この章では、Oracle Exadata Database MachineおよびOracle Exadata Storage拡張ラックの設置場所の要件について説明します。
注意:
読みやすさを考慮して、Oracle Exadata Database MachineとOracle Exadata Storage拡張ラックの両方に言及する場合、「Oracle Exadataラック」という名前を使用します。
関連項目
次の各項では、Oracle Exadataラックに関する一般的な環境要件を説明します。
Oracle Exadata Database Machine X6-2およびX6-8の環境要件(重量、音響レベル、電力、冷却、通気など)については、Oracle Technology Networkから入手できるOracle Exadata Configuration Assistantを使用してください。
http://www.oracle.com/technetwork/database/exadata/oeca-download-2817713.html
Oracle Exadata Database Machine X5-2の環境要件は、システムのサイズによって異なります。表1-1に、Oracle Exadata Database Machine X5-2の一般的な環境要件を示します。この章の他の項に、詳細情報を示します。
表1-1 Oracle Exadata Database Machine X5-2の環境要件
環境要素 | Oracle Exadata Database Machine X5-2フル・ラック | Oracle Exadata Database Machine X5-2ハーフ・ラック | Oracle Exadata Database Machine X5-2クオータ・ラック | Oracle Exadata Database Machine X5-2エイス・ラック |
---|---|---|---|---|
重量 関連項目: 「床要件」 |
|
|
|
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音響レベル |
86db (A) |
85db (A) |
83db (A) |
83db (A) |
電力 関連項目: 「電力要件」 |
|
|
|
|
冷却 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
|
|
|
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
|
|
|
68(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 最大36 (InfiniBandネットワークの場合) |
38(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 最大18 (InfiniBandネットワークの場合) |
22(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 最大8 (InfiniBandネットワークの場合) |
22(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 最大8 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
11個以上のネットワーク・ドロップ |
7個以上のネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
18個の1GbE/10GbEイーサネット・ポート 16個の10GbEイーサネット・ポート 12個以上のInfiniBandポート |
12個の1GbE/10GbEイーサネット・ポート 8個の10GbEイーサネット・ポート 12個以上のInfiniBandポート |
6個の1GbE/10GbEイーサネット・ポート 4個の10GbEイーサネット・ポート 12個以上のInfiniBandポート |
6個の1GbE/10GbEイーサネット・ポート 4個の10GbEイーサネット・ポート 12個以上のInfiniBandポート |
表1-2に、Oracle Exadata Database Machine X5-8の一般的な環境要件を示します。この章の他の項に、詳細情報を示します。
表1-2 Oracle Exadata Database Machine X5-8の環境要件
環境要素 | Oracle Exadata Database Machine X5-8フル・ラック | Oracle Exadata Database Machine X5-8ハーフ・ラック |
---|---|---|
重量 関連項目: 「床要件」 |
Extreme Flashドライブ: 1826.5lbs (828.1kg) 高容量ドライブ: 1980.5lbs (898.3kg) |
Extreme Flashドライブ: 1160.1lbs (526.2kg) 高容量ドライブ: 1193.1lbs (541.2kg) |
音響レベル |
8.68 |
8.58 |
電力 関連項目: 「電力要件」 |
Extreme Flashドライブ:
高容量ドライブ:
|
Extreme Flashドライブ:
高容量ドライブ:
|
冷却 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
Extreme Flashドライブ:
高容量ドライブ:
|
Extreme Flashドライブ:
高容量ドライブ:
|
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
Extreme Flashドライブ:
高容量ドライブ:
|
Extreme Flashドライブ:
高容量ドライブ:
|
Oracle Exadata Database Machine X4-2の環境要件は、システムのサイズによって異なります。表1-3に、Oracle Exadata Database Machine X4-2の一般的な環境要件を示します。この章の他の項に、詳細情報を示します。
表1-3 Oracle Exadata Database Machine X4-2の環境要件
環境要素 | Oracle Exadata Database Machine X4-2フル・ラック | Oracle Exadata Database Machine X4-2ハーフ・ラック | Oracle Exadata Database Machine X4-2クオータ・ラック | Oracle Exadata Database Machine X4-2エイス・ラック |
---|---|---|---|---|
重量 関連項目: 「床要件」 |
852.8kg (1880lbs) |
525.3kg (1158lbs) |
365.6kg (806lbs) |
365.6kg (806lbs) |
音響レベル |
93db (A) |
89db (A) |
85db (A) |
85db (A) |
電力 関連項目: 「電力要件」 |
|
|
|
|
冷却 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
|
|
|
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
|
|
|
68(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 最大36 (InfiniBandネットワークの場合) |
38(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 最大18 (InfiniBandネットワークの場合) |
22(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 最大8 (InfiniBandネットワークの場合) |
22(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 最大8 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
11個以上のネットワーク・ドロップ |
7個以上のネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
18個の1GbE/10GbEイーサネット・ポート 16個の10GbEイーサネット・ポート 12個以上のInfiniBandポート |
12個の1GbE/10GbEイーサネット・ポート 8個の10GbEイーサネット・ポート 12個以上のInfiniBandポート |
6個の1GbE/10GbEイーサネット・ポート 4個の10GbEイーサネット・ポート 12個以上のInfiniBandポート |
6個の1GbE/10GbEイーサネット・ポート 4個の10GbEイーサネット・ポート 12個以上のInfiniBandポート |
表1-4に、Exadata Storage Server X5-2サーバーを収容するOracle Exadata Database Machine X4-8の一般的な環境要件を示します。この章の他の項に、詳細情報を示します。
表1-4 Exadata Storage Server X5-2サーバーを収容するOracle Exadata Database Machine X4-8ラックの環境要件
環境要素 | Exadata Storage Server X5-2サーバーを収容するOracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラック | Exadata Storage Server X5-2サーバーを収容するOracle Exadata Database Machine X4-8ハーフ・ラック |
---|---|---|
重量 関連項目: 「床要件」 |
|
|
音響レベル |
86db (A) |
85db (A) |
電力 関連項目: 「電力要件」 |
|
|
冷却 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
|
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
|
44(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 最大44 (InfiniBandネットワークの場合) |
22(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 最大22 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
16個の1GbEイーサネット・ポート 16個の10GbEイーサネットSFP+ポート 12個以上のInfiniBandポート |
16個の1GbEイーサネット・ポート 16個の10GbEイーサネットSFP+ポート 12個以上のInfiniBandポート |
表1-5に、Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラックの一般的な環境要件を示します。この章の他の項に、詳細情報を示します。
表1-5 Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラックの環境要件
環境要素 | Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラック |
---|---|
重量 関連項目: 「床要件」 |
867.3kg (1912lbs) |
音響レベル |
93db (A) |
電力 関連項目: 「電力要件」 |
|
冷却 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
44(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 最大36 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
16個の1GbEイーサネット・ポート 16個の10GbEイーサネットSFP+ポート 12個のInfiniBandポート |
Oracle Exadata Database Machine X3-2の環境要件は、システムのサイズによって異なります。表1-6に、Oracle Exadata Database Machine X3-2の一般的な環境要件を示します。この章の他の項に、詳細情報を示します。
表1-6 Oracle Exadata Database Machine X3-2の環境要件
環境要素 | Oracle Exadata Database Machine X3-2フル・ラック | Oracle Exadata Database Machine X3-2ハーフ・ラック | Oracle Exadata Database Machine X3-2クオータ・ラック | Oracle Exadata Database Machineエイス・ラック |
---|---|---|---|---|
重量 関連項目: 「床要件」 |
871.4kg (1921lbs) |
543.9kg (1199lbs) |
368.8kg (813lbs) |
368.8kg (813lbs) |
音響レベル |
87db (A) |
84db (A) |
81db (A) |
81db (A) |
電力 関連項目: 「電力要件」 |
|
|
|
|
冷却 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
|
|
|
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
|
|
|
69(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 22 (InfiniBandネットワークの場合) |
