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Oracle® Fusion Middleware Oracle B2BおよびOracle SOA Suite for Healthcare Integrationインストールと構成
12c (12.2.1.2)
E82808-01
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7 Oracle B2BおよびOracle SOA Suite for Healthcare Integrationのアンインストールまたは再インストール

Oracle B2BおよびOracle SOA Suite for Healthcare Integrationをアンインストールまたは再インストールするには、この項の手順に従ってください。

ソフトウェアを削除するときは、この項で説明する手順に必ず従うことをお薦めします。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後でソフトウェアを再インストールするときに問題が発生する場合があります。この項の手順を実行すると、ソフトウェアを正しく削除できます。

7.1 製品のディストリビューションについて

Oracle Fusion Middlewareアンインストーラは、Oracleホーム・ディレクトリから、このソフトウェアを削除します。

次の表に、アンインストール時の作業をまとめます。

表7-1 製品のアンインストールのロードマップ

タスク 説明 ドキュメント

Oracle Fusion Middlewareの停止

アンインストーラ実行前に、ドメインにあるすべてのサーバーとプロセスが停止している必要があります。

「Oracle Fusion Middlewareの停止」を参照してください。

データベース・スキーマの削除

Repository Creation Utilityを実行してデータベース・スキーマを削除します。

「データベース・スキーマの削除」を参照してください。

ソフトウェアの削除

製品のアンインストーラを実行し、Oracle Fusion Middleware Infrastructureを削除します。

Oracleホームに複数の製品が含まれている場合は、アンインストーラを複数回(製品ごとに1回)実行する必要があります。

「ソフトウェアのアンインストール」を参照してください。

Oracleホーム・ディレクトリの削除

アンインストーラでは、すべてのファイルとフォルダがOracleホーム・ディレクトリから削除されません。アンインストーラが終了した後、手動でOracleホームを削除して、製品の削除を完了させる必要があります。

「Oracleホーム・ディレクトリの手動削除」を参照してください。

ドメインおよびアプリケーション・データの削除

アンインストーラがOracleホーム内にある場合でも、ドメイン・ホーム・ディレクトリまたはアプリケーション・ホーム・ディレクトリに含まれるデータは削除されません。これらのディレクトリは手動で削除する必要があります。

「ドメインとアプリケーション・データの削除」を参照してください。

7.2 Oracle Fusion Middlewareの停止

アンインストーラを実行する前に、削除するOracleホームに関連付けられたすべてのサーバーおよびプロセスを停止することをお薦めします。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理のOracle Fusion Middleware環境の停止に関する項を参照してください。

7.3 データベース・スキーマの削除

Oracleホームを削除する前に、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行して、このドメインに関連付けられたデータベース・スキーマを削除することをお薦めします。

各ドメインにはカスタム接頭辞によって一意に識別される独自のスキーマ・セットがあります(Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成のカスタム接頭辞の理解に関する項を参照してください)。これらのスキーマを他のドメインと共有することはできません(Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成のスキーマの作成計画に関する項を参照してください)。

データベースに複数のスキーマ・セットがある場合は、削除するドメインに関連付けられたスキーマ接頭辞を指定します。

スキーマの削除手順は、Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成のスキーマの削除に関する項を参照してください。

7.4 ソフトウェアのアンインストール

この項の手順に従って製品のアンインストーラを起動し、ソフトウェアを削除します。

サイレント(コマンド行)のアンインストールを実行するには、Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのサイレント・アンインストールのためのOracle Universal Installerの実行を参照してください。

7.4.1 アンインストール・プログラムの起動

アンインストーラを起動する手順は次のとおりです。

  • UNIXの場合

    コマンド行で、次のコマンドを入力します。

    cd $ORACLE_HOME/oui/bin
    ./deinstall.sh
    
  • Windowsの場合

    次のいずれかの操作を行います。

    • ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用して、ORACLE_HOME\oui\binディレクトリに移動し、deinstall.cmdをダブルクリックします。

    • コマンド・プロンプトを開き、次のコマンドを入力します。

      cd %ORACLE_HOME%\oui\bin
      deinstall.cmd
      
    • 「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」を選択してから「Oracle」「OracleHome」Oracle Softwareのアンインストールの順に選択します。

7.4.2 アンインストールする製品の選択

Oracleホームには複数の製品が存在しているため、正しい製品をアンインストールしていることを確認してください。

アンインストーラを実行した後、「アンインストールする配布」画面が表示されます。ドロップダウン・リストで「B2B 12.2.1.2.0」を選択し、「アンインストール」をクリックします。「アンインストール画面のナビゲート」に記載されている画面が表示されます。

注意:

Oracle B2BおよびOracle SOA Suite for Healthcare Integrationソフトウェアがアンインストールされた後に、再度アンインストール・ウィザードを実行することで、Oracle Fusion Middleware Infrastructureをアンインストールできます。Infrastructureが削除されると、Infrastructureを使用する他の製品が機能しなくなるため、削除する前に、それらの製品がないことを確認します。Oracle Fusion Middleware Infrastructureに依存するソフトウェアが他にない場合は、「アンインストールする配布」画面は表示されません。アンインストール手順の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールおよび構成の「Oracle Fusion Middleware Infrastructureのアンインストール」を参照してください。

