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Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementのインストールと構成
12c (12.2.1.2)
E82805-01
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9 Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementのアンインストールまたは再インストール

この項の手順に従って、Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementを削除または再インストールしてください。

ソフトウェアを削除するときは、この項で説明する手順に必ず従うことをお薦めします。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後でソフトウェアを再インストールする際に問題が発生する可能性があります。この項に示す手順に従うと、ソフトウェアは正常に削除されます。

9.1 Oracle Fusion Middlewareの停止

アンインストーラを実行する前に、削除するOracleホームに関連付けられたすべてのサーバーおよびプロセスを停止することをお薦めします。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理のOracle Fusion Middleware環境の停止を参照してください。

9.2 データベース・スキーマの削除

Oracleホームを削除する前に、このドメインに関連付けられたデータベース・スキーマを削除するために、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行することをお薦めします。

各ドメインにはカスタム接頭辞によって一意に識別される独自のスキーマ・セットがあります(Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成のカスタム接頭辞についてを参照してください)。これらのスキーマを他のドメインと共有することはできません(Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成のスキーマの作成計画を参照してください)。

データベースに複数のスキーマ・セットがある場合は、削除するドメインに関連付けられたスキーマ接頭辞を指定します。

スキーマの削除手順は、Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成のスキーマの削除を参照してください。

9.3 ソフトウェアのアンインストール

この項の手順に従って製品のアンインストーラを起動し、ソフトウェアを削除します。

サイレント(コマンド行)のアンインストールを実行するには、Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのサイレント・アンインストールのためのOracle Universal Installerの実行を参照してください。

9.3.1 アンインストール・プログラムの起動

アンインストーラを起動する手順は次のとおりです。

  • UNIXの場合

    コマンド行で、次のコマンドを入力します。

    cd $ORACLE_HOME/oui/bin
    ./deinstall.sh
    
  • Windowsの場合

    次のいずれかの操作を行います。

    • ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用して、ORACLE_HOME\oui\binディレクトリに移動し、deinstall.cmdをダブルクリックします。

    • コマンド・プロンプトを開き、次のコマンドを入力します。

      cd %ORACLE_HOME%\oui\bin
      deinstall.cmd
      
    • 「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」「Oracle」「OracleHome」Oracle Softwareのアンインストールの順に選択します。

9.3.2 アンインストールする製品の選択

Oracleホームには複数の製品が存在しているため、正しい製品をアンインストールしていることを確認してください。

アンインストーラの実行後、「アンインストールする配布」画面が開きます。ドロップダウン・リストで「BPM_SOA 12.2.1.2.0」を選択し、「アンインストール」をクリックします。アンインストール・プログラムによって、「アンインストール画面のナビゲート」に示されている画面が表示されます。

注意:

Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management ソフトウェアをアンインストールした後は、アンインストール・ウィザードを再度実行することで、Oracle Fusion Middleware Infrastructureをアンインストールできます。Infrastructureが削除されると、Infrastructureを使用する他の製品が機能しなくなるため、削除する前に、それらの製品がないことを確認します。Oracle Fusion Middleware Infrastructureに依存するソフトウェアが他にない場合は、「アンインストールする配布」画面は表示されません。アンインストール手順の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールおよび構成のOracle Fusion Middleware Infrastructureのアンインストールを参照してください。

9.3.3 アンインストール画面のナビゲート

アンインストーラには、ソフトウェアの削除を確認する一連の画面が表示されます。

表9-1に示した画面の詳細は、画面上の「ヘルプ」をクリックしてください。

表9-1 アンインストール画面と説明

画面 説明

ようこそ

製品アンインストーラが開始します。

アンインストール・サマリー

アンインストールされるOracleホーム・ディレクトリとその内容を示しています。このディレクトリが正しいことを確認します。

これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を入力します。後で、サイレント・アンインストール中にレスポンス・ファイルを使用できます。サイレント・アンインストールまたはコマンド・ライン・アンインストールの詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のサイレント・アンインストールのためのOracle Universal Installerの実行に関する項を参照してください。

