setDomainEnv.sh
ファイルにカスタマイズを加えていた場合、このようなカスタマイズはドメイン拡張後に再度行う必要があります。 nodemanager.properties
ファイルがASERVER_HOMEのnodemanager.properties
ファイルの一部の値で上書きされることがあります。具体的には、ListenAddress
またはCustomIdentityAlias
(あるいはその両方)の値がリセットされる場合があります。上位トピック: 「エンタープライズ・ドメインの構成」
この章のタスクを実行する際には、「このガイドで使用するファイル・システムとディレクトリ変数」で定義されている次のディレクトリ変数を参照します。
ORACLE_HOME
ASERVER_HOME
APPLICATION_HOME
DEPLOY_HOME
OHS_CONFIG_DIR
JAVA_HOME
さらに、「エンタープライズ・トポロジで必要とされる物理IPアドレスと仮想IPアドレス」で定義されている次の仮想IP (VIP)アドレスとホスト名を参照することになります。
ADMINVHN
WCPHOST1
WCPHOST2
DBHOST1
DBHOST2
Oracle RACデータベースのSCANアドレス(DB-SCAN.examle.com)
この項では、エンタープライズ・デプロイメント用のソフトウェアをインストールする手順を説明します。
インストール・プログラムを起動する手順は次のとおりです。
インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備ができています。
インストール・プログラムでは次の表に記載された順番で一連の画面が表示されます。
インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面名をクリックしてください。
画面 | 説明 |
---|---|
ようこそ |
製品のインストーラの紹介画面です。 |
自動更新 |
この画面を使用して、使用可能なパッチをMy Oracle Supportで自動的に検索するか、組織のためにすでにダウンロードしたパッチをローカル・ディレクトリで自動的に検索します。 |
インストール場所 |
この画面を使用してOracleホーム・ディレクトリの位置を指定します。 Oracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールおよび構成用のディレクトリの選択に関する項を参照してください。 |
インストール・タイプ |
この画面を使用してインストールのタイプと、それに従ってインストールされる製品および機能を選択します。 「WebCenter Portal」を選択して「次へ」をクリックします。 注意:
|
前提条件のチェック |
この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。 警告メッセージまたはエラー・メッセージが表示された場合は、次のいずれかのドキュメントのOracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール計画のシステム環境の検証ロードマップに関する項を参照してください。 |
セキュリティ更新 |
Oracle Supportアカウントをすでに所持している場合は、この画面を使用して、セキュリティ・アップデートの受取り方法を指定します。 アカウントを所持していないときに、この手順を省略してもかまわない場合は、チェック・ボックスの選択を解除して、その選択を後続のダイアログ・ボックスで確認します。 |
インストール・サマリー |
この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。 「インストール」をクリックしてインストールを開始します。 |
インストールの進行状況 |
この画面では、インストールの進行状況を参照できます。 進捗バーが100%完了になった後で、「次へ」をクリックします。 |
インストール完了 |
この画面の情報を確認してから、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
EDG共有記憶域の推奨事項に従った場合、製品インストール用の別の共有記憶域ボリュームがWCPHOST2上にあり、WCPHOST2上にソフトウェアをインストールする必要もあります。詳細は、「エンタープライズ・デプロイメントをインストールおよび構成する場合の共有記憶域の推奨事項」を参照してください。
Oracle WebCenter Portalドメインを構成する前に、このリリースのOracle Fusion Middlewareで使用する動作保証されたデータベースに必要なスキーマをインストールする必要があります。
次の各トピックでは、必要なスキーマのインストール方法について説明します。
スキーマ作成に必要なタスクは、次のとおりです。
「次へ」をクリックします。
対象のデータベースに対するDBAアクティビティの実行に必要なパーミッションと権限が付与されている場合は、「システム・ロードおよび製品ロード」を選択します。この手順は、必要な権限が付与されていることを前提としています。
データベースに対するDBAアクティビティの実行に必要なパーミッションまたは権限が付与されていない場合は、この画面で、「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択する必要があります。これによってSQLスクリプトが生成され、これをデータベース管理者が利用できます。リポジトリ作成ユーティリティを使用したスキーマの作成のシステム・ロードおよび製品ロードの理解に関する項を参照してください。
RCUがデータベースに接続できるようにするために、データベース接続の詳細を指定します。
「ホスト名」フィールドに、Oracle RACデータベースのSCANアドレスを入力します。
「DBMS/サービス」詳細を入力します。
「スキーマ所有者」および「スキーマ・パスワード」詳細を入力します。
「次へ」をクリックして先に進み、データベースへの接続が成功したことを確認するダイアログ・ウィンドウで、「OK」をクリックします。
「既存の接頭辞の選択」を選択し、「エンタープライズ・デプロイメント用の初期インフラストラクチャ・ドメインの作成」で初期ドメインを作成したときに使用した接頭辞を選択します。
スキーマのリストから「WebCenter Portal」を選択します。これにより、必要なWebCenter Portalスキーマが自動的に選択されます。また、次の依存スキーマがインフラストラクチャとともにすでにインストールされており、グレー表示されます。
Metadata Services
監査サービス
監査サービス・アペンド
監査サービス・ビューア
Oracle Platform Security Services
ユーザー・メッセージング・サービス
カスタム接頭辞は、これらのスキーマを論理的にグループ化して、このドメイン内でのみ使用することを目的としています。複数のドメイン間でのスキーマの共有はサポートされていないため、ドメインごとに固有のスキーマのセットを作成する必要があります。
ヒント:
カスタム接頭辞の詳細は、リポジトリ作成ユーティリティを使用したスキーマの作成のカスタム接頭辞の理解に関する項を参照してください。
マルチドメイン環境でスキーマを編成する方法の詳細は、リポジトリ作成ユーティリティを使用したスキーマの作成のスキーマ作成の計画に関する項を参照してください。
「次へ」をクリックして先に進み、スキーマ作成の前提条件チェックが成功したことを確認するダイアログ・ウィンドウの「OK」をクリックします。
