Oracle® Fusion Middleware Oracle User Messaging Serviceの管理 12c (12.2.1.2.0) E82669-01 |
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この章では、Oracle User Messaging Service (UMS)の機能と改良点について説明します。次のトピックでは、UMSの新機能および変更された機能と、このガイドに記載されているその他の重要な変更について紹介し、詳細情報の参照先を示します。
複数の構成のサポート: UMSでは、デプロイされたドライバの単一インスタンスに対して複数の構成がサポートされています。これにより、ドメイン内の特定のドライバのインスタンスを複数デプロイしなくても、そのドライバの1つのインスタンスを異なる方法で構成できます。この機能の詳細は、第4.3項「ユーザー・メッセージング・サービス・ドライバの構成」を参照してください。
クラスタ・レベルおよびドメイン・レベルのドライバの構成: UMSでは、サーバー・レベルおよびクラスタ・レベルでのドライバの構成がサポートされています。クラスタは、UMSでサポートされる最も細かいレベルの構成です。この機能の詳細は、第4.2項「ユーザー・メッセージング・サーバーの構成」を参照してください。
ユーザーが展開可能なサーバー・グループを使用したドライバのデプロイ: 追加ドライバをデプロイするには、ドメインの更新時にFusion Middleware構成ウィザードで展開可能なサーバー・グループを使用します。詳細は、第6.1.1項「Fusion Middleware構成ウィザードを使用したドライバのデプロイ」を参照してください。
ドライバのテスト: UMS 12.2.1では、構成ページで「テスト」ボタンがサポートされています。構成を保存する前に、このボタンをクリックして、構成プロパティが正しい形式であることを検証できます。
メッセージ・ステータスの再送信: 12.2.1では、未送信のメッセージを再送信できます。
複数の電子メールIDおよびパスワードの拡張オプション: UMSは電子メール・ドライバで複数の受信IDおよびパスワードをサポートしています。
Apple Push Notification Service (APNS)ドライバ: 12.2.1では、UMSはAPNSドライバをサポートしています。UMSメッセージをAppleのiOSデバイス(iPhone、iPadなど)への通知として送信するためのサポートを提供します。詳細は、第3.6項「APNSドライバ」を参照してください。
ASM (Automatic Service Migration): 12.2.1では、UMSはWebLogicの機能であるASM (Automatic Service Migration)をサポートしています。
ホワイトリスト: 12.2.1では、UMSホワイトリストが送信メッセージに使用され、UMSホワイトリストに明示的にリストされている受信者を除くすべての送信をブロックできるようになっています。UMSホワイトリストは、WLSTコマンドを使用してプロビジョニング、有効化または無効化します。
SMPPドライバでの英数字の送信者アドレスの使用: 12.2.1では、SMPPドライバの場合、送信者アドレスを英数字のアドレスにして、たとえば、送信者を会社名にするために使用できます。