WebGateは、HTTPリクエストを捕捉して、認証および認可のためにOracle Access Managerに転送します。Oracle Traffic Directorをインストールすると、デフォルトでWebGateもインストールされます。
この付録の内容は次のとおりです。
Oracle Traffic Directorを構成する前に、Oracle Access Manager (OAM)をインストールする必要があります。また、OAMのインストールには、バージョンと環境に関係する制限事項があります。
Oracle Traffic Director 12c (12.2.1.2.0) WebGateを構成可能にするには、Oracle Access Managerの次のバージョンの1つをインストールする必要があります。
注意:
Oracle Access Managerは固有の環境にインストールし、WebLogic Serverと同じマシンにはインストールしないでください。Oracle Access ManagerおよびWebLogic Serverがどちらも11gバージョンの場合は、同じマシンにインストールできます。
Oracle Traffic Directorをインストールした後、次の手順を実行し、Oracle Traffic Director 12c (12.2.1.2.0) WebGate for Oracle Access Managerを構成します。
UNIXの場合
次のコマンドを実行して、$(Oracle_Home)/webgate/otd/tools/deployWebGate
ディレクトリに移動します($(Oracle_Home)
は、Oracle Traffic DirectorをインストールするときにOracleHomeとして設定される場所です)。
cd
$(Oracle_Home)
/webgate/otd/tools/deployWebGate
次のコマンドを実行して、$(Oracle_Home)
/webgate/otd/tools/deployWebGateからOTD WebGate Instance Directoryを作成します。
./deployWebGateInstance -w
webgate_instanceDirectory
-oh
$(Oracle_Home)
-ws otd
コマンドの説明は次のとおりです。
$(Oracle_Home)
は、Oracle Traffic Directorがインストールされているパスです。
例:
/home/oracle
webgate_instanceDirectory
は、WebGateプロファイルをコピーするディレクトリの場所です。
例:
$(Domain_Home
)/config/fmwconfig/components/OTD/instances/
Instance_Name
($(Domain_Home)
は、OTDドメインを構成するディレクトリのパスです。)
環境変数LD_LIBRARY_PATH
をWebGate_$(Oracle_Home)
/lib
に設定します
例:
Linuxの場合、 64
export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$(Oracle_Home)/lib
Windowsの場合
set PATH=%(Oracle_Home)%\bin;%path%
Solaris(SPARC)の場合
export LD_PRELOAD_64=$(Oracle_Home)/lib/libclntsh.so.11.1:$(Oracle_Home)/lib/libnnz11.so
次のディレクトリに移動します。
UNIXベースのプラットフォームの場合
$(Oracle_Home)/webgate/otd/tools/setup/InstallTools
Windowsの場合
%(Oracle_Home)%\webgate\otd\tools\EditObjConf
コマンドラインで、次のコマンドを実行してmagnus.conf
やobj.conf
などのOTD confファイルを更新します。
スタンドアロンOracle Traffic Directorインストール環境の場合:
./EditObjConf -f
Domain_Home
/config/fmwconfig/components/OTD/instances/
Instance_Name
/config/Instance_Name
-obj.conf -w webgate_instanceDirectory
[-oh Oracle_Home] -ws otd
同じ場所に配置されたOracle Traffic Directorインストール環境の場合:
./EditObjConf -f
Domain_Home
/config/fmwconfig/components/OTD/
Instance_Name
/config
/Instance_Name
-obj.conf
-w webgate_instanceDirectory
[-oh Oracle_Home] -ws otd
コマンドの説明は次のとおりです。
Oracle_Homeは、有効なWebLogic Serverインストールの親ディレクトリ、またはOracle Traffic Directorがインストールされているディレクトリへのパスです。
例:
/home/oracle
webgate_instanceDirectory
は、WebGateプロファイルをコピーするディレクトリの場所です。
例:
Domain_Home
/config/fmwconfig/components/OTD/instances/
Instance_Name
Windowsの場合
