後述の表では、変更できる$BDD_HOME/BDD_manager/conf/bdd.confのプロパティについて説明します。bdd.confに変更を加える前に、必ずこの情報を注意してお読みください。クラスタに悪影響を及ぼす可能性があるため、このファイルの他のプロパティを更新しないでください。
プロパティ | 説明 |
---|---|
AGENT_OUT_FILE | HDFSエージェントのstdout/stderrファイルのパス。 |
BACKUP_HDFS_TEMP_FOLDER_PATH | バックアップ操作とリストア操作の間に使用される、管理サーバー上のデフォルト一時フォルダへの絶対パス。これは、bdd-adminスクリプトによって個別的にオーバーライドすることもできます。 |
BACKUP_LOCAL_TEMP_FOLDER_PATH | バックアップ操作とリストア操作の間に使用される、HDFS上のデフォルト一時フォルダへの絶対パス。これは、bdd-adminスクリプトによって個別的にオーバーライドすることもできます。 |
CLUSTERING_SERVICE_* | これらのプロパティは直接変更できません。クラスタリング・サービスの有効化および無効化の詳細は、enable-componentsおよびdisable-componentsを参照してください。 |
COMPANY_SECURITY_* | これらのプロパティは直接変更できません。ユーザー認証設定の更新の詳細は、ユーザーの認証設定の構成を参照してください。 |
DETECTOR_* | Hive表ディテクタのプロパティは、直接変更しないでください。ただし、ディテクタの動作はcronジョブを編集することによって変更できます。詳細は、データ処理ガイドを参照してください。 |
DGRAPH_ADDITIONAL_ARG | Dgraphの起動に使用される1つ以上のフラグを定義します。このプロパティは、Oracleサポートによる使用のみを目的としています。
bdd.confのプロパティにマップするフラグを含めることはできません。Dgraphのフラグの詳細は、「Dgraphのフラグ」を参照してください。 |
DGRAPH_CACHE | Dgraphキャッシュ・サイズ(MB)。パフォーマンスを向上させるには、ノードの使用可能なRAMの最低でも50%をDgraphのキャッシュに割り当てることをお薦めします。使用可能なメモリーが十分でないために問合せが取り消されていることが検出された場合、この量を増やします。 |
DGRAPH_CGROUP_NAME、DGRAPH_ENABLE_CGROUP | 特定の状況では編集できません。手順については、「Dgraphのcgroupの設定」を参照してください。 |
DGRAPH_HDFS_MOUNT_DIR | 特定の状況では編集できません。手順の詳細は、HDFSへのDgraphデータベースの移動を参照してください。 |
DGRAPH_INDEX_DIR | Dgraphデータベース・ディレクトリのパス。このプロパティの値を変更する前に、データベース・ファイルを新しい場所に用意する必要があります。HDFSへのDgraphデータベースの移動を参照してください。 |
DGRAPH_LOG_LEVEL | オプション。Dgraphの出力ログ・サブシステムのログ・レベルを定義します。この形式は次のとおりです。
subsystem1 level1|subsystem2,subsystem3 level2|subsystemN levelN 次に例を示します。
DGRAPH_LOG_LEVEL=bulk_ingest WARNING|cluster ERROR|dgraph, eql, eve INCIDENT_ERROR 必要な数のサブシステムを指定できます。何も指定しない場合、NOTIFICATIONに設定されます。サポートされない値や正しい形式になっていない値を入力すると、デフォルトのNOTIFICATIONになります。 Dgraphの出力ログ・サブシステムとそのサポートされているレベルの詳細は、「Dgraph出力ログ」を参照してください。 |
DGRAPH_OUT_FILE | Dgraphのstdout/stderrファイルのパス。 |
DGRAPH_SERVERS | 特定の状況では編集できません。手順の詳細は、新しいDgraphノードの追加およびHDFSへのDgraphデータベースの移動を参照してください。 |
DGRAPH_THREADS | Dgraphの起動に使用されるスレッドの数。次のようにしてください。
使用する数は必ずライセンス契約に従います。 |
