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Oracle® Fusion Middleware Oracle Site Studio Designerの使用
12c (12.2.1)
E67373-01
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7 Webサイトの作成

Oracle Site Studioでは、まず、Oracle Content Serverに接続し、アセットを作成します。これは、Oracle Site Studio Designerで接続マネージャを使用して行います。接続マネージャを使用して、コンテンツ・サーバーを識別し、該当するサーバー上にWebサイト(より具体的にはプロジェクト・ファイル)を作成して、Oracle Site Studio Designerでサイトに接続するために使用する接続名を作成します。

これが完了したらすぐに、サイト階層を使用して情報の配置を定義し、サイト・アセットをWebサイトに構成できるようになります。サイト階層は、ProductsServicesおよびAbout Usなど、サイトの個別のセクションで構成されています。各セクションにはプライマリ・ページが存在し、多くの場合セカンダリ・ページも存在します。

次に説明するサイトおよびサイト階層の設定には、かなりの時間を費やす可能性があります。

7.1 サイト接続

Oracle Site Studioを使用して、コンテンツ・サーバー上にサイトを作成した後、様々なファイル(ページ・テンプレート、フラグメント、データファイルなど)をサイトに関連付けます。サイトを作成するには、Designerでサイト接続と呼ばれるものを作成する必要があります。

Designerでは、サイト接続を使用して、コンテンツ・サーバー内に格納されたWebサイトに接続し、Webサイトを更新します。サイト接続は、別のプログラムやファイルにすばやくアクセスできるようデスクトップに追加することのある、標準的なショートカットとほとんど同じように機能します。サイト接続の追加、編集および削除は、コンテンツ・サーバー内のWebサイトに実際の影響を与えることなく、行うことができます。サイト接続は、必要な数だけ追加でき、それぞれ異なるWebサイトに接続します。


注意:

Oracle Site Studio 11g リリース1には、完全な下位互換性があります。つまり、Oracle Site Studio Designer 11g リリース1を使用して、以前のリリースのOracle Site Studioで作成したサイトを処理できます。ただし、これらのサイトは引き続きレガシー・モードで動作するため、10g リリース4より前のアーキテクチャが使用され、Oracle Site Studio 10g リリース4で導入されたアーキテクチャおよび機能は利用されない点に注意することが重要です。

サイト接続を管理するには、次のトピックで説明する手順を実行します。

7.1.1 新規サイト接続の作成

Webサイトを作成するには、コンテンツ・サーバー上のWebサイトに接続して更新するために使用する、サイト接続を作成する必要があります。Designerを初めて開く場合、自動的にこのダイアログが表示されます。

サイト接続を作成するには、次のタスクを実行します。

  1. サイト・ツールバーで「サイト接続マネージャ」アイコンをクリックし(または、「ファイル」「サイト」「接続マネージャ」を選択し)、「サイト接続マネージャ」ダイアログを開きます。詳細は、第A.2項「「サイト接続マネージャ」ダイアログ」を参照してください。

    図7-1 「サイト接続マネージャ」アイコン

    「サイト接続マネージャ」アイコン
  2. 「新規」をクリックして、「サイト接続詳細」ダイアログを開きます。詳細は、第A.3項「「サイト接続詳細」ダイアログ」を参照してください。

  3. 「サーバーCGIのURL」テキスト・ボックスで、サイトをホストするコンテンツ・サーバーのCGI URLアドレスを入力します。

    サーバーの完全なアドレスを入力するかわりに、メニューでアドレスを選択できます(<server>をご使用のサーバーの名前に置き換えます)。

    デフォルトのアドレスhttp://<server>/stellent/idcplgは、Oracle Content Serverバージョン7.x、10g リリース3および10g リリース4用です。ドロップダウン・リストから使用可能な他の2つのアドレスは、レガシー・バージョン用であり、http://<server>/intradoc-cgi/idc_cgi_isapi.dllがWindows用、http://<server>/intradoc-cgi/nph-idc_cgi.exeがUNIX用です。

