(例: Влади́мир à Vladimir)。
MiddleNamesTransliterated 文字列 文字変換されたミドルネーム(例: 杜甫 à Dù Fǔ)。
LastNameTransliterated 文字列 文字変換された姓(例: 福澤 à Fukuzawa)。
SuffixTransliterated 文字列 文字変換された接尾辞(例: ป.จ.ว. à PChW)
FullNameTransliterated 文字列 文字変換されたフルネーム(例: 반기문 à Ban Ki-moon)。
NameWritingSystem 文字列 入力テキストで識別される表記法(例: Пеки́н à キリル文字)は複数でもかまいません(例: 東京 (トウキョウ) à CJK、カタカナ)。

6.5.14.3 オプション

次の表では、個人名の文字変換プロセッサのオプションについて説明します。

プロパティ名 データ型 説明 デフォルト
文字変換でのアクセントと発音区別符号の削除 文字列 Y: アクセント記号付きの文字をアクセント記号なしの同等の文字に変更します。例: श्रीमती à Śrīmatī à Srimati

N: しません。

Y
文字変換の修正の適用 文字列 Y: 名前固有の変換を標準の文字変換された名前に適用して共通の形式にします。例: Aliaksandrovich à ALEKSANDROVICH。

N: しません。

Y
表記法に対するUnicodeブロックの参照データ 文字列 使用されている国に関連付けられたUnicodeブロックを含む参照データ。 文字変換 - 表記法に対するUnicodeブロック
文字変換の修正の参照データ 文字列 訂正済の文字変換されたテキストを含む参照データ。 文字変換 - 文字変換の調整
既知の国際名称マップの参照データ 文字列 文字変換された国際スクリプトを含む参照データ。 名前 - 国際名称マップ
アラビア語対ラテン語の名前マップの参照データ 文字列 指定されたアラビア語名の文字変換された名前を含む参照データ。 名前 - アラビア語名の転写
アラビア文字カスタム文字変換の文字マップの参照データ 文字列 関連するアラビア文字のローマ字を含む参照データ。 文字変換 - アラビア文字文字変換マップ
アラビア文字のデリミタ 文字列 アラビア文字のデリミタが含まれます ا ب ل م د ن ي ع ح ه ز ر س و أ ك ص ى ة ظ ض ق ش ف ج ت ی ط خ غ ک ئ ذ إ آ ء ؤ پ ث ہ ں ٌ ُ ﮓ ې
日本漢字名マップの参照データ 文字列 日本漢字名の文字変換された名前を含む参照データ。 文字変換 - 日本漢字の名前マップ
キリル文字カスタム文字マップの参照データ 文字列 元のキリル文字の文字変換された文字を含む参照データ。 文字変換 - キリル文字文字変換の文字マップ
キリル文字のデリミタ 文字列 キリル文字のデリミタが含まれます。 А Б В Г Д Е Ж З И Й К Л М Н О П Р С Т У Ф Х Ц Ч Ш Щ Ы Ь Э Ю Я а б в г д е ж з и й к л м н о п р с т у ф х ц ч ш щ ы ь э ю я ё Ӣ Ə Ӯ Ћ Љ Ұ Є Қ Ђ Ў Ъ Џ Ә Ї Ғ Њ Ү Ќ Ѓ Ң Ө Ҷ Ё Ҳ
出力の大/小文字 文字列 出力の大/小文字(国名および国籍にのみ適用、国コードは常に大文字)。

U: 大文字。

L: 小文字。

M: 大文字と小文字の混合。

N

6.5.15 個人非構造化名パーサー・プロセッサ

個人非構造化名パーサー・プロセッサは現在、テンプレートとして存在します。個人名を表すテキストを取り(主に、ラテン語の名前ですが、他の名前も解析可能です)、姓、名、タイトル、接尾辞など、名前の構成要素を判別します。

6.5.15.1 入力属性

次の表では、個人非構造化名パーサー・プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Full Name 文字列 解析対象のフルネーム。 はい

6.5.15.2 出力属性

次の表では、個人非構造化名パーサー・プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
Title 文字列 パーサーによって判別されたメイン個人のタイトル(例: Dr)。
FirstName 文字列 パーサーによって判別されたメイン個人の名(例: James)。
MiddleNames 文字列 パーサーによって判別されたメイン個人のミドルネーム(例: Alfred)。
LastName 文字列 パーサーによって判別されたメイン個人の姓(例: Herriot)。
Suffix 文字列 パーサーによって判別されたメイン個人の接尾辞(例: FRCVS)。
ParseResult 文字列 Pass: パーサーが合理的な疑いがある状態で名前の構造を識別したことを意味します。

Review: パーサーが名前の構造を推定したため、さらに検証が必要となることを意味します。

Fail: パーサーが名前の構造を判別できなかった、または名前ではないと識別したことを意味します。

ParseComment 文字列 解析結果に応じて、解析のコメントが表示されます。
ParseNotes 文字列 名前のトークン化に準拠していないが、関連データが含まれる名前に関する注意事項(関連データの例: その他の情報("死亡")、検出された複数の名前("Mrs.G Jones")、未分類データ("様方"))。

