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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
12c (12.2.1.2.0)
E82737-01
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12 レイアウト・コンポーネントの使用

この章では、ページ・インフラストラクチャをサポートするものの、リソース・カタログでは使用できないレイアウト・コンポーネントのタイプについて説明します。

この章の内容は次のとおりです。

権限

この章のタスクを実行するには、ポータル・マネージャであるか、ポータル・レベルの権限Basic Services: Edit Page Access, Structure, and Content (標準権限)を持つ、またはPage Templates, Task Flow Styles (アドバンスト権限)などのアセットを編集する権限を持つポータル・メンバーである必要があります。

権限の詳細は、「ポータルのロールと権限について」を参照してください。

12.1 レイアウト・コンポーネントについて

一部のページ・レイアウト・コンポーネントは、リソース・カタログでの使用のために公開されていません。それらは、「構造」ビューのページ・エディタでページ・テンプレート、システム・ページまたはタスク・フローを編集する際に構成できます(図12-1)。詳細は、「「構造」ビューについて」を参照してください。

図12-1 ページ編集モードの「構造」ビュー

図12-1の説明が続きます
「図12-1 ページ編集モードの「構造」ビュー」の説明

表12-1は、ページ・エディタの「構造」ビューに表示される可能性があるレイアウト・コンポーネントをリストして説明しています。

表12-1 レイアウト・コンポーネント

レイアウト・コンポーネント 説明

gridCell

panelGridLayoutコンポーネントでgridRowコンポーネントごとに、1つ以上のgridCellコンポーネントを使用して、グリッド・レイアウト構造の該当する行の列のセルを記述します。セルごとに、幅、余白、列スパン、行スパン、水平位置および垂直位置が定義されます。詳細は、「gridCellコンポーネントの使用」を参照してください。

gridRow

panelGridLayoutコンポーネントでは、1つ以上のgridRowコンポーネントにより、グリッド・レイアウト構造の行を記述します。行ごとに、高さと余白が定義されます。詳細は、「gridRowコンポーネントの使用」を参照してください。

panelGridLayout

一連の子コンポーネントを垂直方向または水平方向(折返しなし)に配置するか、あるいは連続して(折返しあり)配置できます。Layoutプロパティにより、子コンポーネントの配置を決定します。詳細は、「panelGridLayoutコンポーネントの使用」を参照してください。

panelGridLayout

一連の子コンポーネントを垂直方向または水平方向(折返しなし)に配置するか、あるいは連続して(折返しあり)配置できます。Layoutプロパティにより、子コンポーネントの配置を決定します。詳細は、「panelGridLayoutコンポーネントの使用」を参照してください。

panelGroupLayout

一連の子コンポーネントを垂直方向または水平方向(折返しなし)に配置するか、あるいは連続して(折返しあり)配置できます。Layoutプロパティにより、子コンポーネントの配置を決定します。詳細は、「panelGroupLayoutコンポーネントの使用」を参照してください。

panelStretchLayout

ページの定義された領域にコンテンツを配置できます。ブラウザのサイズ変更時にコンテンツをストレッチできるようにする場合に役に立ちます。panelStretchLayoutコンポーネントの例には、ストレッチ・タスク・フロー・スタイルを使用するタスク・フローがあります(「タスク・フローの作成」を参照)。詳細は、「panelStretchLayoutコンポーネントの使用」を参照してください。

panelTabbed

タブ・セットの親コンポーネントです。詳細は、「panelTabbedコンポーネントの使用」を参照してください。

showDetailFrame

ユーザーによる一部の操作の実行を可能にするアイコンを含む子コンポーネントおよびヘッダーの周囲に枠線、すなわちクロムをレンダリングします。これらには、コンポーネントをそのコンテンツとともにページの新しい場所に移動するオプションの付いたメニュー・アイコンが含まれます。showDetailFrameコンポーネントは、ページのpanelCustomizableコンポーネント間でドラッグ・アンド・ドロップできます。showDetailFrameは、その移動を可能にするためには、panelCustomizableコンポーネント内に含める必要があることに注意してください。

詳細は、「showDetailFrameコンポーネントの使用」を参照してください。

sidebarItem

タブ・セット(panelTabbed)の子コンポーネントです。詳細は、「sidebarItemコンポーネントの使用」を参照してください。

spacer

ページに空きスペースを組み込むことによって、すべてのコンポーネントが互いにすぐ隣やすぐ下に表示される場合より、すっきりとページを表示できます。詳細は、「spacerコンポーネントの使用」を参照してください。

12.2 gridCellコンポーネントの使用

この項では、gridCellコンポーネントの概要を示し、その関連プロパティをリストして説明します。次のサブセクションが含まれます:

12.2.1 gridCellコンポーネントについて

ページ・エディタの「構造」ビューでページ・テンプレート、システム・ページまたはタスク・フローにgridRowコンポーネントを追加するには、「「構造」ビューでのコンポーネントの追加」を参照してください。

gridRowコンポーネントごとに、1つ以上のgridCellコンポーネントを使用して、グリッド・レイアウト構造の該当する行の列のセルを記述します。セルごとに、幅、余白、列スパン、行スパン、水平位置および垂直位置が定義されます。

12.2.2 gridCellコンポーネント・プロパティの設定

gridCellコンポーネントのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. コンポーネントの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます(「「構造」ビューでのコンポーネント・プロパティの設定」を参照)。
  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの各タブで、必要に応じてプロパティを入力します。
    • 「表示オプション」プロパティの詳細は、「gridCellコンポーネントの表示オプション」を参照してください。

    • 「スタイル」プロパティは、表10-2に示すように、その他の多くのコンポーネントと共通です。ここで設定するスタイルは、コンポーネントの外観を制御する他のスタイルをオーバーライドします。これには、コンポーネントの親コンテナ、現在のページおよびポータル・スキンで設定されているスタイルが含まれます。

