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Oracle® Fusion Middleware Oracle Traffic Directorの管理
12c (12.2.1.2.0)
E82687-03
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11 リスナーの管理

クライアントとOracle Traffic Directorインスタンス間の接続は、HTTPリスナーおよびTCPリスナーを介して作成されます。各リスナーは、IPアドレス(またはホスト名)およびポート番号の一意の組合せです。

この章では、リスナーを作成、表示、変更および削除する方法を説明します。次の項目が含まれます。

リスナーの作成

Fusion Middleware ControlまたはWLSTのいずれかを使用して、リスナーを作成できます。

始める前に

リスナーの作成を開始する前に、次の項目を決定します。

  • リスナーの一意の名前。名前は慎重に選択してください。リスナーの作成後に名前を変更することはできません。

  • リスナーに対する、IPアドレス(またはホスト名)とポート番号の一意の組合せ。

    同じIPアドレスと様々なポート番号の組合せ、または単一のポート番号と様々なIPアドレスの組合せを持つ複数のリスナーを定義できます。次のIPアドレスとポート番号の組合せそれぞれが、一意のリスナーと見なされます。

    10.10.10.1:80
    10.10.10.1:81
    10.10.10.2:80
    10.10.10.2:81
    
  • HTTPリスナーの場合: リスナーのデフォルトの仮想サーバー。

    Oracle Traffic Directorは、リクエスト・ヘッダーのHost値が、リスナーにバインドされている仮想サーバーに指定されたホスト・パターンと一致しない場合、デフォルトの仮想サーバーにリクエストをルーティングします。

    仮想サーバーのホスト・パターンの指定の詳細は、「仮想サーバーの作成」を参照してください。

  • HTTPリスナーの場合: サーバーによって自動的に生成され、クライアントに送信されるURLに含まれるサーバー名。このサーバー名は、仮想ホスト名であるか、またはサーバーで別名が使用されている場合、別名である必要があります。コロンとポート番号がサーバー名に追加されている場合、このポート番号は自動生成されたURLで使用されます。

  • TCPリスナーの場合: リスナーのTCPプロキシ。

    トラフィック・トンネリングを行うためTCPプロキシはTCPリスナーを介してTCPリクエストを処理します。TCPプロキシには複数のTCPリスナーを関連付けることができます。TCPリスナーを関連付け、このページでTCPプロキシの設定を構成します。

    TCPプロキシの作成の詳細は、「TCPプロキシの作成」を参照してください。

Fusion Middleware Controlを使用したHTTPリスナーの作成

Fusion Middleware Controlを使用してHTTPリスナーを作成するには、次を実行します。

  1. 「Fusion Middleware Controlの表示」の説明に従って、Fusion Middleware Controlにログインします。

  2. ページの左上隅にある「WebLogicドメイン」ボタンをクリックします。

  3. 「管理」→「OTD構成」を選択します。

    使用可能な構成のリストが表示されます。

  4. HTTPリスナーを作成する構成を選択します。

  5. 「共通タスク」ペインの「Traffic Director構成」をクリックします。

  6. 「管理」→「リスナー」を選択します。

  7. 「共通タスク」ペインで、「HTTPリスナー」の下にある「作成」をクリックします。

    新規HTTPリスナー・ウィザードが開始されます。

    図11-1 新規HTTPリスナー・ウィザード

    図11-1の説明が続く
    「図11-1 新規HTTPリスナー・ウィザード」の説明
  8. 画面上のプロンプトに従い、前に決定済の詳細(リスナー名、IPアドレス、ポートなど)を使用して、HTTPリスナーの作成を完了します。

    注意:

    構成で証明書を使用できる場合は、ウィザードの2つ目の画面で「SSL/TLS」チェック・ボックスが使用可能になります。HTTPSリクエストを受信する新しいリクエストが必要な場合は、このチェック・ボックスを選択してSSL/TLSを有効にし、ドロップダウン・リストから適切な証明書を選択します。

    HTTPリスナーが作成された後、新規HTTPリスナー・ウィザードの「結果」画面にリスナーの作成が成功したことを示すメッセージが表示されます。

  9. 「結果」画面で、「OK」をクリックします。

    • 作成したリスナーの詳細が、「リスナー」ページに表示されます。

Fusion Middleware Controlを使用したTCPリスナーの作成

Fusion Middleware Controlを使用してTCPリスナーを作成するには、次を実行します。

  1. Fusion Middleware Controlを使用したHTTPリスナーの作成の手順1、2および3を実行します。
  2. ページの左上にある「WebLogicドメイン」ボタンをクリックします。
  3. 「管理」→「OTD構成」. を選択します

