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Oracle® Application Express SQLワークショップ・ガイド
リリース5.1
E85938-02
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4.7 ユーザー・インタフェースのデフォルト値の管理

ユーザー・インタフェースのデフォルト値を管理することで、デフォルトのユーザー・インタフェースのプロパティを割り当てたり、デフォルトのウィザードを作成したり、表のユーザー・インタフェースのデフォルト値を変更したり、新しい属性を追加したり、ユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートできます。

4.7.1 ユーザー・インタフェースのデフォルト値について

ユーザー・インタフェースのデフォルト値を使用して、リージョンおよびアイテムのデフォルトのユーザー・インタフェースのプロパティを割り当てることができます。

このウィザードでは、ユーザー・インタフェースのデフォルト値が存在する場合にそれを使用するかどうかを指定できます。ウィザードを使用してフォームまたはレポートを作成する場合、ウィザードはこの情報を使用してリージョン・プロパティおよびアイテム・プロパティのデフォルト値を作成します。ユーザー・インタフェースのデフォルト値を使用すると、貴重な開発時間を節約でき、さらにアプリケーション内の複数のページで一貫性を保つことができるという利点もあります。ユーザー・インタフェースのデフォルト値は、表ディクショナリと属性ディクショナリの2つのカテゴリに分類されます。

  • 表ディクショナリでは、データベース定義から初期化される表と列のデフォルトを指定できます。

  • 属性ディクショナリでは、属性または列名に基づいてデフォルトを作成できるため、すべての表で使用できます。属性の定義はシノニムにすることもでき、複数の属性で共通の定義を共有することができます。

ページおよびリージョンの作成時に、ユーザー・インタフェースのデフォルト値を使用する場合、属性ディクショナリよりも表ディクショナリの方が優先されます。表と列の組合せが存在する場合、同じ名前の属性定義ではなく、その組合せが使用されます。たとえば、emp表のCREATED_BY列に特定のラベルまたはヘルプ・テキストが必要な場合に、別の表のCREATED_BYのより一般的なデフォルトを使用するときに便利です。

4.7.2 表のユーザー・インタフェースのデフォルト値の作成

表に対してデフォルトを作成していない場合、表ディクショナリのデフォルトの作成ウィザードを使用して、データベース表と列定義に基づいて自動的にデフォルトを生成します。最初のデフォルトが作成された後に、個々のデフォルト値を変更できます。

表の最初のユーザー・インタフェースのデフォルト値を作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「SQLワークショップ」をクリックします。
  2. 「ユーティリティ」をクリックします。
  3. 「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」をクリックします。

    「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」のダッシュボード・ページが表示されます。

  4. 「表ディクショナリ」をクリックします。

    表ディクショナリ・ページに、「デフォルト値あり」列を含むワークスペースのすべてのオブジェクトのレポートが表示され、デフォルトが各オブジェクトに作成されたかどうかが示されます。

  5. デフォルト値を作成するオブジェクト名をクリックします。

    表ディクショナリのデフォルト値の作成ページが表示されます。

  6. 「デフォルトの作成」をクリックします。

    表ディクショナリ・ページに、選択したオブジェクトにデフォルトが存在することを示すレポートが表示されます。

    注意:

    デフォルトとデータベースのデータ・ディクショナリを同期化すると、まだデフォルトを持たない現在のスキーマ内の任意の表に対して表ベースのデフォルトが作成され、データベース定義と一致する表のデフォルトが調節されます。

4.7.3 表のユーザー・インタフェースのデフォルト値の変更

既存の表のユーザー・インタフェースのデフォルト値を変更する方法を学習します。

既存の表デフォルトを変更するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「SQLワークショップ」をクリックします。
  2. 「ユーティリティ」をクリックします。
  3. 「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」をクリックします。

    「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」のダッシュボード・ページが表示されます。

  4. 「表ディクショナリ」をクリックします。

    表ディクショナリ・ページには、ワークスペースのすべてのオブジェクトのレポートが表示されます。「デフォルト値あり」列は、オブジェクトにデフォルト値が作成されているかどうかを示します。