    • 「子コンポーネント」プロパティには、コンポーネント・コンテンツの非表示、表示および再配置用のオプションがあります。

  3. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

12.2.2.1 gridCellコンポーネントの表示オプション

表12-2は、「表示オプション」タブのgridCellプロパティをリストして説明しています。

表12-2 gridCellの表示オプション

プロパティ 説明

Column Span

このセルが消費する幅方向の列数を指定します(columnSpanWidthの影響を参照)。

Halign

コンポーネント・コンテンツの水平位置合せを表す手段。次の中から選択します。

  • start: コンテンツを開始位置から水平方向にそろえます。

    この方向は、現在のコンテキストが左読みの言語に対してローカライズされているか、右読みの言語に対してローカライズされているかによって、左または右に指定されます。

  • center: コンテンツを中央から水平方向にそろえます。このオプションは、不安定なパーセンテージベースの幅を使用しているセル・コンテンツでは無効です。

  • end: コンテンツを終了位置から水平方向にそろえます。

    この方向は、現在のコンテキストが左読みの言語に対してローカライズされているか、右読みの言語に対してローカライズされているかによって、右または左に指定されます。

  • stretch: (1)セルの幅がauto以外である、(2)行の高さがauto以外である、(3) Valignstretchに設定されている、(4) gridCell内に存在する子コンポーネントは1つのみである、の場合、セルは子コンポーネントを座標のすべての側に対して固定しようとします。その他の場合は、かわりにstartの動作が使用されます。すべてのコンポーネントがストレッチできるわけではなく、詳細は、各コンポーネントの「形状管理」ドキュメントを参照してください。

Landmark

Web Accessibility Initiative for Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA)で説明されているユーザー・アクセシビリティを向上するための手段。各オプションは、コンテンツ領域の対象のロールを表し、ページのナビゲーション・ランドマークとしてその領域の使用を支援します。

スクリーン・リーダーおよびその他の支援テクノロジでは、ページ・ナビゲーション内でこれらのランドマークを使用できます。

次のオプションを選択して、コンテンツ領域のコンテンツのロールまたは目的を明確にします。

  • none: ページのナビゲーション・ランドマークの対象ではないコンテンツ領域

  • banner: ページ固有のコンテンツではなく、会社のロゴやポータル全体の検索機能など、主にサイト向けのコンテンツを含むコンテンツ領域。

    通常、バナーはページの上部に表示され、ページ幅いっぱいに広がります。

  • complementary: ページ上で類似したレベルのメイン・コンテンツを補うように設計されているものの、メイン・コンテンツから分離されても有効な、関連ドキュメントなどのサポート・コンテンツ

  • contentinfo: 著作権情報、プライバシ情報など、アプリケーションに関する情報を含むコンテンツ領域

  • main: ページのメイン・コンテンツ領域

  • navigation: ページまたは関連ページをナビゲートするナビゲーション要素(通常はリンク)のコレクション

  • search: 検索の定義または実行に使用する1つ以上のウィジェットを含むコンテンツ領域

Margin End

このセルの最後の列の後に追加されるスペースの量を指定します。このセルの最後の列位置にある他のセルでは、marginEnd値を使用して独自の値が指定されます。次の列の他のセルでは、marginStart値を使用して独自の値が指定されます。固定ディメンション単位のみがサポートされています(pxempt (autoまたは%のいずれでもありません)など)。余白の値は、最初に検出された単位タイプの最大値を使用して解決されます(競合する単位タイプは無視されます)。

Margin Start

このセルの最初の列の後に追加されるスペースの量を指定します。このセルの最初の列位置にある他のセルでは、marginStart値を使用して独自の値が指定されます。前の列の他のセルでは、marginEnd値を使用して独自の値が指定されます。固定ディメンション単位のみがサポートされています(pxempt (autoまたは%のいずれでもありません)など)。余白の値は、最初に検出された単位タイプの最大値を使用して解決されます(競合する単位タイプは無視されます)。

Row Span

このセルが消費する高さ方向の行数を指定します。

Short Desc

コンポーネントにALTテキストを指定します。

ALTテキストは、マウス・ポインタをコンポーネント上に置いた際にツールチップとして表示されます。

Valign

セルの座標内で、このセルの固定ポイントの垂直方向の配置を指定します。次の中から選択します。

  • top: コンテンツをセルの上部にそろえます。

  • middle: コンテンツをセルの中央にそろえます。

  • bottom: コンテンツをセルの下部にそろえます。

  • stretch: (1)セルの幅がauto以外である、(2)行の高さがauto以外である、(3) Halignstretchに設定されている、(4) gridCell内に存在する子コンポーネントは1つのみである、の場合、セルは子コンポーネントを座標のすべての側に対して固定しようとします。その他の場合は、かわりにtopの動作が使用されます。すべてのコンポーネントがストレッチできるわけではなく、詳細は、各コンポーネントの「形状管理」ドキュメントを参照してください。

Width

セルの列の幅を指定します。

  • dontCare: この列内の他のセルが幅を定義できるようにします。

  • auto: ブラウザがこの列のコンポーネントを描画してから、panelGridLayoutがこれらのコンポーネントの幅を使用し、それに応じてレイアウトを調整します。このオプションは、不安定なパーセンテージベースの幅を使用しているセル・コンテンツでは無効です。

  • 固定CSS長(pxemなど): 列にあるコンポーネントに関係なく、正確にこのサイズになるように列の幅に制約を加えます。

  • %長: 他の列でまだ使用されていない残りのpanelGridLayoutスペースを正規化された割合で使用します(これにより、ゼロになる場合があります)。

その他の考慮事項:

  • columnSpan1ではない場合、この値は省略する必要があります(dontCareのデフォルト値を使用)。効率的な幅は、全体の列の幅の合計です。

  • 列の2つ以上のセルによりdontCare以外の幅が定義されている場合、幅は最初に検出された単位タイプの最大値を使用して解決されます(競合する単位タイプは無視されます)。

