この章の構成は、次のとおりです。
Oracle Forms Services 11gリリース2の新機能のリストは、「Oracle Forms Servicesの新機能」(http://docs.oracle.com/cd/E48391_01/doc.11120/e24477/whats_new.htm
)を参照してください
Oracle Formsの以前のバージョンでは、Oracle Reportsとの統合が可能でした。Oracle Formsのこのリリースでは、Oracle BI-Publisherとの統合も可能になりました。これにより、開発者には、レポート・ツールの1つを使用する選択肢と両方を使用する選択肢が用意されました。詳細は、Form Builderのヘルプを参照してください。
このリリースには、トラブルシューティングをより簡単にできるよう改善された診断機能が含まれます。JVMの負荷分散および改善されたメモリー処理により、パフォーマンスが向上します。詳細は、「Java仮想マシンの構成と管理」を参照してください。
Oracle Formsの以前のリリースでは、アプレット・パラメータcolorScheme
に関連付けられた9つの色スキームが公開されていました。このリリースでは、カスタム色スキームを作成してから実行時に適用できるようになりました。アプリケーションのコーディングの変更は不要です。
詳細は、「カスタム・ランタイム色スキームの作成」を参照してください。
管理者は、新しいアプレット・パラメータを使用することにより、アプリケーション・コードを変更しなくてもアプリケーションのルック・アンド・フィールを高めることができます。従来、このような機能を使用するには、Forms Java BeansまたはプラガブルJavaコンポーネントの開発、または他のアプリケーション・コーディングの変更が必要でした。
詳細は、「Forms構成パラメータ」を参照してください。
Oracle Formsの以前のバージョンでは、アプリケーションがアクセスを行うために可能なのはシングル・サインオンのみでした。シングル・サインオフは不可能でした。Oracle Formsのこのリリースでは、オンデマンド・オプションを使用するか、従来のアプリケーション終了プロセス中に、シングル・サインオフする機能が用意されています。
詳細は、「Oracle Access ManagerでのForms Servicesの使用」を参照してください。
このリリースには、4つのクライアント・デプロイメント・タイプが用意されています。管理者およびアプリケーション開発者がクライアント・デプロイメント・タイプを選択できるようにすることにより、必要な機能やアプリケーション・タイプに最も適した方法でアプリケーションをエンドユーザーに提供することが可能になります。
詳細は、「クライアントの構成に関する注意事項」を参照してください。