  4. 「接続」をクリックします。ログイン資格証明の入力を求めるプロンプトが表示される場合があります。

  5. 「新規」をクリックして、コンテンツ・サーバー上にサイトを作成します。

    「新規サイトの作成」ダイアログが表示されます(第A.4項「「新規サイトの作成」ダイアログ」を参照)。

    または、サーバー上の既存のWebサイトを使用してサイト接続を作成するには、「サイト・ラベル」の横にある名前のリストから該当するサイトを選択し、ステップ10にスキップします。

  6. WebサイトのIDを入力します。(IDは、WebサイトURL内やサイトによって参照されるファイルのメタデータ内など、サイト全体で使用されます。)

  7. Webサイトの名前を入力します。

    「サイトID」フィールドは全文索引フィールドであるため、全文検索エンジンのストップ・リストに表示されるサイトIDを使用しないように注意してください。そのようにすると、Oracle Site Studioサイトは、Oracle Site Studio Designerで想定どおりに動作しなくなります。この例として、World Health OrganizationのWebサイトに、短縮されたサイトIDとしてwhoを使用する場合があることがあげられます。

    この名前は、Designerおよびコンテンツ・サーバーの「Webサイト」メニューに表示されます。必要に応じて、スペースを使用したわかりやすい名前にすることができます。


    重要:

    Webサイトと全文メタデータ・フィールドとの索引付けに問題が発生する可能性があるため、サイトIDにアンダースコア文字(_)を含めることはできません。デフォルトで、アンダースコアは、索引付けの場合の改行および検索の場合のワイルド・カードとして使用されます。

  8. タイプとして「hcsp/jsp」を選択します。(サイト・タイプにより、Designerにおけるその他のスクリプトの選択が制御され、特に、ページ・テンプレートおよびフラグメント用のスクリプト・フォーマットが制御されます。)


    重要:

    JSPまたはASPを使用してサイトを作成できます。ただし、10g リリース4で導入された機能を利用できるのは、HCSPを使用して作成されたサイトのみです。つまり、JSPとASPのサイトは、10g リリース4以前のサイトとして動作します。


    注意:

    このダイアログを閉じると、IDまたはタイプの変更はできなくなります。

  9. 「OK」をクリックして、「サイト接続詳細」ダイアログに戻ります。

  10. Oracle Site Studioにより、自動的に接続名が挿入され、サイトに接続する際には、この名前がDesigner (「サイト階層」メニューと「最近のサイト」メニュー)に表示されますこの名前を使用することも異なる名前を入力することもできます。

  11. 「OK」をクリックして、サイト接続マネージャに戻ります。

  12. 「完了時に自動接続」をチェックして(まだチェックされていない場合)、「完了」をクリックします。

    Designerにより、コンテンツ・サーバーからサイトが開き、ここに格納されている使用可能なフラグメントがダウンロードされます。Webサイトがサイト階層ペインで開きます。

図7-2 「サイト階層」ページのWebサイト

サイト階層ペインに表示されたWebサイト

7.1.2 サイト接続の編集

Designerで作成するサイト接続は編集可能です。サイト接続の名前、サイト接続に関連付けられているコンテンツ・サーバーおよびサイト接続に関連付けられているWebサイトを変更できます。(サイトのID、名前またはタイプは変更できません。)

サイト接続を編集するには、サイトがDesignerで現在開かれている場合、まずサイトから切断する必要があります。

サイト接続を編集するには、次のタスクを実行します。

  1. 編集するサイトに現在接続されている場合、サイト・ツールバーで「切断」アイコン(図7-3)をクリックします(または「ファイル」「サイト」「切断」を選択します)。

    図7-3 「切断」アイコン

    「切断」アイコン
  2. サイト・ツールバーで「サイト接続マネージャ」アイコン(図7-4)をクリックし(または、「ファイル」「サイト」「接続マネージャ」を選択し)、「サイト接続マネージャ」ダイアログを開きます。詳細は、第A.2項「「サイト接続マネージャ」ダイアログ」を参照してください。

