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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストールと構成
12c(12.2.1.2)
E82812-01
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6 WebLogic Serverドメイン構成後の次の手順

この項では、新規作成WebLogic Serverドメインで実行する共通タスクについて説明します。

この項には次のトピックが含まれます:

6.1 基本的な管理タスクの実行

新しいドメインで実行する可能性のある管理タスクを確認します。

表6-1 新規ドメイン用の基本的な管理タスク

タスク 説明 参照先

Fusion Middleware管理ツールについての学習

環境の管理に使用できる各種ツールについて習熟します。

『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middleware管理ツールの概要に関する項を参照してください。

製品およびサーバーの起動と停止

Oracle Fusion Middleware(管理サーバー、管理対象サーバー、コンポーネントを含む)起動と停止の方法について学習します。

『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。

Secure Sockets Layer (SSL)の構成

Oracle Fusion Middlewareコンポーネント間のSSLを使用したセキュアな通信の設定方法について学習します。

『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion MiddlewareでのSSLの構成に関する項を参照してください。

Oracle Fusion Middlewareのモニタリング

Oracle Fusion Middlewareコンポーネントのステータスを追跡する方法を学習します。

『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middlewareのモニタリングに関する項を参照してください。

バックアップとリカバリの手順の理解

Oracle Fusion Middlewareのバックアップとリカバリの推奨手順について学習します。

『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』のバックアップとリカバリの概要に関する項を参照してください。

データベースのパージについての学習

古いフロー・インスタンス、アダプタ・レポートおよびフォルト・アラート・データをデータベースから自動的に削除するパージ・ジョブのスケジュールおよび実行について学習します。

『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』のデータベース成長の管理に関する項を参照してください。

インストール後のデプロイメントに対するシステムの構成 メタデータとコンテンツ、一般的な作業環境、およびデフォルトのシステム設定を構成します。 該当なし
セキュリティの構成 Oracle Business Intelligenceシステム、メタデータ、およびデータへの安全なアクセスを確保し、Secure Sockets Layer (SSL)およびSingle Sign-On (SSO)を構成して、ID管理システムとの統合を設定します。 該当なし
高可用性を実現するためのスケールアウトと構成 線形スケールアウト用にOracle Business Intelligenceシステムを構成し(マシンの追加のコンポーネントを使用して容量を増やします)、シングル・ポイント障害を見つけて排除します(マシンを追加します)。 該当なし
パフォーマンスおよび可用性の管理 サービス・レベルを監視してパフォーマンスをチューニングします。 該当なし
問題の管理および解決 エラーを診断して解決策を確立します。 該当なし
システムのテスト環境から本番環境への移行 テスト環境から本番環境への移行の手順を管理します。 該当なし

6.2 追加ドメイン構成タスクの実行

新しいドメインで実行する可能性のある追加の構成タスクを確認します。

表6-2 追加ドメイン構成タスク

タスク 説明 参照先

アプリケーションのデプロイ

アプリケーションをOracle Fusion Middlewareにデプロイする方法を学習します。

『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』のアプリケーションのデプロイに関する項を参照してください。

ドメインへのWeb層のフロントエンドの追加

OracleのWeb層でWebページ(静的と動的)をホストし、組込みのクラスタ、ロード・バランシングおよびフェイルオーバーの機能とともにセキュリティと高パフォーマンスを実現します。特にWeb層にはOracle HTTP Serverが含まれます。

WebLogic ServerドメインでOracle HTTP Serverをインストールおよび構成するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle HTTP Serverのインストールと構成』のWebLogic ServerドメインでのOracle HTTP Serverの構成に関する項を参照してください。

トポロジのCoherenceのチューニングと構成

標準インストール・トポロジには、記憶域が有効な管理対象Coherenceサーバーが含まれるCoherenceクラスタがあります。この構成はCoherenceの使用には適切な出発点ですが、特定の要件によっては、本番環境でのパフォーマンスを向上させるためにCoherenceをチューニングして再構成することを検討してください。

Coherenceクラスタの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のCoherenceクラスタの構成および管理に関する項を参照してください。

Coherenceのチューニングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの管理』のパフォーマンス・チューニングに関する項を参照してください。

CoherenceでのHTTPセッション・データの格納の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理』のWebLogicサーバーでのCoherence*Webの使用に関する項を参照してください。

Coherenceアプリケーションの作成とデプロイの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Oracle Coherenceアプリケーションの開発』のはじめにを参照してください。

6.3 WebLogic Server MTのドメイン構成タスクの実行

新しく作成したドメインに対して実行する可能性のある追加のタスクがあります。

表6-3 追加ドメイン構成タスク

タスク 説明 参照先

アプリケーションのデプロイ

WebLogic Serverにアプリケーションをデプロイする方法を学びます。

『Oracle WebLogic Serverの理解』のWebLogic Serverでのアプリケーションのデプロイに関する項。

ドメインへのWeb層のフロントエンドの追加

OracleのWeb層でWebページ(静的と動的)をホストし、組込みのクラスタ、ロード・バランシングおよびフェイルオーバーの機能とともにセキュリティと高パフォーマンスを実現します。