スキーマのパスワードをデータベースに設定する方法を指定してから、パスワードの指定と確認を行います。
ヒント:
この画面で設定するパスワードは、メモしておく必要があります。このパスワードは、後述するドメイン作成のプロセスで必要になります。
エンタープライズ・デプロイメントの場合は、分析データをパーティション化できるように"Y"と入力することをお薦めします。
この機能は、月ごとに分析データをパーティション化します。パーティション化された環境でデータをパージするには、単に不要となった月ベースのパーティションを削除することをお薦めします。
分析データのパーティション化の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle WebCenter Portalの分析データのパーティション化に関する項を参照してください。
「表領域のマップ」画面で情報を確認し、「次へ」をクリックして、デフォルト値を受け入れます。
確認ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。
RCU画面の残りの部分を先に進めて、スキーマ作成を完了します。「完了サマリー」画面に到達したら、「閉じる」をクリックしてRCUを終了します。
スキーマが正常に作成されたことと、データベース接続詳細を確認するためには、SQL*Plusまたは別のユーティリティで、WCPINFRAスキーマ名および指定したパスワードを使用してデータベースに接続します。
次に例を示します。
./sqlplus
SQL*Plus: Release 11.2.0.4.0 Production on Fri Nov 1 08:44:18 2013
Copyright (c) 1982, 2013, Oracle. All rights reserved.
Enter user-name: FMW1221_WEBCENTER
Enter password: wcpinfra_password
Connected to:
Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.4.0 - 64bit Production
With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options
SQL>
ドメインの拡張には、次の操作が含まれます。
次以降の項で説明する手順を実行して、静的クラスタで使用するトポロジのドメインを作成して構成します。
この項に示す手順に従って、静的クラスタを含めてトポロジのドメインを作成および構成します。
注意:
この項で説明する手順と同じ手順を使用して、静的クラスタを含めて既存のドメインを拡張できます。この手順の説明では要件が満たされない場合は、その要件に応じた選択を行うか、サポート・ドキュメントで追加の詳細を参照してください。
ドメインを作成して構成するためのタスクは次のとおりです。
「構成タイプ」画面で、「既存ドメインの更新」を選択します。
「ドメインの場所」フィールドで、ASERVER_HOME変数の値を選択します。これは、「エンタープライズ・デプロイメント用の初期インフラストラクチャ・ドメインの作成」で作成した管理サーバー・ドメイン・ホームの完全なパスを表します。
ディレクトリの場所の変数の詳細は、「このガイドで使用するファイル・システムとディレクトリ変数」を参照してください
ヒント:
この画面に示されるその他のオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「構成タイプ」に関する項を参照してください。
「テンプレート」画面で「製品テンプレートを使用してドメインを更新」が選択されていることを確認した後に、次のテンプレートを選択します。
Oracle WebCenter Portal – 12.2.1 [wcportal]
Oracle WebCenter Pagelet Producer – 12.2.1 [wcportal]
Oracle WebCenter Portlet Producers - 12.2.1 [wcportal]
Oracle WebCenter Discussion Server - 12.2.1 [wcportal]
Oracle WebCenter Analytics Collector - 12.2.1 [wcportal]
また、「エンタープライズ・デプロイメント用の初期インフラストラクチャ・ドメインの作成」で初期ドメインを作成するために使用したため、次の追加のテンプレートもすでに選択されています。
Oracle Enterprise Manager - 12.2.1.0 [em]
Oracle WSM Policy Manager - 12.2.1.0 [oracle_common]
Oracle JRF - 12.2.1.0 [oracle_common]
WebLogic Coherenceクラスタの拡張 - 12.2.1.0 [wlserver]
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「テンプレート」に関する項を参照してください。
構成ウィザード以外でドメインにデータ・ソースが追加されている場合、構成ウィザードでは追加のタスクが必要です。このタスクと次のタスクは、「Oracle SOA Suiteを含めるドメインの拡張」の最後で「リース用のGridLinkデータ・ソースの作成」と「エンタープライズ・デプロイメントのTLOGおよびJMSでのJDBC永続ストアの使用」が完了している場合に表示されます。
リース
TLOG
JMS
注意:
これらのデータ・ソースの名前は、実行時にカスタマイズされていて、この例と一致しないことがあります。これらのデータ・ソースの値が完全には表示されない場合、タスク6「JDBCコンポーネント・スキーマ情報の指定」で詳細を確認してください。
「JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト」画面を使用して、構成したデータソース接続をテストします。
「ステータス」列に示される緑色のチェック・マークは、テストが成功したことを表します。問題が発生した場合は、この画面の「接続結果ログ」セクションに示されるエラー・メッセージを確認し、問題を修正してから接続テストを再試行してください。
ヒント:
この画面に示されるその他のオプションの詳細は、構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のテスト・コンポーネント・スキーマに関する項を参照してください
「データベース構成タイプ」画面で、「RCUデータ」を選択します。
Infrastructureドメインに必要なFusion Middlewareスキーマを参照するためのドメインをすでに構成済であるため、すべてのフィールドが事前移入されています。
すべてのフィールドにおける資格証明が、Oracle Fusion Middleware Infrastructureの構成中に指定したものと同じであることを確認します。
データベース接続情報の確認が完了した後で、「RCU構成の取得」をクリックします。「接続結果ログ」の次の出力は、操作が成功したことを示しています。
Connecting to the database server...OK Retrieving schema data from database server...OK Binding local schema components with retrieved data...OK Successfully Done.