39(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) (Oracle Exadata Database Machine X2-2 (X4170およびX4275サーバー搭載)に39個のIPアドレスが必要) 11 (InfiniBandネットワークの場合) |
22(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 5 (InfiniBandネットワークの場合) |
22(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 5 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
11個以上のネットワーク・ドロップ |
7個以上のネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
24個の1GbE/10GbEイーサネット・ポート 16個の10GbEイーサネット・ポート 12個以上のInfiniBandポート |
12個の1GbE/10GbEイーサネット・ポート 8個の10GbEイーサネット・ポート 12個以上のInfiniBandポート |
6個の1GbE/10GbEイーサネット・ポート 4個の10GbEイーサネット・ポート 12個以上のInfiniBandポート |
6個の1GbE/10GbEイーサネット・ポート 4個の10GbEイーサネット・ポート 12個以上のInfiniBandポート |
表1-7に、Exadata Storage Server X4-2Lサーバーを使用したOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックの一般的な環境要件を示します。この章の他の項に、詳細情報を示します。
表1-7 Exadata Storage Server X4-2Lサーバーを使用したOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックの環境要件
環境要素 | Exadata Storage Server X4-2Lサーバーを使用したOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラック |
---|---|
重量 関連項目: 「床要件」 |
911.27kg (2009lbs) |
音響レベル |
84db (A) |
電力 関連項目: 「電力要件」 |
|
冷却 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
45(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 最大36 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
16個の1GbEイーサネット・ポート 16個の10GbEイーサネットSFP+ポート 12個のInfiniBandポート |
表1-8に、Exadata Storage Server X3-2サーバーを使用したOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックの一般的な環境要件を示します。この章の他の項に、詳細情報を示します。
表1-8 Exadata Storage Server X3-2サーバーを使用したOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックの環境要件
環境要素 | Exadata Storage Server X3-2サーバーを使用したOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラック |
---|---|
重量 関連項目: 「床要件」 |
929.9kg (2050lbs) |
音響レベル |
84db (A) |
電力 関連項目: 「電力要件」 |
|
冷却 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
|
45(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 22 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
16個の1GbEイーサネット・ポート 16個の10GbEイーサネットSFP+ポート 12個のInfiniBandポート |
Oracle Exadata Database Machine X2-2の環境要件は、システムのサイズによって異なります。表1-9に、Oracle Exadata Database Machine X2-2の一般的な環境要件を示します。この章の他の項に、詳細情報を示します。
表1-9 Oracle Exadata Database Machine X2-2の環境要件
環境要素 | Oracle Exadata Database Machine X2-2フル・ラック | Oracle Exadata Database Machine X2-2ハーフ・ラック | Oracle Exadata Database Machine X2-2クオータ・ラック |
---|---|---|---|
重量 関連項目: 「床要件」 |
966.6kg (2131lbs) |
602.8kg (1329lbs) |
409.1kg (902lbs) |
音響レベル |
89db (A) |
86db (A) |
83db (A) |
電力 関連項目: 「電力要件」 |
最大: 14.0kW (14.3kVA) 標準: 9.8kW (10.0kVA) (適用負荷に応じて異なります) |
最大: 7.2kW (7.3kVA) 標準: 5.1kW (5.2kVA) (適用負荷に応じて異なります) |
最大: 3.6kW (3.7kVA) 標準: 2.7kW (2.75kVA) (適用負荷に応じて異なります) |
冷却 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
最大: 47,800BTU/時(50,400kJ/時) 標準: 33,400BTU/時(35,300kJ/時) |
最大: 26,400BTU/時(25,950kJ/時) 標準: 17,400BTU/時(35,300kJ/時) |
最大: 12,300BTU/時(13,000kJ/時) 標準: 9,200BTU/時(9,700kJ/時) |
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
最大: 約2,200CFM 標準: 約1,560CFM |
最大: 約1,130CFM 標準: 約840CFM |
最大: 約550CFM 標準: 約410CFM |
70(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 22 (InfiniBandネットワークの場合) |
40(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) (Oracle Exadata Database Machine X2-2 (X4170およびX4275サーバー搭載)に39個のIPアドレスが必要) 11 (InfiniBandネットワークの場合) |
23(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 5 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
12個以上のネットワーク・ドロップ |
8個以上のネットワーク・ドロップ |
6個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
24個の1GbEイーサネット・ポート 16個の10GbEイーサネット・ポート(M2サーバーのみ有効) 12個以上のInfiniBandポート |
12個の1GbEイーサネット・ポート 8個の10GbEイーサネット・ポート(M2サーバーのみ有効) 12個以上のInfiniBandポート |
6個の1GbEイーサネット・ポート 4個の10GbEイーサネット・ポート(M2サーバーのみ有効) 12個以上のInfiniBandポート |
表1-10に、Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックの一般的な環境要件を示します。この章の他の項に、詳細情報を示します。
表1-10 Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックの環境要件
環境要素 | Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラック(Sun Fire X4800 Oracle Database Server) | Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラック(Sun Server X2-8 Oracle Database Server) |
---|---|---|
重量 関連項目: 「床要件」 |
943.5kg (2080lbs) |
980.7kg (2162lbs) |
音響レベル |
85db (A) |
85db (A) |
電力 関連項目: 「電力要件」 |
最大: 17.0kW (17.4kVA) 標準: 11.9kW (12.2kVA) (適用負荷に応じて異なります) |
最大: 17.7kW (18.1kVA) 標準: 12.4kW (112.7kVA) (適用負荷に応じて異なります) |
冷却 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
最大: 58,050BTU/時(61,200kJ/時) 標準: 40,630BTU/時(42,840kJ/時) |
最大: 60,350BTU/時(63,630kJ/時) 標準: 42,280BTU/時(44,580kJ/時) |
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) 関連項目: 「温度および湿度要件」および「換気および冷却要件」 |
最大: 約2,690CFM 標準: 約1,880CFM |
最大: 約2,781CFM 標準: 約1,950CFM |
45(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 22 (InfiniBandネットワークの場合) |
45(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 22 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
5個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
16個の1GbEイーサネット・ポート 16個の10GbEイーサネットSFP+ポート 12個のInfiniBandポート |
16個の1GbEイーサネット・ポート 16個の10GbEイーサネットSFP+ポート 12個のInfiniBandポート |
Oracle Exadata Storage拡張ラックX6-2の環境要件(重量、音響レベル、電力、冷却、通気など)については、Oracle Technology Networkから入手できるOracle Exadata Configuration Assistantを使用してください。
Oracle Exadata Storage拡張ラックX5-2の環境要件は、システムのサイズによって異なります。表1-11に、各Oracle Exadata Storage拡張ラックX5-2の一般的な環境要件を示します。
表1-11 Oracle Exadata Storage拡張ラックX5-2の環境要件
環境要素 | Oracle Exadata Storage拡張X5-2フル・ラック | Oracle Exadata Storage拡張X5-2ハーフ・ラック | Oracle Exadata Storage拡張X5-2クオータ・ラック |
---|---|---|---|
重量 |
|
|
|
音響レベル |
82db (A) |
79db (A) |
76db (A) |
電力 |
|
|
|
冷却 |
|
|
|
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) |
|
|
|
44(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 38 (InfiniBandネットワークの場合) |
24(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 18 (InfiniBandネットワークの場合) |
13(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 8 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
1個以上のネットワーク・ドロップ |
1個以上のネットワーク・ドロップ |
1個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
12個のInfiniBandポート |
12個のInfiniBandポート |
12個のInfiniBandポート |
Oracle Exadata Storage拡張ラックX4-2の環境要件は、システムのサイズによって異なります。表1-12に、各Oracle Exadata Storage拡張ラックX4-2の一般的な環境要件を示します。
表1-12 Oracle Exadata Storage拡張ラックX4-2の環境要件
環境要素 | Oracle Exadata Storage拡張X4-2フル・ラック | Oracle Exadata Storage拡張X4-2ハーフ・ラック | Oracle Exadata Storage拡張X4-2クオータ・ラック |
---|---|---|---|
重量 |
824.2kg (1817lbs) |
513.0kg (1131lbs) |
