Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementのインストールと構成 12c (12.2.1.2) E82805-01 |
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Oracle SOA Suiteの代替トポロジは、Oracle Business Process Management (BPM)のスタンドアロン・トポロジになります。
図A-1は、Oracle Business Process Managementのスタンドアロン・トポロジを示しています。
このトポロジは、Oracle Business Process Managementのソフトウェア機能のみを提供し、クラスタを提供しない単純なドメインが必要な場合に使用します。
Oracle Business Process Managementをクラスタにデプロイするドメインには、ライセンス許諾が影響する可能性があることに注意してください。詳細は、ライセンス情報のOracle Business Process Managementを参照してください。
このトポロジでは、1つの管理サーバーと1つの管理対象サーバーが単一のホスト(SOAHOST1)上のOracle WebLogic Serverドメインに含まれています。Oracle SOA SuiteソフトウェアとOracle Business Process Managementソフトウェアは、どちらも管理対象サーバーに向けてターゲット設定されます。
本番データベースに必要なスキーマは、別個のホスト(DBHOST1)上のサポート対象Oracleデータベースにインストールされます。
図A-1 Oracle Business Process Managementのスタンドアロン・トポロジ
表A-1は、システムでこのトポロジを構成するために必要なロードマップを説明しています。
表A-1 スタンドアロンのOracle Business Process Managementのインストールおよび構成手順
タスク | 説明 | 詳細情報 | 特別な指示 |
---|---|---|---|
システム環境を確認します |
インストールの前に、最小限のシステム要件およびネットワーク要件を満たしていることを確認します。 |
「システム環境の確認のロードマップ」を参照してください。 |
なし。 |
適切なディストリビューションを入手します |
Oracle SOA SuiteとBusiness Process Managementはどちらも、既存のOracle Fusion Middleware Infrastructureインストール環境を必要とします。Oracle SOA SuiteとBusiness Process Managementは、Oracle Fusion Middleware Infrastructureと同じOracleホームにインストールする必要があります。 |
「製品のディストリビューションについて」を参照してください。 |
Oracle Infrastructureディストリビューションと、Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementディストリビューションの両方を入手する必要があります。 |
インストール・ディレクトリを決めます |
作成する必要があるディレクトリが作成されているか、またはインストーラからアクセスでき、最小要件を満たすシステムに存在していることを確認します。 Oracle SOA SuiteとBusiness Process Managementはどちらも、Oracle Fusion Middleware Infrastructureが格納されている既存のOracleホーム・ディレクトリにインストールする必要があります。 |
Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリとはを参照してください。 |
なし。 |
Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャのインストール |
Oracle Fusion Middleware Infrastructureをインストールして、Oracle Business Process Management用のOracleホーム・ディレクトリを作成します。 |
Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成のInfrastructureソフトウェアのインストールを参照してください。 |
なし。 |
Oracle Business Process Managementソフトウェアのインストール |
Oracle Business Process Managementソフトウェアを既存のInfrastructureのOracleホームにインストールします。 |
「Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementソフトウェアのインストール」を参照してください。 |
「インストール・タイプ」画面で、「BPM」を選択します。 |
WebLogicドメインの作成 |
構成ウィザードを使用してWebLogicドメインの作成および構成を行います。構成画面で適切なオプションを選択していることを確認します。 |
「管理対象サーバー」画面(「Oracle Business Process Managementの管理対象サーバーの構成」)では、唯一の管理対象サーバー |
|
サーバーの起動 |
ドメインの作成が完了したら、管理サーバーおよび管理対象サーバーを起動します。 |
「サーバーの起動」を参照してください。 |
管理サーバーおよび管理対象サーバーを起動します。 |
構成の確認 |
ドメインが適切に構成されていることを確認します。 |
「構成の確認」を参照してください。 |
なし。 |
スタンドアロン・モードでのBusiness Process Managementのインストールと構成後の次の手順 |
ここで構成したドメインに対して、運用や管理のタスクを実行できます。 |
「ドメイン構成後の次の手順」を参照してください。 |
なし。 |
Oracle Enterprise Schedulerの機能をOracle SOA Suiteに統合できます。
図A-2は、Oracle SOA SuiteおよびEnterprise Schedule Services (ESS)のトポロジを示しています。
このトポロジは、Oracle Enterprise Schedulerの機能をOracle SOA Suiteと統合する場合に使用します。
トポロジは、「Oracle SOA Suiteの標準インストール・トポロジについて」で説明したOracle SOA Suite標準インストール・トポロジに似ています。ただし、このトポロジでは、Oracle Fusion Middleware InfrastructureとOracle SOA Suiteソフトウェアに加え、Oracle Enterprise SchedulerソフトウェアもOracle WebLogic Serverクラスタの対象となります。