次のコマンドを実行して、%Oracle_Home%\webgate\otd\tools\deployWebGate
ディレクトリに移動します。
cd
%Oracle_Home%\webgate\otd\tools\deployWebGate
次のコマンドを実行し、エージェントの必要な部分を%Oracle_Home%
ディレクトリからwebgate_instanceDirectory
の場所にコピーします。
deployWebGateInstance.bat -w
webgate_instanceDirectory
[-oh
Oracle_Home]
-ws otd
コマンドの説明は次のとおりです。
Oracle_Home
は、Oracle Traffic Directorがインストールされているディレクトリです。
例:
\home\oracle
webgate_instanceDirectory
は、WebGateプロファイルをコピーするディレクトリの場所です。
例:
Domain_Home
/config/fmwconfig/components/OTD/instances/
Instance_Name
次のコマンドを実行してPATH
環境変数を設定します。
set %PATH%=%PATH%;
%Oracle_Home%
\webgate\otd\lib;
%Oracle_Home%
\bin
次のディレクトリに移動します。
%Oracle_Home%
\webgate\otd\tools\EditObjConf
コマンドラインで、次のコマンドを実行してmagnus.conf
やobj.conf
などのOTD confファイルを更新します。
スタンドアロンOracle Traffic Directorインストール環境の場合:
EditObjConf -f
Domain_Home
/config/fmwconfig/components/OTD/instances/
Instance_Name
/config
/Instance_Name
-obj.conf -w webgate_instanceDirectory
[-oh $(Oracle_Home)
] -ws otd
同じ場所に配置されたOracle Traffic Directorインストール環境の場合:
./EditObjConf -f
Domain_Home
/config/fmwconfig/components/OTD/
Instance_Name
/config
/Instance_Name
-obj.conf -w
webgate_instanceDirectory
[-oh
$(Oracle_Home)
] -ws otd
コマンドの説明は次のとおりです。
Oracle_Home
は、Oracle Traffic Director WebGate for Oracle Access Managerがインストールされているディレクトリです。
例:
\home\oracle
webgate_instanceDirectory
は、WebGateプロファイルをコピーするディレクトリの場所です。
例:
Domain_Home
/config/fmwconfig/components/OTD/instances/
Instance_Name
Oracle Traffic Director 12c (12.2.1.2.0) WebGate for Oracle Access Managerをインストールし、構成手順を完了した後で、installDATE-TIME_STAMP.out
ログ・ファイルを調べてインストールを確認できます。ログのデフォルトの場所は次のとおりです。
UNIXの場合
$(Oracle_Home)
/oraInst.loc
Windowsの場合
C:\Program Files\Oracle\Inventory\logs
新規のOracle Traffic Director 12c (12.2.1.2.0) WebGate agent for Oracle Access Managerを使用するには、次のタスクを実行する必要があります。
Oracle Access Manager管理コンソールを使用すると、Oracle Access Managerに新規のWebGateエージェントを登録できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド』のコンソールを使用したOAMエージェントの登録に関する項を参照してください。
もしくは、RREGコマンド行ツールを使用して、新規WebGateエージェントを登録できます。このツールは、インバンドとアウトオブバンドという2つのモードで実行するように使用できます。
この項では、次の項目について説明します。
RREGツールを設定するには、次の手順を実行します。
UNIXの場合
Oracle Access Managerをインストールおよび構成した後、次のディレクトリに移動します。
Oracle_IDM2
/oam/server/rreg/client
RREG.tar.gz
ファイルを解凍します。
例:
gunzip RREG.tar.gz
tar -xvf RREG.tar
エージェントを登録するためのツールは次の場所にあります。
RREG_Home
/bin/oamreg.sh
注意:
RREG_Home
は、RREG.tar.gz/rreg
の内容を展開したディレクトリです。
Windowsの場合
Oracle Access Managerをインストールおよび構成した後、次の場所に移動します。
Oracle_IDM2
\oam\server\rreg\client
RREG.tar.zip
ファイルの内容を、選択した展開先に展開します。
エージェントを登録するためのツールは次の場所にあります。