346.5kg (764lbs) |
音響レベル |
82db (A) |
79db (A) |
76db (A) |
電力 |
|
|
|
冷却 |
|
|
|
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) |
|
|
|
42(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 36 (InfiniBandネットワークの場合) |
24(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 18 (InfiniBandネットワークの場合) |
13(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 8 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
1個以上のネットワーク・ドロップ |
1個以上のネットワーク・ドロップ |
1個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
12個のInfiniBandポート |
12個のInfiniBandポート |
12個のInfiniBandポート |
Oracle Exadata Storage拡張ラックX3-2の環境要件は、システムのサイズによって異なります。表1-13に、各Oracle Exadata Storage拡張ラックX3-2の一般的な環境要件を示します。
表1-13 Oracle Exadata Storage拡張ラックX3-2の環境要件
環境要素 | Oracle Exadata Storage拡張X3-2フル・ラック | Oracle Exadata Storage拡張X3-2ハーフ・ラック | Oracle Exadata Storage拡張X3-2クオータ・ラック |
---|---|---|---|
重量 |
827.4kg (1824lbs) |
516.2kg (1138lbs) |
349.7kg (771lbs) |
音響レベル |
82db (A) |
79db (A) |
76db (A) |
電力 |
|
|
|
冷却 |
|
|
|
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) |
|
|
|
42(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 18 (InfiniBandネットワークの場合) |
24(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 9 (InfiniBandネットワークの場合) |
13(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 4 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
1個以上のネットワーク・ドロップ |
1個以上のネットワーク・ドロップ |
1個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
12個のInfiniBandポート |
12個のInfiniBandポート |
12個のInfiniBandポート |
Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容するOracle Exadata Storage拡張ラックの環境要件は、システムのサイズによって異なります。表1-14に、Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容するOracle Exadata Storage拡張ラックの一般的な環境要件を示します。
表1-14 Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容するOracle Exadata Storage拡張ラックの環境要件
環境要素 | Oracle Exadata Storage拡張フル・ラック | Oracle Exadata Storage拡張ハーフ・ラック | Oracle Exadata Storage拡張クオータ・ラック |
---|---|---|---|
重量 |
917.6kg (2023lbs) |
578.3kg (1275lbs) |
396.8kg (875lbs) |
音響レベル |
83db (A) |
82db (A) |
81db (A) |
電力 |
最大: 12.6kW (12.9kVA) 標準: 8.8kW (9.0kVA) (適用負荷に応じて異なります) |
最大: 6.9kW (7.1kVA) 標準: 4.8kW (5.0kVA) (適用負荷に応じて異なります) |
最大: 3.4kW (3.5kVA) 標準: 2.4kW (2.5kVA) (適用負荷に応じて異なります) |
冷却 |
最大: 43,000BTU/時(45,400kJ/時) 標準: 30,100BTU/時(31,800kJ/時) |
最大: 23,600BTU/時(24,900kJ/時) 標準: 16,500BTU/時(17,400kJ/時) |
最大: 11,600BTU/時(12,250kJ/時) 標準: 8,100BTU/時(8,600kJ/時) |
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) |
最大: 約1,980CFM 標準: 約1,390CFM |
最大: 約1,090CFM 標準: 約760CFM |
最大: 約530CFM 標準: 約375CFM |
43(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 18 (InfiniBandネットワークの場合) |
25(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 9 (InfiniBandネットワークの場合) |
14(単一クラスタのイーサネット・ネットワークの場合) 4 (InfiniBandネットワークの場合) |
|
ネットワーク・ドロップ |
2個以上のネットワーク・ドロップ |
2個以上のネットワーク・ドロップ |
2個以上のネットワーク・ドロップ |
外部接続 |
12個のInfiniBandポート |
12個のInfiniBandポート |
12個のInfiniBandポート |
単一サーバーの一般的な環境要件を次の表に示します。
表1-15 X6-2単一サーバーの環境要件
環境要素 | Exadata Storage Server X6-2 - Extreme Flash | Exadata Storage Server X6-2 - 高容量 | Database Server X6-2 |
---|---|---|---|
重量 |
28.1kg (62lbs) |
33.1kg (73lbs) |
20.4kg (45lbs) |
音響レベル |
78db (A) |
78db (A) |
78db (A) |
電力 |
最大: 0.6kVA 標準: 0.4 kVA (適用負荷に応じて異なります) |
最大: 0.6kVA 標準: 0.4 kVA (適用負荷に応じて異なります) |
最大: 0.665kW (0.678kVA) 標準: 0.466 kW (0.475 kVA) (適用負荷に応じて異なります) |
冷却 |
最大: 1,866BTU/時(1,969kJ/時) 標準: 1,307BTU/時(1,378kJ/時) |
最大: 2,006BTU/時(2,117kJ/時) 標準: 1,404BTU/時(1,482kJ/時) |
最大: 2,269BTU/時(2,394kJ/時) 標準: 1,588BTU/時(1,676kJ/時 |
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) |
最大: 約86CFM 標準: 約60CFM |
最大: 約93CFM 標準: 約65CFM |
最大: 約105CFM 標準: 約74CFM |
表1-16 X5-2単一サーバーの環境要件
環境要素 | Exadata Storage Server X5-2 - Extreme Flash | Exadata Storage Server X5-2 - 高容量 | Database Server X5-2 |
---|---|---|---|
重量 |
28.1kg (62lbs) |
33.1kg (73lbs) |
20.4kg (45lbs) |
音響レベル |
78db (A) |
78db (A) |
78db (A) |
電力 |
最大: 0.6kVA 標準: 0.4 kVA (適用負荷に応じて異なります) |
最大: 0.6kVA 標準: 0.4 kVA (適用負荷に応じて異なります) |
最大: 0.7kVA 標準: 0.5kVA (適用負荷に応じて異なります) |
冷却 |
最大: 2,037BTU/時(2,149kJ/時) 標準: 1,426BTU/時(1,504kJ/時) |
最大: 2,000BTU/時(2,109kJ/時) 標準: 1,400BTU/時(1,477kJ/時) |
最大: 2,481BTU/時(2,617kJ/時) 標準: 1,736BTU/時(1,832kJ/時) |
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) |
最大: 約94CFM 標準: 約66CFM |
最大: 約93CFM 標準: 約65CFM |
最大: 約115CFM 標準: 約80CFM |
表1-17 X4-8、X5-8およびX6-8単一サーバーの環境要件
環境要素 | Database Server X5-8およびX6-8 | Database Server X4-8 |
---|---|---|
重量 |
93.4kg (206lbs) |
93.4kg (206lbs) |
音響レベル |
81db (A) |
81db (A) |
電力 |
最大: 3.5kVA 標準: 2.4kVA (適用負荷に応じて異なります) |
最大: 3.7kVA 標準: 2.6kVA (適用負荷に応じて異なります) |
冷却 |
最大: 11,601BTU/時(12,239kJ/時) 標準: 8,121BTU/時(8,568kJ/時) |
最大: 12,284BTU/時(12,959kJ/時) 標準: 8,599BTU/時(9,072kJ/時) |
前方から後方への通気(実際のデータ・センター環境によって変化) |
最大: 約537CFM 標準: 約376CFM |
最大: 約569CFM 標準: 約398CFM |
Oracle Exadataラックはすべて同じラックを使用し、空間要件は同じです。空間要件は次のとおりです。
高さ: 1998mm (78.66インチ)
幅: 600mm(サイド・パネルを含む)(23.62インチ)
奥行き: 1200mm (47.24インチ)
実際の床または高くした床のうち高い方から測定したキャビネットの最小天井高は2300mm(90インチ)です。表1-21に示されているように、保守搬入のためには、前面および背面の通路スペースに、ラック高さの上に914mm (36インチ)必要です。キャビネット周辺の空間によって、空調装置とキャビネット内のシステム前面の間の冷気の移動、またはキャビネットの後部から発生する熱気の移動が制限されないようにします。
Oracle Exadataラックが到着する前に、受入場所がパッケージを収容するのに十分な広さがあるかを確認します。
Oracle Exadataラックの次のパッケージの寸法を使用します。
発送時の高さ: 2159mm(85インチ)
発送時の幅: 1219mm(48インチ)
発送時の奥行き: 1575mm(62インチ)
表1-18に、Oracle Exadata Database Machineの出荷重量および正味重量を示します。
表1-18 Oracle Exadata Database Machineのラック重量
ラックのタイプ | 発送時の重量 | 正味重量 |
---|---|---|
Oracle Exadata Database Machine X6-2フル・ラック |
Extreme Flash: 871.1kg(1920.5lbs) 高容量: 941.0kg(2074.5lbs) |
Extreme Flash: 794.5kg(1751.5lbs) 高容量: 864.3kg(1905.5lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X6-2ハーフ・ラック |
Extreme Flash: 592.2kg(1305.5lbs) 高容量: 627.1kg(1382.5lbs) |
Extreme Flash: 515.5kg(1136.5lbs) 高容量: 550.4kg(1213.5lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X6-2クオータ・ラック |
Extreme Flash: 432.5kg(953.5lbs) 高容量: 447.5kg(986.5lbs) |
Extreme Flash: 366.3kg(807.5lbs) 高容量: 381.2kg(840.5lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X6-2エイス・ラック |
Extreme Flash: 432.5kg(953.5lbs) 高容量: 433.8kg(956.3lbs) |
Extreme Flash: 366.3kg(807.5lbs) 高容量: 376.6kg(810.3lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X5-8またはX6-8フル・ラック |
Extreme Flashドライブ: 894.7kg (1972.5 lbs) 高容量ドライブ: 964.6kg (2126.5lbs) |
Extreme Flashドライブ: 828.5kg (1826.5 lbs) 高容量ドライブ: 898.3kg (1980.5lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X6-8ハーフ・ラック |
