5.2 スクリプトを使用したノード・マネージャからのReports Bridgeの起動、停止

Oracle Reports Bridgeは、2つのサブネットを接続するために使用されます。これは、異なるサブネットで実行されているOracle Reportsコンポーネント間のゲートウェイとして機能します。

トラブルシューティングの例と解決策の詳細は、付録D「Oracle Reports Bridgeの問題の診断」を参照してください。

5.2.1 Oracle Process Manager and Notification ServerからのOracle Reportsブリッジの起動、停止および再起動

Reports Bridgeを起動および停止するには、次のUNIXコマンドを使用してください。

$DOMAIN_HOME/bin/startComponent.sh reports_bridge_name

$DOMAIN_HOME/bin/stopComponent.sh reports_bridge_name

5.2.2 コマンドラインからのOracle Reportsブリッジの起動と停止

Oracle Reportsのコンポーネントの起動と停止には、WLSTを使用することをお薦めします。

Reportsブリッジ・コンポーネントの起動または停止の際は事前に次の環境変数を設定する必要があります。

COMPONENT_CONFIG_PATH=${DOMAIN_HOME}/config/fmwconfig/components/ReportsBridgeComponent/<reports_bridge_name>

コマンドラインからOracle Reports Bridgeを起動するには、次のコマンドを使用します。

Windowsの場合:

rwbridge.bat name=bridgename

UNIXの場合:

rwbridge.sh name=bridgename

たとえば、fooという名前のOracle Reports BridgeをWindowsで起動するには、次のコマンドを使用します。

rwbridge.bat name=foo

rwbridge実行可能ファイルの詳細は、第A.2.7項「rwbridge」を参照してください。

Oracle Reports Bridgeの初回起動時に、Oracle Reportsによって構成ファイルrwbridge.confが作成されます。このファイルはrwbridge.templateファイルの設定内容に基づいて生成され、$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/components/ReportsBridgeComponent/<bridge_name>/rwbridge.confディレクトリに格納されます。リモートのOracle Reports Bridgeに他のサブネットへの接続を指定するには、rwbridge.confファイルを編集します。

注意: 構成の変更を有効にするには、Oracle Reports Bridgeを再起動する必要があります。

Oracle Reports Bridgeを停止するには、次のコマンドを使用します。

Windowsの場合:

rwbridge.bat name=bridgename shutdown=normal authid=username/password

UNIXの場合:

rwbridge.sh name=bridgename shutdown=normal authid=username/password

たとえば、fooという名前のOracle Reports BridgeをUNIXで停止するには、次のコマンドを使用します。

rwbridge.sh name=foo shutdown= normal authid=scott/tiger

構成ファイルのrepbrg_bridgename.confで、identifier要素を変更してusername/passwordを指定し、encrypted属性をnoに設定します。これは、パスワードが暗号化されないことを示します。Oracle Reports Bridgeが起動されると、このパスワードは暗号化されます。

例:

<identifier encrypted="no">scott/tiger</identifier>

使用上の注意

• identifier要素がコメント化されている場合は、authidを指定せずにOracle Reports Bridgeを停止できます。

• Oracle Reports Bridgeをリモートで停止することはできません。

詳細は、第7.2.1.19項「identifier」を参照してください。