DGRAPH_USE_MOUNT_HDFS | 特定の状況では編集できません。手順の詳細は、HDFSへのDgraphデータベースの移動を参照してください。 |
DGRAPH_USE_NFS_MOUNT | 特定の状況では編集できません。手順の詳細は、HDFSへのDgraphデータベースの移動を参照してください。 |
DP_ADDITIONAL_JARS | データ処理ワークフローに追加するカスタムSerDe JARを定義します。詳細は、データ処理ガイドを参照してください。 |
ENABLE_AUTOSTART | 直接変更しないください。コンポーネントの自動起動の有効化の詳細は、autostartを参照してください。 |
ENABLE_CLUSTERING_SERVICE | これらのプロパティは直接変更できません。クラスタリング・サービスの有効化および無効化の詳細は、enable-componentsおよびdisable-componentsを参照してください。 |
ENABLE_ENRICHMENTS | データ処理ガイドを参照してください。 |
ENABLE_HIVE_TABLE_DETECTOR | インストール後は変更しないでください。Hive表ディテクタの動作の変更の詳細は、データ処理ガイドを参照してください。 |
ENABLE_KERBEROS | 特定の状況では編集できません。手順の詳細は、Kerberosの有効化を参照してください。 |
ENDECA_SERVER_LOG_LEVEL | Dgraph Gatewayのログ・レベルを設定する手順については、Dgraph Gatewayログ・レベルの設定を参照してください。 |
HADOOP_CERTIFICATES_PATH | 直接変更しないください。TLS/SSL証明書のリフレッシュを参照してください。 |
HADOOP_CLIENT_LIB_PATHS | 直接変更しないください。Hadoopクライアント構成ファイルの更新を参照してください。 |
HIVE_DATABASE_NAME | 直接変更できません。Hive表ディテクタによって使用されるデータベースを変更する場合は、cronジョブを変更する必要があります。詳細は、データ処理ガイドを参照してください。 |
HUE_URI | 直接変更しないください。Hue URIの設定を参照してください。 |
JAVA_HOME | BDDコンポーネントの起動時に使用されるJDK。この値を変更した場合、CLIおよびStudioで使用される場所も更新する必要があります。これは、クラスタ内のすべてのノードで同じ場所に存在する必要があります。 |
KERBEROS_KEYTAB_PATH | 直接変更しないください。Kerberosキータブ・ファイルの更新を参照してください。 |
KERBEROS_PRINCIPAL | 直接変更しないください。Kerberosプリンシパルの更新を参照してください。 |
KERBEROS_TICKET_LIFETIME | DgraphのKerberosチケットが有効な期間の長さ。これは、数字に続き、サポートされている時間単位を付けて指定する必要があります。サポートされている時間単位は、s、m、hまたはdです。たとえば、10h (10時間)または10m (10分)などです。 |
KERBEROS_TICKET_REFRESH_ INTERVAL | DgraphのKerberosチケットがリフレッシュされる間隔(分数)。たとえば、60に設定した場合は、Dgraphのチケットは、60分毎または1時間毎にリフレッシュされます。 |
KRB5_CONF_PATH | 直接変更しないください。Kerberos krb5.confファイルの場所の変更を参照してください。 |
LANGUAGE | データ処理によって使用される言語の変更の詳細は、データ処理ガイドを参照してください。 |
LDAP_* | StudioにLDAPを構成する手順の詳細は、ユーザー管理のためのLDAPシステムとの統合を参照してください。 |
MAX_INPUT_SPLIT_SIZE | データ処理ガイドを参照してください。 |
MAX_RECORDS | データ処理ガイドを参照してください。 |
RECORD_SEARCH_THRESHHOLD | データ処理ガイドを参照してください。 |
STUDIO_ADMIN_* | 直接変更しないください。Studioユーザーの編集を参照してください。 |
STUDIO_JDBC_CACHE | Studioのデータベースのキャッシングを有効化および無効化する手順の詳細は、インストレーション・ガイドを参照してください。 |
VALUE_SEARCH_THRESHHOLD | データ処理ガイドを参照してください。 |