ヒント:
「RCUデータ」オプションの詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のサービス表スキーマの理解 に関する項を参照してください。
この画面に示されるその他のオプションの詳細は、構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のデータソースのデフォルトを参照してください。
「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面で、表にあるWebCenter Portalスキーマをすべて選択します。
スキーマを選択すると、ページ上のフィールドがアクティブ化され、データベース接続フィールドに自動的に値が移入されます。
「GridLinkへ変換」をクリックし、「次へ」をクリックします。
「GridLink Oracle RACコンポーネント・スキーマ」画面で、次の表に示すように、RACデータベースおよびコンポーネント・スキーマへの接続に必要な情報を入力します。
表15-1 RACデータベースおよびコンポーネント・スキーマに接続するための情報
要素 | 説明と推奨値 |
---|---|
「SCAN」、「ホスト名」および「ポート」 |
「SCAN」チェック・ボックスを選択します。 「ホスト名」フィールドには、Oracle RACデータベースのSingle Client Access Name (SCAN)アドレスを入力します。 「ポート」フィールドには、データベースのSCANリスニング・ポートを入力します( |
「ONSホスト」と「ポート」 |
「ONSホスト」フィールドには、Oracle RACデータベースのSCANアドレスを入力します。 「ポート」フィールドには、ONSリモート・ポートを入力します(通常は |
FANの有効化 |
「FANの有効化」チェック・ボックスを選択して、FANイベントを受信および処理できるようにします。 |
「JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト」画面を使用して、構成したデータソース接続をテストします。
「ステータス」列に示される緑色のチェック・マークは、テストが成功したことを表します。問題が発生した場合は、この画面の「接続結果ログ」セクションに示されるエラー・メッセージを確認し、問題を修正してから接続テストを再試行してください。
ヒント:
この画面に示されるその他のオプションの詳細は、構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のテスト・コンポーネント・スキーマに関する項を参照してください
目的のトポロジに応じたドメインの構成を完了するには、「拡張構成」画面で次のオプションを選択します。
トポロジ
デプロイメントとサービス
「管理対象サーバー」画面で、Oracle WebCenter Portal、Oracle WebCenter PortletおよびOracle WebCenter Collaboration用の新しい管理対象サーバーが以前に作成された他の管理対象サーバーとともにサーバーのリストに表示されます。これらのサーバーは、構成ウィザード・セッションで前に選択したOracle WebCenter Portal構成テンプレートによって自動的に作成されます。
次のタスクを実行して、デフォルトの管理対象サーバーを変更し、サーバー・タイプごとに2つ目の管理対象サーバーを作成します。
WC_Portalを選択して、名前をWC_Portal1に変更します。
「クローン」を選択して別の管理対象サーバーを作成します。新しいサーバーの名前をWC_Portal2に変更します。
前述の2つの手順を繰り返し、編集してWC_Portlet1、WC_Portlet2、WC_Collaboration1およびWC_Collaboration2を作成します。
ヒント:
「管理対象サーバー」画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の管理対象サーバーに関する項を参照してください。
表15-2 新しい管理対象サーバーのプロパティ
サーバー名 | リスニング・アドレス | リスニング・ポート | SSLの有効化 | SSLリスニング・ポート | サーバー・グループ |
---|---|---|---|---|---|
WC_Portal1 |
WCPHOST1 |
9001 |
しない |
無効 |
WebCenter Portal管理対象サーバー WebCenter Portal分析管理対象サーバー |
WC_Portal2 |
WCPHOST2 |
9001 |
しない |
無効 |
WebCenter Portal管理対象サーバー WebCenter Portal分析管理対象サーバー |
WC_Portlet1 |
WCPHOST1 |
9002 |
しない |
無効 |
WebCenter Portalページレット・プロデューサ管理対象サーバー WebCenter Portalポートレット・プロデューサ管理対象サーバー |
WC_Portlet2 |
WCPHOST2 |
9002 |
しない |
無効 |
WebCenter Portalページレット・プロデューサ管理対象サーバー WebCenter Portalポートレット・プロデューサ管理対象サーバー |
WC_Collaboration1 |
WCPHOST1 |
9003 |
しない |
無効 |
WebCenter Portalディスカッション管理対象サーバー |
WC_Collaboration2 |
WCPHOST2 |
9003 |
しない |
無効 |
WebCenter Portalディスカッション管理対象サーバー |
「クラスタの構成」画面で、新しいクラスタを3つ追加します。
Portal_Cluster
Portlet_Cluster
Collab_Cluster
3つのクラスタ全部について、「クラスタ・アドレス」、「フロントエンド・ホスト」および「ポート」をデフォルト値のままにします。
注意:
デフォルトでは、クラスタ内のサーバー・インスタンスは、ユニキャストを使用して相互に通信します。マルチキャストを使用するようにクラスタの通信を変更する場合は、『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のユニキャストかマルチキャストかを選択する際の考慮事項に関する項を参照してください。
