この章では、Inbound Refineryのトラブルシューティング方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
Inbound Refineryでは、Oracle Outside In PDF Export (Inbound Refineryに付属)を使用してネイティブ・ファイルをPDFに直接エクスポートするか、サード・パーティ・アプリケーションを使用してネイティブ・ファイルをPostScriptに印刷し、その後サード・パーティのPDF Distillerエンジンを使用してPostScriptファイルをPDFに変換することにより、ネイティブ・ファイルをPDFに変換できます。PDF変換を行うには、次のコンポーネントをInbound Refineryサーバーにインストールして有効にする必要があります。
この項では、次の項目について説明します。
PDF変換に関する問題の大半は、次のいずれかのカテゴリに分類されます。
コンテンツ・サーバーへのファイルのチェックイン時にPDFが生成されない。
PDFは生成されるが、出力に問題がある。
PDF変換の問題のトラブルシューティング時には、問題が特定の1つのファイルにのみ関連しているのか、そのタイプのすべてのファイルに関連しているのか、またはすべてのファイルに関連しているのかを、まず特定する必要があります。たとえば、Microsoft ExcelドキュメントのPDFへの変換時に問題が起きる場合、別のMicrosoft Excelドキュメント(できればより小さくて単純なファイル)をチェックインしてみます。問題が特定のファイルでのみ発生する場合は、ファイルの破損、ファイルの設定、フォーマットなど、問題はそのファイル内の何かに関連している可能性が高いでしょう。
コンテンツ・サーバーへのファイルのチェックイン時にPDFが生成されない場合は、次の基本的なトラブルシューティングを実行します。
Inbound Refineryとエージェントのログを調べ、変換処理のどのステップ(PostScriptへの印刷、PostScriptからPDFへの変換など)が失敗しているかを特定します。Inbound Refineryとエージェントのログの表示およびエージェントの詳細ロギングの有効化の詳細は、「Inbound Refineryの構成」を参照してください。
ファイルが変換中にタイムアウトする場合は、まず同じタイプの、より小さくて単純な別のファイルをチェックインしてみます。複数のファイルがタイムアウトする場合は、タイムアウト値を調整してから、ファイルを変換用に再送信します。タイムアウト値の構成の詳細は、「Inbound Refineryの構成」を参照してください。
ファイルがPostScriptに印刷されない場合は、ファイルを手動でPostScriptに印刷してみます。PostScriptへの出力エラーの大半は、次の原因に関連しています。
IDC PDF Converter PostScriptプリンタがインストールされていない。
IDC PDF Converter PostScriptプリンタが正しく命名または設定されていない。
ファイルがPostScriptに正常に出力されるがPDFに変換されない場合は、またまず同じタイプの、より小さくて単純な別のファイルをチェックインしてみます。問題が特定のファイルに固有でない場合、またはファイル内で変換の失敗の原因となっている問題を特定できない場合は、問題は使用しているDistillerエンジンに関連している可能性が高いでしょう。
次の原因により、コンテンツ・アイテムが正しく変換されない、またはまったく変換されないことがあります。
ドキュメント内の情報がドキュメントの印刷範囲外にある: ドキュメントの作成に使用されたネイティブ・アプリケーションおよびシステムの設定方法によっては、ドキュメントはPostScriptファイルに印刷されて、その後そのPostScriptファイルがPDFに変換されます。したがって、ドキュメントの印刷範囲外にあるドキュメントの情報は、生成されるPDFには含まれません。
Inbound Refineryが変換エンジンに適していないファイルを変換しようとしている: たとえば、Microsoft Word以外のアプリケーションで作成されたファイルの拡張子がdocである場合、ドキュメントはMicrosoft Wordで開かれますが、これは正しくありません。したがって、変換は失敗します。
変換に使用されるサード・パーティ・アプリケーションが起動ダイアログ、ヒント・ウィザード、更新通知など、ユーザーによる操作を必要とする項目とともに起動する: これにより、Inbound Refineryはファイルを正しく処理および変換できず、変換はタイムアウトします。サード・パーティ・アプリケーションを変換目的で使用する前に、このような機能はすべてオフにしてください。
Inbound RefineryのJava仮想マシン(JVM)がフリーズしている: これは通常、無効なファイル形式を変換しようとした場合に発生します。通常は、Inbound Refineryを再起動するとこの問題は解決します。
Inbound Refineryにファイルを処理するために十分な時間がなかった: これは、リポジトリ・マネージャで変換ステータスPassThruをフィルタすることにより検出できます。Inbound Refineryとエージェントのログ・ファイルも確認してください。この問題が今後発生することを防ぐには、Inbound Refineryの管理インタフェースの「タイムアウトの設定」ページで、適切な変換ファクタの値を増やします。
コンテンツ・アイテムは正しく変換されたが、生成されたPDFファイルをAdobe AcrobatまたはAcrobat Readerで表示できない :古いバージョンのAcrobatを使用している可能性があります。生成されたすべてのPDFファイルを正しく表示するには、Adobe AcrobatまたはAdobe Acrobat Readerの最新バージョンを使用する必要があります。