Extreme Flashドライブ: 592.2kg (1305.5 lbs) 高容量ドライブ: 607.1kg (1338.5lbs) |
Extreme Flashドライブ: 525.9kg (1159.5 lbs) 高容量ドライブ: 540.9kg (1192.5lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X5-8ハーフ・ラック |
Extreme Flashドライブ: 592.4kg (1306.1 lbs) 高容量ドライブ: 607.4kg (1339.1lbs) |
Extreme Flashドライブ: 526.2kg (1160.1 lbs) 高容量ドライブ: 541.2kg (1193.1lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X5-2フル・ラック |
984.8kg (2171lbs) |
901.3kg (1987lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X5-2ハーフ・ラック |
639.6kg (1410lbs) |
587.4kg (1295lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X5-2クオータ・ラック |
453.1kg (999lbs) |
418.2kg (922lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X5-2エイス・ラック |
453.1kg (999lbs) |
418.2kg (922lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X4-2フル・ラック |
936kg (2064lbs) |
852.8kg (1880lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X4-2ハーフ・ラック |
577kg (1273lbs) |
525.3kg (1158lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X4-2クオータ・ラック |
401kg (883lbs) |
365.6kg (806lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X4-2エイス・ラック |
401kg (883lbs) |
365.6kg (806lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラック |
高パフォーマンス・ドライブ: 951kg (2097lbs) 高容量ドライブ: 1019kg (2247lbs) |
高パフォーマンス・ドライブ: 867kg (1912lbs) 高容量ドライブ: 936kg (2063lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X3-2フル・ラック |
954.8kg (2105lbs) |
871.4kg (1921lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X3-2ハーフ・ラック |
596.0kg (1314lbs) |
543.9kg (1199lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X3-2クオータ・ラック |
403.7kg (890lbs) |
368.8kg (813lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X3-2エイス・ラック |
403.7kg (890lbs) |
368.8kg (813lbs) |
Exadata Storage Server X4-2Lサーバーを使用したOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラック |
994.7kg (2193lbs) |
911.3kg (2009lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラック |
1013.3kg (2234lbs) |
929.9kg (2050lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X2-2フル・ラック |
1050.1kg (2315lbs) |
966.61kg (2131lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X2-2ハーフ・ラック |
684.1kg (1508lbs) |
602.8kg (1329lbs) |
Oracle Exadata Database Machine X2-2クオータ・ラック |
487.6kg (1075lbs) |
409.1kg (902lbs) |
Sun Fire X4800 Oracle Database Serverを使用したOracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラック |
1026.9kg (2264lbs) |
943.8kg (2080lbs) |
Sun Server X2-8 Oracle Database Serverを使用したOracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラック |
1036.0kg (2284lbs) |
980.7kg (2162lbs) |
表1-19に、Oracle Exadata Storage拡張ラックの出荷重量および正味重量を示します。
表1-19 Oracle Exadata Storage拡張ラックのラック重量
ラックのタイプ | 発送時の重量 | 正味重量 |
---|---|---|
Oracle Exadata Storage拡張X6-2フル・ラック |
Extreme Flash: 850.3kg(1874.5lbs) 高容量: 945.1kg(2083.5lbs) |
Extreme Flash: 784.0kg(1728.5lbs) 高容量: 878.8kg(1937.5lbs) |
Oracle Exadata Storage拡張X6-2ハーフ・ラック |
Extreme Flash: 569.0kg(1254.5lbs) 高容量: 613.9kg (1353.5lbs) |
Extreme Flash: 502.8kg(1108.5lbs) 高容量: 547.7kg (1207.5lbs) |
Oracle Exadata Storage拡張X6-2クオータ・ラック |
Extreme Flash: 430.7kg(949.5lbs) 高容量: 450.6kg(993.5lbs) |
Extreme Flash: 364.5kg(803.5lbs) 高容量: 384.4kg(847.5lbs) |
Oracle Exadata Storage拡張X5-2フル・ラック |
994.7kg (2193lbs) |
915.8kg (2019lbs) |
Oracle Exadata Storage拡張X5-2ハーフ・ラック |
640.9kg (1413lbs) |
591.5kg (1304lbs) |
Oracle Exadata Storage拡張X5-2クオータ・ラック |
444.5kg (980lbs) |
411kg (906.1lbs) |
Oracle Exadata Storage拡張X4-2フル・ラック |
903.1kg (1991lbs) |
824.2kg (1817.1lbs) |
Oracle Exadata Storage拡張X4-2ハーフ・ラック |
562.4kg (1239.9lbs) |
513.0kg (1131lbs) |
Oracle Exadata Storage拡張X4-2クオータ・ラック |
380.1kg (838lbs) |
346.5kg (764lbs) |
Oracle Exadata Storage拡張X3-2フル・ラック |
906.3kg (1998lbs) |
827.4kg (1824.1lbs) |
Oracle Exadata Storage拡張X3-2ハーフ・ラック |
565.6kg (1247lbs) |
516.2kg (1138lbs) |
Oracle Exadata Storage拡張X3-2クオータ・ラック |
383.3kg (845lbs) |
349.7kg (771lbs) |
Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容するOracle Exadata Storage拡張フル・ラック |
1001.1kg (2207lbs) |
917.6kg (2023lbs) |
Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容するOracle Exadata Storage拡張ハーフ・ラック |
659.6kg (1454.2lbs) |
578.3kg (1275lbs) |
Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容するOracle Exadata Storage拡張クオータ・ラック |
475.3kg (1047.9lbs) |
396.8kg (874.8lbs) |
積載ドックが標準の貨物輸送トラックの高さおよび傾斜路の要件を満たしている場合は、パレット・ジャッキを使用してラックを降ろすことができます。積載ドックが要件を満たしていない場合は、標準のフォークリフトまたは他の手段でラックを降ろす必要があります。リフト・ゲート付きトラックでラックを発送するように依頼することも可能です。
Oracle Exadataラックが到着しても、設置場所に到着するまでラックは発送用の梱包に入れておきます。データ・センターへの搬入前に、条件が整った場所を使用して梱包材を取り外し、ほこりが出ないようにます。設置場所への搬入経路全体の床に、振動を引き起こす可能性のある段差がないようにします。
発送用の段ボールから製品を開封する十分な空間を確保します。Oracle Exadataラックを開封場所から設置場所に移動するための空間と通路を十分に確保してください。表1-20に、Oracle Exadataラックの搬入経路要件を示します。
表1-20 搬入経路要件
搬入経路の項目 | 発送用パレットがある場合 | 発送用パレットがない場合 |
---|---|---|
ドアの最小高さ |
2184mm (86インチ) |
2040mm (80.32インチ) |
ドアの最小幅 |
1270 (50インチ) |
640mm (25.19インチ) |
エレベータの最小奥行き |
1625.6mm (64インチ) |
1240mm (48.82インチ) |
最大傾斜 |
6度 |
6度 |
エレベータ、パレット・ジャッキおよび床の最小積載量 |
1134kg (2500lbs) |
1134kg (2500lbs) |
保守場所には、Oracle Exadataラックを収容するのに十分な広さと搬入空間が必要になります。たとえば、サイド・パネルを取り外すのに必要な空間は、675.64mm(26.6インチ)です。表1-21は、メンテナンス搬入要件を示しています。
表1-21 Oracle Exadata Database Machineの保守搬入要件
場所 | 保守搬入要件 |
---|---|
背面の保守 |
914mm (36インチ) |
前面の保守 |
1232 (48.5インチ) |
上部の保守 |
914mm (36インチ) |
注意:
電気を利用するには、開いたタイルが必要です。
Oracle Exadataラックは、ラックを相互接続する際に並べて配置できます。
Oracle Exadataラックを高くした床面に設置することをお薦めします。設置場所の床と高くした床面が、Oracle Exadataラックの総重量に耐えられるようにしておく必要があります。
表1-22は、床の積載要件を示しています。
表1-22 Oracle Exadata Database Machineの床の積載要件
説明 | 要件 |
---|---|
設置されるラック装置の最大許容重量 |
952.5kg (2100lbs) |
設置される配電ユニットの最大許容重量 |
52.16kg (115lbs) |
最大動荷重(PDUを含む設置される装置の最大許容重量) |
1004.66kg (2215lbs) |
Oracle Exadataラックは、広範囲の電圧および周波数で効率的に稼働できます。ただし、信頼性の高い電源が必要です。範囲を超えると、破損する場合があります。次のような電気障害が原因で、Oracle Exadataラックが破損する場合があります。
電圧低下による変動
入力電圧レベルまたは入力電力周波数の大幅かつ急速な変動
雷雨
配電システムの障害(配線の不備など)
このような障害からOracle Exadataラックを保護するには、専用の配電システムや電力調整装置を導入するだけでなく、雷雨からの保護を目的とした避雷器や電力ケーブルを用意する必要があります。
各ラックには、配電ユニット(PDU)が2台事前に設置されています。これらのPDUは異なる電源に接続できます。Oracle Exadataラックおよびデータ・センターに適したPDUのタイプを指定する必要があります。
次に、Exadataが現在サポートしているPDUと過去にサポートしていたPDUを示します。
表1-23 北米、南米、日本および台湾向け低電圧15kVA単相PDU (2PDU/ラック)
表1-24 北米、南米、日本および台湾向け低電圧15kVA 3相PDU (2PDU/ラック)
表1-25 欧州、中東、アフリカ(EMEA)および日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向け高電圧15kVA単相PDU (2PDU/ラック)