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「クラスタ」に関する項を参照してください。
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
この画面の「動的クラスタ」、「計算済リスニング・ポート」および「計算済マシン名」チェック・ボックスの選択が解除されていることを確認します。
「サーバー・テンプレート」で「未指定」が選択されていることを確認します。
「次へ」をクリックします。
「サーバーのクラスタへの割当」画面を使用して、管理対象サーバーをそれぞれのクラスタに割り当てます。
「クラスタ」ペインで、サーバーを割り当てるクラスタ(ここではPortal_Cluster
)を選択します。
「サーバー」ペインで、次のいずれかを実行して、WC_Portal1をPortal_Cluster
に割り当てます。
WC_Portal1
管理対象サーバーを1回クリックして選択し、右矢印をクリックして「クラスタ」ペインで選択されているクラスタの下に移動します。
WC_Portal1
をダブルクリックして、クラスタ・ペインで選択されているクラスタの下に移動します。
同じ手順を繰り返して、WC_Portal2
をPortal_Cluster
に割り当てます。
手順1-3を繰り返して、WC_Portlet1
およびWC_Portlet2
をPortlet_Cluster
に割り当てます。
手順1-3を繰り返して、WC_Collaboration1
およびWC_Collaboration2
をCollaboration_Cluster
に割り当てます。
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「サーバーのクラスタへの割当」に関する項を参照してください。
「Coherenceクラスタ」画面を使用して、ドメインに自動的に追加されるCoherenceクラスタを構成します。ポート番号値は、初期Infrastructureドメインの作成中に定義されているため、9991のままにします。
注意:
Coherenceライセンス情報については、『Oracle Fusion Middlewareライセンス情報ユーザー・マニュアル』のOracle Coherence製品に関する項を参照してください。
「Unixマシン」タブで、初期インフラストラクチャ・ドメインの作成時に作成したマシンの名前を確認します。
「次へ」をクリックします。
「サーバーのマシンへの割当」画面を使用して、作成したばかりの管理対象サーバーをドメイン内の対応するマシンに割り当てます。
WC_Portal1
、WC_Portlet1
、WC_Collaboration1
をWCPHOST1
に割り当てます。
WC_Portal2
、WC_Portlet2
、WC_Collaboration2
をWCPHOST2
に割り当てます。
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「サーバーのマシンへの割当」に関する項を参照してください。
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
別のクラスタにデプロイされたOracle Web Services Manager Policy Managerでは、ポータル、コラボレーションおよびポートレットのクラスタに対するWSM-PMアプリケーションのデフォルトのターゲット指定を削除する必要があります。
「ターゲット」パネルでPortal_Cluster、Collaboration_ClusterおよびPortlet_Clusterのそれぞれについて、次のようにします。
「アプリケーション」フォルダ内のwsm-pmアプリケーション・エントリを選択し、左矢印ボタンをクリックしてターゲット・リストから削除します。
別のクラスタにデプロイされたOracle Web Services Manager Policy Managerでは、ポータル、コラボレーションおよびポートレットのクラスタに対するWSM-PMサービス・リソースのデフォルトのターゲット指定を削除できます。
「ターゲット」パネルでPortal_Cluster、Collaboration_ClusterおよびPortlet_Clusterのそれぞれについて、次のようにします。
次の2つのリソースをターゲット・リストから選択して削除します。
mds-owsm
WSM起動クラス
「構成サマリー」画面には、これから作成するドメインに関する詳細な構成情報が表示されます。この画面に示された各項目の詳細を調べて、情報に間違いがないことを確認します。
変更が必要な場合は、「戻る」ボタンを使用するか、ナビゲーション・ペインで画面を選択することで任意の画面に戻れます。
「更新」をクリックして、ドメインの拡張を実行します。
ヒント:
この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成サマリーに関する項を参照してください。
「構成に成功しました」画面には、構成したばかりのドメインについて、次の項目が表示されます。
ドメインの場所
管理サーバーURL
どちらの項目も後で必要になるため、メモしておく必要があります。ドメインの場所は、ノード・マネージャと管理サーバーの起動に使用するスクリプトへのアクセスで必要になります。また、URLは管理サーバーへのアクセスで必要になります。
「終了」をクリックして、構成ウィザードを閉じます。
管理サーバーを起動して、ドメインに行った変更が適用されたことを確認します。
すでにASERVER_HOMEおよびMSERVER_HOME内のsetDomainEnv.sh
ファイルにカスタマイズを加えていた場合、このようなカスタマイズはドメイン拡張後に再度行う必要があります。
WCPHOST1の場合:
ドメインの拡張時に、MSERVER_HOMEのnodemanager.properties
ファイルがASERVER_HOMEのnodemanager.properties
ファイルの一部の値で上書きされることがあります。具体的には、ListenAddress
またはCustomIdentityAlias
(あるいはその両方)の値がリセットされる場合があります。
注意:
ListenAddress