Microsoft Officeファイルおよびそのファイル内のリンクが正しく変換されない:リンクの書式が正しくないか、Inbound Refineryでサポートされていない可能性があります。
PDF変換時のInbound Refineryの設定と実行に関する問題の症状は次のとおりです。
Inbound Refineryがインストールされていますが、ファイルがまったく変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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コンテンツ・サーバーでファイル・タイプに対してファイル形式および変換方法が設定されていません。 |
コンテンツ・サーバーで「ファイル形式ウィザード」または「構成マネージャ」を使用して、PDF変換のためのファイル形式および変換方法を設定します。詳細は、「Inbound Refineryの構成」を参照してください |
ローカル・プリンタのリストにIDC PDF Converterプリンタが表示されず、ドキュメントはGENWWWのままとなります。サーバーを再起動しても問題は解決しません。
考えられる原因 | 解決策 |
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Print Spoolerサービスが実行されていない可能性があります。 |
このサービスは、IDC PDF Converterプリンタを含む、インストールされているすべてのプリンタを使用可能にします。Windowsの「サービス」コンソール(「コントロール パネル」→「管理ツール」→「サービス」を選択してアクセス)にチェックインして、このサービスが実行されており、自動的に開始されるように設定されていることを確認します。 サービスが実行されていないと、Inbound RefineryはIDC PDF Converterプリンタを検出して使用することができず、ドキュメントはGENWWWのままとなります。Print Spoolerサービスのスタートアップの種類が「自動」に設定されていると、このサービスはコンピュータが起動されるたびに開始されます。 Print Spoolerサービスの開始後、リポジトリ・マネージャを使用して、GENWWWのままとなっているドキュメントを再送信します。その他の変換の問題がなければ、システムはドキュメントをPDFに変換できるようになるはずです。 |
Inbound RefineryでいずれのファイルもPDFに変換されず、次のエラー・メッセージがInbound Refineryのログに記録されます。
変換できません。プリンタ'IDC PDF Converter Printer'がインストールされていません。
考えられる原因 | 解決策 |
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IDC PDF Converterプリンタがインストールされていません。 |
IDC PDF Converterプリンタをインストールします。 |
Inbound RefineryでいずれのファイルもPDFに変換されず、次のエラーがInbound Refineryのログに記録されます。
変換エンジンにエラーが発生したため、ステップMSOfficeToPostscriptでは変換エラーが強制的に通過しました: 変換できません。プリンタ'IDC PDF Converter'による'c:/temp/idcoutput.ps'への出力はありません。
考えられる原因 | 解決策 |
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IDC PDF Converterプリンタが正しいポートに出力していません。 |
IDC PDF Converterプリンタが正しいポートに出力するように設定されている必要があります。デフォルト・ポートは デフォルト・ポートを変更するには、リファイナリの |
Inbound Refineryの変換がタイムアウトを繰り返します。
考えられる原因 | 解決策 |
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ファイルがパスワードで保護されています。 |
パスワードで保護されたファイルでは変換中にダイアログ・ウィンドウが表示され、ダイアログが手動で消去されないと変換はタイムアウトします。ファイルをチェックインする前に、パスワード保護を解除してください。 |
タイムアウト設定が短すぎます。 |
タイムアウト設定を調整します。タイムアウト値の構成の詳細は、「Inbound Refineryの構成」を参照してください |
Microsoft Wordファイルが変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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自動スペル・チェックと文章校正が原因で変換がタイムアウトしています。 |
スペル・チェックと文章校正を自動的に行うExcelのオプションをオフにします。 |
Wordを使用しており、セキュリティ・レベルが高すぎることが原因で変換がタイムアウトしています。 |
マクロを含むファイルを開くときにマクロの有効化/無効化を確認するプロンプトが表示されないように、Wordのセキュリティ・レベルを「低」に設定します。 |
Word 2003を使用しており、カスタマ・エクスペリエンス向上プログラムが原因で変換がタイムアウトしています。 |
「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「オンライン」カテゴリで「Microsoft Online のコンテンツとリンクを表示する」の選択を解除し、また「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「カスタマ フィードバック」カテゴリで「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」の選択を解除します。 |
