ヒント:
WebDAVコンポーネントの操作に関するエラー・メッセージと詳細は、コンテンツ・サーバーのログを参照してください。
この章のトピックは、次のとおりです:
Office 2000アプリケーションの使用時にWebDAVサーバーにあるドキュメントを開くと、内容が空(0バイト)であると表示されます。
この問題は、Microsoft Internet Explorerのインターネット一時ファイルの設定の組合せに起因している可能性があります。WebDAVファイルはコンテンツ・サーバーに存在していますが、特定の設定を伴うクライアント・コンピュータでは正しく開けません。
クライアント・コンピュータがWebDAVフォルダに接続されません。
次のいずれかの操作を行います。
HTTPサーバー/WebDAVサーバーにプロキシ・サーバー・インスタンスを使用しないようにクライアント・コンピュータを構成します。このためには、Internet Explorerで「ツール」→「インターネット オプション」を選択します。「接続」→「LANの設定」→「詳細設定」→「例外」を選択します。WebDAVサーバーのIPアドレス/ホスト名を指定します。
プロキシ・サーバーの構成を変更して、WebDAVメソッド(WebDAV固有のHTTP/1.1拡張機能)が標準のGET、POSTおよびその他のHTTP/1.1メソッドとともに通過できるようにします。詳細は、ご使用のプロキシ・サーバーのドキュメントを参照してください。
Windows VistaでWebDAVが正しく機能するには、Service Pack 2が必要です。
Windows XP、Vistaおよび7の一部のバージョンは、HTTP経由またはHTTP基本認証を使用して実行しているWebDAVサーバーに接続されません。解決するには、レジストリ・エントリを設定する必要があります。詳細は、http://support.microsoft.com/kb/841215
を参照してください。
Windows 7でネットワーク・ドライブをマッピングすると、Windowsでは、ログイン・セッションで失敗となったすべての試行が記憶され、ホストへの1回の接続が失敗すると、その後は接続が再試行されません。このことは、Internet Explorerでブラウザ・キャッシュを消去し、WebDAV URLを変更している場合でも同じです。この問題を回避するには、Windows 7を再起動してから、WebDAV経由でそのホストへの接続を再試行してください。
デフォルトでは、Office 2010では、非SSL接続での、Basic認証を使用するWebDAV経由のドキュメントは開かれません。解決するには、レジストリ・エントリを設定する必要があります。詳細は、http://support.microsoft.com/kb/2123563
を参照してください。
ファイル名にダブルバイト文字を使用したファイルをチェックインできません。
西ヨーロッパ言語のオペレーティング・システムでコンテンツ・サーバーを実行している場合、Microsoft WebDAVクライアントは、ファイル名にダブルバイト文字を使用したファイルを処理できないことがあります。
フォルダ名に番号記号(#)を使用すると、エラーが発生したり、番号記号(#)の前でフォルダ名が切り捨てられます。ファイル名に番号記号(#)を使用するとエラーが発生します。
フォルダ・コンポーネントをインストールした後、ExtranetLookコンポーネントが機能しません。
WebDAVコンポーネントでは、CookieベースのログインにCookieLoginPlugin.dllが使用されます。WebDAVを使用してMS Wordでドキュメントを開くと、Cookieによって追加のログイン・プロンプトが排除されます。大部分のユーザーはフォームベースのログインを望まないため、通常、コンポーネントでは、Webページでのフォームベースのログインがdllによって実行されないようになっています。ただし、ユーザーが希望する場合は、次の手順に従ってフォームベースのログインを実行できます。
コンテンツ・アイテムをフォルダにドラッグ・アンド・ドロップすると、コンテンツ・アイテムが予期したとおり、自動的にワークフローに入りました。ただし、このコンテンツ・アイテムはワークフローの自動コントリビューション・ステップ内でスタックしているように見えます。このコンテンツ・アイテムを承認する唯一の方法は、選択した「リビジョン編集の終了」オプションでコンテンツ・アイテムをチェックアウトし、再度チェックインすることであり、これによって、そのコンテンツ・アイテムはワークフローの最初のステップに移動します。
WebDAVインタフェースを介してコンテンツ・アイテムをコントリビュートするときのデフォルトのワークフロー動作が変更されました。Foldersリビジョン91以上では、フォルダにコントリビュートしたとき、コンテンツ・アイテムは、従来のデフォルトであったワークフローの最初のステップではなく、コントリビューション・ステップでワークフローに入ります。これは、Site Studioのプレビュー・モードをサポートするための変更ですが、その結果、コンテンツ・アイテムはワークフローを正しく進まなくなり、Site Studioインタフェースを使用した承認が可能になりました。ただし、Site Studioを使用していない場合、これは望ましい動作ではありません。
Site Studio Webサイトへのコントリビュートに使用しているフォルダからドキュメントを削除しても、削除したドキュメントはWebサイトの動的リストに引き続き表示されます。
Foldersコンポーネントのインストール時にごみ箱機能の有効化を選択すると、ごみ箱が作成され、各フォルダから削除されたコンテンツがすべて格納されます。Site Studioには副作用があり、WebDAVフォルダから削除されたドキュメントが引き続きSite Studioの動的リスト(目次など)および問合せに表示されます。Site Studio Webサイトのすべての動的リストおよび問合せからドキュメントを消去するには、ドキュメントをごみ箱から明示的に削除します。
WebDAVクライアントを使用してドラッグ・アンド・ドロップを試行しても、ファイルが作成されないか、0バイトのファイルが作成されます。アクションが正常に完了していないのに、エラー・メッセージが表示されません。WebDAVクライアントを使用したファイルのコピー・アンド・ペーストは機能します。
ドラッグ・アンド・ドロップの問題を回避または解決するには:
ドラッグ・アンド・ドロップが機能しない状況では、コピー・アンド・ペーストを使用してコンテンツを追加します。
次のURLにあるMicrosoftナレッジ・ベース記事の説明に従って、Windows dllファイルをアップグレードします:
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;288440
Webフォルダへのショートカットを作成し、そのショートカットを使用してWebフォルダを開いた場合、Webフォルダにはフォルダ・コンテンツに対する最新の変更が表示されません。