は通常、ASERVER_HOME nodemanagerと同じホストに常駐するMSERVER_HOME nodemanager上でリセットされます。このトポロジでは、WCCHOST1です。
SOAサーバーとハードウェア・ロード・バランサ間のSSL通信を有効にする前のドメイン拡張では、CustomIdentityAlias
に関して手順2から4は当てはまらないことがあります。
MSERVER_HOME/nodemanager/nodemanager.properties
ファイルについて、次のことを実行します。ドメインを構成し、すべてのホスト上の管理対象サーバー・ドメイン・ディレクトリにそのドメインを解凍した後、新しいクラスタ内の管理対象サーバーのuploadディレクトリとstageディレクトリを検証および更新します。
この手順は、リモート・デプロイメントの実行時の潜在的な問題の回避とステージ・モードが必要なデプロイメントのために必要です。
管理対象サーバー・ドメイン・ホーム・ディレクトリ内のすべての管理対象サーバーについてこれらのディレクトリ・パスを更新する手順は次のとおりです。
Oracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。
左側のナビゲーション・ツリーで、「ドメイン」→「環境」を開きます。
「ロックして編集」をクリックします。
使用するクラスタ・タイプに適したオブジェクトに移動して編集します。
静的クラスタの場合、「サーバー」に移動し、編集する管理対象サーバーの名前をクリックします。
「構成」タブをクリックし、「デプロイメント」タブをクリックします。
「ステージング・ディレクトリ名」が次のように設定されていることを確認します。
MSERVER_HOME/servers/server_or_template_name/stage
MSERVER_HOME
をMSERVER_HOME
ディレクトリのディレクトリ・パスに置き換えます。静的クラスタを使用している場合、編集する管理対象サーバーの正しい名前で更新します。
「アップロード・ディレクトリ名」を次の値に更新します。
ASERVER_HOME/servers/AdminServer/upload
ASERVER_HOME
をASERVER_HOMEディレクトリのディレクトリ・パスに置き換えます。
「保存」をクリックします。
「サーバーのサマリー」または「サーバー・テンプレートのサマリー」画面(該当する方)に戻ります。
該当するすべてのオブジェクトを変更したら、「変更のアクティブ化」をクリックします。
これらの変更の影響を受けるすべての管理対象サーバーを再起動します。
WCPHOST1で拡張済のドメインを解凍したら、WCPHOST1の管理対象サーバー・ディレクトリからノード・マネージャを起動できます。
追加ノード・マネージャの構成オプションの詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』を参照してください。
これでドメインの拡張、管理サーバーの再起動、およびドメインの他のホストへの伝播を完了したので、新しく構成したOracle WebCenter Portalサーバーを起動できます。
このプロセスは、次の3つのタスクで構成されます。
WCPHOST1でポータル、ポートレットおよびコラボレーションの管理対象サーバーを起動したら、次のアプリケーションURLを使用してWebアプリケーションが応答することを検証します。
注意:
必要に応じて、weblogic_wcp
として認証します。WC_Portal1管理対象サーバーでOracle WebCenter Portalの構成を検証する前に、WebCenter Portal管理者ロールをWCPAdministrators
LDAPグループに付与します。
このタスクを実行するには、「Oracle WebCenter Portal製品の管理用のロールの構成」を参照してください。
WCPHOST1で正常な構成を検証して管理対象サーバーを起動したら、「WC_Portal1、WC_Portlet1、WC_Collaboration1管理対象サーバーの起動と検証」の手順を使用して、WCPHOST2で新しい管理対象サーバーを起動して検証できます。
検証URLとしてWebブラウザに次のURLを入力し、エンタープライズ・デプロイメント管理ユーザー(weblogic_wcp
)を使用してログインします。
http://WCPHOST2:9001/webcenter
WCPHOST2でポータル、ポートレットおよびコラボレーションの管理対象サーバーを起動したら、次のアプリケーションURLを使用してWebアプリケーションが応答することを検証します。
注意:
必要に応じて、weblogic_wcp
として認証します。分析コレクタは、デフォルトでローカルのWebCenter Portalアプリケーションと1対1の関係で通信できるよう構成されています(コレクタはlocalhostをリスニングします)。分析コレクタの追加構成は、手動による従来のクラスタの構成で、Portal_ClusterがWCPHOSTごとに複数の管理対象サーバーを含めて垂直方向にスケールアップする場合にのみ必要です。
ただし、localhostにイベント・メッセージを送信するよう、WebCenter Portalアプリケーションを構成する必要があります。
注意:
クラスタ化された分析コレクタでは、WebCenter Portalのイベントの収集はサポートしていません。ホストごとに複数のポータル管理対象サーバーをスケールアップする場合、分析コレクタのポートの競合を回避するための追加構成が必要です。その場合、コレクタの最大ポート値の構成の詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』の分析コレクタ設定の構成に関する項を参照してください。
ポータル・ランタイム構成では、単一ポートによる単一のアクティブな分析コレクタ・サービス登録のみをサポートします。ポータル登録と一致するポートを使用してホストごとに起動されたコレクタのみがデータを収集します。そのコレクタまたは管理対象サーバーが停止すると、そのホストの残りのポータル・サーバーのいずれについても分析イベント収集は発生しません。
WebCenter Portalアプリケーションを分析コレクタに接続します。
WebCenter Portalアプリケーションを分析コレクタに接続するには、次の手順を実行します。