RREG_Home
\bin\oamreg.bat
注意:
RREG_Home
は、RREG.tar.gz/rreg
の内容を展開したディレクトリです。
UNIXではoamreg.sh
スクリプト、Windowsではoamreg.bat
スクリプトにある、次の環境変数を設定します。
OAM_REG_HOME
この変数を、RREG.tar/rreg
の内容を展開したディレクトリへの絶対パスに設定します。
JDK_HOME
この変数を、JavaまたはJDKがインストールされているマシン上のディレクトリへの絶対パスに設定します。
RREG_Home
\input
ディレクトリ内(Windowsの場合)のOAM11GRequest.xml
ファイルで、agentName
などのエージェント・パラメータを更新する必要があります。UNIXでは、このファイルはRREG_Home
/input
ディレクトリ内にあります。
注意:
OAM11GRequest.xml
ファイル、またはショート・バージョンOAM11GRequest_short.xml
は、テンプレートとして使用されます。このテンプレート・ファイルをコピーして使用できます。
OAM11GRequest.xml
ファイルまたはOAM11GRequest_short.xml
ファイル内の次の必須パラメータの値を変更します。
serverAddress
OAM管理サーバーのホストとポートを指定します。
agentName
エージェントのカスタム名を指定します。
agentBaseUrl
Oracle Traffic Director 12c WebGateがインストールされているマシンのホストとポートを指定します。
preferredHost
Oracle Traffic Director 12c WebGateがインストールされているマシンのホストとポートを指定します。
security
インストールされているWebGateに基づいて、open
などのセキュリティ・モードを指定します。
primaryServerList
Server
コンテナ要素の下にある、Oracle Access Managerプロキシに対する管理対象サーバーのホストとポートを指定します。
このファイルは、変更後に保存して閉じます。
OAM11GRequest.xml
ファイルのWebGateパラメータを更新した後、RREGツールを一度実行すると、WebGateが必要とするファイルおよびアーティファクトは、次のディレクトリに生成されます。
UNIXの場合:
RREG_Home
/output/
agent_name
Windowsの場合:
RREG_Home
\output\
agent_name
注意:
RREGは、クライアント・マシンとサーバーのいずれでも実行できます。サーバーで実行する場合、アーティファクトを元のクライアントに手動でコピーする必要があります。
手順は次のとおりです。
OAM11GRequest.xml
ファイルを開きます。このファイルは、UNIXではRREG_Home
/input/
、WindowsではRREG_Home
\input
にあります。RREG_Home
は、RREG.tar.gz/rreg
の内容を展開したディレクトリです。
このXMLファイルを編集し、新規Oracle Traffic Director WebGate for Oracle Access Managerのパラメータを指定します。
次のコマンドを実行します。
UNIXの場合:
./
RREG_Home
/bin/oamreg.sh inband input/OAM11GRequest.xml
Windowsの場合:
RREG_Home
\bin\oamreg.bat inband input\OAM11GRequest.xml
サーバーにアクセスできないエンド・ユーザーの場合、更新したOAM11GRequest.xml
ファイルをシステム管理者に電子メールで送信し、アウトオブバンド・モードでRREGを実行してもらうことが可能です。生成されたAgentID
_Response.xml
ファイルをシステム管理者から受領し、このファイルに対してRREGを実行し、必要なWebGateファイルおよびアーティファクトを取得できます。
生成されたAgentID
_Response.xml
ファイルを管理者から受領した後、このファイルを手動でマシン上のinput
ディレクトリにコピーする必要があります。
UNIXの場合
手順は次のとおりです。
サーバーにアクセスできないエンド・ユーザーの場合は、OAM11GRequest.xml
ファイルを開きます。このファイルは、RREG_Home
/input/
にあります。
RREG_Home
は、RREG.tar.gz/rreg
の内容を展開したディレクトリです。このXMLファイルを編集し、新規Oracle Traffic Director WebGate for Oracle Access Managerのパラメータを入力します。更新したファイルをシステム管理者に送信します。
管理者は、更新されたOAM11GRequest.xml
ファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home
/input/
ディレクトリにあります。
これは、エンド・ユーザーから受信したファイルです。管理者のRREG_Home
ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
./
RREG_Home
/bin/oamreg.sh outofband input/OAM11GRequest.xml
Agent_ID
_Response.xml
ファイルが管理者のマシンのoutput
