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Oracle® Database Appliance X6-2S/X6-2M/X6-2Lデプロイメントおよびユーザーズ・ガイド
リリース12.1.2.9.0 for Linux x86-64
E85929-01
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9 Oracle Appliance Manager Webコンソール

Oracle Appliance Manager Webコンソールでは、データベースを表示および作成し、ジョブ・アクティビティを表示するためのわかりやすいインタフェースが提供されます。

内容は次のとおりです。

Oracle Appliance Manager Webコンソールについて

Oracle Appliance Manager Webコンソールを使用して、データベースを表示および作成し、ジョブ・アクティビティを表示します。

Webコンソールは、Optimal Flexible Architectureガイドラインに従ったOracle Databaseをデプロイするために役立ちます。Optimal Flexible Architecture標準ではベスト・プラクティスな構成が提供され、サポートおよび維持がより簡単なデータベース・デプロイメントが保証されます。Optimal Flexible Architectureには、次のものが含まれます。

  • ディレクトリとファイルの構造化された編成、および制御ファイル、REDOログ・ファイル、その他の重要なファイルなど、重要なデータベース・ファイルの一貫性があるネーミング(データベース管理が簡略化されます)。

  • 表領域の空き領域の断片化を最小にして、管理の柔軟性を最大にするための表領域のコンテンツの分離

  • Stripe and Mirror Everything (SAME)のデプロイメント(データベース・エラーから保護します)

Webコンソールには、次のタスクを実行するためのわかりやすいオプションが用意されています。

  • アプライアンスのデプロイ

  • 既存データベースの表示

  • データベースの作成と削除

  • 既存のデータベース・ホームの表示

  • データベース・ホームの作成および削除

  • ジョブ・アクティビティの表示

  • Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)の構成と有効化

注意:

Oracle Database Applianceに対してデータベースが最適に構成されるように、Oracle DatabaseはWebコンソールまたはコマンドライン・インタフェースを使用して作成してください。

コマンドライン・インタフェースを使用して実行できるライフサイクル・タスクは、Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースを参照してください。

Optimal Flexible Architectureの詳細は、Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Linuxの「Optimal Flexible Architecture」を参照してください。

WebコンソールでのOracle ASRの構成

Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)の構成。

内容は次のとおりです。

Oracle ASRの構成について

Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)を、特定のハードウェア障害に関するサービス・リクエストを自動的に生成するよう構成します。

Oracle ASRは、迅速な診断および優先度サービス・リクエスト処理を介してシステムの可用性を向上させることができるセキュア・サポート機能です。Oracle Database Appliance上にOracle ASRを構成し、専用のASRマネージャを使用したり、アプライアンスと同じネットワーク内の別のサーバー上に構成されたOracle ASRマネージャ(内部Oracle ASR)を使用できます。Oracle ASRマネージャを環境内にすでに構成している場合、Oracle Database Applianceを既存のOracle ASRマネージャに登録できます(外部Oracle ASR)。

Oracle ASRをアプライアンスのデプロイの一部として構成するか、デプロイ後にOracle Appliance Manager Webコンソールまたはコマンドライン・インタフェースを使用してOracle ASRを構成または編集できます。

Oracle ASRをサポートするには次の項目が必要です。

  • Oracle Database ApplianceハードウェアをMy Oracle SupportのサポートID (SI)に関連付ける必要があります。

  • Oracleへのインターネット・アクセスにプロキシ・サーバーが必要な場合、プロキシ・サーバーの名前も入力する必要があります。Simple Network Management Protocol (SNMP)バージョン2またはSNMPバージョン3を使用するために、Oracle ASRをオプションで構成することもできます。

  • 内部Oracle ASR Managerを構成するには、サーバーが登録されているMy Oracle Supportアカウントに関連付けられたMy Oracle Supportアカウントのユーザー名(電子メール・アドレス)とパスワードが必要です。

  • 外部Oracle ASR Managerに登録するには、Oracle ASRマネージャのIPアドレスが必要です。

内部Oracle ASRの構成

Oracle Appliance Manager Webコンソールを使用して、Oracle Database ApplianceにOracle Auto Service Request (Oracle ASR)を構成します。