表1-26 欧州、中東、アフリカ(EMEA)および日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向け高電圧15kVA 3相(2PDU/ラック)
表1-27 北米、南米、日本および台湾向け低電圧22kVA単相PDU (2PDU/ラック)
表1-28 欧州、中東、アフリカ(EMEA)および日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向け高電圧22kVA単相PDU (2PDU/ラック)
表1-29 北米、南米、日本および台湾向け低電圧24kVA 3相PDU (2PDU/ラック)
表1-30 欧州、中東、アフリカ(EMEA)および日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向け高電圧24kVA 3相PDU (2PDU/ラック)
表1-31 北米、南米、日本および台湾向け低電圧37kVA 3相PDU (2PDU/ラック)
表1-32 欧州、中東、アフリカ(EMEA)および日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向け高電圧37kVA 3相PDU (2PDU/ラック)
表1-23に、北米、南米、日本および台湾向けの低電圧単相PDUの要件を示します。ラックごとに2台のPDUが設置されています。次の仕様はPDUごとのものです。
表1-23 北米、南米、日本および台湾向け低電圧15kVA単相PDU (2PDU/ラック)
オプション | 要件(PDU単位) |
---|---|
電圧 |
200から240VAC |
周波数 |
50/60Hz |
電流 |
入力ごとに最大24A |
電力定格 |
15kVA |
出力電流 |
72A (3 x 24A) |
コンセント |
42 x C13、6 x C19 |
コンセント・グループ |
6 |
グループ保護(UL489 2ポール・サーキット・ブレーカ) |
20A |
データ・センターのソケット |
15kVA、3つの30A/250V 2極/3線式のNEMA L6-30Pプラグ |
Oracle Exadataシステムを低電圧単相電源に接続するには、次のものが必要です。
2台のPDUに対して6本の電源コード(30A、200から240VAC)
6個のソケット(6個のデータ・センターのNEMA L6-30ソケットへのPDUの接続用)
図1-1に、北米、南米、日本および台湾向けの低電圧単相PDUの電源コネクタを示します。
表1-24に、北米、南米、日本および台湾向けの低電圧3相PDUの要件を示します。ラックごとに2台のPDUが設置されています。次の仕様はPDUごとのものです。
表1-24 北米、南米、日本および台湾向け低電圧15kVA 3相PDU (2PDU/ラック)
オプション | 要件(PDU単位) |
---|---|
電圧 |
190から220VAC |
周波数 |
50/60Hz |
電流 |
相ごとに最大40A |
電力定格 |
14.4kVA |
出力電流 |
69.3A (3 x 23.1A) |
コンセント |
42 x C13、6 x C19 |
コンセント・グループ |
6 |
グループ保護(UL489 2ポール・サーキット・ブレーカ) |
20A |
データ・センターのソケット |
IEC309-3P4W-IP67 60A 250VAC 3ph (Hubbellの同等品はHBL460R9W) |
Oracle Exadataシステムを低電圧3相電源に接続するには、次のものが必要です。
2台のPDUに対して2本の電源コード(60A、190から220VAC、3相)
2個のソケット(2個のデータ・センターのIEC 60309 60A 4pin 250VAC 3相IP67ソケットへのPDUの接続用)
図1-2に、北米、南米、日本および台湾向けの低電圧3相PDUの電源コネクタを示します。
表1-25に、欧州、中東、アフリカおよびアジア太平洋(日本と台湾を除く)向けの15kVA高電圧3相PDUの要件を示します。ラックごとに2台のPDUが設置されています。
次の仕様はPDUごとのものです。
表1-25 欧州、中東、アフリカ(EMEA)および日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向け高電圧15kVA単相PDU (2PDU/ラック)
オプション | 要件(PDU単位) |
---|---|
電圧 |
220から240VAC |
周波数 |
50/60Hz |
電流 |
入力ごとに最大24A |
電力定格 |
15kVA |
出力電流 |
72A (3 x 24A) |
コンセント |
42 x C13、6 x C19 |
コンセント・グループ |
6 |
グループ保護(UL489 2ポール・サーキット・ブレーカ) |
20A |
データ・センターのソケット |
15kVA、IEC309-2P3W-IP44 32A 250VAC (Hubbellの同等品はHBL332R6W) |
図1-3に、EMEAおよび日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向けの高電圧単相PDUの電源コネクタを示します。
表1-26に、欧州、中東、アフリカおよびアジア太平洋(日本と台湾を除く)向けの15kVA高電圧3相PDUの要件を示します。ラックごとに2台のPDUが設置されています。次の仕様はPDUごとのものです。
表1-26 欧州、中東、アフリカ(EMEA)および日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向け高電圧15kVA 3相(2PDU/ラック)
オプション | 要件(PDU単位) |
---|---|
電圧 |
220/380から240/415VAC 3相 |
周波数 |
50/60Hz |
電流 |
相ごとに最大25A |
電力定格 |
14.4kVA |
出力電流 |
62.7A (3 x 20.9A) |
コンセント |
42 x C13、6 x C19 |
コンセント・グループ |
6 |
グループ保護(UL489 1ポール・サーキット・ブレーカ) |
20A |
データ・センターのソケット |
15kVA、3相、5pin、IEC 60309 32A、5pin 230/400V、3相IP44 |
Oracle Exadataシステムを高電圧3相電源に接続するには、次のものが必要です。
2台のPDUに対して2本の電源コード(25A、220/380から240/415VAC、3相)
2個のソケット(2個のデータ・センターのIEC 60309 32A 5pin 230/400VAC 3相IP44ソケットへのPDUの接続用)
図1-4に、EMEAおよび日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向けの高電圧3相PDUの電源コネクタを示します。
表1-27に、北米、南米、日本および台湾向けの低電圧22kVA単相PDUの要件を示します。ラックごとに2台のPDUが設置されています。次の仕様はPDUごとのものです。
表1-27 北米、南米、日本および台湾向け低電圧22kVA単相PDU (2PDU/ラック)
オプション | 要件(PDU単位) |
---|---|
電圧 |
200から240VAC |
周波数 |
50/60Hz |
電流 |
入力ごとに最大36.8A/PDUごとに最大110.4A |
電力定格 |
22kVA |
出力電流 |
110.4A (3 x 36.8) |
コンセント |
42 x C13、6 x C19 |
コンセント・グループ |
6 |
グループ保護(UL489 2ポール・サーキット・ブレーカ) |
20A |
データ・センターのソケット |
Hubbell CS8265C |
Oracle Exadataシステムを低電圧単相電源に接続するには、次のものが必要です。
2台のPDUに対して3本の電源コード
6個のソケット(PDUの接続用)
図1-5に、北米、南米、日本および台湾向けの低電圧22kVA単相PDUの電源コネクタを示します。この電源コネクタは、低電圧15kVA単相PDUの電源コネクタとは異なります。
表1-28に、欧州、中東、アフリカおよびアジア太平洋(日本と台湾を除く)向けの22kVA高電圧単相PDUの要件を示します。ラックごとに2台のPDUが設置されています。次の仕様はPDUごとのものです。
表1-28 欧州、中東、アフリカ(EMEA)および日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向け高電圧22kVA単相PDU (2PDU/ラック)
オプション | 要件(PDU単位) |
---|---|
電圧 |
220から240VAC |
周波数 |
50/60Hz |
電流 |
入力ごとに最大32A |
電力定格 |
22kVA |
出力電流 |
96A (3 x 32A) |
コンセント |
42 x C13、6 x C19 |
コンセント・グループ |
6 |
グループ保護(UL489 1ポール・サーキット・ブレーカ) |
20A |
データ・センターのソケット |
IEC309-2P3W-IP44 32A 250VAC (Hubbellの同等品はHBL332R6W) |
注意:
高電圧15kVA単相PDUは、使用できなくなりました。同一のソケットおよびブレーカ要件を備えた互換性がある代替品は、高電圧22kVAです。
Oracle Exadataシステムを高電圧単相電源に接続するには、次のものが必要です。
2台のPDUに対して6本の電源コード(25A、220/380から240/415VAC、単相電圧)
6個のソケット(2個のデータ・センターのIEC 60309 32A 3pin 250VAC IP44ソケットへのPDU接続用)、22kVA、単相
図1-3に、EMEAおよび日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向けの高電圧単相PDUの電源コネクタを示します。
表1-29に、低電圧、24 kVA、3相PDUの要件を示します。ラックごとに2台のPDUが設置されています。次の仕様はPDUごとのものです。
表1-29 北米、南米、日本および台湾向け低電圧24kVA 3相PDU (2PDU/ラック)
オプション | 要件(PDU単位) |
---|---|
電圧 |
200から208 VAC 3相 |
周波数 |
50/60Hz |
電流 |
相ごとに最大34.6A |
電力定格 |
25kVA |
出力電流 |
120A (6 x 20A) |
コンセント |
42 x C13、6 x C19 |
コンセント・グループ |
6 |
グループ保護(UL489 2ポール・サーキット・ブレーカ) |
20A |
データ・センターのソケット |
IEC309-3P4W-IP67 60A 250VAC 3ph (Hubbellの同等品はHBL460R9W) |
Oracle Exadataシステムを低電圧3相電源に接続するには、次のものが必要です。
2台のPDUに対して4本の電源コード
4個のソケット(PDUの接続用)
表1-30に、高電圧、24 kVA、3相PDUのPDU要件を示します。次の仕様はPDUごとのものです。
表1-30 欧州、中東、アフリカ(EMEA)および日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向け高電圧24kVA 3相PDU (2PDU/ラック)
オプション | 要件(PDU単位) |
---|---|
電圧 |
220/380から240/415VAC 3相 |
周波数 |
50/60Hz |
電流 |
相ごとに最大18.1A |
電力定格 |
25kVA |
出力電流 |
108.6A (6 x 18.1A) |
コンセント |
42 x C13、6 x C19 |
コンセント・グループ |
6 |
グループ保護(UL489 1ポール・サーキット・ブレーカ) |
20A |
データ・センターのソケット |
IEC309-4P5W-IP44 32A 400VAC 3ph (Hubbellの同等品はHBL532R6W) |
Oracle Exadataシステムを高電圧3相電源に接続するには、次のものが必要です。
2台のPDUに対して4本の電源コード
4個のソケット(PDUの接続用)
表1-31に、5台以上のデータベース・サーバーを使用するOracle Exadata Database Machine X6-8、X5-8およびX4-8用の37kVAの低電圧3相PDUの要件をリストします。ラックごとに2台のPDUが設置されています。次の仕様はPDUごとのものです。
表1-31 北米、南米、日本および台湾向け低電圧37kVA 3相PDU (2PDU/ラック)
オプション | 要件(PDU単位) |
---|---|
電圧 |
200から208VAC |
周波数 |
50/60Hz |
電流 |
相ごとに最大34.6A |
電力定格 |
37kVA |
出力電流 |
180A (9 x 20A) |
コンセント |
44 C13および9 C19 |
コンセント・グループ |
6 |
グループ保護(UL489 1ポール・サーキット・ブレーカ) |
20A |
データ・センターのソケット |
IEC 309-3P4W-IP67プラグ |
Oracle Exadataシステムを低電圧3相電源に接続するには、次のものが必要です。
各PDUに対して3本の電源コード(60A、190から220VAC、3相)
3個のソケット(2個のデータ・センターのIEC 60309 60A 4pin 250VAC 3相IP67ソケットへのPDUの接続用)
図1-2に、北米、南米、日本および台湾向けの低電圧37kVA単相PDUの電源コネクタを示します。
表1-32に、5台以上のデータベース・サーバーを使用するOracle Exadata Database Machine X6-8、X5-8およびX4-8用の37kVAの高電圧3相PDUの要件をリストします。ラックごとに2台のPDUが設置されています。次の仕様はPDUごとのものです。
表1-32 欧州、中東、アフリカ(EMEA)および日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向け高電圧37kVA 3相PDU (2PDU/ラック)
オプション | 要件(PDU単位) |
---|---|
電圧 |
220/380から240/415VAC |
