Oracle® Fusion Middleware Oracle Stream Analyticsスキーマ・リファレンス 12c リリース (12.2.1.2.0) E82663-01 |
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この章では、Oracle Stream Analyticsデータ・カートリッジ・スキーマ・ファイルのスキーマ・リファレンス情報を示します。これらのファイルには、Oracle Stream Analyticsインストールの/Oracle/Middleware/my_osa/osa/xsd
でアクセスできます。
この章の内容は次のとおりです。
ocep_jdbc_context_config.xsd
ファイルでは、JDBCデータ・カードリッジの構成設定が定義されます。JDBCカードリッジの構成には、次の要素および属性が含まれます。
data-source
: サーバーおよびデータベース間のデータベース接続の名前。
function
: データベース表の問合せのためにコールするJDBC関数。JDBCカートリッジ関数は、コレクションを返すTABLE
関数です。
param
: データベース問合せのためにfunction
に渡されるパラメータ値を定義するために必要な、name
およびtype
のペアのセット。type
値は、Oracle CQLの単純型です。
return-component-type
: Oracle CQLの単純データ型(INT
、FLOAT
など)、複合型(POJO Bean名など)、またはカートリッジにより定義される拡張型。return-component-type
は、JDBCカートリッジのTABLE
関数によって返されるcollection-type
のコンポーネント型を表します。
sql
: function
を定義するSQL問合せ。param
要素でコロン(:)を使用して宣言される、パラメータへの参照に優先します。
構成ファイルにおける次のエントリは、SQL文を使用してJDBCカートリッジ構成を作成するための、これらの要素および属性の使用方法を示しています。
<jc:jdbc-ctx> <name>JdbcCartridgeOne</name> <data-source>StockDS</data-source> <function name="getDetailsByOrderIdName"> <param name="inpOrderId" type="int" /> <param name="inpName" type="char" /> <return-component-type> com.oracle.cep.example.jdbc_cartridge.RetEvent </return-component-type> <sql><![CDATA[ SELECT Employee.empName as employeeName, Employee.empEmail as employeeEmail, OrderDetails.description as description FROM PlacedOrders, OrderDetails , Employee WHERE PlacedOrders.empId = Employee.empId AND PlacedOrders.orderId = OrderDetails.orderId AND Employee.empName = :inpName AND PlacedOrders.orderId = :inpOrderId ></sql> </function> </jc:jdbc-ctx>
ocep-jdbc.xsd
ファイルでは、JDBCデータ・カードリッジのアセンブリ設定が定義されます。JDBCカードリッジのアセンブリ設定には、jdbc-context
要素が含まれます。jdbc-context
要素では、Oracle Stream Analytics JDBCカードリッジ・コンテキストを宣言します。
アセンブリ・ファイルにおける次のエントリにより、JDBCカードリッジ・コンテキストはJdbcCartridgeOne
に設定されます。
<jdbc:jdbc-context id="JdbcCartridgeOne"/>
ocep-spatial.xsd
ファイルでは、空間context
のアセンブリ設定が定義されます。空間context
を使用して、使用する座標系および関連する属性を、次のように指定します。
空間context
には、次の属性があります。
cartesian
: デカルト座標系を使用するには、true
を指定します。デフォルトは、false
であり、測地(WGS84)座標系に設定されます。
srid
: 座標系を識別します。デフォルトは、測地(WGS84)座標系用のLAT_LNG_WGS84_SRID
です。デカルト座標系を使用する場合は、CARTESIAN
を指定します。
sma
: 半長軸パラメータを定義するdouble
値を指定します。半長軸パラメータの値は、バッファリングおよび投影に使用されます。デフォルト値は、6378137.0
です。
rof
: 扁平率パラメータ逆数を定義するdouble
値を指定します。扁平率パラメータ逆数は、バッファリングおよび投影に使用されます。デフォルト値は、298.257223563
です。
tolerance
: バッファリングを含む幾何演算において無視する最小距離を定義するdouble
値を指定します。デフォルト値は、0.000000001
です。
anyinteract-tolerance
: Oracle Spatialの幾何的関係演算子であるANYINTERACT
のデフォルトの許容度を定義する、double
値を指定します。デフォルト値は、0.0000005
です。
アセンブリ・ファイルにおける次のエントリは、空間コンテキストの構成を示しています。
<spatial:context id="my-spatial-context" anyinteract-tolerance="0.0000005" rof="298.257223563" sma="6378137.0" srid="LAT_LNG_WGS84_SRID" tolerance="0.000000001"/>
ocep-hadoop.xsd
ファイルでは、Hadoopファイル・システムまたはローカル・ファイル・システムに配置されたイベント情報を格納するfile
用のアセンブリ設定を定義します。file
要素には、次の属性があります。
event-type
: Hadoop HDFSまたはローカルFSに格納されるデータのスキーマを定義するイベント・タイプを指定します。
path
: Oracle Stream Analyticsがイベント・データを格納する場所の、Hadoop HDFSまたはローカルFSのファイル・パスを指定します。パス文字列がスラッシュで始まる場合は、絶対パスです。
separator
: ファイル・パス・セパレータを指定します。パス・セパレータは、参照されるファイル内でのデータの区切り方に関係します。たとえば、パスがCSVファイルを参照する場合、フィールドがカンマ(,)で区切られるよう、セパレータを指定します。
operation-timeout
: 操作が完了するまでの待機時間を、ミリ秒単位で指定します。指定された時間内に操作が完了しない場合は、空の結果が返された後、操作は正常に続行されます。
アセンブリ・ファイルにおける次のエントリは、Hadoopの構成を示してします。
<hadoop:file id="hadoop" event-type="OracleL2StockTick" path="/my_hadoop/hadoop/hadoop_file" separator=","/>
ocep-nosqldb.xsd
ファイルにより、NoSQLDBに配置された、イベント情報を含むデータstore
用のアセンブリ設定が定義されます。store
要素には、次の属性があります。
event-type
: NoSQLDBに格納されるデータのスキーマを定義するイベント・タイプを指定します。event-type
は、java.io.Serializable
インタフェース実装したJavaベースのイベント・タイプにします。このストアに置かれたJavaオブジェクトをデシリアライズするときに、このイベントタイプを提供するアプリケーションのクラスローダーが使用されます。
store-name
: Oracle NoSQLDBストアの名前。
store-locations
: domain:port
形式によるNoSQLDBノードの場所の、空白区切りのリスト。たとえば、localhost:5000
のようにします。Oracle Stream Analyticsは、これらの場所を使用して、NoSQLDBサーバーに接続します。サーバーが使用できない場合、Oracle Stream Analyticsは、リスト内の次の場所を使用します。
アセンブリ・ファイルにおける次のエントリは、NoSQLDBの構成を示してします。
<nosqldb:store id="my_nosqldb" event-type="TradeEvent2" store-name="my_nosql_store" store-locations="localhost:5000"/>