    図7-4 「サイト接続マネージャ」アイコン

    「サイト接続マネージャ」アイコン
  3. 接続名をハイライトして、「編集」をクリックします。

  4. 「サイト接続詳細」ダイアログで、「サーバーCGIのURL」「サイト・ラベル」または「接続名」について必要な変更を行います。詳細は、第A.3項「「サイト接続詳細」ダイアログ」を参照してください。

  5. 「OK」をクリックして、サイト接続マネージャに戻ります。

  6. 編集したサイト接続がハイライトされたままの状態で、「完了時に自動接続」をチェックし(まだ選択されていない場合)、「完了」をクリックします。


注意:

サイトを作成した後、IDまたはタイプを変更することはできません。これらの値は、サイト全体で使用されます。

7.1.3 サイト接続の削除

Designerで作成するサイト接続は、削除できます。この場合、接続のみが削除され、コンテンツ・サーバー上の実際のWebサイトは削除されません(後述する注意を参照)。サイト接続を削除するには、サイトがDesignerで現在開かれている場合、まずサイトから切断する必要があります。

サイト接続を削除するには、次のタスクを実行します。

  1. 編集するサイトに現在接続されている場合、サイト・ツールバーで「切断」アイコン(図7-5)をクリックします(または「ファイル」「サイト」「切断」を選択します)。

    図7-5 「切断」アイコン

    「切断」アイコン
  2. サイト・ツールバーで「サイト接続マネージャ」アイコン(図7-6)をクリックし(または、「ファイル」「サイト」「接続マネージャ」を選択し)、「サイト接続マネージャ」ダイアログを開きます。詳細は、第A.2項「「サイト接続マネージャ」ダイアログ」を参照してください。

    図7-6 「サイト接続マネージャ」アイコン

    「サイト接続マネージャ」アイコン
  3. 接続名をハイライトして、「削除」をクリックします。

  4. 「はい」をクリックして削除を確認します。

  5. 「完了」をクリックして、サイト接続マネージャを閉じます。

コンテンツ・サーバー上の実際のWebサイトを削除するには、サーバーにログオンして、Oracle Site Studioによって作成されたプロジェクト・ファイルを削除します。これを行う前に、プロジェクト・ファイルを削除しようとしたときにそのリビジョンが(自動的に)チェックインされないよう、実行Webサイトを停止する必要があります(第7.4項「Webサイトの開始および停止」を参照)。

7.2 サイト・アドレッシング

他のWebサイトと同様に、コントリビュータや閲覧者がWebブラウザでサイトを見つけることがきるよう、Oracle Site StudioでアドレスをWebサイトと関連付ける必要あります。

Oracle Site Studioでは、フォルダ・アドレス、ドメイン・アドレスまたはこの両方の組合せを使用して、Webサイトを識別できます。管理者は、ドメイン、フォルダまたは組合せを指定して、特定のWebサイトにマップできます。

初めてDesignerでサイトを設定する場合、ホスト・コンピュータの名前とサイトIDで構成されたフォルダ名アドレスが指定されます。このアドレスは、部門別Webサイトやデモンストレーション・サイトなど、内部目的に適しています。ただし、インターネット上でサイトを公開して使用できるようにする予定の場合、1つ以上のドメイン名を構成してサイトを指定する必要があります。

フォルダ・アドレスを使用するフォルダ・ベースのサイトでは、サイトの識別にフォルダのみを使用します。この例としてwww.oracle.com/SiteStudioがあげられ、この場合、フォルダSiteStudioは、ドメイン上の特定のサイトを識別します。

ドメイン・ベースのサイトでは、サイトの識別にドメインのみを使用します。例として、www.oracle.comやsales.mycompany.comがあげられます。ドメインによってサイトが識別されます。

両方の組合せでは、1つのドメインと1つのフォルダ(または任意の数のフォルダ)が使用されます。この一般的な例として、www.oracle.com/en/、www.oracle.com/fr/など、言語フォルダの使用があげられます。ドメインとフォルダの組合せを使用して、設計から本番システムにサイトを移動するための便利な方法を利用することもできます。