周波数 |
50/60Hz |
電流 |
相ごとに最大18A |
電力定格 |
37kVA |
出力電流 |
163A (9 x 18.1A) |
コンセント |
45 C13および9 C19 |
コンセント・グループ |
6 |
グループ保護(UL489 1ポール・サーキット・ブレーカ) |
20A |
データ・センターのソケット |
IEC 309-4P5W-IP44 |
Oracle Exadataシステムを低電圧3相電源に接続するには、次のものが必要です。
2台のPDUに対して2本の電源コード(60A、190から220VAC、3相)
3個のソケット(2個のデータ・センターのIEC 60309 60A 4pin 250VAC 3相IP67ソケットへのPDUの接続用)
図1-4に、欧州、中東、アフリカ(EMEA)および日本と台湾を除くアジア太平洋(APAC)向けの高電圧37kVA3相PDUの電源コネクタを示します。
電気の工事や設備は、該当する地域、自治体または国の電気工事規定に準拠する必要があります。建物に供給されている電力のタイプを確認するには、施設管理者または資格を持つ電気技師に問い合せてください。
突発故障を防止するには、十分な電力がPDUに供給されるように入力電源を設計します。PDUに電力を供給するすべての電力回路に対して専用のACブレーカ・パネルを使用します。配電要件の策定時に、使用できるAC供給分岐回路の間で電力負荷を分散します。米国およびカナダでは、システム全体のAC入力電流負荷が分岐回路のAC電流定格の80%を超えないようにします。
PDU電源コードの長さは4メートル(13.12フィート)で、コードの1から1.5メートル(3.3から4.9フィート)はラック・キャビネット内に配線されます。設置場所のAC電源ソケットは、ラックから2メートル(6.6フィート)以内に必要です。
突発故障を防止するには、十分な電力がサーバーに供給されるように電力系統を設計します。サーバーに電力を供給するすべての電力回路に対して専用のACブレーカ・パネルを使用します。電気の工事や設備は、該当する地域、自治体または国の電気工事規定に準拠する必要があります。サーバーは、電気回路の接地を必要とします。
ブレーカの他に、無停電電源装置(UPS)などの安定した電源を用意して、コンポーネントが故障する可能性を減らします。繰り返し停電したり、電源が不安定な環境下にコンピュータ機器が置かれている場合は、コンポーネントが故障する確率が上昇しやすくなります。
注意:
ブレーカはお客様が用意します。電源コードごとに1つのブレーカが必要です。
Oracle Exadataラックでは、空気は前方から後方に流れます。冷却と通気の詳細は、「一般的な環境要件」を参照してください。
注意:
調査の結果、温度が摂氏20度(華氏70度)を超えてから摂氏10度(華氏15度)上昇すると、電子機器の長期的な信頼性が50%減少することがわかっています。
異常な内部温度により、Oracle Exadata Database Machineの全部または一部が停止する場合があります。
次の表に、稼働中のマシンおよび非稼働のマシンの温度、湿度、高度の要件を示します。
表1-33 温度、湿度、高度の要件
条件 | 稼働要件 | 非稼働要件 | 最適条件 |
---|---|---|---|
温度 |
摂氏5から32度(華氏41から89.6度) |
摂氏-40から70度(華氏-40から158度)。 |
最適なラックの冷却の場合、データ・センターの温度は摂氏21から23度(華氏70から74度) |
相対湿度 |
10から90%の相対湿度、結露なし |
最高93%の相対湿度。 |
最適なラックの冷却の場合、データ・センターの相対湿度は45から50%、結露なし |
高度 |
最高: 3048m (10000フィート) |
12000m (40000フィート)。 |
海抜高度900m以上では300m上昇するごとに周囲温度が摂氏1度低下 |
コンポーネントの故障により停止する可能性を最小限に抑えるには、温度および湿度の最適な範囲に状態を整えます。Oracle Exadataラックを動作時範囲の限界値またはそれに近い環境で長時間稼働させたり、非動作時範囲の限界値またはそれに近い環境に設置したりすると、ハードウェア・コンポーネントの故障が著しく増加する可能性があります。
サーバーの信頼性を保ち、オペレータが快適に操作できる最適周囲温度範囲は摂氏21から23度(華氏70から74度)です。ほとんどのコンピュータ機器は広範囲の温度で動作できますが、安全な湿度レベルの維持が簡単である摂氏22度(華氏72度)近辺が適しています。この温度範囲で動作すると、空調システムが一定時間ダウンした場合に安全バッファが提供されます。
安全なデータ処理操作には、45から50%が周囲相対湿度の最適な範囲です。ほとんどのコンピュータ機器は広い範囲(20から80%)で稼働できますが、次の理由から45から50%が推奨される範囲です。
最適な範囲では、高湿度レベルに伴う腐食の問題からコンピュータ・システムを保護できます。
最適な範囲では、空調制御装置が故障しても、すぐに稼働が停止することはありません。
相対湿度が低すぎると静電気放電が発生する可能性があり、それに伴う断続的な干渉によって故障または一時的な誤作動が引き起こされます。最適な範囲では、このような静電気による故障や誤作動を防止できます。
注意:
湿度が35パーセント未満の相対湿度が低い場所では静電気放電(ESD)が発生しやすく、消えにくくなります。湿度が30パーセント未満になると、ESDは危険な状態になります。データ・センターには、通常、効率的な防湿材があり換気回数が少ないため、湿度を維持するのは難しいことではありません。
常にラックの前後には十分な空間を確保し、適切に換気できるようにします。ラックからの空気の流れを妨げるような機器や物でラックの前面または背面を塞がないでください。ラックマウント型のサーバーおよび機器は通常、ラックの前面から冷気を吸い込み、背面から暖気を排出します。前方から後方への冷却機能であるため、左右両側について通気要件はありません。
ラックがコンポーネントで完全に埋まっていない場合は、空の部分をフィラー・パネルで覆います。コンポーネント間の隙間は、ラック内の通気および冷却に悪影響を及ぼす可能性があります。
相対湿度とは、結露せずに空気中に存在する水蒸気の総量の割合のことで、気温に反比例します。気温が上がると湿度は下がり、気温が下がると湿度は上がります。たとえば、気温が摂氏24度(華氏75度)のとき相対湿度が45%の空気は、摂氏18度(華氏64度)になると相対湿度は65%になります。気温が下がるにつれて、相対湿度は65%以上に達し、水滴ができます。
空調設備は通常、コンピュータ・ルーム全体の温度および湿度を正確にモニターしたり制御したりしません。一般に、ルーム内の主要装置および他の装置の複数の排気口に対応する個々のポイントで監視を行います。床下換気を採用するときは、湿度を特別に考慮する必要があります。床下換気を採用した場合は、1つの排気口に近接する各ポイントで監視を行います。ルーム全体の温度および湿度の分布は均一ではありません。
Oracle Exadataラックは、自然対流による通気状態で機能するように設計されています。環境仕様を満たすには、次の要件に従う必要があります。
サーバーには十分な通気を確保します。
サーバーに前方から後方への冷却機能があることを確認します。空気の吸込み口はサーバーの前面にあり、背面から排気されます。
換気のために、サーバーの正面に1525mm(60インチ)、背面に914mm(36インチ)以上の空間を確保します。
冷気を入れるためにラックの正面に穴の開いたタイル(約400CFM/タイル)を使用します。タイルから冷気がラックに流れていれば、ラックの正面に任意の順序でタイルを配置できます。不適切な冷気の流れにより、排気の再循環でサーバーの注入温度が高くなる可能性があります。次の表に、床タイルの推奨数を示します。
Oracle Exadata Database MachineまたはOracle Exadata Storage拡張ラックのタイプ | 床タイルの推奨数 |
---|---|
Oracle Exadataフル・ラック・システム |
4 |
Oracle Exadataハーフ・ラック・システム |
3 |
Oracle Exadataクオータおよびエイス・ラック・システム |
1 |
図1-6に、通常のデータ・センターのOracle Exadata Database Machineフル・ラックの床タイルの一般的な設置を示します。
ネットワーク・ケーブルは、ネットワーク機器からOracle Exadata Database Machineの場所まで通す必要があります。次の各項では、既存のイーサネット・ネットワーク・インフラストラクチャに接続するための要件について説明します。
設置前に、ネットワーク・ケーブルを既存のネットワーク・インフラストラクチャから設置場所に通しておく必要があります。Oracle Exadata Database Machineを既存のネットワーク・インフラストラクチャに接続するための要件は次のとおりです。
X2-nシステム以外のすべてのOracle Exadata Database Machineの管理ネットワーク接続要件
既存の管理ネットワークへのイーサネット接続が1つ(ラック内のイーサネット・スイッチ用)。
Oracle Exadata Database Machine X2-nの管理ネットワーク接続要件
既存の管理ネットワークへのイーサネット接続が1つ(ラック内のイーサネット・スイッチ用)。
既存の管理ネットワークへのイーサネット接続が1つ(ラック内のKVMスイッチ用)。
クライアント・アクセス・ネットワーク接続の要件
クライアント・アクセス・ネットワークへのイーサネット接続がデータベース・サーバーごとに1つ。総数は、システム・タイプ(Oracle Exadata Database Machineフル・ラック、Oracle Exadata Database Machineハーフ・ラックまたはOracle Exadata Database Machineクオータ・ラック)、使用されるネットワーク・チャネル・ボンディングによって異なります。必要な接続数を決定するには、次の公式を使用します。
結合構成の場合は、各データベース・ノードに対して2つのネットワーク接続が必要です。
非結合構成の場合は、各データベース・ノードに対して1つのネットワーク接続が必要です。
追加ネットワークNET2接続の要件
NET2を既存のネットワークに接続するためのイーサネット接続がデータベース・サーバーごとに1つ。総数は、次に示すようにシステム・タイプによって異なります。
結合構成の場合は、各データベース・ノードに対して2つのネットワーク接続が必要です。
非結合構成の場合は、各データベース・ノードに対して1つのネットワーク接続が必要です。
注意:
ネットワーク・チャネル・ボンディングをクライアント・アクセス・ネットワークに使用する場合、このネットワークは使用できません。
このネットワークはオプションです。ネットワークをデプロイメント中に構成しない場合、ケーブルは不要です。
追加ネットワークNET3接続の要件
NET3を既存のネットワークに接続するためのイーサネット接続がデータベース・サーバーごとに1つ。総数は、次に示すようにシステム・タイプによって異なります。
Oracle Exadata Database Machine 2ソケット、フル・ラック・システムには8つの接続
Oracle Exadata Database Machine 2ソケット、ハーフ・ラック・システムには4つの接続
Oracle Exadata Database Machine 2ソケット、クオータ・ラック・システムには2つの接続
Oracle Exadata Database Machine 8ソケット、フル・ラック・システムには2つの接続
注意:
このネットワークはオプションです。ネットワークをデプロイメント中に構成しない場合、ケーブルは不要です。
Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックには、サーバーごとに合計16のイーサネット・ポートがあります。Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックの追加ネットワークは、NET15経由のNET2です。
次の表に、様々なサンプル環境に対する接続要件の例を示します。この表は、2ソケットx86 Oracle Exadata Database Machine X3-2以上に適用されます。
表1-34 Oracle Exadata Database Machine 2-Socket Systems X3-2以上のネットワーク構成および接続要件の例
シナリオ | ネットワーク要件 |
---|---|
コア要件 |
|
結合ネットワーク構成、専用バックアップ・ネットワークに接続 |
合計 = 3 + (3 * データベース・ノード数) |
非結合ネットワーク構成、専用バックアップ・ネットワークおよび専用障害時リカバリ・ネットワークに接続 |
合計 = 3 + (3 * データベース・ノード数) |
非結合ネットワーク構成、追加ネットワークに接続されない |
合計 = 3 + (1 * データベース・ノード) |
非結合ネットワーク構成、専用バックアップ・ネットワークに接続 |
合計 = 3 + (2 * データベース・ノード数) |
次の表に、Oracle Exadata Database Machine X2-2を使用した様々なサンプル環境に対する接続要件の例を示します。
表1-35 Oracle Exadata Database Machine X2-2のネットワーク構成例および接続要件
シナリオ | ネットワーク要件 |
---|---|
結合ネットワーク構成を使用し、専用バックアップ・ネットワークに接続されるOracle Exadata Database Machine X2-2フル・ラック |
既存のネットワークへの接続が28必要です。
|
非結合ネットワーク構成を使用し、専用バックアップ・ネットワークおよび専用障害時リカバリ・ネットワークに接続されるOracle Exadata Database Machine X2-2フル・ラック |
既存のネットワークへの接続が28必要です。
|