WebLogic Server MTを構成する場合、Web層にOracle Traffic Directorをインストールして構成します。

WebLogic Server MTフロントエンドとしてのOracle Traffic Directorの追加

WebLogic Server MTでのOracle Traffic Directorの構成

重要な情報について、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングの同じドメインへの複数製品のインストールに関する項も参照してください。

トポロジのCoherenceのチューニングと構成

標準インストール・トポロジには、記憶域が有効な管理対象Coherenceサーバーが含まれるCoherenceクラスタがあります。この設定はCoherenceの使用には適切な開始点ですが、特定の要件によっては、本番環境でのパフォーマンスを向上させるためにCoherenceをチューニングして再構成することを検討してください。

Coherenceクラスタの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のCoherenceクラスタの構成および管理に関する項を参照してください。

Coherenceのチューニングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの管理』のパフォーマンス・チューニングに関する項を参照してください。

CoherenceでのHTTPセッション・データの格納の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理』のWebLogicサーバーでのCoherence*Webの使用に関する項を参照してください。

Coherenceアプリケーションの作成とデプロイの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Oracle Coherenceアプリケーションの開発』のはじめにを参照してください。

6.3.1 WebLogic Server MTフロントエンドとしてのOracle Traffic Directorの追加

WebLogic Server MTを構成する場合、Web層にOracle Traffic Directorをインストールして構成します。Oracle Traffic Director (OTD)は、バックエンドのサーバーに対するHTTP/SおよびTCPトラフィックのロード・バランシングを行うためのソフトウェア・ロード・バランサです。

WebLogic Server MTドメインのフロントエンドとしてOTDを追加するには、『Oracle Traffic Directorインストレーション・ガイド』を参照してください

6.3.2 WebLogic Server MTでのOracle Traffic Directorの構成

Oracle Traffic DirectorをOracle WebLogic Server MTドメインのフロントエンドとしてインストールした後、2つの要素を接続するとします。

WebLogic Server MTドメインでOracle Traffic Directorを構成するには、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Server MTの使用』のOracle Traffic Directorの構成に関する項を参照してください。

6.4 可用性の高い環境の準備

高可用性のためにスケール・アウトするには、追加の手順が必要です。

表6-4には、ご使用の標準的なインストール環境を可用性が高まるようにスケールアウトする場合に、実行するタスクの一覧が示されています。

関連項目:

高可用性のための環境の構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorの管理』の高可用性トポロジの設定手順に関する項を参照してください。

表6-4 可用性の高い環境の準備に必要なタスク

タスク 説明 参照先

複数のホスト・コンピュータへのスケール・アウト

高可用性を有効にするには、他のホストコンピュータへのフェイルオーバーの機能を実現することが重要です。これにより、あるコンピュータが停止しても、環境はデプロイ済アプリケーションのコンシューマに、サービス提供を続けることができます。

『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のトポロジのスケール・アウト(マシンのスケール・アウト)に関する項を参照してください。

Web層コンポーネントの高可用性の構成

Web層フロントエンドを追加する場合は、WebLogic Serverソフトウェアと同様にWeb層を高可用性構成にする必要があります。

『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のWeb層コンポーネントの高可用性の構成に関する項を参照してください。

フロントエンドのロード・バランサの設定

ロード・バランサを使用してリクエストをより均等にサーバーに分散させることができます。

『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』の高可用性環境でのサーバー・ロード・バランシングに関する項およびロード・バランサの仮想サーバー名およびポート構成に関する項を参照してください。

ノード・マネージャの構成

ノード・マネージャを使用して、リモート位置から管理サーバー・インスタンスと管理対象サーバー・インスタンスを起動、シャットダウンおよび再起動できます。このドキュメントは、ドメインごとにノード・マネージャが構成されていることを前提としています。ノード・マネージャの高度な構成オプションと機能の詳細は、ノード・マネージャのドキュメントを参照してください。

『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverのノード・マネージャの管理』の高度なノード・マネージャ構成に関する項を参照してください。

Oracle BIコンポーネントの高可用性の構成 高可用性を実現するためにOracle BIを構成するには、システムに単一点障害がないことを確認します。それには、Oracle BIサーバー、プレゼンテーション・サービスおよびJavaHostをスケールアウトして、少なくとも2つのコンピュータに、各コンポーネント・タイプを少なくとも2つ配布するようにします。 『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionのためのシステム管理者ガイド』の高可用性のためのOracle Business Intelligenceのデプロイに関する項を参照してください。
パフォーマンス・チューニングと問合せキャッシングの管理 Oracle BIサーバーのデータベース問合せを迅速に返すには、基礎となるデータベースを正しく構成、チューニングおよび索引付けする 必要 があります。BIサーバーは、後続の問合せが再利用できるように問合せ結果を保持できます。問合せキャッシングにより、よく使用されるダッシュボードの場合は特に、ユーザーに対する見かけ上のシステム・パフォーマンスが大幅に向上します。ただし、ほとんどの非定型な分析ではパフォーマンスは向上しません。 『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のパフォーマンス・チューニングおよび問合せキャッシュの管理に関する項を参照してください。