ドメイン・アドレスでは、サイト・マネージャまたはサイト管理者が追加のDNS構成を実行する必要があります。

次のトピックでは、サイト・アドレッシングの詳細を説明します。

7.2.1 サイトへのドメイン名のマッピング

ドメイン名とは、Webサイトを識別する一意の名前です。1つ以上のドメイン名でOracle Site Studio Webサイトを指定でき、サイトをインターネットに公開して使用できるようにする予定の場合、このように指定することがほとんどです。

これを行うには、ドメイン名を取得し、ネーム・サーバー上で構成してから、Oracle Site Studioを使用してこのドメイン名をサイトにマップします。このトピックでは、最後のステップであるドメイン名のマッピングについてのみ説明します。ドメイン名の構成については、適切なサードパーティに問い合せてください。

Oracle Site Studioでは、2つの場所でドメイン名をマップできます。

7.2.1.1 Designerを使用したドメイン名のマッピング

Oracle Site Studio Designerを使用してドメイン名をマップするには、次のタスクを実行します。

  1. 「ファイル」「サイト」「詳細」「サイト・アドレスの編集」を選択します。

    これにより、「サイト・アドレス」ダイアログ(図7-7)が開きます。詳細は、第A.5項「「サイト・アドレス」ダイアログ」を参照してください。

  2. ドメインを追加するには、新規サイト・アドレス・アイコン(図7-7)をクリックし、表示される領域に名前を入力します。

    図7-7 新規サイト・アドレス・アイコン

    新規サイト・アドレス・アイコン

    ドメイン名を入力する場合、プロトコル指定子(httpまたはhttps)を追加しないでください。ドメイン名のみを入力します。

  3. キーボードで[Enter]を押し、ドメインを追加します。

    ドメイン名をさらに追加するたびに、これらの手順を繰り返します。

  4. このドメイン名をOracle Site Studioで使用するデフォルトのドメイン名にするには、「デフォルトの設定」をクリックします。

  5. 既存のドメイン名を削除するには、そのドメイン名を選択して「削除」アイコン(図7-8)をクリックします。

    図7-8 「削除」アイコン

    「削除」アイコン
  6. 「OK」をクリックします。

7.2.1.2 「Webサイト・アドレスの管理」ページを使用したドメイン名のマッピング

「Webサイト・アドレスの管理」ページを使用してドメイン名をマップするには、次のタスクを実行します。

  1. コンテンツ・サーバーに管理者としてログオンし、「管理」をクリックします。

  2. Oracle Site Studioの管理をクリックして、Oracle Site Studioの管理ページを開きます。

  3. 「Webサイト・アドレスの管理」をクリックして、「Webサイト・アドレスの管理」ページを開きます。

  4. ドメインを追加するには、「Webサイト」メニューでWebサイトを選択します。

  5. 「アドレス」フィールドに、ドメイン名を入力します。

  6. 「追加」をクリックして、ドメイン名をWebサイトに追加します。

    ページがリフレッシュされ、アドレスのリストにWebサイト・アドレスが表示されます。

  7. このドメイン名をOracle Site Studioで使用されるデフォルトのドメイン名にするには、その名前の横にある「アクション」アイコン(図7-9)をクリックし、「デフォルト・アドレスとして選択」を選択します。

  8. 既存のドメイン名を削除するには、その名前の横にある「アクション」アイコン(図7-9)をクリックして、「サイト・アドレスの削除」を選択します。

    図7-9 「アクション」アイコン

    「アクション」アイコン

サイトには複数のドメイン名をマップできます。このようにすると、サイトに入るのに使用したドメイン名が何であれ、サイトを参照している間はずっとそのドメイン名がユーザーに対して表示されます。デフォルトとして指定したドメイン名は、サイトをプレビューしたり、コンテンツをリージョンに割り当てる際に、Oracle Site Studioによって使用されます。

