この章では、基本的なトラブルシューティングの手順について説明します。その他のサポートについては、必要に応じて Oracle サポートに連絡してください。
Robot Manager Error : Error while ejecting tapes: StatusCode[70:INTERNAL_ERROR]Request step is STEP_WAITING_FOR_OPERATOR()
解決方法:
テープを取り出している CAP が容量に達していないことを確認します。CAP が空の場合でも、CAP の容量よりも多くのテープがエクスポートされている場合は、エクスポート操作を正常に完了できません。これは特に、またがったテープのセットでの問題で、またがったセットのテープの数が CAP でサポートされているテープ数よりも多くなっています。この場合、先にそれらのテープを取り出してからエクスポートを実行します。
Invalid parameter : Tape Y00105 must be included into export list
解決方法:
エクスポートするテープを選択する際、最初に選択したテープよりも多くの使用可能なテープがテープウィンドウ内に表示されることがあります。別のテープにまたがるオブジェクトがテープにある場合、これらのテープも含められます。この場合、エクスポートを成功させるにはこのリストからすべてのまたがったテープを選択します。
The following errors were found in tapeset-J00026.xml\Tape J00026 already exists in DIVA. Consider performing a tape Insert operation...
解決方法:
インポートされているテープと同じバーコードを持つテープが DIVArchive システムにすでに存在します。インポートするテープのテープメタデータ DIVArchive データベースにすでに存在している可能性があり、テープを使用するには Insert Tape 操作を実行する必要があります。DIVArchive Control GUI を使用して、テープが正しいオブジェクトを含んでいることを検証します。
The following errors were found in tapeset-[Y00109].xml\Tape Y00109 has unsupported type 19.
解決方法:
メッセージ中の type とは mediaTypeId
のことです。mediaTypeId
は、エクスポートされているテープメディアのタイプを表す ID です。DIVArchive は、DIVArchive 構成ユーティリティーの「Tapes」タブの下にある「Tape Properties」表の「Id」列に対応する「mediaTypeId
」フィールドをエクスポートします。mediaTypeId
を更新し、新しくインポートされたテープと互換性を持つようにハードウェアを更新するには、Synchronize DB
呼び出しを実行する必要のある場合があります。ソースの DIVArchive システムの mediaType
ブロックサイズおよび合計サイズが宛先の mediaType
定義と一致していることを確認します。
インポートプロセスが正常に完了せずに終了する場合があることについては、次のようないくつかの理由があります。
複合オブジェクトを使用する場合、インポートのため FFM ファイルは XML ファイルと同じフォルダ内にある必要があります。FFM ファイルが見つからない場合、インポートプロセスは終了し、ログファイルにエラーが書き込まれます。
オブジェクト名およびオブジェクトカテゴリがすでに存在し、-skipIfNameExists
または -addAsInstanceIfNameExists
オプションが渡されない場合、ユーティリティーはインポートせずに終了します。
Manager がデータベースエラーを検出した場合、インポートプロセスは終了され、失敗したインポート中に実行された操作はロールバックされ、システムに保存されません。