注意:
Microsoft Wordファイルの変換の詳細は、「Microsoft OfficeファイルのPDFへの変換」を参照してください。
Microsoft Excelファイルが変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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自動計算が原因で変換がタイムアウトしています。 |
計算を自動的に行うExcelのオプションをオフにします。 |
自動スペル・チェックと文章校正が原因で変換がタイムアウトしています。 |
スペル・チェックと文章校正を自動的に行うExcelのオプションをオフにします。 |
Excelを使用しており、セキュリティ・レベルが高すぎることが原因で変換がタイムアウトしています。 |
マクロを含むファイルを開くときにマクロの有効化/無効化を確認するプロンプトが表示されないように、Excelのセキュリティ・レベルを「低」に設定します。 |
Excelを使用しており、カスタマ・エクスペリエンス向上プログラムが原因で変換がタイムアウトしています。 |
「ツール」→「オプション」→「全般」 タブの「オンライン」カテゴリで「Microsoft Office Online のコンテンツとリンクを表示する」の選択を解除し、また「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「カスタマ フィードバック」カテゴリで「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」の選択を解除します。 |
注意:
Microsoft Excelファイルの変換の詳細は、「Microsoft OfficeファイルのPDFへの変換」を参照してください。
Microsoft PowerPointファイルが変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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自動スペル・チェックと文章校正が原因で変換がタイムアウトしています。 |
スペル・チェックと文章校正を自動的に行うPowerPointのオプションをオフにします。 |
PowerPointを使用しており、セキュリティ・レベルが高すぎることが原因で変換がタイムアウトしています。 |
マクロを含むファイルを開くときにマクロの有効化/無効化を確認するプロンプトが表示されないように、PowerPointのセキュリティ・レベルを「低」に設定します。 |
PowerPointを使用しており、カスタマ・エクスペリエンス向上プログラムが原因で変換がタイムアウトしています。 |
「ツール」→「オプション」→「全般」 タブの「オンライン」カテゴリで「Microsoft Office Online のコンテンツとリンクを表示する」の選択を解除し、また「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「カスタマ フィードバック」カテゴリで「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」の選択を解除します。 |
注意:
Microsoft PowerPointファイルの変換の詳細は、「Microsoft OfficeファイルのPDFへの変換」を参照してください。
Microsoft Visioファイルが変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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Visioを使用しており、カスタマ・エクスペリエンス向上プログラムが原因で変換がタイムアウトしています。 |
「ツール」→「オプション」→「全般」 タブの「オンライン」カテゴリで「Microsoft Office Online のコンテンツとリンクを表示する」の選択を解除し、また「ツール」→「オプション」→「全般」タブの「カスタマ フィードバック」カテゴリで「カスタマ エクスペリエンス向上プログラム」の選択を解除します。 |
注意:
Microsoft Visioファイルの変換の詳細は、「Microsoft OfficeファイルのPDFへの変換」を参照してください。
FrameMakerファイルが変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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ファイルが構造化FrameMakerファイルです。 |
構造化FrameMakerファイルは、高い確率で変換に失敗します。構造化FrameMakerファイルを開くとダイアログ・ボックスが表示され、ダイアログ・ボックスを手動で閉じないかぎり変換はタイムアウトします。 |
Inbound Refineryで生成されたPDFファイルの表示に関する問題の症状は次のとおりです。
Microsoft Internet ExplorerでPDFを開こうとすると、空のPDFファイルが表示されます。
考えられる原因 | 解決策(参照先) |
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埋込み先編集をサポートしていない、Adobe Acrobat Readerの古いバージョンが使用されています。 |
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低速な接続を使用しているか、サーバーの負荷が高いか、非常に大きいPDFファイルです。 |
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ActiveXコントロールが破損しています。Adobe Acrobat Reader 4がInternet Explorerで埋込み先編集を使用するためには、 |
