エンジニアド・システムにOracle Traffic Directorをインストールする場合は、「エンジニアド・システムにOracle Traffic Directorをインストールするための要件」で説明されている手順を最初に実行します。
この章の構成は、次のとおりです。
OTDをインストールする前に、MSVC 12ランタイム・ライブラリを別途インストールしておく必要があります。Visual Studio用のVisual C++再頒布可能パッケージをインストールする必要があります。これは、次のリンクから入手可能です。
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=40784
Oracle Traffic Directorのインストールに必要な必須の構成とパッケージがあります。
次に、Oracle Traffic Directorをインストールする場合の前提条件を記載します。
少なくとも1コアのCPUと4 GB RAMおよび4 GBスワップ。
Oracle Traffic DirectorをExalogic用のOracle Linux 6にインストールする場合の必須パッケージを次に示します。
compat-glibc-2.3.4-x86_64以上
binutils-2.20.51.0.2-5.11.el6-x86_64以上
compat-libcap1-1.10-1-x86_64以上
compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6-x86_64以上
compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6-i686以上
libgcc-4.4.4-13.el6-i686以上
libgcc-4.4.4-13.el6-x86_64以上
libstdc++-4.4.4-13.el6-x86_64以上
libstdc++-4.4.4-13.el6-x86_64以上
libstdc++-devel-4.4.4-13.el6-x86_64以上
sysstat-9.0.4-11.el6-x86_64以上
gcc-4.4.4-13.el6-x86_64以上
gcc-c++-4.4.4-13.el6-x86_64以上
glibc-2.12-1.7.el6-i686以上
glibc-2.12-1.7.el6-x86_64以上
glibc-devel-2.12-1.7.el6-x86_64以上
glibc-devel-2.12-1.7.el6以上
libaio-0.3.107-10.el6-x86_64以上
libaio-devel-0.3.107-10.el6-x86_64以上
Oracle Traffic Directorをその他のハードウェアのOracle Linux 6または7にインストールする場合の必須パッケージを次に示します。
binutils-2.20.51.0.2-5.11.el6-x86_64以上
compat-libcap1-1.10-1-x86_64以上
compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6-x86_64以上
compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6-i686以上
libgcc-4.4.4-13.el6-i686以上
libgcc-4.4.4-13.el6-x86_64以上
libstdc++-4.4.4-13.el6-x86_64以上
libstdc++-4.4.4-13.el6-x86_64以上
libstdc++-devel-4.4.4-13.el6-x86_64以上
sysstat-9.0.4-11.el6-x86_64以上
gcc-4.4.4-13.el6-x86_64以上
gcc-c++-4.4.4-13.el6-x86_64以上
glibc-2.12-1.7.el6-i686以上
glibc-2.12-1.7.el6-x86_64以上
glibc-devel-2.12-1.7.el6-x86_64以上
glibc-devel-2.12-1.7.el6以上
libaio-0.3.107-10.el6-x86_64以上
libaio-devel-0.3.107-10.el6-x86_64以上
Oracle WebLogic Serverのインストールの詳細は、Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストールと構成を参照してください。管理タスクの実行の詳細は、Oracle WebLogic Serverの管理およびOracle Traffic Directorの管理を参照してください。カスタムOracle Traffic Director WLSTコマンドの一覧は、「Oracle Traffic Director WLSTコマンド・リファレンス」を参照してください。
Oracle WebLogic Serverの同じ場所に配置されたドメインにOracle Traffic Directorをインストールするには、次の追加の前提条件が必要です。この構成において、Oracle Traffic DirectorはOracle WebLogic Serverを使用して管理されます。
Oracle WebLogic Server (fmw_12.2.1.2.0_infrastructure_generic.jar)
Java SE Development Kit 8
同じ場所に配置されたドメインの推奨される構成では、制限されたJRFテンプレートを使用し、データベースは含まれません。このテンプレートを使用しない場合、次に示す要件が追加になります。
Oracle Database (制限されたJRFテンプレートがない場合、Oracle Traffic Directorドメインの作成には、インストールを正常に実行するために稼働しているOracleデータベースが必要です)。
ドメイン・リポジトリの構成。
Oracle Traffic Directorには、モードの異なるインストール方法があります。そのいずれかを使用して、Oracle Traffic Directorをインストールできます。
この項では、Oracle Traffic Directorを物理アプリケーションとしてインストールする手順を説明します。
Oracle Traffic Directorのインストールは、グラフィカル・ウィザードを使用するか、サイレント・モードで行うことができます。
Oracle Universal Installerによる対話的なグラフィカル・ウィザードを使用して、Oracle Traffic Directorをインストールします。高可用性に対応するようにOracle Traffic Directorを構成するには、次の手順を実行する必要があります。
注意:
Oracle Traffic Directorをインストールした後、管理サーバー・インスタンスを作成する必要があります。
この項では、インストール・オプションをコマンドラインで指定することで、非対話的なモードでOracle Traffic Directorをインストールする手順を説明します。Exalogicでは、高可用性を得られるようOracle Traffic Directorを構成するには、次の手順を実行する必要があります。
Oracle Traffic Directorをインストールするホストで、中央インベントリ・ディレクトリがまだ使用可能でない場合は、サイレント・インストールを始める前にoraInst.locファイルを作成する必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールで、UNIXオペレーティング・システムの場合のOracle中央インベントリの場所を参照してください。
インストール中に起きる可能性がある既知の問題を理解しておく必要があります。それを修正するには、トラブルシューティングの手順に従ってください。
Oracle Traffic Directorのインストール中にエラーが発生した場合は、次の作業を実行します。
「Oracle Traffic Directorをインストールするための前提条件」で指定されている要件をコンピュータが満たしていることを確認します
インストール・ウィザードの使用中に、いずれかのインストール画面で誤った情報を入力した場合は、「戻る」をクリックしてその画面まで戻り、正しい情報を入力してインストールを続行します。
インストーラによるファイルのコピーまたはリンク中にエラーが発生した場合は、次の手順を実行してください。
エラーを記録し、インストール・ログ・ファイルを確認します。詳細は、インストール・ログの確認を参照してください。
次のコマンドを実行して、失敗したインストールを削除します。
$ORACLE_HOME/oui/bin/deinstall.sh
エラーの原因となった問題を修正します。
インストール処理を再開します。