7.2.2 サイト・アドレスに使用するパスの変更

ドメイン・ベースのアドレスを使用したサイトを開く場合、httpプロトコル(または、コンテンツ・サーバーの構成方法によってはhttps)が表示され、その後にドメイン名、セクション、Webページが続きます。次に例を示します。

http://www.mydomain.com/products/index.htm

フォルダ・ベースのアドレスを使用したサイトを開く場合、httpプロトコル(コンテンツ・サーバーの構成方法によってはhttps)が表示され、その後に(サイトをホストする)コンピュータの名前、WebサイトのID、セクション、ページ名が続きます。次に例を示します。

http://UserPC/mysite/products/index.htm

このパスに表示される名前を変更するには、サイトのプロパティ、セクションのプロパティおよびページ・テンプレートのプロパティを変更します。これらの値は、プロパティ・ペイン(図7-10)を使用して変更します。

図7-10 プロパティ・ペイン

プロパティ・ペイン

サイト・アドレスに使用するパス名を変更するには、次のタスクを実行します。

パス内の名前 URL内の値を変更する方法
パスベースのアドレス内のサーバー相対名を変更する手順 サイトIDの値をオーバーライドするには、サイト階層のルートにURLディレクトリ名を指定します。
  • サイト階層ペインを開きます。

  • サイトのルートをクリックします。

  • 「プロパティ」ペインを開きます。

  • 「URLディレクトリ名」に値を入力します。

セクションの名前を変更する手順
  • サイト階層ペインを開きます。
  • 変更するセクションをクリックします。

  • 「プロパティ」ペインを開きます。

  • 「URLディレクトリ名」に値を入力します。

プライマリ・ページの名前を変更する手順
  • サイト階層ペインを開きます。
  • 変更するページ・テンプレートをクリックします。

  • 「プロパティ」ペインを開きます。

  • 「URLページ名」に値を入力します。


セカンダリ・ページに使用される名前は、このページに表示されるコントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメントのコンテンツID (dDocName)です。必要に応じて、異なる値を指定できます。詳細は、Oracle Site Studioのテクニカル・リファレンスを参照してください。URLディレクトリ名を指定する場合、セクションのラベルは必要な回数だけ変更できますが、これによりURLに影響を与えることはありません。

7.3 プロジェクト・ファイル

Webサイトを作成すると、Oracle Site Studioによりプロジェクト・ファイルが作成され、コンテンツ・サーバーにチェックインされます。プロジェクト・ファイルには、サイト階層およびWebサイトに関する主要な情報が格納されています。Designerでサイト階層を開いたり編集するときは常に、プロジェクト・ファイルを編集することになります。

直接プロジェクト・ファイルを編集しませんが、実行する手順がプロジェクト・ファイルに影響を与える状況があります。

7.3.1 プロジェクト・ファイルに割り当てられるメタデータの指定

初めてWebサイトを作成する場合(第7.1.1項「新規サイト接続の作成」を参照)、Oracle Site Studioによりプロジェクト・ファイルが作成され、コンテンツ・サーバーにチェックインされます。他のコンテンツ・アイテムと同じように、このファイルに割り当てる必要があるメタデータ値があります。

コンテンツ・サーバーの「プロジェクトのデフォルト・ドキュメント情報の設定」ページを使用して、すべてのプロジェクト・ファイルに割り当てるメタデータを指定できます。

新規プロジェクト・ファイル用のメタデータを指定するには、次のタスクを実行します。

  1. コンテンツ・サーバーに管理者としてログオンし、「管理」をクリックします。

  2. Oracle Site Studioの管理をクリックして、Oracle Site Studioの管理ページを開きます。

  3. 「プロジェクトのデフォルト・ドキュメント情報の設定」をクリックして、「プロジェクトのデフォルト・ドキュメント情報の設定」ページを開きます。

  4. Oracle Site Studioプロジェクト・ファイルに使用するメタデータを選択します。

  5. 「更新」をクリックします。

7.3.2 Designerでのプロジェクト・ステータスの表示

Designerで作業している場合、右下隅にプロジェクト・ステータス・アイコンが表示されます。このアイコンにより、コンテンツ・サーバー上のプロジェクト・ファイルに接続されているかどうか、サイト階層とプロジェクト・ファイルが相互に同期化されているかどうかがわかります。