  • 列内のすべてのセルでは幅にdontCare値を指定していない場合、幅はすべてautoを使用したときと同様に処理され、ブラウザで指定した最も広い幅がそのまま使用されます。

関連項目:

表示オプション・プロパティでは、式言語(EL)エディタにアクセスすることもできます。このエディタを使用すると、EL値の入力およびテストができます。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

12.3 gridRowコンポーネントの使用

この項では、gridRowコンポーネントの概要を示し、その関連プロパティをリストして説明します。次のサブセクションが含まれます:

12.3.1 gridRowコンポーネントについて

ページ・エディタの「構造」ビューでページ・テンプレート、システム・ページまたはタスク・フローにgridRowコンポーネントを追加するには、「「構造」ビューでのコンポーネントの追加」を参照してください。

panelGridLayoutコンポーネントでは、1つ以上のgridRowコンポーネントにより、グリッド・レイアウト構造の行を記述します。行ごとに、高さと余白が定義されます。gridRowコンポーネントごとに、1つ以上のgridCellコンポーネントを使用して、グリッド・レイアウト構造の該当する行の列のセルを記述します。

12.3.2 gridRowコンポーネント・プロパティの設定

gridRowコンポーネントのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. コンポーネントの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます(「「構造」ビューでのコンポーネント・プロパティの設定」を参照)。
  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの各タブで、必要に応じてプロパティを入力します。
    • 「表示オプション」プロパティの詳細は、「gridRowコンポーネントの表示オプション」を参照してください。

    • 「スタイル」プロパティは、表10-2に示すように、その他の多くのコンポーネントと共通です。ここで設定するスタイルは、コンポーネントの外観を制御する他のスタイルをオーバーライドします。これには、コンポーネントの親コンテナ、現在のページおよびポータル・スキンで設定されているスタイルが含まれます。

    • 「子コンポーネント」プロパティには、コンポーネント・コンテンツの非表示、表示および再配置用のオプションがあります。

  3. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

12.3.2.1 gridRowコンポーネントの表示オプション

表12-3は、「表示オプション」タブのgridRowプロパティをリストして説明しています。

表12-3 gridRowの表示オプション

プロパティ 説明

Height

行の高さを指定します。有効な値は次のとおりです。

  • auto: ブラウザがこの行のコンポーネントを描画してから、panelGridLayoutコンポーネントがこれらのコンポーネントの高さを使用し、それに応じてレイアウトを調整します。

  • 固定CSS長(pxemなど): 行にあるコンポーネントに関係なく、正確にこのサイズになるように行の高さに制約を加えます。

  • %長: 他の行でまだ使用されていない残りのpanelGridLayoutスペースを正規化された割合で使用します(これにより、ゼロになる場合があります)。このオプションは、panelGridLayoutが固定の高さであるか、または親コンポーネントによってストレッチされている場合(そうでない場合は、高さが循環定義になります)にのみ有効です。

Margin Bottom

この行の下に追加されるスペースの量を指定します。次の行の値は、marginTop値により指定されます。固定ディメンション単位のみがサポートされています(pxempt (autoまたは%のいずれでもありません)など)。余白の候補値は、最初に検出された単位タイプの最大値を使用して解決されます(競合する単位タイプは無視されます)。

Margin Top

この行の上に追加されるスペースの量を指定します。前の行の値は、marginBottom値により指定されます。固定ディメンション単位のみがサポートされています(pxempt (autoまたは%のいずれでもありません)など)。余白の候補値は、最初に検出された単位タイプの最大値を使用して解決されます(競合する単位タイプは無視されます)。

関連項目:

表示オプション・プロパティでは、式言語(EL)エディタにアクセスすることもできます。このエディタを使用すると、EL値の入力およびテストができます。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

12.4 panelGridLayoutコンポーネントの使用

この項では、panelGridLayoutコンポーネントの概要を示し、その関連プロパティをリストして説明します。次のサブセクションが含まれます:

12.4.1 panelGridLayoutコンポーネントについて

ページ・エディタの「構造」ビューでページ・テンプレート、システム・ページまたはタスク・フローにpanelGridLayoutコンポーネントを追加するには、「「構造」ビューでのコンポーネントの追加」を参照してください。

panelGridLayoutコンポーネントは最新のADFコンポーネントで、1つ以上のgridRowコンポーネントを使用して、グリッド・レイアウト構造の行を記述します。行ごとに、高さと余白が定義されます。gridRowごとに、1つ以上のgridCellコンポーネントを使用して、グリッド・レイアウト構造の該当する行の列のセルを記述します。セルごとに、幅、余白、列スパン、行スパン、水平位置および垂直位置が定義されます。このコンポーネントは、最新の11.1.1.8.3のすぐに使用できるページ・テンプレートで使用されており(表16-1を参照)、panelGridLayoutgridRowおよびgridCellという基本的な構成要素でレイアウトを定義する、強力で簡潔な方法を提供します。

12.4.2 panelGridLayoutコンポーネント・プロパティの設定

panelGridLayoutコンポーネントのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. コンポーネントの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます(「「構造」ビューでのコンポーネント・プロパティの設定」を参照)。
  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの各タブで、必要に応じてプロパティを入力します。
    • 「表示オプション」プロパティの詳細は、「panelGridLayoutコンポーネントの表示オプション」を参照してください。

    • 「スタイル」プロパティは、表10-2に示すように、その他の多くのコンポーネントと共通です。ここで設定するスタイルは、コンポーネントの外観を制御する他のスタイルをオーバーライドします。これには、コンポーネントの親コンテナ、現在のページおよびポータル・スキンで設定されているスタイルが含まれます。

  3. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

12.4.2.1 panelGridLayoutコンポーネントの表示オプション

表12-4は、「表示オプション」タブのpanelGridLayoutプロパティをリストして説明しています。

表12-4 panelGridLayoutの表示オプション

プロパティ 説明

Dimensions From

コンポーネントに適用されるディメンションのソースを指定します。

  • auto: panelGridLayout親コンテナに応じて、parentまたはchildrenのいずれかが指定されます。親のLayout属性がstretchに設定されている場合はparentが使用され、それ以外の場合はchildrenが使用されます。