ポータル管理対象サーバーを、ホストごとに1つ以上の管理対象サーバーにスケールアップする場合、追加の構成および管理プロセスが分析に必要となることがあります。スケールアップ操作は、従来の静的クラスタの場合、手動になることもあります。
複数のコレクタ・サービスが単一ホストで稼働し、個別のポートでリスニングできるように分析コレクタのポート範囲を設定する必要があります。
追加コレクタ用のWebCenter Portal登録を追加する必要があります。デフォルト・ポートの分析コレクタが使用できない場合に、これらの登録を素早くアクティブにしてポータル・サーバーを再起動できます。その場合、ポータル・サーバーでは、更新された登録済ポートを使用しようとします。
ポータル内のデフォルトおよびアクティブな登録で指定されたポートでリスニングする分析コレクタ・プロセスがあること。
すべてのWCPHOSTで構成された分析コレクタのポート範囲内にある各ポートで使用可能な分析コレクタ・プロセスがあること。
すべてのWCPHOSTに同一番号のスケールアップされたポータル管理対象サーバーがあること。ない場合、ポータル・サーバーによっては選択した登録用のローカルホストの現在デフォルトまたは使用可能なポートでコレクタが見つからないことがあります。
分析コレクタ設定は環境全体にわたるもので、サーバー単位にカスタマイズすることはできません。maxPortパラメータは、複数のポータル・インスタンスでホストごとに固有のポートを使用するために、defaultPortより上の有効範囲を指定します。コレクタ・プロセスがデフォルト・ポートにバインドできない場合、maxPort値に達するまで、すべてのポート番号を試行します。使用可能なポートがない場合、ポータル管理対象サーバーは適切に起動できません。
分析のmaxPort値を更新するには、ドメインの管理サーバーに接続する際に次のWLSTメソッドを使用します。
構成した分析コレクタのポート範囲内のポートごとに、固有の接続名および分析コレクタ構成で割り当てたポート範囲に基づいたポートを指定して、デフォルト以外のコレクタを追加登録します。
createAnalyticsCollectorConnection(appName="webcenter", server="WC_Portal1", connectionName="NAME", collectorPort=PORTNUMBER, isEnabled=1, default=0, isUnicast=1, collectorHost="localhost", timeout=30)
手順は次のとおりです。
現在デフォルトの分析コレクタ・インスタンスがある管理対象サーバーについてポータル管理対象サーバー障害が発生した場合、ポータルのデフォルト分析登録を更新して、できるだけ早くポータル・サーバーを再起動する必要があります。
そうなるまで、そのマシンの残りのポータル・インスタンスに対する分析収集は、デフォルト・ポートのコレクタとやり取りして分析メトリックを記録することができません。同時にデフォルトでありアクティブである登録は1つのみです。
デフォルト分析登録のフェイルオーバーは手動プロセスです。変更は環境全体にわたるものですが、各ポータル・サーバー・インスタンスの再起動時にのみ有効になります。
デフォルト分析登録を変更するには、次の手順を実行します。
この項では、REST APIの構成手順について説明します。
これらの資格証明エントリは、WebCenter Portalのドメイン拡張の一環としてすでに構成されている必要があります。
RESTセキュリティ・トークンが正しく機能できるようにする、資格証明ストア内のシード・エントリを確認するには、次のWLSTコマンドを実行します。
注意:
資格証明マップがすでに存在する場合は、JPS-01007例外メッセージが戻されます。これにより、構成を確認します。次の項では、パブリックURLおよび内部URLの両方のリクエストを、エンタープライズ・トポロジ内の正しクラスタにルーティングするようにOracle HTTP Serverインスタンスを構成する方法について説明します。
Oracle WebCenter Portalクラスタにリクエストを正しくルーティングするようにWeb層のOracle HTTP Serverインスタンスを構成するには、次の手順を使用して、wcp.example.com
仮想サーバーのパラメータを作成して定義するOracle HTTP Server構成ファイルを追加作成します。
この手順では、「アプリケーション層にリクエストをルーティングするためのOracle HTTP Serverの構成」で説明されているOracle HTTP Server構成タスクが実行済であることを想定しています。
リクエストが正しくルーティングされるように仮想ホスト構成ファイルを作成する手順は次のとおりです。
リクエストがOracle HTTP Serverインスタンスを介して正しくルーティングされることを検証するには、構成したクラスタのWebLogic Plug-In Enabled
パラメータを前もって設定する必要があります。
Oracle HTTP Server仮想ホストの構成を検証し、ハードウェア・ロード・バランサがOracle HTTP Serverインスタンスを経由してアプリケーション層にパブリック・サービス・リクエストをルーティングできることを確認する手順は次のとおりです。
内部Oracle WebCenterサービスにリクエストを正しくルーティングするようにWeb層のOracle HTTP Serverインスタンスを構成するには、次の手順を使用して、既存のwcpinternal_vh.conf
ファイルを編集します。
この手順では、「アプリケーション層にリクエストをルーティングするためのOracle HTTP Serverの構成」で説明されているOracle HTTP Server構成タスクが実行済であることを想定しています。
リクエストが正しくルーティングされるように仮想ホスト構成ファイルを編集する手順は次のとおりです。
この項では、Fusion Middleware ControlまたはWLSTコマンドを使用して、WebCenter Portalアプリケーション用に外部のツールおよびサービスを構成する方法を説明します。多くの外部サービスでは、WebCenter Portalアプリケーションとバックエンド・サーバー間に接続を設定する必要があります。