6.5.16 性別の検証プロセッサ

性別の検証プロセッサは、個人の性別を入力として取り、それが正しいかを検証します。

6.5.16.1 入力属性

次の表では、性別の検証プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Title 文字列 指定された個人のタイトル(例: Dr) いいえ
First Name 文字列 指定された個人の名(例: James) いいえ
Gender 文字列 指定された個人の性別(例: Male/M) いいえ
Treat Conflict Between Gender and Title as Valid 文字列 Y: 渡されたタイトルから導出された性別と渡された性別間の競合が性別データに含まれる場合に、GenderValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat Conflict Between Gender and Name as Valid 文字列 Y: 名前から導出された性別と渡された性別間の競合が性別データに含まれる場合に、GenderValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat No Gender Data as valid 文字列 Y: 性別入力値が空白またはnullの場合に、GenderValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ

6.5.16.2 出力属性

次の表では、性別の検証プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
GenderValid フラグ Y: 有効の場合。

N: 無効の場合。

GenderValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
GenderValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。

6.5.16.3 オプション

次の表では、性別の検証プロセッサのオプションについて説明します。

プロパティ名 データ型 説明 デフォルト
性別とタイトル間の競合を有効として処理 文字列 Y: 渡されたタイトルから導出された性別と渡された性別間の競合が性別データに含まれる場合に、GenderValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
性別と名前間の競合を有効として処理 文字列 Y: 名前から導出された性別と渡された性別間の競合が性別データに含まれる場合に、GenderValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
性別データなしを有効として処理 文字列 Y: 性別入力値が空白またはnullの場合に、GenderValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
性別リストの参照データ 文字列 関連付けられたローカライズされた性別の標準化された性別を含む参照データ。 名前 - 性別リスト
タイトル - 性別マップの参照データ 文字列 タイトルに関連付けられた性別を含む参照データ。 名前 - タイトル性別マップ
名前 - 性別マップの参照データ 文字列 名前に関連付けられた性別を含む参照データ。 名前 - 名前性別マップ
名前 - 性別のリストの参照データ 文字列 ローカライズされた性別のリストに関連付けられた標準化された性別を含む参照データ。 名前 - 性別リスト
検証コードの参照データ 文字列 検証プロセッサ・コードの簡単な説明と詳細な説明を含む参照データ。 データ・サービス - 検証コード

6.5.17 個人名の検証プロセッサ

個人名の検証プロセッサは、個人名を入力として取り、それが正しいかを検証します。

6.5.17.1 入力属性

次の表では、個人名の検証プロセッサの入力属性について説明します。

属性名 データ型 説明 必須
Title 文字列 指定された個人のタイトル(例: Dr)。 いいえ
First Name 文字列 指定された個人の名(例: James)。 いいえ
Middle Names 文字列 指定された個人のミドルネーム(例: Alfred)。 いいえ
Last Name 文字列 指定された個人の姓(例: Herriot)。 いいえ
Suffix 文字列 指定された個人の接尾辞(例: Jr)。 いいえ
Full Name 文字列 指定された個人のフルネーム(例: Dr James Alfred Herriot Jr)。 いいえ
Treat No Title Data as Valid 文字列 Y: タイトル・データが空白またはnullの場合に、TitleValidフラグで有効を戻します。N: 無効を戻します。 いいえ
Treat No Name Data as Valid 文字列 Y: 名前データが空白またはnullの場合に、NameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat Profanities as Valid 文字列 Y: 名前データに検出された冒涜的な言葉が含まれる場合に、NameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat Suspect Characters as Valid 文字列 Y: 名前データに疑わしい文字が含まれる場合に、NameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ
Treat Suspect Names as Valid 文字列 Y: 名前データに疑わしい名前が含まれる場合に、NameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

いいえ

6.5.17.2 出力属性

次の表では、個人名の検証プロセッサの出力属性について説明します。

属性名 データ型 説明
NameValid フラグ Y: 名前が有効な場合。

N: それ以外の場合。

NameValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
NameValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。
TitleValid フラグ Y: タイトルが有効な場合。

N: それ以外の場合。

TitleValidationCode 文字列 検証に合格/不合格だった理由を示すコード。
TitleValidationDescription 文字列 コードの意味の判読可能な説明を示します。

6.5.17.3 オプション

次の表では、個人名の検証プロセッサのオプションについて説明します。

オプション名 データ型 説明 デフォルト
冒涜的な言葉を有効として処理 文字列 Y: 名前データに検出された冒涜的な言葉が含まれる場合に、NameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい文字を有効として処理 文字列 Y: 名前データに疑わしい文字が含まれる場合に、NameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
疑わしい名前を有効として処理 文字列 Y: 名前データに疑わしい名前が含まれる場合に、NameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
名前データなしを有効として処理 文字列 Y: 名前データが空白またはnullの場合に、NameValidフラグで有効を戻します。

N: 無効を戻します。

N
タイトル・データなしを有効として処理 文字列 Y: タイトル・データが空白またはnullの場合に、TitleValidフラグで有効を戻します。N: 無効を戻します。 N
冒涜的な言葉の参照データ 文字列 冒涜的な言葉の参照データ。 名前 - 冒涜的な言葉
疑わしい文字の参照データ 文字列 疑わしい文字の参照データ。 名前 - 疑わしい文字
疑わしい名前の参照データ 文字列 疑わしい名前の参照データ。 名前 - 疑わしい名前
タイトル標準化の参照データ 文字列 標準化されたタイトルの参照データ。 名前 - タイトルの標準化