図A-2 Oracle SOA SuiteおよびOracle Enterprise Scheduler Servicesのトポロジ
表A-2では、このトポロジをシステム上に構成するために必要になる、ロードマップについて説明しています。
表A-2 Oracle SOA SuiteおよびOracle Enterprise Schedulerのインストールと構成の手順
タスク | 説明 | 詳細情報 | 特別な指示 |
---|---|---|---|
システム環境を確認します |
インストールの前に、最小限のシステム要件およびネットワーク要件を満たしていることを確認します。 |
「システム環境の確認のロードマップ」を参照してください。 |
なし。 |
適切なディストリビューションを入手します |
Oracle SOA SuiteとOracle Enterprise Schedulerはどちらも、既存のOracle Fusion Middleware Infrastructureインストール環境を必要とします。Oracle SOA Suiteをインストールすると、Oracle Enterprise Schedulerもインストールされますが、Oracle SOA Suiteは、Oracle Fusion Middleware Infrastructureと同じOracleホームにインストールする必要があります。 |
「製品のディストリビューションについて」を参照してください。 |
Oracle Fusion Middleware InfrastructureとOracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementの両方のディストリビューションを入手する必要があります。 |
インストール・ディレクトリを決めます |
作成する必要があるディレクトリが作成されているか、またはインストーラからアクセスでき、最小要件を満たすシステムに存在していることを確認します。 |
Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリとはを参照してください。 |
なし。 |
Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール |
Oracle Fusion Middleware Infrastructureをインストールして、Oracle SOA Suite用のOracleホーム・ディレクトリを作成します。 |
Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成のInfrastructureソフトウェアのインストールを参照してください。 |
なし。 |
ソフトウェアのインストール |
Oracle SOA Suiteソフトウェアを既存のOracle Fusion Middleware Infrastructureホームにインストールします。 Oracle SOA Suiteをインストールすると、Oracle Enterprise Schedulerもインストールされます。 |
「Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementソフトウェアのインストール」を参照してください。 |
「インストール・タイプ」画面で、「SOA」を選択します。 |
WebLogicドメインの作成 |
構成ウィザードを使用してWebLogicドメインの作成および構成を行います。構成画面で適切なオプションを選択していることを確認します。 |
「Oracle SOA Suiteドメインの構成」を参照してください。 |
「Oracle SOA SuiteおよびOracle Enterprise Scheduler用に選択する構成オプション」に示された、特定の画面に対する指示に従います。 |
サーバーの起動 |
ドメインの作成が完了したら、管理サーバーおよび管理対象サーバーを起動します。 |
「サーバーの起動」を参照してください。 |
WSM-PMがターゲット設定されている管理対象サーバーを起動してから、Oracle Enterprise SchedulerがデプロイされているManager Serverを起動します。 |
構成の確認 |
ドメインが適切に構成されていることを確認します。 |
「構成の確認」を参照してください。 |
なし。 |
Oracle SOA SuiteおよびOracle Enterprise Schedulerのインストールと構成後の次の手順 |
ここで構成したドメインに対して、運用や管理のタスクを実行できます。 |
「ドメイン構成後の次の手順」を参照してください。 |
なし |
Oracle SOA SuiteおよびEnterprise Scheduleサービスの構成時の画面と選択する必要のあるオプションは、「Oracle SOA Suiteドメインの構成」に示したものとほとんど同じです。ただし、次の表に示すように、一部の画面では異なるオプションを選択する必要があります。
表A-3 Oracle SOA SuiteおよびEnterprise Schedule Servicesのトポロジの主要な画面と構成オプション
画面 | 説明 |
---|---|
コンポーネントの選択 |
この画面は、スキーマを作成するためにRCUを実行すると表示されます。 「カスタム接頭辞の指定とスキーマの選択」に示したスキーマ・リストに加えて、「Oracle Enterprise Scheduler」を選択します。 |
テンプレート |
この画面は、ドメインを作成するために構成ウィザードを開始した後に表示されます。 「Oracle SOA Suiteの構成テンプレートの選択」に示されたテンプレートに加えて、次のテンプレートを選択します。
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管理対象サーバー |
「管理対象サーバー」画面(「Oracle SOA Suiteの管理対象サーバーの構成」)で、 「サーバー・グループ」ドロップダウン・リストで、 |
サーバーのクラスタへの割当 |
この画面(「クラスタへのOracle SOA Suite管理対象サーバーの割当て」)で、 |
サーバーのマシンへの割当 |
この画面(「Oracle SOA Suiteマシンへのサーバーの割当て」)で、 |
あるクラスタにOracle Business Process Managementソフトウェアをターゲット設定し、別のクラスタにOracle Application Development Frameworkソフトウェアをターゲット設定できるため、2つの製品間でのリソースの競合がなくなります。
図A-3は、Oracle Business Process Management (BPM)およびOracle Application Development Framework (ADF)のトポロジを示しています。
