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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
12c (12.2.1.2)
E82763-01
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7.6 URLエンジンの構成

Reports Serverには、URLのコンテンツの取得や配布ができるURLエンジンが搭載されています。URLエンジンにより、Reports Serverの強力なスケジューリング機能と配布機能を利用して、公開URLのコンテンツを電子メール、Oracle Portal、WebDAVなどの宛先に配布できます。Reports Serverの宛先はプラガブルなので、URLコンテンツに対して独自のカスタム宛先も追加できます。

さらに、URLエンジンをReports Serverのイベント・ベース型APIと組み合せて使用すると、コンテンツの配布をデータベース・イベントでトリガーできます。たとえば、従業員経費データの表に格納されたデータを高品位のWebで公開するためのJSPレポートを作成したとします。この場合、URLエンジンとイベントベースのAPIを使用して、新規または更新した従業員経費データが経費アプリケーションによって表に格納されるたびに、そのJSPに電子メールで通知することができます。

URLエンジンが有効化されていない場合は、次の手順で有効にします。

  1. URLエンジンのengine要素をサーバー構成ファイルに追加します。たとえば、次のようにエンジン要素を入力します。

    <engine id="rwURLEng" 
                 class="oracle.reports.engine.URLEngineImpl"
                 initEngine="1"
                 maxEngine="1"
                 minEngine="0"
                 engLife="50"
                 maxIdle="30"
                 callbackTimeOut="60000"
    />
    
  2. 適切なジョブ・タイプをURLエンジンと関連付けるjob要素をサーバー構成ファイルに追加します。たとえば、次のようにjob要素を入力します。

    <job jobType="rwurl" engineId="rwURLEng"/>
    
  3. Reports Serverを停止し、再起動します。


    注意:

    これらの新しい要素でReports Serverを再起動すると、Reports Serverのステータス・メッセージ・ボックスでエンジン数が増加していることが表示されます。前述の例では、Reports Serverを再起動するとエンジンの数が1つ増加します(initEngineの値)。

URLエンジンへのリクエスト送信の詳細は、第18章「レポート・リクエストの実行」を参照してください。