WebブラウザでPDFファイルを開こうとすると、次のエラー・メッセージが表示されます。
「...File does not begin with '%PDF-'」
考えられる原因 | 解決策(参照先) |
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PDFファイルの拡張子が |
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PDFファイルの拡張子が |
Inbound Refineryで生成されたPDFファイルをWebブラウザで表示しようとしても、PDFファイルがブラウザ・ウィンドウ内で開きません。
考えられる原因 | 解決策 |
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Adobe Acrobat ReaderまたはAcrobatの設定 |
Acrobat ReaderまたはAcrobatの「Preferences」で、「Web Browser Integration」/「Display PDF in Browser」が設定されていることを確認します。実際の設定は、使用しているAcrobat ReaderまたはAcrobatのバージョンによって異なります。 |
PDFを印刷しようとすると、ドキュメントは印刷されず、次のメッセージが表示されます。「Could not start print job」
考えられる原因 | 解決策 |
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Adobe Acrobat 6.0をインストールしています。Adobe Acrobat 6.0では、ファイル名とURLが256文字を超える場合、PDFを印刷できません。ワークフローやサブスクリプション電子メール通知内のURLは256文字を超えることが頻繁にあります。 |
Adobe社はAdobe Acrobat 6.0.1でこの問題を修正しています。この問題を解決するには、Adobe Acrobat 6.0.1以上をダウンロードしてインストールしてください。 |
PDFファイルの表示時に、ページ・サムネイル(PDFファイル内のページのサムネイル)が正しく表示されません。画質が悪いか、グレーの長方形として表示されるか、またはまったく表示されない場合があります。
考えられる原因 | 解決策 |
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Adobe Acrobat Reader 5または6を使用しており、PDFファイルはWebサーバーからバイト・サービングされています。 Acrobat 5から、作成元のアプリケーションでPDFにページ・サムネイルを埋め込むか、表示アプリケーションでレンダリングされたページから動的にサムネイルを作成できるようになりました。 サムネイルがAcrobat Readerで動的に生成される場合、PDFはWebサーバーからバイト・サービングされ、ページ・サムネイルはPDFには埋め込まれません。Readerの一部のバージョンでは、ページ・サムネイルを正しくレンダリングできない場合があります。これは、特定のページの完全なイメージ・データはWebサーバー上にあり、クライアントがサムネイル・イメージのレンダリングに使用できないためです。 また、Acrobat Readerの一部のバージョンでは、Webサーバーからバイト・サービングされるPDFに対するページ・サムネイルが表示されないことがあります。 |
考えられる解決策は次のとおりです。 Acrobat Reader 7以上を使用します。この問題は、Acrobat Reader 7では修正されているようです。 PDFを作成するアプリケーション(使用しているPostScriptからPDFへの変換用のDistillerエンジンまたはその他のサード・パーティ・アプリケーション)で、ページ・サムネイルを埋め込むように構成します。 Webサーバー上でPDFファイルのバイト・サービングを無効にします。 |
この項では、TIFF変換の実行時に発生する問題に関して、次の内容について説明します。
次の表は、Inbound Refineryのインストール時に一般的に見られる問題、考えられる原因および解決策を示しています。
問題 | 考えられる原因 | 解決策 |
---|---|---|
TIFF Converterコンポーネントのインストール後にリファイナリまたはコンテンツ・サーバーが起動しない。 |
コンテンツ・サーバーまたはリファイナリ上に間違ったコンポーネントがインストールされています。 |
コンポーネントをアンインストールし、正しい場所にコンポーネントを再インストールします。 |
次の表は、一般的なInbound Refineryの変換の問題、考えられる原因および解決策を示しています。
問題 | 考えられる原因 | 解決策 |
---|---|---|
TIFFファイルが変換されない(ネイティブ・フォーマットで通過させられる)。 |
コンテンツ・サーバーでInbound Refineryに対してファイル形式および変換方法が正しく設定されていません。 |
Inbound Refineryに対してファイル形式および変換方法を設定します。詳細は、「Tiff変換の管理」を参照してください。 |
TIFFファイルが変換されない(ネイティブ・フォーマットで通過させられる)。 |
変換に時間がかかりすぎているため、Inbound Refineryがタイムアウトしています。 |
Inbound Refineryのタイムアウト設定を変更します。詳細は、「タイムアウト設定の変更」を参照してください。 |
TIFFファイルが変換されない(ネイティブ・フォーマットで通過させられる)。 |
Inbound RefineryがCVista PdfCompressorを起動できません。 |
PdfCompressorのパスが正しいことを確認します。詳細は、「CVista PdfCompressorのOCR言語の構成」を参照してください。 |