  • children: ディメンションを子から取得します(topHeightはそのまま保持されるので、このファセットのコンテンツは子から取得されたディメンションに制限されます。ただし、パーセンテージ単位が指定されている場合は、かわりにデフォルト値が使用されます)。panelGridLayoutコンポーネントでの高さの割当て(たとえばinlineStylestyleClassなど)は、コンポーネントの高さの割当てが競合するのを避けるために、省略する必要があります。

  • parent: コンポーネントで指定されたinlineStyleからディメンションを取得します。指定されていない場合、親から取得します。親に指定された値がない場合は、スキンから取得します。

デフォルト値: プロジェクトのweb.xmloracle.adf.view.rich.geometry.DEFAULT_DIMENSIONS context-paramautoに設定されている場合、この属性のデフォルト値はautoになります。それ以外の場合、デフォルト値はparentになります。

Landmark

Web Accessibility Initiative for Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA)で説明されているユーザー・アクセシビリティを向上するための手段。各オプションは、コンテンツ領域の対象のロールを表し、ページのナビゲーション・ランドマークとしてその領域の使用を支援します。

スクリーン・リーダーおよびその他の支援テクノロジでは、ページ・ナビゲーション内でこれらのランドマークを使用できます。

次のオプションを選択して、コンテンツ領域のコンテンツのロールまたは目的を明確にします。

  • none: ページのナビゲーション・ランドマークの対象ではないコンテンツ領域

  • banner: ページ固有のコンテンツではなく、会社のロゴやポータル全体の検索機能など、主にサイト向けのコンテンツを含むコンテンツ領域。

    通常、バナーはページの上部に表示され、ページ幅いっぱいに広がります。

  • complementary: ページ上で類似したレベルのメイン・コンテンツを補うように設計されているものの、メイン・コンテンツから分離されても有効な、関連ドキュメントなどのサポート・コンテンツ

  • contentinfo: 著作権情報、プライバシ情報など、アプリケーションに関する情報を含むコンテンツ領域

  • main: ページのメイン・コンテンツ領域

  • navigation: ページまたは関連ページをナビゲートするナビゲーション要素(通常はリンク)のコレクション

  • search: 検索の定義または実行に使用する1つ以上のウィジェットを含むコンテンツ領域

Short Desc

コンポーネントのALTテキストを入力するフィールド。

ALTテキストは、マウス・ポインタをコンポーネント上に置いた際にツールチップとして表示されます。

関連項目:

表示オプション・プロパティでは、式言語(EL)エディタにアクセスすることもできます。このエディタを使用すると、EL値の入力およびテストができます。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

12.5 panelGroupLayoutコンポーネントの使用

この項では、panelGroupLayoutコンポーネントの概要を示し、その関連プロパティをリストして説明します。次のサブセクションが含まれます:

12.5.1 panelGroupLayoutコンポーネントについて

ページ・エディタの「構造」ビューでページ・テンプレート、システム・ページまたはタスク・フローにpanelGroupLayoutコンポーネントを追加するには、「「構造」ビューでのコンポーネントの追加」を参照してください。

panelGroupLayoutコンポーネントでは、一連の子コンポーネントを垂直方向または水平方向(折返しなし)に配置するか、あるいは連続して(折返しあり)配置できます。コンポーネントのLayoutプロパティにより、子コンポーネントの配置を決定します。

12.5.2 panelGroupLayoutコンポーネント・プロパティの設定

panelGroupLayoutコンポーネントのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. コンポーネントの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます(「「構造」ビューでのコンポーネント・プロパティの設定」を参照)。
  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの各タブで、必要に応じてプロパティを入力します。
    • 「表示オプション」プロパティの詳細は、「panelGroupLayoutコンポーネントの表示オプション」を参照してください。

    • 「スタイル」プロパティは、表10-2に示すように、その他の多くのコンポーネントと共通です。ここで設定するスタイルは、コンポーネントの外観を制御する他のスタイルをオーバーライドします。これには、コンポーネントの親コンテナ、現在のページおよびポータル・スキンで設定されているスタイルが含まれます。

    • 「子コンポーネント」プロパティには、コンポーネント・コンテンツの非表示、表示および再配置用のオプションがあります。

  3. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

12.5.2.1 panelGroupLayoutコンポーネントの表示オプション

表12-5は、「表示オプション」タブのpanelGroupLayoutプロパティをリストして説明しています。

表12-5 panelGroupLayoutの表示オプション

プロパティ 説明

Halign

コンポーネント・コンテンツの水平位置合せを表す手段。次の中から選択します。

  • start: コンテンツを開始位置から水平方向にそろえます。

    この方向は、現在のコンテキストが左読みの言語に対してローカライズされているか、右読みの言語に対してローカライズされているかによって、左または右に指定されます。

  • center: コンテンツを中央から水平方向にそろえます。

  • end: コンテンツを終了位置から水平方向にそろえます。

    この方向は、現在のコンテキストが左読みの言語に対してローカライズされているか、右読みの言語に対してローカライズされているかによって、右または左に指定されます。

  • left: コンテンツを左から水平方向にそろえます。

  • right: コンテンツを右から水平方向にそろえます。

Landmark

Web Accessibility Initiative for Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA)で説明されているユーザー・アクセシビリティを向上するための手段。各オプションは、コンテンツ領域の対象のロールを表し、ページのナビゲーション・ランドマークとしてその領域の使用を支援します。

スクリーン・リーダーおよびその他の支援テクノロジでは、ページ・ナビゲーション内でこれらのランドマークを使用できます。

次のオプションを選択して、コンテンツ領域のコンテンツのロールまたは目的を明確にします。

  • none: ページのナビゲーション・ランドマークの対象ではないコンテンツ領域

  • banner: ページ固有のコンテンツではなく、会社のロゴやポータル全体の検索機能など、主にサイト向けのコンテンツを含むコンテンツ領域。

    通常、バナーはページの上部に表示され、ページ幅いっぱいに広がります。

  • complementary: ページ上で類似したレベルのメイン・コンテンツを補うように設計されているものの、メイン・コンテンツから分離されても有効な、関連ドキュメントなどのサポート・コンテンツ

