8 動作上の限度

この章では、DIVArchive 7.5 の動作上の限度について説明します。

Manager 接続数

DIVArchive Manager への接続数は Manager によって制限され、Manager の構成ファイル内で設定されます。デフォルトの構成制限は 200 です。この限度には、GUI、Actor、およびすべての API クライアントへの接続が含まれます。構成された制限に達すると、API は追加の接続を作成しなくなります。

詳細は、manager.conf ファイルを参照してください

同時 Manager リクエスト数

Manager で処理される同時リクエストの最大数は、manager.conf ファイル内で DIVAMANAGER_MAX_SIMULTANEOUS_REQUESTS パラメータの値として構成できます。DIVArchive 7.5 では、デフォルト値が 200 から 500 に引き上げられました。この最大数は 2000 まで検証済みです。このパラメータに設定された値を超える同時リクエストを追加しようとすると、Manager によって拒否されます。

API タスク数

API 処理キューに受け付けられる API タスクの数は、manager.conf ファイル内で DIVAMANAGER_API_TASK_QUEUE_SIZE パラメータの値として構成できます。デフォルト値は 2000 であり、DIVArchive 7.5 はこの値で検証済みです。キューがいっぱいになると、以降のコマンドは拒否されます。

推奨される API 接続の使用方法

Manager に要求やコマンドが送信されるたびに Manager と API クライアント間で新しい接続を作成しないようにすることを、Oracle は推奨します。セッションやアプリケーションの存続期間中、接続をできるだけ開いたままにしてください。

承認された特殊文字

多くの要求では英数字のテキストパラメータが必要となります。それらのフィールドでは、次の表に定義した特殊文字を使用できます。無効な特殊文字が使用された場合、要求が拒否されます。Windows 環境では、ファイル名やフォルダ名は、1 つ以上のスペースからの構成や、二重引用符を含むことはできません。

表8-1 DIVArchive で承認されている特殊文字

フィールド (横方向)文字 (下方向) 名前
カテゴリ
ソース
メディア
パス
ファイル
コメント
オプション

~

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

'

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

!

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

@

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

#

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

$

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

%

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

ˆ

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

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はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

いいえ

*

はい

はい

はい

はい

いいえ

はい

はい

はい

(

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

)

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

_

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

-

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

+

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

=

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

|

はい

はい

はい

はい

いいえ

はい

はい

はい

\

はい

はい

はい

はい

いいえ

はい

はい

はい

}

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

]

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

{

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

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はい

はい

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はい

はい

はい

はい

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はい

はい

はい

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はい

はい

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はい

はい

はい

はい

はい脚注 1 

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はい

はい

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はい

はい

いいえ

はい

はい

いいえ

'

はい

はい

いいえ

いいえ

はい脚注参照 1

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はい

はい

<

はい

はい

はい

はい

いいえ

はい

はい

いいえ

,

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はい

はい

はい

はい脚注参照 1

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はい

はい

>

はい

はい

はい

はい

いいえ

はい

はい

はい

.

はい

はい

はい

はい

いいえ

はい

はい

はい

?

はい

はい

はい

はい

いいえ

はい

はい

はい

/

はい

はい

はい

はい

いいえ

はい

はい

はい

スペース

はい

はい

はい

はい

いいえ

はい

はい

はい


脚注 1 ファイルシステムの制限に依存します。

許可された文字の最大数

要求パラメータで使用可能な文字の最大数を、次に列挙します。これらの制限を超えると、要求が拒否されます。

名前

最大 192 文字。

カテゴリ

最大 96 文字。

ソース

最大 96 文字。

メディア

最大 96 文字。

パス名およびファイル名

最大 1536 文字。

コメント

最大 4000 文字。

オプション

最大 768 文字。

ファイルパスの制限

DIVArchive 7.5 でサポートされる絶対パス名の最大文字数は、Windows、Linux ともに 4000 文字です。相対パス名は、Windows システム (のみ) で 256 文字に制限されます。

DIVArchive の Windows ローカルパスは次の順番で構成され、NUL 文字で終了します。

Drive_Letter:\Component_Name\Component_Name\File_Name.Extension

DIVArchive の Linux ローカルパスは次の順番で構成されます。

/Component_Name/Component_Name/File_Name.Extension

DIVArchive で使用されるパスの例を次にいくつか示します (先に Windows、その後 Linux)。この例で使用されている <NUL> 文字は、現行システムのコードページ用の不可視の終端 null 文字を表しますが、これを入力する必要はありません。文字 <> は、わかりやすくなるように例で使用されているだけであり、有効なパス文字列に含めてはいけません。

汎用的なパス:

D:\Some_256-Character_Path_String<NUL>

/Some_4000-Character_Path_String

Actor の実行可能ファイル:

D:\diva\diva\Program\Actor\bin\DIVArchive.exe

/home/diva/diva/std_linux

Manager の構成:

D:\diva\74\Program\conf\manager\manager.conf

/home/diva/DIVA/Program/conf/manager/manager.conf