Oracle® Fusion Middleware Oracle Stream Analyticsスキーマ・リファレンス 12c リリース (12.2.1.2.0) E82663-01 |
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この章では、ocep_cluster_config.xsd
スキーマのリファレンスを示します。ocep_cluster_config.xsd
ファイルは、高可用性クラスタリング構成の要素および属性について説明しています。
すべての高可用性アダプタは、基本アダプタ構成に基づいており、アダプタのタイプ固有の要素を追加します。基本的なアダプタ要素の詳細は、「コンポーネント要素の階層」を参照してください。この項では、高可用性アダプタに固有の要素について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
ha-buffering-adapter
要素を使用して、高可用性バッファリング・アダプタを作成します。この要素には次の子要素があります。
次の例は、これらの要素を構成ファイルで使用する方法を示します。
<ha:ha-buffering-adapter > <name>mySlidingWindowingAdapter</name> <window-length>15000</window-length> <warm-up-window-length units="minutes">6</warm-up-window-length> </ha:ha-buffering-adapter >
ha-broadcast-adapter
を使用して、高可用性ブロードキャスト・アダプタを作成します。この要素には次の子要素があります。
次の例は、trimming-interval要素を構成ファイルで使用する方法を示します。
<ha:ha-broadcast-adapter> <name>myBroadcastAdapter</name> <trimming-interval units="events">10</trimming-interval> <warm-up-window-length units="minutes">6</warm-up-window-length> </ha:ha-broadcast-adapter>
ha-correlating-adapter
を使用して、高可用性相関アダプタを作成します。この要素には次の子要素があります。
次の例は、fail-over-delay
要素を構成ファイルで使用する方法を示します。
<ha:ha-correlating-adapter> <name>myHaBroadcastAdapter</name> <fail-over-delay>2000</fail-over-delay> </ha:ha-correlating-adapter>
ha-inbound-adapter
を使用して、高可用性入力アダプタを作成します。この要素には次の子要素があります。
次の例は、heartbeat
およびbatch-size
要素を構成ファイルで使用する方法を示します。
<ha:ha-inbound-adapter> <name>myHaInputAdapter</name> <heartbeat units="millis">1000</heartbeat> <batch-size>10</batch-size> </ha:ha-inbound-adapter>
heartbeat
: このアダプタのハートビート・タイムアウトの値(n)。このアダプタでイベントが生成されずにn
時間単位が経過すると、Oracle Stream Analyticsによりハートビートが生成されます。デフォルトの時間単位はnanoseconds
です。
trimming-interval
: Oracle Stream Analyticsにより、セカンダリ・サーバー・バッファからイベントがトリミングされる間隔。単位はevents
またはmilliseconds
です。
warm-up-window-length
: ウォームアップ・ウィンドウの長さ。単位には秒(デフォルト)または分があります。ウォームアップ・ウィンドウは、セカンダリ・サーバーがクラスタを結合した後に有効な出力イベントの生成を開始するまでに必要な時間の長さです。すべてのOracle CQL問合せの入力ウィンドウを完全に移入できるよう、ウォームアップ・ウィンドウは十分な長さに設定してください。デフォルトでは、長さは0で、ウォームアップ・ウィンドウがないことを意味します。