2.15 トリガーの管理

データベース・トリガーは、データベースの表、ビューまたはイベントに関連付けられているストアド・サブプログラムです。トリガーを作成、参照、編集、コンパイル、ダウンロード、削除、無効化または有効化し、レポートを表示できます。

トリガーは、イベントが発生したときなどに1回コールするか、INSERT、UPDATEまたはDELETE文の影響を受ける各行などに対して複数回コールすることができます。

トリガーの作成
オブジェクト・ブラウザを使用してトリガーを作成します。
トリガーの参照
「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、トリガーに関する各種レポートを表示します。
トリガーのレポート
オブジェクト・ブラウザでトリガーを表示する際、代替ビューを使用できます。
トリガーの手動編集
「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「コード」をクリックします。
トリガーのコンパイル
「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「保存してコンパイル」をクリックします。
トリガーのダウンロード
「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して「ソースのダウンロード」をクリックし、現在のトリガーをファイルとして保存します。
トリガーの削除
「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「削除」をクリックします。
トリガーの無効化および有効化
「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「無効化」または「有効化」をクリックします。

2.15.1 トリガーの作成

オブジェクト・ブラウザを使用してトリガーを作成します。

オブジェクト・ブラウザでトリガーを作成するには、次のステップを実行します。

ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。
「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。
「作成」アイコンをクリックします。
オブジェクト・タイプのリストから、「トリガー」を選択します。
表名を選択して、「次へ」をクリックします。
適切なトリガーの属性を選択し、トリガー本体を入力して「次へ」をクリックします。
確認ページが表示され、トリガーの作成に使用されるSQLが表示されます。
「トリガーの作成」をクリックします。

2.15.2 トリガーの参照

「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、トリガーに関する各種レポートを表示します。

オブジェクト・ブラウザでトリガーを参照するには、次のステップを実行します。

ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。
「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。
「オブジェクト」リストから、「トリガー」を選択します。
「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択します。
「オブジェクトの詳細」ビューが表示されます。
ページ上部のタブをクリックして、トリガーに関する各種レポートを表示します。

2.15.3 トリガーのレポート

オブジェクト・ブラウザでトリガーを表示する際、代替ビューを使用できます。

表2-10に、トリガーで使用可能なすべてのレポートを示します。

表2-10 トリガーで使用可能なレポート

ビュー	説明
オブジェクトの詳細	(デフォルト)カレント・トリガーの詳細を示します。実行できる操作は次のとおりです。コンパイルダウンロード削除無効化
コード	トリガーのソース・コードを表示します。このビューでコードを編集できます。このビューで実行できる操作は次のとおりです。コードの手動編集保存してコンパイル検索置換オートコンプリート元に戻すやり直しソースのダウンロード削除
エラー	カレント・トリガーに関連するエラーを表示します。
SQL	トリガーの再作成に必要なSQLを表示します。

2.15.4 トリガーの手動編集

「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「コード」をクリックします。

ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。
「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。
「オブジェクト」リストから、「トリガー」を選択します。
「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択します。
「オブジェクトの詳細」ビューが表示されます。
「コード」タブをクリックします。
このビューでコードを編集できます。他の編集コントロールは次のとおりです。
- 検索
- 置換
- オートコンプリート

トリガーを編集する際には、コードの手動編集、検索および置換の実行、トリガーのコンパイルが可能です。

2.15.5 トリガーのコンパイル

「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「保存してコンパイル」をクリックします。

ファンクションを編集および変更する場合は、変更内容を保存するためにコンパイルする必要があります。これはデータベース内のオブジェクトの単なるビューであるため、保存機能はありません。コンパイルによりデータベースのオブジェクトが再作成されます。

オブジェクト・ブラウザでトリガーをコンパイルするには、次のステップを実行します。

ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。
「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。
「オブジェクト」リストから、「トリガー」を選択します。
「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択します。
「詳細」ビューが表示されます。
現行トリガーをコンパイルするには:
- 「オブジェクトの詳細」の下の「コンパイル」をクリックします。
- 「コード」の下の「保存してコンパイル」をクリックします。
コンパイルが失敗すると、コードの上にエラー・メッセージが表示されます。

2.15.6 トリガーのダウンロード

「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して「ソースのダウンロード」をクリックし、現在のトリガーをファイルとして保存します。

現行のトリガーをファイルとして保存するには、次のステップを実行します。

ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。
「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。
「オブジェクト」リストから、「トリガー」を選択します。
「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択します。
「詳細」ビューが表示されます。
「ソースのダウンロード」をクリックすると、カレント・トリガーがファイルとして保存されます。
現行トリガーをダウンロードするには次のステップを実行します。
- 「オブジェクトの詳細」の下の「ダウンロード」をクリックします。
- 「コード」の下の「ソースのダウンロード」をクリックします。
コンパイルが失敗すると、コードの上にエラー・メッセージが表示されます。

2.15.7 トリガーの削除

「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「削除」をクリックします。

オブジェクト・ブラウザでトリガーを削除するには:

ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。
「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。
「オブジェクト」リストから、「トリガー」を選択します。
「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択します。
「詳細」ビューが表示されます。
「削除」をクリックします。

2.15.8 トリガーの無効化と有効化

「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択して、「無効化」または「有効化」をクリックします。

オブジェクト・ブラウザでトリガーを有効化および無効化するには:

ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。
「オブジェクト・ブラウザ」が表示されます。
「オブジェクト」リストから、「トリガー」を選択します。
「オブジェクト選択」ペインからトリガーを選択します。
「詳細」ビューが表示されます。
「無効化」をクリックします。
注意:
「有効化」ボタンがアクティブになります。トリガーを有効にする場合は、「有効化」をクリックします。