「アンインストール」 をクリックしてソフトウェアの削除を開始します。

アンインストールの進行状況

アンインストールの進行状況が表示されます。

アンインストール完了

アンインストールが完了すると表示されます。画面上の情報を確認し、「終了」をクリックしてアンインストーラを終了します。

9.4 Oracleホーム・ディレクトリの手動削除

ソフトウェアのアンインストールの後、アンインストーラで削除されなかったOracleホーム・ディレクトリと既存のサブディレクトリを手動で削除する必要があります。

たとえば、UNIXオペレーティング・システムでOracleホーム・ディレクトリが/home/Oracle/product/ORACLE_HOMEの場合は、次のコマンドを入力します。

 cd /home/Oracle/product
 rm -rf ORACLE_HOME

Windowsオペレーティング・システムでは、Oracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Product\ORACLE_HOMEである場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Productディレクトリに移動し、ORACLE_HOMEフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

9.5 Windowsオペレーティング・システムのプログラム・ショートカットの削除

Windowsオペレーティング・システムの場合は、プログラムのショートカットも手動で削除する必要があります(アンインストーラでは削除されません)。

Windowsのプログラム・ショートカットを削除するには、次のようにします。

  1. C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Oracle\ORACLE_HOME\Productディレクトリに移動します。

  2. Oracleホームにインストールされている製品が1つのみの場合は、ORACLE_HOME ディレクトリを削除します。Oracleホームに複数の製品がインストールされている場合は、ORACLE_HOMEディレクトリを削除する前に、すべての製品を削除します。

9.6 ドメインとアプリケーション・データの削除

ソフトウェアを削除した後、ドメインとアプリケーション・データを削除する必要があります。

ドメインとアプリケーション・データを削除するには、次の手順を実行します。
  1. ドメイン・ホーム・ディレクトリを手動で削除します。次に例を示します。

    UNIXオペレーティング・システムでドメイン・ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/config/domains/soa_domainの場合は次のコマンドを入力します。

     cd /home/Oracle/config/domains
     rm -rf soa_domain
    

    Windowsオペレーティング・システムでドメイン・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Config\domains\soa_domainの場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Config\domainsディレクトリに移動し、soa_domainフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

  2. アプリケーション・ホーム・ディレクトリを手動で削除します。次に例を示します。

    UNIXオペレーティング・システムでアプリケーション・ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/config/applications/soa_domainの場合は次のコマンドを入力します。

     cd /home/Oracle/config/applications
     rm -rf soa_domain
    

    Windowsオペレーティング・システムでアプリケーション・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Config\applications\soa_domainの場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Config\applicationsディレクトリに移動し、soa_domainフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

  3. Oracleホームにdomain_registry.xmlファイルをバックアップしてから、ファイルを編集し、削除するドメインに関連付けられた行を削除します。たとえば、soa_domainを削除するには、次の行を探して削除します。
    <domain location="/home/Oracle/config/domains/soa_domain"/>
    

    完了したらファイルを保存して終了します。

9.7 ソフトウェアの再インストール

この項に示す手順に従って(手動でのOracleホームディレクトリの削除も含めて)ソフトウェアをアンインストールした場合のみ、以前と同じOracleホームにソフトウェアを再インストールできます。

再インストールするときに、前回のインストールと同じOracleホームを指定できます。

Oracleホームが空ではない場合、次の事項を考慮します。

  • 同じ機能セットを含む既存のOracleホームへのインストール。

    インストール時に指定したOracleホームには、インストールしようとしているソフトウェアと同じソフトウェアがすでに含まれている旨がインストーラによって警告されます。

    オプションは次のとおりです。

    • 別のインストール・タイプを選択します。この場合、Oracleホーム・ディレクトリに存在しない機能セットのみがインストールされます。

    • 別のOracleホーム・ディレクトリを選択します。

  • 空ではない既存のOracleホームへのインストール。

    たとえば、ドメイン・ホームまたはアプリケーション・ホームを既存のOracleホーム内に作成するとします。このデータは、アンインストール・プロセスでは削除されないため、同じOracleホームにインストールしようとすると、インストーラによってインストールが拒否されます。オプションは次のとおりです。

    1. (この項の説明に従って) Oracleホームからソフトウェアをアンインストールしてから、Oracleホーム・ディレクトリを削除します。ソフトウェアをアンインストールしてOracleホーム・ディレクトリを削除したら、再インストールして同じOracleホームの場所を再利用できます。Oracleホームに存在していたドメインまたはアプリケーション・データは、再作成する必要があります。

    2. 別のOracleホーム・ディレクトリを選択します。