Oracle Big Data Applianceリリース4 (4.5)の変更点は次のとおりです。
ソフトウェア更新
CDH (Cloudera's Distribution including Apache Hadoop) 5.7
CDM (Cloudera Manager) 5.7
Cloudera Navigator 2.4.1
Java JDK 8u92
Oracle Big Data Connectors 4.5
Oracle Data Integrator Agent 12.2.1 (Oracle Big Data Connectors用)
Oracle NoSQL Database 4.0.5
Perfect Balance 2.7
Big Data Discovery 1.2.2 (オプション)
Big Data SQL 3.0.1 (オプション)
ハードウェア更新
Oracle Big Data Appliance X6-2サーバー
22コア(2.2GHz) Intel® Xeon® E5-2699 v4プロセッサ×2
32GB DDR4-2400メモリー×8 (1ノード当たり最大768GBまで拡張可能)
X6-2ノードは、CDHまたはNoSQLクラスタにおいて、X5-2ノード(および4.5以降と互換性のある以前のリリースのノード)と一緒に利用できます。X6-2サーバーには、Oracle Big Data Appliance 4.4より前のリリースのOracle Big Data Applianceクラスタのノードとしての互換性はありません。
詳細は、Oracle Big Data Appliance X6-2データ・シートを参照してください。
新機能
Cloudera CDH 5.7およびCloudera Manager 5.7
CDH 5.7およびCloudera Manager 5.7に関する情報については『Cloudera Enterprise 5.7.x Documentation』を参照してください。
ローカルまたはリモートのKey Trustee Serverのサポート
Oracle Big Data Applianceは、HDFS透過的暗号化では、ローカルおよびリモートの両方のKey Trustee Serverをサポートしています。Oracle Big Data構成ユーティリティには、HDFS透過的暗号化がオプションとして含まれています。チェック・ボックスをクリックして自動的にインストールし、Oracle Big Data ApplianceでアクティブおよびパッシブKey Trustee Serverをローカルで構成することも、アクティブ・サーバーおよびパッシブ・サーバーのアドレス、Key Trustee組織および認可コードなど、「オフボードの」構成を定義することもできます。Mammothのインストール後、いつでもユーティリティでHDFS透過的暗号化を有効化でき、同じようにリモートまたはローカルのKey Trusteeサービスを選択するよう求められます。
Oracle Big Data ApplianceはローカルのKey Trustee Serverをサポートしていますが、リモートサーバーの使用をお薦めします。
Oracle Big Data SQL 3.0.1のサポート
Oracle Big Data Applianceリリース4.5には、Mammothのインストール時のオプションとして、Oracle Big Data SQL 3.0.1が含まれています。リリース3.0.1のインストール手順については、『Oracle Big Data SQLユーザーズ・ガイド』を参照してください。
ネットワーク構成の強化
リリース4.5では、Oracle Big Data Applianceにおけるネットワークの構成がより柔軟になりました。これには次のオプションのサポートが含まれます。
同じラックの各クラスタへの異なるネットワークの使用(クライアント・ネットワークおよびプライベート・ネットワークの両方)。
同一のBDAクラスタでの複数のクライアント・ネットワーク。
クライアント・ネットワーク用のVLANタギング
プライベートのインフィニバンド・ネットワーク用のパーティション・キー。
CDHクラスタの最小規模がより小さく
開発環境で推奨される最小規模のCDHクラスタは、ノード5つのクラスタになりました。開発を目的として、Oracle Big Data Appliance構成生成ユーティリティを使用し、ノード3つのCDHクラスタを作成できるようになりました。
Oracle Big Data Applianceスタータ・ラックには以前と同じように6つのサーバーが組み込まれていることに注意してください。