  • contentinfo: 著作権情報、プライバシ情報など、アプリケーションに関する情報を含むコンテンツ領域

  • main: ページのメイン・コンテンツ領域

  • navigation: ページまたは関連ページをナビゲートするナビゲーション要素(通常はリンク)のコレクション

  • search: 検索の定義または実行に使用する1つ以上のウィジェットを含むコンテンツ領域

Layout

コンポーネント・コンテンツの向きを指定する手段。次の中から選択します。

  • default: コンテンツを垂直方向にそろえます。

  • horizontal: コンテンツを水平方向にそろえます。

  • vertical: コンテンツを垂直方向にそろえます。

  • scroll: コンテンツをスクロールバーを使用して垂直方向にそろえます。

    スクロールバーは、コンポーネント・コンテンツの高さ/幅がコンポーネントの高さまたは幅を超えたときにレンダリングされます。

Short Desc

コンポーネントのALTテキストを入力するフィールド。

ALTテキストは、マウス・ポインタをコンポーネント上に置いた際にツールチップとして表示されます。

Theme

このコンポーネントの子に適用されるコンポーネント・スタイルのテーマです。このプロパティを使用すると、関連付けられたスキンを変更することなくテーマを変更できます。アプリケーション・スキンはテーマのソースです。一部のスキンにはテーマの定義がない場合もあります。

次のいずれかを入力します。

  • dark

  • medium

  • light

デフォルトは、テーマなし(none)です。

Valign

コンポーネントのコンテンツを垂直方向に配置する式を指定する機能。次の中から選択します。

  • middle: コンテンツを親コンポーネントの中央にそろえます。

  • top: コンテンツを親コンポーネントの上部にそろえます。

  • bottom: コンテンツを親コンポーネントの下部にそろえます。

  • baseline: コンテンツを親コンポーネントのベースラインにそろえます。

関連項目:

表示オプション・プロパティでは、式言語(EL)エディタにアクセスすることもできます。このエディタを使用すると、EL値の入力およびテストができます。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

12.6 panelStretchLayoutコンポーネントの使用

この項では、panelStretchLayoutコンポーネントの概要を示し、その関連プロパティをリストして説明します。次のサブセクションが含まれます:

12.6.1 panelStretchLayoutコンポーネントについて

ページ・エディタの「構造」ビューでページ・テンプレート、システム・ページまたはタスク・フローにpanelStretchLayoutコンポーネントを追加するには、「「構造」ビューでのコンポーネントの追加」を参照してください。

panelStretchLayoutコンポーネントでは、ページで定義された領域にコンテンツを配置できます。このコンポーネントは、ブラウザのサイズ変更時にコンテンツをストレッチできるようにする場合に役に立ちます。

panelStretchLayoutコンポーネントの定義された領域はファセット(図12-2)と呼ばれます。

図12-2 panelStretchLayoutコンポーネントのファセット

図12-2の説明が続きます
「図12-2 panelStretchLayoutコンポーネントのファセット」の説明

注意:

図12-2は、アプリケーションにおける言語の読みの方向が左から右に構成されている場合のファセットを示しています。言語の方向が右から左の場合は、開始ファセットと終了ファセットが入れ替わります。

ファセットは、「表示オプション」プロパティに入力する値によって制御します。上部ファセットおよび下部ファセットの高さを設定すると、その高さに合せて含まれるすべてのコンポーネントがストレッチされます。同様に、開始ファセットと終了ファセットの幅を設定すると、その幅に合せてファセット内に含まれるすべてのコンポーネントがストレッチされます。ファセットに配置されているコンポーネントがない場合は、ファセットはスペースを占有しません。

12.6.2 panelStretchLayoutコンポーネント・プロパティの設定

panelStretchLayoutコンポーネントのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. コンポーネントの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます(「「構造」ビューでのコンポーネント・プロパティの設定」を参照)。
  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの各タブで、必要に応じてプロパティを入力します。
    • 「表示オプション」プロパティの詳細は、「panelStretchLayoutコンポーネントの表示オプション」を参照してください。

      関連項目:

      表示オプション・プロパティでは、式言語(EL)エディタにアクセスすることもできます。このエディタを使用すると、EL値の入力およびテストができます。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

    • 「スタイル」プロパティは、表10-2に示すように、その他の多くのコンポーネントと共通です。ここで設定するスタイルは、コンポーネントの外観を制御する他のスタイルをオーバーライドします。これには、コンポーネントの親コンテナ、現在のページおよびポータル・スキンで設定されているスタイルが含まれます。

  3. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

12.6.2.1 panelStretchLayoutコンポーネントの表示オプション

表12-6は、「表示オプション」タブのpanelStretchLayoutプロパティをリストして説明しています。

注意:

panelStretchLayoutの高さファセットおよび幅ファセットはauto値を取りますが、autoを使用するとページ・パフォーマンスが低下します。

表12-6 panelStretchLayoutの表示オプション

プロパティ 説明

Bottom Height

下部ファセットの高さです。任意の標準的なCSS測定単位(pt、px、pc、liなど)を使用します。

Heightの値を割合で表示しないでください。ブラウザ間およびレイアウト・コンテナ間で違いがあるため、割合が予測したとおりに機能しません。コンポーネントでページの100%を占有する必要がある場合は、ストレッチ・ページ・スタイルを使用してページを作成し、コンポーネントをそのページに追加することを検討してください。

Bottom Landmark

Web Accessibility Initiative for Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA)で説明されているユーザー・アクセシビリティを向上するための手段。各オプションは、コンテンツ領域の対象のロールを表し、ページのナビゲーション・ランドマークとしてその領域の使用を支援します。

