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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
12c (12.2.1.2)
E82763-01
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12 フォント・モデルおよびクロス・プラットフォームの配布

今日のビジネスでは、プラットフォームやインフラストラクチャにおいてシームレスな統合と相互運用が求められています。Oracle Reportsでは、組織の内部と外部に関係なくすべてのレベルに対してデータの作成と配布ができます。しかし、企業のレポート・ツールは、システム・フォントやプリンタ・フォントなどのプラットフォーム固有の機能に依存しています。そのため、開発プラットフォーム(Windowsなど)と配布プラットフォーム(UNIXベースのプラットフォームなど)が異なる場合に、それらのプラットフォーム間でレポートを移植すると、レポートのルック・アンド・フィールが変わるおそれがあります。

この章では、新規フォント・モデルとその機能について説明します。この新規フォント・モデルにより、多くの新機能とメリットが実現されます。詳細は、第12.1項「このリリースでの新機能」を参照してください。

新規フォント・モデルを使用しない場合は、レポートをUNIXプラットフォームに配布する際に、11gより前のフォント設定を手動で構成し、手動で若干の修正を加える必要があります。

この章では、プラットフォームの選択によってレポート出力のルック・アンド・フィールに影響が生じるシナリオも取り上げます。クロス・プラットフォームで問題となるレポート出力フォーマット(PDF、HTMLCSSおよびRTFなど)を、それぞれの項に分けて説明します。各項では、プラットフォームが変わってもレポートを同じ外観で出力できる方法を手順を追って説明します。これらの説明の後には、トラブルシューティング情報とFAQ(よくある質問)を記載します。マルチバイトやUnicodeレポートには別の手順が必要になるため、これらのトピックも新たな項を設けて説明します。この章では、特に明記しないかぎり、Oracle9i Reports、Oracle Reports 10gリリース1 (9.0.4)、10gリリース2 (10.1.2)および12c (12.2.1.2)、12cリリース(12.2.1.1)を対象に説明します。

この章を読むには、あらかじめ次の各章で概念と用語を理解しておいてください。

この章には、次の項があります。


注意:

この章では、レポートをクロス・プラットフォームで同じ外観に出力するために別の作業を必要とするシナリオとガイドラインについてのみ説明しています。