非結合ネットワーク構成を使用し、追加ネットワークに接続されないOracle Exadata Database Machine X2-2ハーフ・ラック |
既存のネットワークへの接続が8必要です。
|
非結合ネットワーク構成を使用し、専用バックアップ・ネットワークに接続されるOracle Exadata Database Machine X2-2クオータ・ラック |
既存のネットワークへの接続が8必要です。
|
Oracle Exadata Database Machineを受け入れる前に、Oracle Exadata Database Machine Deployment Assistantを使用します。アシスタントによって、システムの設定時に使用するファイルが生成されます。管理ネットワーク、クライアント・アクセス・ネットワークおよび追加ネットワーク用にアシスタントで生成されるファイルに指定するホスト名およびIPアドレスは、初期構成の前にドメイン・ネーム・システム(DNS)に登録する必要があります。また、すべてのパブリック・アドレス、Single Client Access Name(SCAN)アドレスおよびVIPアドレスもインストール前にDNSに登録する必要があります。
アシスタントで生成されるファイルでは、クライアント・アクセス・ネットワーク上の3つのIPアドレスを持つ1つの名前としてSCANを定義します。3つのSCANアドレスにより、クライアントはOracle Exadata Database Machineへのサービス・アクセスが可能になります。この3つのSCANアドレスに対するSCAN名のラウンド・ロビン解決用にDNSを構成します。
DNSに登録されたアドレスはすべて、正引き解決と逆引き解決の両方について構成する必要があります。逆引き解決は、正逆のDNSエントリが相互に一致するように正引きの確認を行う(Forward Confirmed reverse DNS)必要があります。
注意:
Oracle Exadata Database Machineの初期構成時に、グリッド・ネーミング・サービス(GNS)は構成されません。
関連項目:
SCANアドレスの詳細は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーションおよびアップグレード・ガイドfor Linux』を参照してください。
ラウンド・ロビン名前解決の構成の詳細は、DNSベンダーのドキュメントを参照してください。
Oracle Exadata Database Machineには、初期構成時に、多数のホスト名およびIPアドレスが必要です。管理ネットワークなどの特定のネットワークに必要なIPアドレスの数は、システムのタイプによって異なります。インストール時に使用されるホスト名やIPアドレスなどのネットワーク構成は、Oracle Exadata Database Machine Deployment Assistantの情報から生成されます。
Oracle Exadata Database Machine Deployment Assistantを実行した後にのみ、既存のネットワークに新しいIPアドレスを構成します。初期構成時に、アシスタントで生成されるファイルのIPアドレスはすべて割り当てられていない必要があります。また、すべてのIPアドレスは、動的に割り当てられる(DHCP)アドレスではなく、静的に割り当てられるIPアドレスである必要があります。
すべてのInfiniBandアドレスに同じサブネット内のアドレスを使用し、最小のサブネット・マスク255.255.240.0(または/20)を使用する必要があります。サブネット・マスクは、将来Oracle Exadata Database MachineおよびInfiniBandネットワークが拡張されたときにも対応できる程度のものを選択する必要があります。
次の表に、Oracle Exadata Database Machine X6-8、X6-2、X5-8およびX5-2のIPアドレス要件を示します。
表1-36 Oracle Exadata Database Machine X6-8、X6-2、X5-8およびX5-2のIPアドレス要件
Oracle Exadata Database Machineのタイプ | 管理ネットワークの要件 | クライアント・アクセス・ネットワークの要件 | 追加ネットワーク(NET2およびNET3)の要件 | InfiniBandプライベート・ネットワークの要件 |
---|---|---|---|---|
Oracle Exadata Database Machine X6-2およびX5-2フル・ラック |
49個以上のIPアドレス
|
19個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に8個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
44個のIPアドレス
|
Oracle Exadata Database Machine X6-2およびX5-2ハーフ・ラック |
27個以上のIPアドレス
|
11個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に4個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
X6-2およびX5-2ハーフ・ラックの場合: 22個のIPアドレス:
|
|
15個以上のIPアドレス
|
7個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に2個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
X5-2およびX6-2の場合: 10個のIPアドレス:
|
Oracle Exadata Database Machine X5-8およびX6-8フル・ラック |
37個以上のIPアドレス
|
7個以上のIPアドレス
|
44個のIPアドレス
|
|
Oracle Exadata Database Machine X5-8およびX6-8ハーフ・ラック |
15個以上のIPアドレス
|
7個以上のIPアドレス
|
22個のIPアドレス
|
次の表に、Oracle Exadata Database Machine X4-2およびOracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラックのIPアドレス要件を示します。
表1-37 Oracle Exadata Database Machine X4-2およびX4-8フル・ラックのIPアドレス要件
Oracle Exadata Database Machineのタイプ | 管理ネットワークの要件 | クライアント・アクセス・ネットワークの要件 | 追加ネットワーク(NET2およびNET3)の要件 | InfiniBandプライベート・ネットワークの要件 |
---|---|---|---|---|
Oracle Exadata Database Machine X4-2フル・ラック |
49個以上のIPアドレス
|
19個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に8個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
44個のIPアドレス
|
Oracle Exadata Database Machine X4-2ハーフ・ラック |
27個以上のIPアドレス
|
11個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に4個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
22個のIPアドレス
|
Oracle Exadata Database Machine X4-2クオータ・ラックおよびOracle Exadata Database Machine X4-2エイス・ラック |
15個以上のIPアドレス
|
7個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に2個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
10個のIPアドレス
|
Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラック |
37個以上のIPアドレス
|
7個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に2個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
16個のIPアドレス
|
次の表に、Oracle Exadata Database Machine X3-2およびOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックのIPアドレス要件を示します。
表1-38 Oracle Exadata Database Machine X3-2およびOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックのIPアドレス要件
Oracle Exadata Database Machineのタイプ | 管理ネットワークの要件 | クライアント・アクセス・ネットワークの要件 | 追加ネットワーク(NET2およびNET3)の要件 | InfiniBandプライベート・ネットワークの要件 |
---|---|---|---|---|
Oracle Exadata Database Machine X3-2フル・ラック |
50個以上のIPアドレス
|
19個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に8個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
22個のIPアドレス
|
Oracle Exadata Database Machine X3-2ハーフ・ラック |
28個以上のIPアドレス
|
11個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に4個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
11個のIPアドレス
|
Oracle Exadata Database Machine X3-2クオータ・ラック |
15個以上のIPアドレス
|
7個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に2個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
5個のIPアドレス
|
Exadata Storage Server X4-2Lサーバーを使用したOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラック |
38個以上のIPアドレス
|
7個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に2個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
36個のIPアドレス
|
Exadata Storage Server X3-2サーバー、またはSun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容するOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラック |
38個以上のIPアドレス
|
7個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に2個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
22個のIPアドレス
|
次の表に、Oracle Exadata Database Machine X2-2およびOracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックのIPアドレス要件を示します。
表1-39 Oracle Exadata Database Machine X2-2およびOracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックのIPアドレス要件
Oracle Exadata Database Machineのタイプ | 管理ネットワークの要件 | クライアント・アクセス・ネットワークの要件 | 追加ネットワーク(NET2およびNET3)の要件 | InfiniBandプライベート・ネットワークの要件 |
---|---|---|---|---|
Oracle Exadata Database Machine X2-2フル・ラック |
51個以上のIPアドレス
|
19個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に8個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
22個のIPアドレス
|
Oracle Exadata Database Machine X2-2ハーフ・ラック |
29個以上のIPアドレス(Oracle Exadata Database Machine X2-2 (X4170およびX4275サーバー搭載)に28個のIPアドレスが必要)
|
11個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に4個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
11個のIPアドレス
|
Oracle Exadata Database Machine X2-2クオータ・ラック |
16個以上のIPアドレス
|
7個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に2個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