スクリーン・リーダーおよびその他の支援テクノロジでは、ページ・ナビゲーション内でこれらのランドマークを使用できます。

次のオプションを選択して、コンテンツ領域のコンテンツのロールまたは目的を明確にします。

  • none: ページのナビゲーション・ランドマークの対象ではないコンテンツ領域

  • banner: ページ固有のコンテンツではなく、会社のロゴやポータル全体の検索機能など、主にサイト向けのコンテンツを含むコンテンツ領域

    通常、バナーはページの上部に表示され、ページ幅いっぱいに広がります。

  • complementary: ページ上で類似したレベルのメイン・コンテンツを補うように設計されているものの、メイン・コンテンツから分離されても有効な、関連ドキュメントなどのサポート・コンテンツ

  • contentinfo: 著作権情報、プライバシ情報など、アプリケーションに関する情報を含むコンテンツ領域

  • main: ページのメイン・コンテンツ領域

  • navigation: ページまたは関連ページをナビゲートするナビゲーション要素(通常はリンク)のコレクション

  • search: 検索の定義または実行に使用する1つ以上のウィジェットを含むコンテンツ領域

Center Landmark

Bottom Landmarkの説明を参照してください。

Dimensions From

コンポーネントに適用されるディメンションのソースを指定します。

  • auto: panelStretchLayout親コンテナに応じて、parentまたはchildrenのいずれかが指定されます。親のLayout属性がstretchに設定されている場合はparentが使用され、それ以外の場合はchildrenが使用されます。

  • children: ディメンションを子から取得します(topHeightはそのまま保持されるので、このファセットのコンテンツは子から取得されたディメンションに制限されます。ただし、パーセンテージ単位が指定されている場合は、かわりにデフォルト値が使用されます)。panelStretchLayoutコンポーネントでは高さの割当て(たとえばinlineStylestyleClassなど)は、コンポーネントの高さの割当てが競合するのを避けるため、省略する必要があることに注意してください。

  • parent: コンポーネントで指定されたinlineStyleからディメンションを取得します。指定されていない場合、親から取得します。親に指定された値がない場合は、スキンから取得します。

デフォルト値: プロジェクトのweb.xmloracle.adf.view.rich.geometry.DEFAULT_DIMENSIONS context-paramautoに設定されている場合、この属性のデフォルト値はautoになります。それ以外の場合、デフォルト値はparentになります。

End Landmark

Bottom Landmarkの説明を参照してください。

End Width

終了ファセットの幅です。任意の標準的なCSS測定単位(pt、px、pc、liなど)を使用します。

Short Desc

コンポーネントのツールチップ・テキストを入力するフィールド。

コンポーネント上にマウス・ポインタを移動すると、ツールチップが表示されます。

Start Landmark

Bottom Landmarkの説明を参照してください。

Start Width

開始ファセットの幅です。任意の標準的なCSS測定単位(pt、px、pc、liなど)を使用します。

Theme

このコンポーネントの子に適用されるコンポーネント・スタイルのテーマです。このプロパティを使用すると、関連付けられたスキンを変更することなくテーマを変更できます。アプリケーション・スキンはテーマのソースです。一部のスキンにはテーマの定義がない場合もあります。

次のいずれかを入力します。

  • dark

  • medium

  • light

デフォルトは、テーマなし(none)です。

Top Height

上部ファセットの高さです。任意の標準的なCSS測定単位(pt、px、pc、liなど)を使用します。

Heightの値を割合で表示しないでください。ブラウザ間およびレイアウト・コンテナ間で違いがあるため、割合が予測したとおりに機能しません。コンポーネントでページの100%を占有する必要がある場合は、ストレッチ・ページ・スタイルを使用してページを作成し、コンポーネントをそのページに追加することを検討してください。

Top Landmark

Bottom Landmarkの説明を参照してください。

関連項目:

表示オプション・プロパティでは、式言語(EL)エディタにアクセスすることもできます。このエディタを使用すると、EL値の入力およびテストができます。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください

12.7 panelTabbedコンポーネントの使用

この項では、panelTabbedコンポーネントの概要を示し、その関連プロパティをリストして説明します。次のサブセクションが含まれます:

12.7.1 panelTabbedコンポーネントについて

ページ・エディタの「構造」ビューでページ・テンプレート、システム・ページまたはタスク・フローにpanelTabbedコンポーネントを追加するには、「「構造」ビューでのコンポーネントの追加」を参照してください。

panelTabbedレイアウト・コンポーネントはタブまたはタブ・セットの親コンポーネントです。その固有の表示オプション・セットにより、タブ作成の背後にあるメソッド、タブ・ディメンションのソース、タブの位置などを制御します。

12.7.2 panelTabbedコンポーネント・プロパティの設定

panelTabbedコンポーネントのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. コンポーネントの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます(「「構造」ビューでのコンポーネント・プロパティの設定」を参照)。
  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの各タブで、必要に応じてプロパティを入力します。
    • 「表示オプション」プロパティの詳細は、「panelTabbedコンポーネントの表示オプション」を参照してください。

    • 「スタイル」プロパティは、表10-2に示すように、その他の多くのコンポーネントと共通です。ここで設定するスタイルは、コンポーネントの外観を制御する他のスタイルをオーバーライドします。これには、コンポーネントの親コンテナ、現在のページおよびポータル・スキンで設定されているスタイルが含まれます。

  3. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

12.7.2.1 panelTabbedコンポーネントの表示オプション

表12-7は、panelTabbedレイアウト・コンポーネントに関連付けられた表示オプションをリストして説明しています。

表12-7 panelTabbedの表示オプション

プロパティ 説明

Child Creation

タブを作成するタイミングを指定します。

  • immediate: ページにアクセスするとすぐに、タブが作成されます。この設定は、すべてのユーザーがこのページを使用するたびに使うコンテンツに対して使用します。

