bdd.confの更新

bdd.conf,を編集し、変更を残りのクラスタに配信するためにbdd-adminスクリプトを実行することによって、BDDの構成を更新できます。

重要: クラスタの構成に変更を行う場合は、必ず$BDD_HOME/BDD_manager/conf/にあるインストール後のバージョンのbdd.confを使用し、インストール中に使用されたオリジナルを使用しないでください。インストール後のバージョンには、インストーラによって追加された多数の新しいプロパティが含まれており、オリジナルを使用した場合はそれらが失われます。

bdd.confのすべてのプロパティを変更することはお薦めしません。特に、<COMPONENT>_PORT<COMPONENT>_SERVERSなどのクラスタ・トポロジ関連のプロパティを変更は避ける必要があります。また、一部のStudio設定およびデータ処理設定は、Studioまたはデータ処理の構成ファイルを使用して構成する必要があります。詳細は、Studio設定の構成データ処理設定の構成およびデータ処理ガイドを参照してください。

また、bdd.confを更新すると、set-log-levelsコマンドを使用して特定のノード上に設定されたコンポーネント・ログ・レベルは、更新されたファイルのDGRAPH_LOG_LEVELSおよびENDECA_SERVER_LOG_LEVELプロパティによって上書きされます。

スクリプトが実行されると、必要に応じて変更を元に戻すことができるように、$BDD_HOME/BDD_manager/conf/bdd.confの元のバージョンをbdd.conf.bak<num>にバックアップします。その後、更新されたファイルをすべてのBDDノードにコピーします。

クラスタ構成を更新するには、次の手順を実行します。

  1. 管理サーバーで、$BDD_HOME/BBD_manager/conf/bdd.confを別のディレクトリにコピーします。
  2. そのコピーをテキスト・エディタで開き、必要な変更を行います。
    ファイルを閉じる前に、必ず保存してください。
  3. $BDD_HOME/BDD_manager/binに移動し、次を実行します。
    ./bdd-admin.sh publish-config bdd <path>
    <path>は、bdd.confの変更されたコピーへの絶対パスです。
  4. 変更が有効になるように、クラスタを再起動します。
    ./bdd-admin.sh restart [-t <minutes>]