ディレクトリ(RREG_Home
/output/
ディレクトリ)に生成されます。更新済のOAM11GRequest.xml
ファイルを最初に管理者に送信したエンド・ユーザーに、このファイルを送信します。
エンド・ユーザーは、生成されたAgent_ID
_Response.xml
ファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home
/input/
にあります。
これは、管理者から受信したファイルです。クライアントのRREGホーム・ディレクトリに移動し、コマンド行で次のコマンドを実行します。
./
RREG_Home
/bin/oamreg.sh outofband input/
Agent_ID
_Response.xml
注意:
『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド』のコンソールを使用したOAMエージェントの登録に関する項で説明されているように、Oracle Access Manager管理コンソールを使用してWebGateエージェントを登録すると、登録後に生成されたファイルおよびアーティファクトを、サーバー(Oracle Access Manager管理コンソールが実行されているマシン)からクライアント・マシンに手動でコピーする必要があります。ファイルおよびアーティファクトは$(Oracle_Home)
/user_projects/domains/
name_of_the_WebLogic_domain_for_OAM
/output
/Agent_ID
ディレクトリに生成されます。
Windowsの場合
手順は次のとおりです。
サーバーにアクセスできないエンド・ユーザーの場合は、OAM11GRequest.xml
ファイルを開きます。このファイルは、RREG_Home
\input\
ディレクトリにあります。
RREG_Home
は、RREG.tar.gz/rreg
の内容を展開したディレクトリです。このXMLファイルを編集して、新規のOracle Traffic Director WebGate for Oracle Access Managerのパラメータを指定し、更新されたファイルをシステム管理者に送信します。
管理者は、更新されたOAM11GRequest.xml
ファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home
\input\
にあります。これは、エンド・ユーザーから受信したファイルです。管理者のRREG_Home
ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
RREG_Home
\bin\oamreg.bat outofband input\OAM11GRequest.xml
Agent_ID
_Response.xml
ファイルが管理者のマシンのRREG_Home\
output\
ディレクトリに生成されます。更新済のOAM11GRequest.xml
ファイルを最初に管理者に送信したエンド・ユーザーに、このファイルを送信します。
エンド・ユーザーは、生成されたAgent_ID
_Response.xml
ファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home
/input/
にあります。これは、管理者から受信したファイルです。クライアントのRREGホーム・ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
RREG_Home
\bin\oamreg.bat outofband input\
Agent_ID
_Response.xml
注意:
『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド』のコンソールを使用したOAMエージェントの登録に関する項で説明されているように、Oracle Access Manager管理コンソールを使用してWebGateエージェントを登録すると、登録後に生成されたファイルおよびアーティファクトを、サーバー(Oracle Access Manager管理コンソールが実行されているマシン)からクライアント・マシンに手動でコピーする必要があります。ファイルおよびアーティファクトは$(Oracle_Home)
/user_projects/domains/
name_of_the_WebLogic_domain_for_OAM
/output
/Agent_ID
ディレクトリに生成されます。
新規WebGateエージェントの登録に使用する方法またはモードに関係なく、次のファイルおよびアーティファクトがRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリに生成されます。
wallet/cwallet.sso
cwallet.sso
ObAccessClient.xml
SIMPLEモードの場合、RREGによって次のものが生成されます。
password.xml
。SSLで使用される秘密鍵を暗号化するための不明瞭化されたグローバル・パスフレーズが含まれます。このパスフレーズは、サーバーで使用されているパスフレーズと同じものを使用できます。
aaa_key.pem
aaa_cert.pem
CERTモードの場合、RREGによってpassword.xml
が生成されます。これには、SSLで使用される秘密鍵を暗号化するための不明瞭化されたグローバル・パスフレーズが含まれます。このパスフレーズは、サーバーで使用されているパスフレーズと異なるものを使用できます。
注意:
RREGによって生成されたこれらのファイルを使用して証明書リクエストを生成し、サードパーティの認証局に署名を求めることができます。既存の証明書をインストールするには、既存のaaa_cert.pem
およびaaa_chain.pem
ファイルをpassword.xml
およびaaa_key.pem
と合せて使用する必要があります。
RREGがこれらのファイルおよびアーティファクトを生成した後、使用しているセキュリティ・モードに基づき、手動でこれらをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからwebgate_instanceDirectory
ディレクトリにコピーする必要があります。
使用しているセキュリティ・モードに従って、次の操作を行います。
OPENモードの場合、次のファイルをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからwebgate_instanceDirectory
/webgate/config
ディレクトリにコピーします。
wallet/cwallet.sso
ObAccessClient.xml
cwallet.sso
SIMPLEモードの場合、次のファイルをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからwebgate_instanceDirectory
/webgate/config
ディレクトリにコピーします。
ObAccessClient.xml
cwallet.sso
password.xml
さらに、次のファイルをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからwebgate_instanceDirectory
/webgate/config/simple
ディレクトリにコピーします。
aaa_key.pem
aaa_cert.pem
CERTモードの場合、次のファイルを RREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからwebgate_instanceDirectory
/webgate/config
ディレクトリにコピーします。
ObAccessClient.xml
cwallet.sso
password.xml
次の手順で、新規証明書を生成します。
$(Oracle_Home)/webgate/otd/tools/openssl
ディレクトリに移動します。
次のようにして、証明書リクエストを作成します。
./openssl req -utf8 -new -nodes -config openssl_silent_otd11g.cnf -keyout aaa_key.pem -out aaa_req.pem -rand
$(Oracle_Home)/webgate/otd/config/random-seed/
次のようにして、証明書を自己署名します。
./openssl ca -config openssl_silent_otd11g.cnf -policy policy_anything -batch -out aaa_cert.pem -infiles aaa_req.pem
次の生成された証明書をwebgate_instanceDirectory
/webgate/config
ディレクトリにコピーします。
aaa_key.pem
aaa_cert.pem
simpleCA
ディレクトリ内のcacert.pem
注意:
cacert.pem
ファイルをコピーした後、ファイルの名前をaaa_chain.pem
に変更する必要があります。
既存の証明書(aaa_key.pem、aaa_cert.pem
およびaaa_chain.pem
)を移行する場合、aaa_key.pem
を暗号化する際に使用したものと同じパスフレーズを使用してください。同じパスフレーズをRREG登録処理中に入力する必要があります。同じパスフレーズを使用しないと、RREGによって生成されたpassword.xml
ファイルが、鍵の暗号化に使用されたパスフレーズと一致しません。
同じパスフレーズを入力したら、これらの証明書を次のようにコピーできます。
webgate_instanceDirectory
/webgate/config
ディレクトリに移動します。
次の証明書をwebgate_instanceDirectory
/webgate/config
ディレクトリにコピーします。
aaa_key.pem
aaa_cert.pem
aaa_chain.pem
Oracle Traffic Directorインスタンスの再起動の詳細は、『Oracle Traffic Directorの管理』のWLSTを使用したOracle Traffic Directorインスタンスの起動、停止、再起動に関する項を参照してください。
WebLogic ServerドメインでOracle Traffic Directorを構成してある場合、Oracle Fusion Middleware Controlを使用してOracle Traffic Directorインスタンスを再起動することもできます。詳細は、『Oracle Traffic Directorの管理』のFusion Middleware Controlを使用したOracle Traffic Directorインスタンスの起動、停止、再起動に関する項を参照してください。
スタンドアロン・インスタンスの場合、Domain_Home
/config/fmwconfig/components/OTD/instances/
Instance_Name
/bin
から./restart
コマンドを使用して再起動できます。