  5. 変更するオブジェクト名をクリックします。

    表プロパティおよび列プロパティ・ページに、列のデフォルトのレポートが表示されます。

  6. 変更する列名をクリックします。

    列のデフォルト値ページが表示されます。

  7. 変更し、「変更の適用」をクリックします。

    このページの各設定の説明については、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

    注意:

    表ディクショナリから列を削除できます。削除すると、作成プロセス中に属性ディクショナリのデフォルト値が使用されるようになります。たとえば、CREATED_BYおよびCREATED_ONのすべてのインスタンスで同一のラベルとヘルプが必要な監査列がある場合に、その表がどこに属するかに関係なく、各表のその列から列のデフォルト値を簡単に削除できます。

4.7.4 ユーザー・インタフェース属性の作成

属性ディクショナリを使用して、新しい属性を定義し、追加します。

次の手順で、属性を作成します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「SQLワークショップ」をクリックします。
  2. 「ユーティリティ」をクリックします。
  3. 「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」をクリックします。

    「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」のダッシュボード・ページが表示されます。

  4. 「属性ディクショナリ」をクリックします。

    属性ディクショナリ・ページには、ワークスペースのすべての属性のレポートが表示されます。

  5. 「作成」をクリックします。

    列の詳細ページが表示されます。

  6. 属性の仕様を入力し、「作成」をクリックします。

    このページの各設定の説明については、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

4.7.5 ユーザー・インタフェース属性の変更

グリッド編集ページで、または特定の列を選択して、既存のユーザー・インタフェース属性を変更します。

既存の属性を変更するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「SQLワークショップ」をクリックします。
  2. 「ユーティリティ」をクリックします。
  3. 「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」をクリックします。

    「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」のダッシュボード・ページが表示されます。

    カレント・スキーマがブレッドクラム・メニューの右に表示されます。

  4. 「属性ディクショナリ」をクリックします。

    属性ディクショナリ・ページには、ワークスペースのすべての属性のレポートが表示されます。

  5. 表示されたすべての列の選択した属性を編集するには、次のステップを実行します。
    1. 「グリッド編集」をクリックします。

    2. 該当する属性を編集し、「変更の適用」をクリックします。

  6. 特定の列を編集するには、変更する属性の編集アイコンをクリックします。

    列の詳細ページが表示されます。

    注意:

    シノニムを編集する場合(Synonym of列を移入することで識別)、ベース列の定義を編集することになります。これは、ベース列とすべてのシノニムが1つの定義を共有するためです。シノニムを削除するには、シノニム・リージョン内のシノニムを選択します。ベース列を削除すると、その列とすべてのシノニムが削除されます。

  7. 変更し、「変更の適用」をクリックします。

    このページの各設定の説明については、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

4.7.6 ユーザー・インタフェースのデフォルト値のエクスポートおよびインポート

関連するアプリケーション・ファイルのエクスポートと同様の方法でユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートします。

1つの開発インスタンスから別のインスタンスへユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートするには、次のステップを実行します。

  1. ユーザー・インタフェースのデフォルト値のエクスポート・ユーティリティを使用してユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートします。
  2. エクスポートされたファイルをターゲットのOracle Application Expressインスタンスにインポートします。
  3. エクスポートされたファイルをエクスポート・リポジトリからインストールします。

ユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートする場合は、選択したスキーマに対するすべてのユーザー・インタフェースのデフォルト値が、1つのスクリプトにエクスポートされます。このファイルには、アプリケーションのPL/SQL APIをコールして表のヒントを作成するAPIコールが含まれています。このファイルを使用して、ユーザー・インタフェースのデフォルト値を別のデータベースおよびOracle Application Expressインスタンスにインポートできます。

関連項目:

  • 『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』ユーザー・インタフェースのデフォルト値のエクスポートに関する項

  • 『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』ユーザー・インタフェースのデフォルト値のインポートに関する項

  • 『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』エクスポート・ファイルのインストールに関する項