5個のIPアドレス
|
Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラック |
38個以上のIPアドレス
|
7個以上のIPアドレス
|
各追加ネットワーク用に2個以上のIPアドレス
クライアント・アクセス・ネットワークに結合ネットワーク構成を使用する場合は、NET2を追加ネットワークとして使用できません。 |
22個のIPアドレス
|
IPアドレスの数は、物理デプロイメントと、仮想ユーザー・ドメインの数により異なります。次の方程式は、物理デプロイメントとOracle VMデプロイメントに必要なIPアドレスの数を計算する方法を示しています。
単一クラスタを持つ物理デプロイメント:
Number of management network IP addresses = (number of databases servers)*2 + \ (number of storage servers)*2 + \ (number of PDUs) + \ (number of IB switches) + \ (number of Ethernet switches) Number of client access network IP addresses = (number of database servers)*2 + 3 Number of InfiniBand network IP addresses = (number of database servers)*2 + \ (number of storage servers)*2 Number of additional network IP addresses = (number of database servers) * (number of additional networks)
Oracle VMデプロイメント:
Number of management network IP addresses = (number of databases servers)*2 + \ (number of Oracle VM user domains) + \ (number of storage servers)*2 + \ (number of PDUs) + \ (number of IB switches) + \ (number of Ethernet switches) \ Number of client access network IP addresses = (number of Oracle VM user domains)*2 + \ (number of Oracle RAC VM clusters)*3 Number of InfiniBand network IP addresses = (number of Oracle VM user domains)*2 + \ (number of storage servers)*2 Number of additional network IP addresses = (number of database servers) * (number of Oracle VM user domains)
表1-40 に、コンポーネントごとのネットワーク要件を表示します。IPアドレス数は、コンポーネント当たりの数で、ラックあたりではありません。
表1-40 コンポーネントごとのIPアドレス要件
コンポーネント | 管理ネットワーク | クライアント・アクセス・ネットワーク | 追加ネットワーク(NET2およびNET3) | InfiniBandプライベート・ネットワーク |
---|---|---|---|---|
データベース・サーバー |
物理デプロイメント
Oracle VMデプロイメント:
|
物理デプロイメント
Oracle VMデプロイメント:
|
物理デプロイメント
Oracle VMデプロイメント:
|
物理デプロイメント
Oracle VMデプロイメント:
|
Exadata Storage Server |
|
なし |
なし |
アクティブ-アクティブ・ボンディング使用時には2個のIPアドレス、アクティブ-アクティブ・ボンディング不使用時には1個のIPアドレス。 |
InfiniBandスイッチ |
1個のIPアドレス |
なし |
なし |
なし |
イーサネット・スイッチ |
1個のIPアドレス |
なし |
なし |
なし |
PDU |
1個のIPアドレス |
なし |
なし |
なし |
表1-41に、Oracle VM使用時のIPアドレス要件の例を示します。
表1-41 Oracle VM使用時のIPアドレス要件の例
デプロイメント | IPアドレス要件 |
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次の構成のOracle Exadata Database Machine X6-2クオータ・ラックおよびOracle Exadata Database Machine X5-2クオータ・ラック
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次の構成のOracle Exadata Database Machine X6-2フル・ラックおよびOracle Exadata Database Machine X5-2フル・ラック
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次の構成のOracle Exadata Database Machine X6-2エラスティック構成およびOracle Exadata Database Machine X5-2エラスティック構成
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設置前に、ネットワーク・ケーブルを既存のネットワーク・インフラストラクチャから設置場所に通しておく必要があります。Oracle Exadata Storage拡張ラックをOracle Exadata Database Machineに接続する要件は、次のとおりです。
Oracle Exadata Storage拡張ラックX4-2の管理ネットワーク接続の要件
ILOMから各Exadata Storage Serverへの1つのイーサネット接続。Oracle Exadata Storage拡張フル・ラックの接続数は18、Oracle Exadata Storage拡張ハーフ・ラックの接続数は9、Oracle Exadata Storage拡張クオータ・ラックの接続数は4です。
各Sun Datacenter InfiniBand Switch 36に1つのイーサネット接続。
各Exadata Storage Serverに1つのイーサネット接続。Oracle Exadata Storage拡張フル・ラックの接続数は18、Oracle Exadata Storage拡張ハーフ・ラックの接続数は9、Oracle Exadata Storage拡張クオータ・ラックの接続数は4です。
既存の管理ネットワークへのイーサネット接続が1つ(ラック内のイーサネット・スイッチ用)。
2台のPDUごとにイーサネット接続が1つ。電流をリモートに監視する場合にのみ、PDUへのネットワーク接続が必要です。
Oracle Exadata Storage拡張ラックX3-2の管理ネットワーク接続の要件
ILOMから各Exadata Storage Serverへの1つのイーサネット接続。Oracle Exadata Storage拡張フル・ラックの接続数は18、Oracle Exadata Storage拡張ハーフ・ラックの接続数は9、Oracle Exadata Storage拡張クオータ・ラックの接続数は4です。
各Sun Datacenter InfiniBand Switch 36に1つのイーサネット接続。
各Exadata Storage Serverに1つのイーサネット接続。Oracle Exadata Storage拡張フル・ラックの接続数は18、Oracle Exadata Storage拡張ハーフ・ラックの接続数は9、Oracle Exadata Storage拡張クオータ・ラックの接続数は4です。
既存の管理ネットワークへのイーサネット接続が1つ(ラック内のイーサネット・スイッチ用)。
2台のPDUごとにイーサネット接続が1つ。電流をリモートに監視する場合にのみ、PDUへのネットワーク接続が必要です。
Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容するOracle Exadata Storage拡張ラックの管理ネットワーク接続要件
ILOMから各Exadata Storage Serverへの1つのイーサネット接続。Oracle Exadata Storage拡張フル・ラックの接続数は18、Oracle Exadata Storage拡張ハーフ・ラックの接続数は9、Oracle Exadata Storage拡張クオータ・ラックの接続数は4です。
各Sun Datacenter InfiniBand Switch 36に1つのイーサネット接続。
各Exadata Storage Serverに1つのイーサネット接続。Oracle Exadata Storage拡張フル・ラックの接続数は18、Oracle Exadata Storage拡張ハーフ・ラックの接続数は9、Oracle Exadata Storage拡張クオータ・ラックの接続数は4です。
既存の管理ネットワークへのイーサネット接続が1つ(ラック内のイーサネット・スイッチ用)。
既存の管理ネットワークへのイーサネット接続が1つ(ラック内のKVMスイッチ用)。この接続はOracle Exadata Database Machine X2-2ラックのみです。
2台のPDUごとにイーサネット接続が1つ。電流をリモートに監視する場合にのみ、PDUへのネットワーク接続が必要です。
表1-42に、Oracle Exadata Storage拡張ラックのIPアドレス要件を示します。
表1-42 Oracle Exadata Storage拡張ラックのIPアドレス要件
Oracle Exadata Storage拡張ラックのタイプ | ネットワーク要件 |
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Oracle Exadata Storage拡張X4-2フル・ラック |
最大合計78個のIPアドレス(管理ネットワーク用に42個およびプライベートInfiniBandネットワーク用に最大36個)
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Oracle Exadata Storage拡張X4-2ハーフ・ラック |
最大合計42個のIPアドレス(管理ネットワーク用に24個およびプライベートInfiniBandネットワーク用に最大18個)
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Oracle Exadata Storage拡張X4-2クオータ・ラック |
最大合計21個のIPアドレス(管理ネットワーク用に13個およびプライベートInfiniBandネットワーク用に最大8個)
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Oracle Exadata Storage拡張X3-2フル・ラック |
合計60個のIPアドレス(管理ネットワーク用に42個およびプライベートInfiniBandネットワーク用に18個)
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Oracle Exadata Storage拡張X3-2ハーフ・ラック |
合計33個のIPアドレス(管理ネットワーク用に24個およびプライベートInfiniBandネットワーク用に9個)
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Oracle Exadata Storage拡張X3-2クオータ・ラック |
合計17個のIPアドレス(管理ネットワーク用に13個およびプライベートInfiniBandネットワーク用に4個)
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設置場所にOracle Exadataラックを搬入する前に、次の作業を実行して設置場所の準備が完了していることを確認する必要があります。
この章の設置場所の要件を確認し、「設置場所のチェックリスト」のチェックリストを使用してOracle Exadataラックの要件を理解します。
Oracle Exadata Database Machine Deployment Assistantを実行して、必要なファイルを作成します。
Oracle Exadata Database Machine Deployment Assistantからのファイルを使用して、ネットワークを構成します。これには、ドメイン・ネーム・システム(DNS)へのネットワークの登録、IPアドレスの割当ておよびデータ・センターのスイッチおよびファイアウォールの構成が含まれます。
Oracle Exadataラックの到着前に、ネットワーク・ケーブルの設置や電源など、要件に基づいて設置場所を準備します。
安全ガイドラインを確認します。
特別な機器を必要とする設置場所の問題や特性に注意してください。たとえば、Oracle Exadataラックを十分に収容できるドアの幅と高さがあるか確認してください。
設置場所の床にOracle Exadataラックと設置される他の機器の総重量に対応する強度が備わっていることを確認します。
Oracle Exadataラックのネットワーク・ケーブルを設置します。
すべての必要な電気機器を設置し、Oracle Exadataラックに十分な電力が供給されていることを確認します。
設置場所の空調が適切に稼働していることを確認します。
室温を適切なレベルにするために、空調システムを48時間稼働します。
設置の前に場所全体を清掃して掃除機をかけます。