このトピックには次の項が含まれます:
Oracle R Enterprise Serverをアンインストールするには、serverスクリプトを、--uninstallオプションを使用して実行します。
完全アンインストールまたは部分アンインストールのいずれも実行できます。デフォルトでは、部分アンインストールが実行されます。
部分アンインストールでは、rqsysメタデータおよびPL/SQLパッケージがデータベースから削除されますが、Oracle R Enterprise ServerをサポートするライブラリおよびRパッケージはOracleホーム内に残ります。Oracle R Enterprise Serverのサポートが複数のデータベース・インスタンスで同一のOracleホームにインストールされている場合、またはプラガブル・データベース(PDB)にインストールされている場合、部分アンインストールでは、指定したデータベースからOracle R Enterprise Serverサポートが削除され、他のデータベースに影響はありません。デフォルトでは、serverスクリプトにより部分アンインストールが実行されます。
注意:
Oracle R Enterprise Serverのサポートを共有するインスタンスまたはPDBの1つに対して誤って完全アンインストールを実行した場合、他の共有インスタンスまたはPDBでもOracle R Enterprise Serverがサポートされなくなります。serverスクリプトを再実行して、共有インスタンスまたはPDBの1つでインストールを実行すると、Oracleホーム内のOracle R Enterprise Serverサポートを簡単にリストアできます。
-uオプションを指定してserverスクリプトを実行すると、部分アンインストールが実行されます。--keepオプションを指定すると、部分アンインストールを明示的にリクエストできます。次のコマンドはすべて、Oracle R Enterprise Serverの部分アンインストールを実行します。
./server.sh --uninstall ./server.sh -u ./server.sh -u --keep ./server.sh --uninstall --keep
完全アンインストールでは、rqsysメタデータおよびPL/SQLコードがデータベースから削除され、すべてのOracle R Enterprise ServerライブラリおよびRパッケージがOracleホームから削除されます。
次のコマンドはどちらも、Oracle R Enterprise Serverの完全アンインストールを実行します。
./server.sh --uninstall --full ./server.sh -u -full
注意:
共有Oracleホームで誤って完全アンインストールを実行した場合は、serverスクリプトを再実行して、Oracle R Enterprise Serverサポートを再インストールしてください。詳細は、「部分アンインストールの実行」を参照してください。
Oracle R EnterpriseパッケージおよびSupporting Packagesをアンインストールするには、Rを起動し、例8-1に示すコマンドを入力します。
例8-1 Oracle R Enterpriseパッケージのアンインストール用のRコマンド
remove.packages("ORE")
remove.packages("ORExml")
remove.packages("OREeda")
remove.packages("OREcommon")
remove.packages("OREdplyr")
remove.packages("OREembed")
remove.packages("OREgraphics")
remove.packages("OREstats")
remove.packages("OREbase")
remove.packages("ROracle")
remove.packages("DBI")
remove.packages("Cairo")
remove.packages("png")
remove.packages("OREdm")
remove.packages("OREpredict")
remove.packages("arules")
remove.packages("statmod")
remove.packages("randomForest")