次に、Designerのプロジェクト・ステータス領域に表示される可能性のある各アイコンのサマリーを示します。

アイコン 定義
緑のチェックのプロジェクト・ステータス・アイコン
サイト階層は、コンテンツ・サーバー上のプロジェクト・ファイルと一致しています。
循環する赤い矢印のプロジェクト・ステータス・アイコン
サイト階層は、コンテンツ・サーバー上のプロジェクト・ファイルと一致していません。サイト階層をリフレッシュする必要があります。
疑問符プロジェクト・ステータス・アイコン
最新のステータスを判別できません。コンテンツ・サーバーが停止しているか、またはネットワーク接続が切断されています。これを解決するには、ネットワーク接続またはコンテンツ・サーバーを実行中のシステムをトラブルシューティングします。
赤いXのプロジェクト・ステータス・アイコン
DesignerがWebサイトに接続されていません。これを解決するには、Webサイトに再接続します(第7.1項「サイト接続」を参照)。

7.3.3 プロジェクト・ファイルへの変更のコミット

Designer内のサイト階層に対して行った変更は、コンテンツ・サーバー上のプロジェクト・ファイルのコンテンツに影響を与えます。Oracle Site Studioでは、プロジェクト・ファイルのリビジョンが10分ごとに自動的にチェックインされます。このスケジュール時間より早くプロジェクト・ファイルへの変更内容をコミットする手順は、次のとおりです。

プロジェクト・ファイルに対してサイト階層の変更内容をコミットするには、次のタスクを実行します。

  1. Designerで、「ファイル」「サイト」「詳細」「プロジェクト変更のコミット」を選択します。

  2. 確認メッセージには「OK」をクリックします。


    注意:

    Oracle Site Studioによるプロジェクト・ファイルの管理方法では、コンテンツ・サーバーとの接続が切断されたり、サーバーが一時的に停止したとしても、サイト階層の変更内容を失う心配はありません。

7.3.4 プロジェクト・ファイルの「コンテンツ情報」ページの表示

Designerから、プロジェクト・ファイルのコンテンツ情報ページをいつでも表示できます。コンテンツ情報ページの表示は、コンテンツ・サーバー内のプロジェクト・ファイルの詳細を確認したり、そのメタデータを更新したり、ファイルをダウンロードする必要がある場合に役立ちます。

プロジェクト・ファイルのコンテンツ情報ページを表示するには、Designerで「ファイル」「サイト」「詳細」「プロジェクトDOC_INFOの表示」を選択します。

これにより、コンテンツ・サーバー内のプロジェクト・ファイルの「コンテンツ情報」ページが開きます。

7.4 Webサイトの開始および停止

Webサーバー上でWebサイトを開始および停止するのと類似した方法で、Oracle Site StudioでWebサイトを開始および停止できます。たとえば、これにより、サイトをトラブルシューティングしたり、グローバル更新後にサイトを再起動したり、コンテンツが表示またはダウンロードされないようにすることができます。

サイトを停止する前に、サイトが停止した場合にサイトのかわりに開く一時的なページを作成する必要があります。これにより、ユーザーはサイトがアクセス不可である理由がわかります。

次のいずれかを実行できます。

7.4.1 Webサイトの停止

Webサイトを停止するには、次のタスクを実行します。

  1. Oracle Site Studioの管理ページを開きます。

  2. 「Webサイトの管理」をクリックして「Webサイトの管理」ページを開きます。

  3. Webサイトをハイライトして、「Webサイトの停止」をクリックします。

  4. サイト上で必要な管理タスクの実行を完了した後、「Webサイトの管理」ページに戻り、サイトをハイライトして「Webサイトの開始」をクリックします。

7.4.2 停止したサイト用の一時的なページの構成

サイトが停止した場合の一時的なページを構成するには、次のタスクを実行します。

  1. サイトが一時的に停止していることを示すWebページを作成し、このファイルをコンテンツ・サーバーにチェックインします。

  2. Designerで、サイト階層ペインのサイトまたはセクションをハイライトします。

  3. 「プロパティ」ペインを開きます。

  4. 「停止サイト・ページ」の横にある「追加情報」アイコン(図7-11)をクリックし、サイトが停止したときに使用するWebページを参照します。

図7-11 「追加情報」アイコン

「追加情報」アイコン