内部Oracle ASRマネージャにはいつでも登録でき、既存の登録を編集することもできます。構成する前に、My Oracle SupportでOracle Database ApplianceハードウェアがサポートID (SI)に関連付けられているか確認します。
Oracle ASRを構成するには次の情報が必要です。
  • サーバーが登録されているMy Oracle Supportアカウントに関連付けられている電子メール・アドレス

  • サーバーが登録されているMy Oracle Supportアカウントに関連付けられているパスワード

  • Oracleへのインターネット・アクセスにプロキシ・サーバーが必要な場合、プロキシ・サーバーの名前も入力する必要があります

  1. ブラウザを開いて、次のURLを入力してWebコンソールを起動します。
    https://ip-address:7093/mgmt/index.html
  2. 次の資格証明を入力します。
    • ユーザー名: oda-admin
    • パスワード: welcome1
  3. 「Appliance」タブをクリックします。
  4. 「Oracle ASR」メニューをクリックします。
  5. Oracle ASRがすでに構成されている場合、
  6. 「Configure ASR」 をクリックします。
  7. 「ASR Type」メニューから「Internal」を選択します。
  8. 「ASR User Name」フィールドに、サーバーが登録されているMy Oracle Supportアカウントに関連付けられている電子メール・アドレスを入力します。
  9. 「Password」フィールドに、サーバーが登録されているMy Oracle Supportアカウントに関連付けられているパスワードを入力します。
  10. 「SNMP Version」メニューから「V2」または「V3」を選択します。
  11. (オプション) Oracle ASRへのアップロードにHTTPプロキシを使用している場合は、以下を入力します。
    1. HTTP Proxy used for Upload to ASR: 「Yes」を選択します。
    2. Proxy User Name: アップロードにプロキシを使用している場合は、プロキシ・ユーザー名を入力します。
    3. Proxy Port: アップロードにプロキシを使用している場合は、プロキシ・ポートを入力します。
    4. (オプション) HTTP Proxy Requires Authentication: アップロードにプロキシを使用していて、認証が必要な場合は「Yes」を選択します。認証が不要な場合は、「No」を選択します。
    5. (オプション)Proxy Password: アップロードにプロキシを使用していて、認証が必要な場合は、プロキシ・パスワードを入力します。
  12. 「Create」を入力します。

外部Oracle ASRマネージャへの登録

Oracle Appliance Manager Webコンソールを使用して、既存のOracle Auto Service Request (Oracle ASR)マネージャにOracle Database Applianceを登録します。

外部Oracle ASRマネージャにはいつでも登録できます。

構成する前に、My Oracle SupportでOracle Database ApplianceハードウェアがサポートID (SI)に関連付けられているか確認します。

Oracle ASRを登録するには、Oracle ASRマネージャのIPアドレスが必要です。

  1. ブラウザを開いて、次のURLを入力してWebコンソールを起動します。
    https://ip-address:7093/mgmt/index.html
  2. 次の資格証明を入力します。
    • ユーザー名: oda-admin
    • パスワード: welcome1
  3. 「Appliance」タブをクリックします。
  4. 「Oracle ASR」メニューをクリックします。
  5. Oracle ASRがすでに構成されている場合、
  6. 「Configure ASR」 をクリックします。
  7. 「ASR Type」メニューから「External」を選択します。
  8. 「ASR Manager IP」フィールドにOracle ASRマネージャのIPアドレスを入力します。
  9. 「SNMP Version」メニューから「V2」または「V3」を選択します。
  10. 「Create」を入力します。

ジョブ・アクティビティの表示

Oracle Appliance Manager Webコンソールを使用して、ジョブ・アクティビティ、ジョブ内のタスクのステータスおよびジョブ・ステータスを表示します。

  1. ブラウザを開いて、次のURLを入力してWebコンソールを起動します。
    https://ip-address:7093/mgmt/index.html
  2. 次の資格証明を入力します。
    • ユーザー名: oda-admin
    • パスワード: welcome1
  3. 「Activity」をクリックします。
    ジョブ・ページに、最新のジョブ、ジョブ名、ステータスおよび詳細が表示されます。ジョブ名をクリックすると、ジョブを構成するタスクなど、そのジョブに関するより詳細な情報が表示されます。