7.4.3 アンインストール画面のナビゲート

アンインストーラにより、ソフトウェアの削除を確認する一連の画面が表示されます。

表7-2にリストされている画面のヘルプを見るには、画面上で「ヘルプ」をクリックします。

表7-2 アンインストール画面と説明

画面 説明

ようこそ

製品アンインストーラが開始します。

アンインストール・サマリー

アンインストールされるOracleホーム・ディレクトリとその内容を示しています。このディレクトリが正しいことを確認します。

これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を入力します。レスポンス・ファイルは、後でサイレント・アンインストールに使用できます。サイレント・アンインストールまたはコマンド・ライン・アンインストールの詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のサイレント・アンインストールのためのOracle Universal Installerの実行に関する項を参照してください。

「アンインストール」 をクリックしてソフトウェアの削除を開始します。

アンインストールの進行状況

インストールの進捗状況を示します。

アンインストール完了

アンインストールが完了すると表示されます。画面上の情報を確認し、「終了」をクリックしてアンインストーラを終了します。

7.5 Oracleホーム・ディレクトリの手動削除

ソフトウェアをアンインストールした後、アンインストーラで削除されなかったOracleホーム・ディレクトリとすべての既存のサブディレクトリを手動で削除する必要があります。

たとえば、Oracleホーム・ディレクトリがUNIXオペレーティング・システムで/home/Oracle/product/ORACLE_HOMEの場合、次のコマンドを入力します。

 cd /home/Oracle/product
 rm -rf ORACLE_HOME

Oracleホーム・ディレクトリがWindowsオペレーティングシステムでC:\Oracle\Product\ORACLE_HOMEの場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Productディレクトリに移動してから、ORACLE_HOMEフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

7.6 Windowsオペレーティング・システムのプログラム・ショートカットの削除

Windowsオペレーティング・システムの場合は、プログラムのショートカットも手動で削除する必要があります(アンインストーラでは削除されません)。

Windowsでプログラム・ショートカットを削除するには:

  1. C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Oracle\ORACLE_HOME\Productディレクトリに移動します。

  2. Oracleホームにインストールされている製品が1つのみの場合は、ORACLE_HOMEディレクトリを削除します。Oracleホームに複数の製品がインストールされている場合は、ORACLE_HOMEディレクトリを削除する前に、すべての製品を削除します。

7.7 ドメインおよびアプリケーション・データの削除

ソフトウェアをアンインストールした後で、ドメインとアプリケーション・データを削除する必要があります。

ドメインおよびアプリケーション・データを削除するには:
  1. ドメイン・ホーム・ディレクトリを手動で削除します。次に例を示します。

    UNIXオペレーティング・システムでドメイン・ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/config/domains/b2b_domainの場合は、次のようにします。

     cd /home/Oracle/config/domains
     rm -rf b2b_domain
    

    Windowsオペレーティング・システムでは、ドメイン・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Config\domains\b2b_domainの場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Config\domainsディレクトリに移動し、b2b_domainフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

  2. アプリケーション・ホーム・ディレクトリを手動で削除します。次に例を示します。

    UNIXオペレーティング・システムでアプリケーション・ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/config/applications/b2b_domainの場合は、次のコマンドを入力します。

     cd /home/Oracle/config/applications
     rm -rf b2b_domain
    

    Windowsオペレーティング・システムでは、アプリケーション・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Config\applications\b2b_domainの場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Config\applicationsディレクトリに移動し、b2b_domainフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

  3. Oracleホームにdomain_registry.xmlファイルをバックアップしてから、ファイルを編集し、削除しようとするドメインに関連する行を削除します。たとえば、b2b_domainを削除するには、次の行を検索して、その行を削除します。
    <domain location="/home/Oracle/config/domains/b2b_domain"/>
    

    完了したらファイルを保存して終了します。

7.8 ソフトウェアの再インストール

手動でOracleホーム・ディレクトリを削除することを含め、この項の指示に従ってソフトウェアが削除されている場合のみ、同じOracleホームに前のインストールとしてソフトウェアを再インストールできます。

再インストールするときに、前回のインストールと同じOracleホームを指定できます。

Oracleホームが空ではない場合、次の事項を考慮します。

  • 同じ機能セットを含む既存のOracleホームへのインストール。

    インストールを試行するソフトウェアと同じソフトウェアが、インストール中に指定したOracleホームに存在すると、インストーラは警告します。

    オプションは次のとおりです。

    • 別のインストール・タイプを選択します。この場合、Oracleホーム・ディレクトリに存在しない機能セットのみをインストールできます。

    • 別のOracleホーム・ディレクトリを選択します。

  • 空ではない既存のOracleホームへのインストール。

    たとえば、ドメイン・ホームやアプリケーション・ホームを既存のOracleホーム内部で作成することを選択したと仮定します。このデータはアンインストール中に削除されません。そのため、同じOracleホームに再インストールしようとしても、インストーラではできません。オプションは次のとおりです。

    1. (この項で説明しているように)Oracleホームからソフトウェアをアンインストールした後でOracleホーム・ディレクトリを削除します。ソフトウェアをアンインストールしてOracleホーム・ディレクトリを削除したら、再インストールに同じOracleホームの場所を再利用できます。Oracleホームに存在していたドメイン・データまたはアプリケーション・データは、再作成する必要があります。

    2. 別のOracleホーム・ディレクトリを選択します。