    使用可能な構成のリストが表示されます。

  4. TCPリスナーを作成する構成を選択します。
  5. 「共通タスク」ペインの「Traffic Director構成」をクリックします。
  6. 「管理」→「リスナー」を選択します。
  7. 「共通タスク」ペインで、「TCPリスナーの作成」をクリックします。

    新規TCPリスナー・ウィザードが開始されます。

    図11-2 新規TCPリスナー・ウィザード

    図11-2の説明が続きます
    「図11-2 新規TCPリスナー・ウィザード」の説明
  8. 画面上のプロンプトに従い、前に決定済の詳細(リスナー名、IPアドレス、ポートなど)を使用して、TCPリスナーの作成を完了します。

    注意:

    構成で証明書を使用できる場合は、ウィザードの2つ目の画面で「SSL/TLS」チェック・ボックスが使用可能になります。T3Sリクエストを受信する新しいリクエストが必要な場合は、このチェック・ボックスを選択してSSL/TLSを有効にし、ドロップダウン・リストから適切な証明書を選択します。

    TCPリスナーが作成された後、新規TCPリスナー・ウィザードの「結果」画面にリスナーの作成が成功したことを示すメッセージが表示されます。

  9. 「結果」画面で、「OK」をクリックします。
    • 作成したリスナーの詳細が、「リスナー」ページに表示されます。

WLSTを使用したリスナーの作成

  • HTTPリスナーを作成するには、otd_createHttpListenerコマンドを実行します。

    たとえば、次のコマンドでは、構成fooにポート番号が23456、デフォルト仮想サーバーがbarであるhttp-listener-1という名前のHTTPリスナーが作成されます。

    props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    props['http-listener'] = 'http-listener-1'
    props['port'] = '23456'
    props['server-name'] = 'example.com'
    props['default-virtual-server-name'] = 'bar'
    otd_createHttpListener(props)
    
  • TCPリスナーを作成するには、otd_createTcpListenerコマンドを実行します。

    たとえば、次のコマンドでは、構成fooにポート番号が34567、TCPプロキシがtcp_proxy-1であるtcp_listener_1という名前のTCPリスナーが作成されます。

    props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    props['tcp-listener'] = 'tcp-listener-1'
    props['port'] = '34567'
    props['tcp-proxy-name'] = 'tcp-proxy-1'
    otd_createTcpListener(props)
    

詳細は、Oracle Traffic Director WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスotd_createHttpListenerおよびotd_createTcpListenerコマンドを参照してください。

リスナー・リストの表示

Fusion Middleware ControlまたはWLSTのいずれかを使用して、HTTPまたはTCPリスナーのリストを表示できます。

Fusion Middleware Controlを使用したリスナーのリストの表示

Fusion Middleware Controlを使用してHTTPまたはTCPリスナーのリストを表示するには、次を実行します。

  1. 「Fusion Middleware Controlの表示」の説明に従って、Fusion Middleware Controlにログインします。
  2. ページの左上にある「WebLogicドメイン」ボタンをクリックします。
  3. 「管理」→「OTD構成」. を選択します

    使用可能な構成のリストが表示されます。

  4. HTTPリスナーまたはTCPリスナーを表示する構成を選択します。
  5. 「共通タスク」ペインの「Traffic Director構成」をクリックします。
  6. 「管理」→「リスナー」を選択します。

    「リスナー」ページが表示されます。構成に定義されたリスナー・リストが表示されます。

    注意:

    HTTPリスナーおよびTCPリスナーはアイコンでも区別ができます。

名前をクリックすると、リスナーのプロパティの詳細を表示できます。

WLSTを使用したリスナーのリストの表示

  • HTTPリスナー・リストを表示するには、次の例に示すように、otd_listHttpListenersコマンドを実行します。

    props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    otd_listHttpListeners(props)
    
    listener-1 
    listener-2 
    

    otd_getHttpListenerPropertiesコマンドを実行することで、HTTPリスナーのプロパティの詳細を表示できます。

    詳細は、Oracle Traffic Director WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスotd_listHttpListenersおよびotd_getHttpListenerPropertiesコマンドを参照してください。