ZIPされたTIFFファイルがチェックイン時にInbound Refineryによって処理されない。 |
コンテンツ・サーバーでInbound Refineryに対してファイル形式および変換方法が正しく設定されていません。 |
zipファイルの処理方法を変更します。詳細は、「タイムアウト設定の変更」を参照してください。 |
コンテンツ・サーバーの構成マネージャでTIFF Conversion変換方法を選択できない。 |
TiffConverterSupportコンポーネントがアップロードされて有効になっていません。 |
コンポーネント・ウィザードまたはコンポーネント・マネージャを使用して、TiffConverterSupportコンポーネントをアップロードして有効にします。このコンポーネントはInbound Refineryの配布媒体に含まれています。 |
コンテンツ・サーバーの構成マネージャでTIFF Conversion変換方法を選択できない。 |
TiffConverterSupportコンポーネントは有効になっていますが、コンテンツ・サーバーが再起動されていません。 |
コンテンツ・サーバーを再起動します。 |
次の表は、CVISION CVista PdfCompressorの使用時に一般的に見られる変換の問題、考えられる原因および解決策を示しています。
問題 | 考えられる原因 | 解決策 |
---|---|---|
Inbound RefineryがCVista PdfCompressorを起動できません。 |
CVista PdfCompress.exeへのパスが間違っています。 |
PdfCompressorのパスが正しいことを確認します。詳細は、「CVista PdfCompressorのOCR言語の構成」を参照してください。 |
CVista PdfCompressorのユーザー・インタフェースを使用して変換設定を変更したが、TIFFファイルの処理方法が変わらない。 |
CVista PdfCompressorのユーザー・インタフェースで行った変更は、Inbound Refineryによってコールされた場合にCVista PdfCompressorがどのように機能するかには影響しません。 |
Inbound Refineryのユーザー・インタフェースを使用して、CVista PdfCompressorの構成設定を変更します。詳細は、「CVista PdfCompressorのOCR言語の構成」を参照してください。 |
CVista PdfCompressorが英語のテキストに対してのみOCRを実行する。 |
デフォルトでは、CVista PdfCompressorは英語のOCR辞書のみを使用します。その他のOCR言語は設定する必要があります。 |
CVista PdfCompressorに対して複数のOCR言語を設定します。詳細は、「CVista PdfCompressorのOCR言語の構成」を参照してください。 |
次の表は、Inbound Refineryで生成されたPDFファイルのサムネイルの作成および表示時に一般的に見られる問題、考えられる原因および解決策を示しています。
問題 | 考えられる原因 | 解決策 |
---|---|---|
Inbound Refineryで生成されたPDFファイルに対してサムネイルが作成されない。 |
Inbound Refineryでサムネイルの作成が有効になっていません。 |
Inbound Refineryでサムネイルの作成を有効にします。 |
Inbound Refineryで生成されたPDFファイルをAdobe Acrobat Readerで表示する際、画面上に線やその他のアーティファクトが表示される。 |
Acrobat Reader 4を使用してファイルを表示しています。 |
Inbound Refineryで生成されたPDFファイルの表示には、最良の結果を得るには、Adobe Acrobat Reader 6.0.1以上を使用してください。 |
XMLの変換時に発生する可能性がある問題として、2つの領域が特定されています。
Inbound Refineryのインストール後に、コンテンツ・サーバーまたはリファイナリのインスタンスが起動しないか、正しく機能しません。
考えられる原因 | 解決策 |
---|---|
XMLConverterコンポーネントがコンテンツ・サーバーにインストールされているか、XMLConverterSupportコンポーネントがリファイナリにインストールされています。 |
XMLConverterコンポーネントはリファイナリにインストールし、XMLConverterSupportコンポーネントはコンテンツ・サーバーにインストールする必要があります。 間違ったコンポーネントをインストールした場合は、次の手順を実行します。
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XML Converterがインストールされていますが、ファイルがまったく変換されません。
考えられる原因 | 解決策 |
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コンテンツ・サーバーでファイル・タイプに対してファイル形式および変換方法が設定されていません。 |
コンテンツ・サーバーで「ファイル形式ウィザード」または「構成マネージャ」を使用して、XML変換のためのファイル形式および変換方法を設定します。詳細は、「コンテンツ・サーバーでのリファイナリへのジョブ送信の構成」を参照してください。 |
リファイナリが変換を承認するように構成されていません。 |
変換を承認するようにリファイナリを構成します。詳細は、「承認される変換の設定」を参照してください。 |
リファイナリがプライマリWeb表示可能レンディションまたは追加のレンディションとしてXMLファイルを作成するように構成されていません。 |
詳細は、「プライマリWeb表示可能レンディションとしてのXMLファイルの設定」 および「追加のレンディションとしてのXMLファイルの設定」を参照してください。 |