Oracle WebCenter Portalのインストール後に、デフォルトのOracle Web Services Manager (OWSM)セキュリティ・ポリシーを次にアタッチする必要があります。
WebCenter Portalアプリケーション(webcenter)
ディスカッション・アプリケーション(owc_discussions)
WebCenterサービス・ポートレット・プロデューサ(services-producer)
WSRPツール・プロデューサ(wsrp-tools)
これらのWebサービス・エンド・ポイントに対するセキュリティ・ポリシーは出荷時には構成されていないため、これらの手順が必要になります。
WebCenter Portalでディスカッションまたはお知らせを提供するには、アプリケーションをディスカッション・サーバーに接続する必要があります。WebCenter Portalエンタープライズ・デプロイメントで接続を構成するには、次の値が必要です。
ディスカッション・サーバーのURL: http://wcpinternal.example.com/owc_discussions
ディスカッション管理ユーザー: LDAPのWebCenter Portalの管理ユーザー名(weblogic_wcp
など)
ディスカッション管理パスワード: WebCenter Portalの管理ユーザー・パスワード
認証されたユーザーのWebサービス・ポリシーURI: WSS 1.0 SAMLトークン・クライアント・ポリシー
ディスカッション・サーバーには、Fusion Middleware ControlまたはWLSTコマンドを使用して接続できます。
詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のお知らせおよびディスカッションの管理に関する項を参照してください。
Oracle WebCenter Portalは、ファイルのアップロード、ファイルとフォルダの作成と管理、ファイルのチェックアウト、バージョン管理を含む、コンテンツ管理とストレージ機能をサポートします。
WebCenter Portalでコンテンツ統合を提供するには、WebCenter Content Serverの接続を1つ以上構成し、それをデフォルト接続(アクティブまたはプライマリ接続と呼ばれることもあります)としてマークする必要があります。要件の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalのインストールと構成』のOracle WebCenter Content Serverの要件に関する項を参照してください。
WebCenter Portal Content Managerコンポーネント・ファイルのアップロードに対して高可用性を保証するには、追加構成が必要です。
Oracle WebCenter Content ServerをWebCenter Portalアプリケーションに登録する手順を示します。
注意:
Content Serverの登録の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのツールおよびサービス用のバックエンド・データ・リポジトリの構成に関する項を参照してください。
WebCenter Portal Content Managerのコンポーネントおよびタスク・フローでは、WebCenter ContentリモートUI (RUI) APIを使用してコンテンツ統合機能を提供します。これらのライブラリはPortalのインストールに直接組み込まれる一方で、特定のMBean構成設定を高可用性アーキテクチャ内のフェイルセーフ・ランタイム用に変更する必要があります。
ポータル・アプリケーションのADFConfig:WccAdfConfiguration
およびADFConfig:ADFcConfig
アプリケーション定義MBeanについて、次の属性を変更して検証します。
ADFConfig:ADFcConfig:
AdfScopeHaSupport
ADFConfig:WccAdfConfiguration:
ClusterCompatible
TemporayDirectory
高可用性環境でポータルがクラスタ化される場合、指定されたアップロード一時ディレクトリを全ポータル・ノードの共有ディスク・ボリューム上にある共通のディレクトリ場所に構成する必要があります。
WebCenter Portalアプリケーションに、すぐに使用できるいくつかのポートレット・プロデューサを登録できます。WebCenter Portalエンタープライズ・デプロイメントでは、必要なプロデューサのURLは次のとおりです。
WSRPプロデューサURL: http://wcpinternal.example.com/wsrp-tools/portlets/wsrp2?WSDL
WebClippingプロデューサURL: http://wcpinternal.example.com/portalTools/webClipping/providers
OmniPortletプロデューサURL: http://wcpinternal.example.com/portalTools/omniPortlet/providers
ポートレット・プロデューサは、Fusion Middleware ControlまたはWLSTコマンドを使用して登録できます。
WSRP、Oracle JPDKポートレットおよびOpenSocialガジェットをWebCenter Portalでページレットとして公開するには、ページレット・プロデューサを登録する必要があります。WebCenter Portalエンタープライズ・デプロイメントでは、必要なページレット・プロデューサのURLは次のとおりです。
http://wcpinternal.example.com/pagelets
ページレット・プロデューサは、Fusion Middleware ControlまたはWLSTコマンドを使用して登録できます。
Fusion Middleware Controlを使用してページレット・プロデューサを登録するには:
Fusion Middleware Controlにweblogic_wcp
としてログインし、WebCenter Portalのホーム・ページに移動します。
注意:
Enterprise Manager Fusion Middleware ControlでWebCenterリソースを管理する場合、リモートLDAPオーセンティケータ(weblogic_wcp
など)で作成されたWebCenter固有の管理ユーザーを使用することをお薦めします。詳細は、エンタープライズ・デプロイメントの管理用のロールの構成を参照してください。
詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のWebCenter Portalのホームページへの移動に関する項を参照してください。
「WebCenter Portal」メニューから、「プロデューサの登録」を選択します。
次の表に示すように、ページレット・プロデューサの接続詳細を入力します。
フィールド | 説明 |
---|---|
接続名 |
このページレット・プロデューサのインスタンスをアプリケーション内で識別するための一意の名前。名前は、すべてのWebCenter Portal接続タイプにおいて一意である必要があります。ここで指定した名前は、「UIコンポーネント」→「ページレット・プロデューサ」フォルダにあるコンポーザに表示されます(デフォルト)。 |
プロデューサ・タイプ |
「ページレット・プロデューサ」を選択します。 |
サーバーURL |
ページレット・プロデューサへのURL。URLには、完全修飾ドメイン名を含める必要があります。次の構文を使用します。
次に例を示します。
ページレットにセキュアなデータが含まれている場合、登録するURLで
コンテキスト・ルートは、必要に応じて/pagelets/から変更できます。詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のページレット・プロデューサの別のコンテキストへの再デプロイに関する項を参照してください。 注意: WebCenter Portalでは、ページレット・プロデューサのURLがOAMによって保護されている場合、ページレット・カタログへのURLを除外する(アクセス制御なしで直接マップする)必要があります。そうしないと、RESTを使用した場合にカタログが空白になります。ページレット・カタログのURLは、 |
「OK」をクリックします。新しいプロデューサが接続表に表示されます。
WLSTを使用し、すぐに使用できるページレット・プロデューサを登録する手順は次のとおりです。
次のWebLogic Scripting Toolを起動します。
WCPHOST1> ORACLE_COMMON_HOME/common/bin/wlst.sh
WLSTで、管理者として接続します。
たとえば、次のようにします。
connect("weblogic_wcp","admin password","t3://ADMINVHN:7001",server="WC_Portal1")
次のコマンドを入力して、ページレット・プロデューサを登録します。
registerPageletProducer(appName='webcenter', name='PageletProducer', url='http://wcpinternal.example.com/pagelets', server='WC_Portal1')
コマンドの構文と例は、WebCenter WLSTコマンド・リファレンスのregisterPageletProducer
に関する項を参照してください。
WLSTを使用して、現在の接続詳細を表示または編集することもできます。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のOracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行に関する項を参照してください。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のOracle SES検索の管理に関する項の手順を使用して、Oracle Secure Enterprise Search (Oracle SES)のサービスとクローラを構成できます。
次の点を確認します。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のOracle SES - 構成に関する項の説明のとおり、Oracle Secure Enterprise SearchはOracle Internet Directoryに登録され、WebCenter PortalアプリケーションはOracle SESの信頼できるエンティティとして構成されています。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のOracle SES接続の設定に関する項の説明のとおり、WebCenter PortalアプリケーションとOracle Secure Enterprise Searchの間には接続が存在します。
次に示すように、新しいURLがいずれも、wcinternal_vh.conf
ファイルのwcpinternal.example.com
ホストに追加されていることを確認します。
<Location /rsscrawl> WLSRequest ON WebLogicCluster WCPHOST1:9001,WCPHOST2:9001 WLProxySSL OFF WLProxySSLPassThrough OFF </Location> <Location /sesUserAuth> WLSRequest ON WebLogicCluster WCPHOST1:9001,WCPHOST2:9001 WLProxySSL OFF WLProxySSLPassThrough OFF </Location>
WebCenter Portalエンタープライズ・デプロイメントで、メールを使用して通知を送信することにした場合、企業のメール・サーバーへの接続を構成し、送信されたメールが正しく表示されるように固有のパラメータをいくつか指定する必要があります。
メール・サーバーおよびビジネス要件について不足なく構成するには、このタスクを完了する前に、必須およびオプションの構成とパラメータに関する詳細を『Oracle WebCenter Portalの管理』の「メールの管理」で確認してください。
メール・サーバーは、Fusion Middleware ControlまたはWLSTコマンドを使用して登録できます。