  • TCPリスナー・リストを表示するには、次の例に示すように、otd_listTcpListenersコマンドを実行します。

    props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    otd_listTcpListeners(props)
    
    listener-1 
    listener-2 
    

    otd_getTcpListenerPropertiesコマンドを実行することで、TCPリスナーのプロパティの詳細を表示できます。

    otd_listTcpListenersおよびotd_getTcpListenerPropertiesコマンドの詳細は、Oracle Traffic Director WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスを参照してください。

リスナーの変更

Fusion Middleware ControlまたはWLSTのいずれかを使用して、リスナーを変更できます。

Fusion Middleware Controlを使用したリスナーの変更

Fusion Middleware Controlを使用してHTTPまたはTCPリスナーを変更するには、次を実行します。

  1. 「Fusion Middleware Controlの表示」の説明に従って、Fusion Middleware Controlにログインします。
  2. ページの左上にある「WebLogicドメイン」ボタンをクリックします。
  3. 「管理」→「OTD構成」. を選択します

    使用可能な構成のリストが表示されます。

  4. HTTPリスナーまたはTCPリスナーを変更する構成を選択します。
  5. 「共通タスク」ペインの「Traffic Director構成」をクリックします。
  6. 「管理」→「リスナー」を選択します。

    「リスナー」ページが表示されます。構成に定義されているHTTPまたはTCPリスナーのリストが表示されます。

  7. 変更するリスナーの名前をクリックします。

    「リスナー設定」ページが表示されます。このページで、次の処理が可能です。

    • リスナーの有効化および無効化。

    • リスナー・ポート番号とIPアドレスの変更。

    • HTTPリスナーの場合: サーバー名とデフォルト仮想サーバーの変更。

    • TCPリスナーの場合: TCPプロキシの変更。

    • サーバー証明書が構成に作成済の場合、SSL/TLSの有効化と、リスナーのSSL/TLS設定の構成。詳細は、HTTP/TCPリスナーのSSLの構成を参照してください。

    • リスナーがリクエストを受け入れる必要があるプロトコル・ファミリ(IPv4、IPv6またはSDP)の変更。

    • HTTPリスナーの場合: 仮想サーバーのパフォーマンスをチューニングするためのパラメータ(アクセプタ・スレッド数、リスニング・キュー・サイズ、受信バッファ・サイズなど)の構成。詳細は、「HTTPリスナー設定のチューニング」を参照してください。

  8. 変更するパラメータを指定します。

    画面上のヘルプおよびプロンプトがすべてのパラメータに提供されています。

    フィールドの値を変更する、または変更したテキスト・フィールドからタブアウトすると、ページの右上隅にある「保存」ボタンが有効になります。

    「リセット」ボタンをクリックすることで、いつでも変更を破棄できます。

  9. 必要な変更を行った後、「保存」をクリックします。
    • 更新されたリスナーが保存されたことを確認するメッセージが、「コンソール・メッセージ」ペインに表示されます。

    • さらに、「デプロイメント保留中」メッセージが、メイン・ペインの上部に表示されます。「構成の変更のアクティブ化」の説明に従い、「変更のデプロイ」をクリックして更新した構成を即時にデプロイすることも、さらに変更を行って、その後でデプロイすることもできます。

WLSTを使用したリスナーの変更

  • HTTPリスナーのプロパティを変更するには、otd_setHttpListenerPropertiesコマンドを実行します。たとえば、次のコマンドでは、構成foo内のリスナーhttp-listener-1の1接続当たりの最大リクエスト数が1024に変更されます。

    props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    props['http-listener'] = 'http-listener-1'
    props['max-requests-per-connection'] = '1024'
    otd_setHttpListenerProperties(props)
    

    HTTPリスナーのSSL/TLS設定を変更するには、otd_setHttpListenerSslPropertiesコマンドを実行します。たとえば、次のコマンドを実行すると、構成fooのリスナーhttp-listener-1のTLS 1.0サポートが無効になります。

  • props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    props['http-listener'] = 'http-listener-1'
    props['tls10'] = 'false'
    otd_setHttpListenerSslProperties(props)
    

