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Oracle® Fusion Middleware Oracle Traffic Directorのインストール
12c (12.2.1.2.0)
E82665-01
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3 インストール後

インストール後の検証を使用して、インストールを検証および確認できます。インストールに失敗した場合は、Oracle Traffic Directorのアンインストールおよび再インスタンスの手順に従います。

このドキュメントの内容は次のとおりです。

3.1 インストールの確認

インストール状況は、インストールのログ・ファイルを見て検証できます。

インストール・ログ・ファイルを参照し、Oracleホーム・ディレクトリ内のディレクトリおよびファイルを確認して、Oracle Traffic Director管理コンソールへのアクセスを試行することで、インストールが正常に完了したかどうかを検証できます。

3.1.1 インストール・ログの確認

インストーラによってログ・ファイルが、Oracleインベントリ・ディレクトリ内のlogsサブディレクトリに作成されます。

注意:

Oracleインベントリ・ディレクトリの場所がわからない場合は、ORACLE_HOME/oraInst.locファイルでそのディレクトリへのパスを確認できます。

logsディレクトリには次のファイルが含まれています。

  • installdate-time-stamp.log

    これはメインのログ・ファイルです。

  • installdate-time-stamp.out

    このログ・ファイルには、インストール時の出力ストリームやエラー・ストリームが記載されます。

  • installdate-time-stamp.out

    このログ・ファイルには、インストール時の出力ストリームやエラー・ストリームが記載されます。

  • launcher-time-stamp.log

    このファイルには、ランチャが起動された日時が含まれています。

  • installProfiledate-time-stamp.log

    このログ・ファイルには、インストールの完了に要した時間、構成、メモリー、CPUの詳細など、全般的な統計が含まれています。

  • oraInstalldate-time-stamp.log

    このログ・ファイルには、コピー・セッションの出力ストリームが記載されます。

  • timeTakendate-time-stamp.log

    このファイルは、-printtimeオプションを使用してインストーラを起動した場合のみ作成されます。このファイルには、画面間の移動にかかった時間に関する情報が記載されます(GUIインストールの場合のみ)。

  • timedate-time-stamp.log

    このファイルは、-printtimeオプションを使用してインストーラを起動した場合のみ作成されます。このファイルには、コピー・セッションの時間情報が含まれます。

  • memorydate-time-stamp.log

    このファイルは、-printmemoryオプションを使用してインストーラを起動した場合のみ作成されます。このファイルには、コピー・セッションのメモリー使用情報が含まれます。

3.1.2 インストール・ディレクトリ構造の検証

インストールしてインストール後手順も実行した後、Oracleホーム・ディレクトリに次のディレクトリが含まれることを検証します。

bin
cfgtoollogs
coherence
crs
css
em
has
install
inventory
jlib
ldap
lib
network
nls
OPatch
oracle_common
oracore
otd
oui
plsql
plugins
precomp
rdbms
slax
sqlplus
srvm
webgate
wlserver
xdk

3.2 Oracle Traffic Directorドメインの構成

Oracle Traffic Directorのインストール後に、WebLogicドメインを構成する必要があります。

WebLogic Serverを正常にインストールした後、構成ウィザードを使用してWebLogicドメインを作成および構成します。詳細は、Oracle Traffic Directorの管理で、Oracle Traffic DirectorのWebLogicドメインの構成を参照してください。

3.3 Oracle Traffic Directorのアンインストール

Oracle Traffic Directorを手動では削除しないようにしてください。後で再インストールするときに問題が発生しないように、Oracle Traffic Directorをアンインストールする推奨の手順に従ってください。

失敗したインストールに関連するファイルを削除する、あるいはより最新のバージョンをインストールする際に、Oracle Traffic Directorインストールの削除が必要になる場合があります。

ソフトウェアを削除する場合は、必ずこの項で説明する手順を使用してください。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後でソフトウェアを再インストールする際に問題が発生する場合があります。ここに示される手順に従うことで、ソフトウェアが正常に削除されます。

Oracle Traffic Directorをアンインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Traffic Director WLSTコマンドライン・インタフェースから、すべての構成されたOTDインスタンスを削除して、指定したDOMAIN_HOMEで使用可能なOracle Traffic Directorのすべてのインスタンスを削除します。この手順によって、すべての関連する構成設定(サービス、フェイルオーバー構成など)が完全に削除されます。
  2. すべてのOTDインスタンスおよび構成を削除後、次のコマンドを実行します。
    $ORACLE_HOME/oui/bin/deinstall.sh
    

    アンインストール・ウィザードが起動します。

  3. インストール・ウィザードの画面に示される、画面上の指示および手順に従います。

    個々の画面の詳細は、画面で「ヘルプ」ボタンをクリックしてください。

3.4 Oracle Traffic Directorの再インストール

再インストールするには、Oracle Traffic Directorをディレクトリからアンインストールする必要があります。

インストールされた製品がすでに含まれるディレクトリに、Oracle Traffic Directorを再インストールすることはできません。

Oracle Traffic Directorを再インストールするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Traffic Directorのアンインストールに示される手順に従って、既存のインストールをアンインストールします。
  2. インストール手順の説明に従って、Oracle Traffic Directorをインストールします。