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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
12c (12.2.1.2.0)
E82737-01
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21 タスク・フロー・スタイルの使用

タスク・フロー・スタイルは、実行時にタスク・フローを作成する際に使用するテンプレートです。

ポータル内の異なるタスク・フローでカスタムの視覚化を再利用する場合に役立ちます。タスク・フローの作成時には、使用可能なすべてのタスク・フロー・スタイルが、「タスク・フローの作成」ダイアログに表示されます。

この項には次のトピックが含まれます:

権限

この章のタスクを実行するには、次のいずれかのポータル・レベルの権限が必要です。

  • Assets: Create, Edit, and Delete Assets、またはCreate AssetsおよびEdit Assets (標準権限)

    または
  • Task Flow Styles: Create, Edit, and Delete Task Flow StylesまたはCreate Task Flow StylesおよびEdit Task Flow Styles (アドバンスト権限)。

ポータル・レベルの権限の詳細は、「ポータルのロールと権限について」を参照してください。

21.1 組込みタスク・フロー・スタイルについて

WebCenter Portalには、すぐに使用できる組込みタスク・フロー・スタイルが2つ用意されています(表21-1を参照)。

表21-1 組込みタスク・フロー・スタイル

名前 説明

空白

追加のレイアウト・コンポーネントを含めて、コンテンツを追加できるレイアウト・ボックスが1つ含まれている1列で構成されたタスク・フロー。

このタスク・フローは切替え可能です。

拡張

タスク・フローを最大化して、使用可能なスペースをすべて占有します。

このスタイルに基づくタスク・フローは切り替えできません。

21.2 タスク・フロー・スタイルの作成

Oracle WebCenter Portalでは、既存のタスク・フロー・スタイルをコピーし、要件を満たすようにソース・コードを編集することで、新しいタスク・フロー・スタイルを作成できます。

21.3 タスク・フロー・スタイルの編集

タスク・フロー・スタイルのタスク・フロー定義ファイル、ビュー・フラグメント、またはフラグメントのページ定義ファイルのソース・コードを編集するには、「ソースの編集」オプションを使用します。

タスク・フロー・スタイルを編集すると、レイアウトを変更できます。必要なUIコンポーネントを含むカスタム視覚化を作成して、ダミーのEL値#{dataPresenter.dummyData.collectionModel}を実際のデータのプレースホルダとして使用できます。このスタイルを使用してタスク・フローを作成する際には、ダミーのEL値を実際のバインディングと置き換えることができます。

ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

タスク・フロー・スタイルのソース・ファイルの編集方法の詳細は、「アセットのソース・コードの編集」を参照してください。

21.4 タスク・フロー・スタイルの管理

次のオプションは、アセット・ページおよび共有アセット・ページに表示され、タスク・フロー・スタイルの管理に使用できます。

  • 削除: タスク・フロー・スタイルが不要になった場合に削除できます。組込みタスク・フロー・スタイルは削除できません。

    詳細は、「アセットの削除」を参照してください。

  • アップロード: 別のポータルやOracle JDeveloperで作成または編集したタスク・フロー・スタイルをアップロードできます。

    詳細は、「アセットのアップロード」を参照してください。

  • ダウンロード: 別のポータルへのアップロードやJDeveloperへのインポートのために、タスク・フロー・スタイルをアーカイブ・ファイルにダウンロードできます。

    詳細は、「アセットのダウンロード」を参照してください。

  • アクション

    • コピー: タスク・フロー・スタイルのコピーを作成できます。タスク・フロー・スタイルをコピーすることにより、既存のスタイルをレプリケートして、新しいスタイルのベースとして使用できます。タスク・フロー・スタイルを最初から作成するオプションはないため、既存のスタイルのコピーを作成して、そのコードを作成するカスタム・スタイルのコードに置き換えます。

      詳細は、「アセットのコピー」を参照してください。

      コピーしたタスク・フロー・スタイルのソース・コードの編集の詳細は、「アセットのソース・コードの編集」を参照してください。

    • セキュリティ設定: すべてのユーザーがタスク・フローにアクセスできるようにするか、特定のユーザーまたはグループにアクセスを制限するかを制御できます。

      詳細は、「アセットのセキュリティの設定」を参照してください。

    • プロパティの表示: 各タスク・フロー・スタイルには、ポータルでの表示方法を制御する、特定のプロパティが関連付けられています。これらのプロパティは、「プロパティの表示」ダイアログにまとめて表示されます。

      詳細は、「アセットに関する情報の表示」を参照してください。

    • ソースの編集: 詳細は、「アセットのソース・コードの編集」を参照してください。

    • プロパティの編集: 各タスク・フロー・スタイルには、特定のプロパティが関連付けられています。これらのプロパティは、「プロパティの編集」ダイアログで編集できます。

      詳細は、「アセットのプロパティの設定」を参照してください。

  • プレビュー: タスク・フローにタスク・フロー・スタイルを適用したときに、タスク・フロー・スタイルの表示状態をプレビューできます。

    詳細は、「アセットのプレビュー」を参照してください。

  • 使用可能: 「新規タスク・フローの作成」ダイアログにタスク・フロー・スタイルを含めるかどうかを制御できます。これにより、そのタスク・フロー・スタイルをポータルで使用できるようにするかどうかを制御します。

    詳細は、「アセットの表示および非表示」を参照してください。

    ヒント:

    「新規タスク・フローの作成」ダイアログでのタスク・フロー・スタイルの表示または非表示の他に、WebCenter Portalの任意のポータル、すべてのポータル、または選択されたポータルのいずれかで共有タスク・フロー・スタイルを使用できるように制御することも可能です。詳細は、「アセットのプロパティの設定」を参照してください。