このトポロジは、BPMソフトウェアと、ADFを使用して開発されたカスタム・ユーザー・インタフェースの両方を活用しているアプリケーションをデプロイする場合に使用します。このトポロジを使用すると、あるクラスタにBPMソフトウェアをターゲット設定して、別のクラスタにADFソフトウェアをターゲット設定できるため、2つの製品間でのリソースの競合がなくなります。
表A-4では、このトポロジをシステム上に構成するために必要になる、ロードマップについて説明しています。
表A-4 Oracle Business Process ManagementおよびOracle Application Development Frameworkのインストールと構成の手順
タスク | 説明 | 詳細情報 | 特別な指示 |
---|---|---|---|
システム環境を確認します |
インストールの前に、最小限のシステム要件およびネットワーク要件を満たしていることを確認します。 |
「システム環境の確認のロードマップ」を参照してください。 |
なし。 |
適切なディストリビューションを入手します |
Oracle SOA SuiteとOracle Business Process Managementはどちらも、既存のOracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール環境を必要とします。Oracle SOA Suiteは、Oracle Fusion Middleware Infrastructureと同じOracleホームにインストールする必要があります。 |
「製品のディストリビューションについて」を参照してください。 |
Oracle Fusion Middleware InfrastructureとOracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementの両方のディストリビューションを入手する必要があります。 |
インストール・ディレクトリを決めます |
作成する必要があるディレクトリが作成されているか、またはインストーラからアクセスでき、最小要件を満たすシステムに存在していることを確認します。 |
Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリとはを参照してください。 |
なし。 |
Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール |
Oracle Fusion Middleware Infrastructureをインストールして、Oracle SOA Suite用のOracleホーム・ディレクトリを作成します。 |
Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成のInfrastructureソフトウェアのインストールを参照してください。 |
なし。 |
ソフトウェアのインストール |
Oracle Business Process Managementソフトウェアを既存のOracle Fusion Middleware Infrastructureホームにインストールします。 |
「Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementソフトウェアのインストール」を参照してください。 |
「インストール・タイプ」画面で、「BPM」を選択します。 |
WebLogicドメインの作成 |
構成ウィザードを使用してWebLogicドメインの作成および構成を行います。構成画面で適切なオプションを選択していることを確認します。 |
「Oracle Business Process ManagementおよびApplication Development Framework用に選択する構成オプション」に示された、特定の画面に対する指示に従います。 |
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サーバーの起動 |
ドメインの作成が完了したら、管理サーバーおよび管理対象サーバーを起動します。 |
「サーバーの起動」を参照してください。 |
なし。 |
構成の確認 |
ドメインが適切に構成されていることを確認します。 |
「構成の確認」を参照してください。 |
なし。 |
Oracle Business Process ManagementおよびOracle Application Development Frameworkのインストールと構成後の次の手順 |
ここで構成したドメインに対して、運用や管理のタスクを実行できます。 |
「ドメイン構成後の次の手順」を参照してください。 |
なし。 |
Oracle Business Process ManagementおよびApplication Development Frameworkの構成時の画面と選択する必要のあるオプションのほとんどが、「Oracle Business Process Managementドメインの構成」に示したものと同じです。ただし、異なるオプションを選択しなければならない画面も2、3あります。表A-5に示されたとおりに、構成オプションを選択するようにしてください。
表A-5 Oracle Business Process ManagementおよびApplication Development Frameworkのトポロジの主要な画面と構成オプション
画面 | 説明 |
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管理対象サーバー |
「管理対象サーバー」画面(「Oracle Business Process Managementの管理対象サーバーの構成」)で、次の手順を実行します。
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クラスタ |
「クラスタ」画面(「Oracle Business Process Managementのクラスタの構成」)で、2つのクラスタ |
サーバーのクラスタへの割当 |
この画面(「クラスタへのOracle Business Process Management管理対象サーバーの割当」)で、次に示すようにサーバーを割り当てます。
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マシン |
この画面(「Oracle Business Process Managementマシンの新規作成」)で、2つのマシン |
サーバーのマシンへの割当 |
この画面(「Oracle Business Process Managementマシンへのサーバーの割当」)で、次のようにサーバーを割り当てます。
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