  • lazy: 親(panelTabbedコンポーネント)が前面に表示されるときにタブが作成され、その後キャッシュに保持されます。これを選択すると、コンテンツをキャッシュからフェッチする際のパフォーマンスが強化されます。

  • lazyUncached: 親(panelTabbedコンポーネント)が前面に表示される可能性があるときにタブが作成され、親が前面に表示されないときは削除されることがあります。この設定は、失効する可能性があるデータに使用します。

Content Delivery

タブ・コンテンツをレンダリングするタイミングを指定します。

  • immediate: ページにアクセスするとすぐにすべてのタブ・コンテンツがレンダリングされます。この設定は、すべてのユーザーがこのページを使用するたびに使うコンテンツに対して使用します。

  • lazyUncached: タブが前面に表示される可能性があるときに、タブ・コンテンツがレンダリングされ、タブが前面に表示されないときは削除されることがあります。この設定は、失効する可能性があるデータに使用します。

Dimensions From

コンポーネントに適用されるディメンションのソースを指定します。

  • auto: panelTabbed親コンテナに応じて、parentまたはdisclosedChildのいずれかが指定されます。親のLayout属性がstretchに設定されている場合はparentが使用され、それ以外の場合はdisclosedChildが使用されます。

  • disclosedChild: 現在アクティブなタブからディメンションが取得されます。

  • parent(デフォルト): コンポーネント上の指定された値からディメンションを取得します。指定された値がない場合は、親から取得します。親に指定された値がない場合は、スキンから取得します。

Position

panelTabbedのタブ部分の位置。

  • above(デフォルト): タブのコンテンツ領域の上にタブが表示されます。

  • below: タブのコンテンツ領域の下にタブが表示されます。

  • both: タブのコンテンツ領域の上と下にタブが表示されます。

アクセシビリティ・スクリーン・リーダー・モードでは、タブの位置は常にaboveです。

Short Desc

コンポーネントのツールチップ・テキストを入力するフィールド。

コンポーネント上にマウス・ポインタを移動すると、ツールチップが表示されます。

Tab Removal

一部のタブが削除可能なのか、すべてのタブが削除可能なのか、どのタブも削除可能ではないのかを指定します。

  • none: タブ・セットからタブを削除できません。

  • all: タブ・セットからすべてのタブを削除できます。

  • allExceptLast: 最後のタブ以外のすべてのタブをタブ・セットから削除できます。

    注意: allExceptLastを選択すると、最後のタブ以外のすべてのタブにマウス・ポインタを置いた際に「閉じる」アイコンがレンダリングされます。「閉じる」アクションを実行可能にするには、panelTabbedコンポーネントに追加のコーディングが必要です。

    開発者は、showDetailItemitemListener属性に添付されているリスナーを使用してItemEventに応答するコードを記述する必要があります。次に例を示します。

    <af:panelTabbed tabRemoval="allExceptLast" id="pt1">
       <af:showDetailItem itemListener="myBean.onRemove" id="sdi1">
    …
    

    onRemoveメソッドを使用して、myBeanという名前のJava Beanに削除コードを記述します。

関連項目:

表示オプション・プロパティでは、式言語(EL)エディタにアクセスすることもできます。このエディタを使用すると、EL値の入力およびテストができます。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

12.8 showDetailFrameコンポーネントの使用

この項では、showDetailFrameコンポーネントの概要を示し、その関連プロパティをリストして説明します。次のサブセクションが含まれます:

12.8.1 showDetailFrameコンポーネントについて

ページ・エディタの「構造」ビューでページ・テンプレート、システム・ページまたはタスク・フローにshowDetailFrameコンポーネントを追加するには、「「構造」ビューでのコンポーネントの追加」を参照してください。

showDetailFrameコンポーネントでは、ユーザーによる一部の操作を実行可能にするアイコンを含む子コンポーネントおよびヘッダーの周囲に枠線、すなわちクロムをレンダリングします。これらには、コンポーネントをそのコンテンツとともにページの新しい場所に移動するオプションの付いたメニュー・アイコンが含まれます。showDetailFrameコンポーネントは、ページのpanelCustomizableコンポーネント間でドラッグ・アンド・ドロップできます。showDetailFrameは、その移動を可能にするためには、panelCustomizableコンポーネント内に含める必要があることに注意してください。

showDetailFrameコンポーネントでは次のアクションが可能です。

  • コンポーネントを縮小および展開します。

  • コンテンツをページの別の位置に移動します。

  • 「アクション」メニューのオプションを使用してタスク・フローを再配置します。

  • テキスト・エディタでテキストを編集して保存します。

12.8.2 showDetailFrameコンポーネント・プロパティの設定

showDetailFrameコンポーネントのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. コンポーネントの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます(「「構造」ビューでのコンポーネント・プロパティの設定」を参照)。
  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの各タブで、必要に応じてプロパティを入力します。
    • 「表示オプション」プロパティの詳細は、「showDetailFrameコンポーネントの表示オプション」を参照してください。

    • 「スタイル」プロパティは、表10-2に示すように、その他の多くのコンポーネントと共通です。ここで設定するスタイルは、コンポーネントの外観を制御する他のスタイルをオーバーライドします。これには、コンポーネントの親コンテナ、現在のページおよびポータル・スキンで設定されているスタイルが含まれます。

  3. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

12.8.2.1 showDetailFrameコンポーネントの表示オプション

showDetailFrameに関連付けられた表示オプションは多くのコンポーネントに共通しており、そのリストは、表10-1に示されています。ただし、showDetailFrameレイアウト・コンポーネントは、Allow Child Selectionプロパティを公開しません。showDetailFrameコンポーネントのAllow Resizeに関する推奨事項は、表10-1を参照してください。

ページ・エディタではわかりにくいですが、通常、showDetailFrameコンポーネントはタスク・フローをラップします。したがって、タスク・フローの「表示オプション」ダイアログおよびshowDetailFrameにラップされているその他のコンポーネントは、同じ「表示オプション」プロパティを共有します。