    TCPリスナーのプロパティを変更するには、otd_setTcpListenerPropertiesコマンドを実行します。たとえば、次のコマンドでは、構成foo内のリスナーtcp-listener-1の1接続当たりの最大リクエスト数が1024に変更されます。

  • props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    props['tcp-listener'] = 'tcp-listener-1'
    props['max-requests-per-connection'] = '1024'
    otd_setTcpListenerProperties(props)
    

    TCPリスナーのSSL/TLS設定を変更するには、otd_setTcpListenerSslPropertiesコマンドを実行します。たとえば、次のコマンドを実行すると、構成fooのリスナーtcp-listener-1のTLS 1.0サポートが無効になります。

  • props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    props['tcp-listener'] = 'tcp-listener-1'
    props['tls10'] = 'false'
    otd_setTcpListenerSslProperties(props)
    

設定または変更できるプロパティのリストは、Oracle Traffic Director WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスotd_setTcpListenerPropertiesコマンドを参照してください。

リスナーの削除

Fusion Middleware ControlまたはWLSTのいずれかを使用して、HTTPまたはTCPリスナーを削除できます。

Fusion Middleware Controlを使用したリスナーの削除

Fusion Middleware Controlを使用してHTTPまたはTCPリスナーを削除するには、次を実行します。

  1. 「Fusion Middleware Controlの表示」の説明に従って、Fusion Middleware Controlにログインします。
  2. ページの左上にある「WebLogicドメイン」ボタンをクリックします。
  3. 「管理」→「OTD構成」. を選択します

    使用可能な構成のリストが表示されます。

  4. HTTPリスナーまたはTCPリスナーを削除する構成を選択します。
  5. 「共通タスク」ペインの「Traffic Director構成」をクリックします。
  6. 「管理」→「リスナー」を選択します。

    「リスナー」ページが表示されます。構成に定義されたHTTP/TCPリスナー・リストが表示されます。

  7. 削除するリスナーの「削除」アイコンをクリックします。

    リスナーの削除を確認するプロンプトが表示されます。

    注意:

    HTTPリスナーの場合: HTTPリスナーが仮想サーバーに関連付けられている場合、プロンプトには、それらの仮想サーバーが表示されます。

  8. 削除を続行するには、「はい」をクリックします。

    「コンソール・メッセージ」ペインに、HTTP/TCPリスナーが削除されたことを確認するメッセージが表示されます。

WLSTを使用したリスナーの削除

  • HTTPリスナーを削除するには、次の例に示すように、otd_deleteHttpListenerコマンドを実行します。

    props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    props['http-listener'] = 'http-listener-1'
    otd_deleteHttpListener(props)
    
  • TCPリスナーを削除するには、次の例に示すように、otd_deleteTcpListenerコマンドを実行します。

    props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    props['tcp-listener'] = 'tcp-listener-1'
    otd_deleteTcpListener(props)
    

詳細は、Oracle Traffic Director WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスotd_deleteHttpListenerおよびotd_deleteTcpListenerを参照してください。

ステータス・リスナーの構成

Oracle Traffic Directorインスタンスのステータスをチェックする専用のステータス・リスナーを構成できるようになりました。Oracle Traffic Directorのステータスを提供する専用ポートを使用すると、Oracle Traffic Directorがロードされている場合であっても、必ずステータス・リクエストの処理に使用できます。

さらに、そのポートに対してSSL設定を構成することで、ステータス・リスナーを保護できます。

Fusion Middleware ControlまたはWLSTのいずれかを使用して、リスナーを構成できます。

Fusion Middleware Controlを使用したステータス・リスナーの構成

Fusion Middleware Controlを使用してステータス・リスナーを構成するには、次を実行します。

  1. 「Fusion Middleware Controlの表示」の説明に従って、Fusion Middleware Controlにログインします。
  2. 証明書が存在しない場合、このセクションでは、証明書の生成を求められます。ページの右上隅にある「WebLogicドメイン」ボタンをクリックします。
  3. 「管理」→「OTD構成」.を選択します

    使用可能な構成のリストが表示されます。

  4. ステータス・リスナーを構成する構成を選択します。
  5. 「共通タスク」ペインの「Traffic Director構成」をクリックします。
  6. 「詳細構成」→「ステータス・リスナー」を選択します。
  7. 「一般設定」セクションで、「有効」チェック・ボックスをチェックすることでステータス・リスナーを有効化し、前に決定済の詳細(ポート、IPアドレスなど)を指定します。