「構造」ビューでshowDetailFrameコンポーネントのプロパティを表示すると(「「構造」ビューでのコンポーネント・プロパティの設定」)、「表示オプション」が2つのサブタブ「基本」および「詳細設定」に表示されます(図12-3)。

図12-3 showDetailFrame周辺の移動可能ボックス・コンポーネントの基本表示オプションと詳細設定表示オプション

図12-3の説明が続きます
「図12-3 showDetailFrame周辺の移動可能ボックス・コンポーネントの基本表示オプションと詳細設定表示オプション」の説明

12.9 sidebarItemコンポーネントの使用

この項では、sidebarItemコンポーネントの概要を示し、その関連プロパティをリストして説明します。次のサブセクションが含まれます:

12.9.1 sidebarItemコンポーネントについて

ページ・エディタの「構造」ビューでページ・テンプレート、システム・ページまたはタスク・フローにsidebarItemコンポーネントを追加するには、「「構造」ビューでのコンポーネントの追加」を参照してください。

sidebarItemコンポーネントは、panelTabbedの子コンポーネントです(「panelTabbedコンポーネントの使用」を参照)。タブ・セットに関連付けられたすべてのプロパティを提供するpanelTabbedとは異なり、sidebarItemでは、単一のタブに関連付けられたすべてのプロパティが提供されます。

12.9.2 sidebarItemコンポーネント・プロパティの設定

sidebarItemコンポーネントのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. コンポーネントの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます(「「構造」ビューでのコンポーネント・プロパティの設定」を参照)。
  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの各タブで、必要に応じてプロパティを入力します。
    • 「表示オプション」プロパティの詳細は、「sidebarItemコンポーネントの表示オプション」を参照してください。

    • 「スタイル」プロパティは、表10-2に示すように、その他の多くのコンポーネントと共通です。ここで設定するスタイルは、コンポーネントの外観を制御する他のスタイルをオーバーライドします。これには、コンポーネントの親コンテナ、現在のページおよびポータル・スキンで設定されているスタイルが含まれます。

  3. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

12.9.2.1 sidebarItemコンポーネントの表示オプション

表12-8は、「表示オプション」タブのsidebarItemプロパティをリストして説明しています。

表12-8 sidebarItemの表示オプション

プロパティ 説明

Disclosed

現在のアクティブなタブ、つまり前面にあるタブを示します。

この値は、選択したタブが前面にあるかどうかに応じてデフォルトで設定されます。この値を変更しても何の影響もありません。

Icon

イメージのURL。

任意のアクセス可能な場所にあるWeb互換イメージを使用します。つまり、認証を必要とする外部サーバーにあるイメージへのパスは挿入しないでください。

完全なURLまたはアプリケーション・ルートとの相対URLを入力します。CSS書式設定を使用します。たとえば、次のように入力します。

url(http://www.abc.com/image.jpg)

Inflexible Height

複数の兄弟アイテムにサイズを割り当てるコンテナにおいてコンポーネントが使用するピクセル数。

コンポーネントの要求が設定された制限を超えている場合は、その兄弟コンポーネントがオーバーフロー・メニューにプッシュされます。デフォルトは100ピクセルです。

注意: 親コンテナがpanelAccordionコンポーネントの場合にのみこの属性が有効になります。

Short Desc

コンポーネントのツールチップ・テキストを入力するフィールド。

コンポーネント上にマウス・ポインタを移動すると、ツールチップが表示されます。

Text

タブ上にレンダリングされるテキスト。

デフォルト値であるEL式はNew Tabに評価されます。

関連項目:

表示オプション・プロパティでは、式言語(EL)エディタにアクセスすることもできます。このエディタを使用すると、EL値の入力およびテストができます。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

12.10 spacerコンポーネントの使用

この項では、spacerコンポーネントの概要を示し、その関連プロパティをリストして説明します。次のサブセクションが含まれます:

12.10.1 spacerコンポーネントについて

ページ・エディタの「構造」ビューでページ・テンプレート、システム・ページまたはタスク・フローにspacerコンポーネントを追加するには、「「構造」ビューでのコンポーネントの追加」を参照してください。

spacerコンポーネントでは、ページに空きスペースを組み込むことによって、すべてのコンポーネントがすぐ隣り合って表示される場合にページをよりすっきりと表示できます。

12.10.2 spacerコンポーネント・プロパティの設定

spacerコンポーネントのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. コンポーネントの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログを開きます(「「構造」ビューでのコンポーネント・プロパティの設定」を参照)。
  2. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの各タブで、必要に応じてプロパティを入力します。
    • 「表示オプション」プロパティの詳細は、「spacerコンポーネントの表示オプション」を参照してください。

    • 「スタイル」プロパティは、表10-2に示すように、その他の多くのコンポーネントと共通です。ここで設定するスタイルは、コンポーネントの外観を制御する他のスタイルをオーバーライドします。これには、コンポーネントの親コンテナ、現在のページおよびポータル・スキンで設定されているスタイルが含まれます。

  3. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

12.10.2.1 spacerコンポーネントの表示オプション

表12-9は、「表示オプション」タブのspacerプロパティをリストして説明しています。

表12-9 spacerの表示オプション

プロパティ 説明

Height

スペーサの高さを指定するフィールド。

任意の標準的なCSS測定単位(pt、px、pc、liなど)を使用します。

Heightの値を割合で表示しないでください。ブラウザ間およびレイアウト・コンテナ間で違いがあるため、割合が予測したとおりに機能しません。

Short Desc

コンポーネントのツールチップ・テキストを入力するフィールド。

コンポーネント上にマウス・ポインタを移動すると、ツールチップが表示されます。

Width

スペーサの幅を指定するフィールド。

任意の標準的なCSS測定単位(pt、px、pc、li、%など)を使用します。

関連項目:

表示オプション・プロパティでは、式言語(EL)エディタにアクセスすることもできます。このエディタを使用すると、EL値の入力およびテストができます。ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。