    図11-3「一般設定」セクション

    図11-3の説明が続きます
    「図11-3 「一般設定」セクション」の説明
  8. 「適用」をクリックします。
    • 構成したステータス・リスナーの詳細が「ステータス・リスナー」ページに表示されます。

    • 「SSL/TLS設定」セクションと「詳細設定」セクションが表示されます。

  9. 「SSL/TLS設定」セクションで、リスナーのSSLを有効化します。

    証明書が存在する場合、このセクションでは、証明書を選択してリスナーのSSLを有効化できます。証明書を生成するには、「証明書の管理」をクリックします。

    • SSL/TLSチェック・ボックスを選択して証明書を有効にします。

    • 「RSA証明書」および「ECC証明書」フィールドで、サーバーの認証に使用する証明書を選択します。

    図11-4「SSL/TLS設定」セクション

    図11-4の説明が続きます
    「図11-4「SSL/TLS設定」セクション」の説明
  10. 「詳細設定」ペインにSSL/TLSの詳細設定が表示されます。構成に証明書がある場合、SSL/TLS設定を使用できます。

    「SSL/TLS設定」セクションで、前に決定済みのSSLまたはTLSセキュリティ・プロトコルに関する設定を指定します。

    図11-5「詳細設定」セクション

    図11-5の説明が続きます
    「図11-5「詳細設定」セクション」の説明
  11. 詳細を入力したら、「適用」をクリックします。

    ステータス・リスナーが構成されたことを確認するメッセージが、「コンソール・メッセージ」ペインに表示されます。

    フィールドの値を変更する、または変更したテキスト・フィールドからタブアウトすると、ページの右上隅にある「適用」ボタンが有効になります。

    「元に戻す」ボタンをクリックすることで、いつでも変更を破棄できます。

  12. 「Oracle Traffic Director構成」ペインで「インスタンスの起動/インスタンスの再起動」をクリックして、構成のインスタンスを再起動します。

WLSTを使用したステータス・リスナーの構成

  • ステータス・リスナーのプロパティを有効化/変更します

    ステータス・リスナーを有効化するか、あるいはステータス・リスナーの非SSLプロパティを変更するには、例に示すように、otd_enableStatusListenerコマンドを実行します。

    • ステータス・リスナーを有効化するには、次のようにします

      props = {}
      props['configuration'] = 'foo'
      props['port'] = '12345'
      otd_enableStatusListener(props)
      
    • ステータス・リスナーの非SSLプロパティを変更するには、次のようにします

      前の例で示したように、有効化されたステータス・リスナーについて考えてみます。これは、ipおよびfamilyの値がそれぞれ*およびdefaultであることを意味しています。このステータス・リスナーのIPアドレスおよびポートを再構成するには、例に示すように、otd_enableStatusListenerコマンドを実行します。

      props = {}
      props['configuration'] = 'foo'
      props['ip'] = '127.0.0.1'
      props['port'] = '2016'
      otd_enableStatusListener(props)
      
  • ステータス・リスナーを無効化します

    ステータス・リスナーを無効化するには、例に示すように、otd_disableStatusListenerコマンドを実行します。

    props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    otd_disableStatusListener(props)
  • ステータス・リスナーのプロパティを表示します

    ステータス・リスナーのプロパティを表示するには、例に示すように、otd_getStatusListenerPropertiesコマンドを実行します。

    props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    otd_getStatusListenerProperties(props)
  • ステータス・リスナーのSSLプロパティを変更します

    ステータス・リスナーのSSLプロパティを変更するには、例に示すように、otd_setStatusListenerSslPropertiesコマンドを実行します。

    ステータス・リスナーのSSLを無効にするには、enabledプロパティをfalseに設定します。

    props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    props['enabled'] = 'false'
    otd_setStatusListenerSslProperties(props)
  • ステータス・リスナーのSSLプロパティを表示します

    ステータス・リスナーのSSLプロパティを表示するには、例に示すように、otd_getStatusListenerSslPropertiesコマンドを実行します。

    props = {}
    props['configuration'] = 'foo'
    otd_getStatusListenerSslProperties(props)

この項で説明したWLSTコマンドの詳細は、Oracle Traffic Director Oracle Traffic Director WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスを参照してください