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Oracle® Mobile Application Framework Oracle Mobile Application Frameworkのインストール
2.4.1.0.0
E89896-01
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1 JDeveloperとのモバイル・アプリケーション・フレームワークのインストール

この章では、アプリケーション開発用にJDeveloperとモバイル・アプリケーション・フレームワーク(MAF)拡張機能をインストールする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

1.1 JDeveloperとのMAF拡張機能のインストールの概要

MAFアプリケーションの開発には、Oracle JDeveloperとMAF拡張機能をインストールする必要があります。さらに、アプリケーションをデプロイする予定のプラットフォーム用に追加の開発ツールを構成する必要があります。

JDeveloperにMAF拡張機能をインストールしたら、MAFアプリケーションをデプロイするプラットフォーム用の他の開発ツールを構成します。「開発環境の設定」を参照してください。

JDeveloperでMAF拡張機能を使用してMAFアプリケーションを作成する前に、MAFアプリケーションをデプロイするプラットフォーム用のアプリケーションの開発に必要なサード・パーティ・ソフトウェアがあることを確認します。

1.2 MAFアプリケーションをiOSプラットフォームにデプロイするためのインストール要件

Apple Mac OS Xが稼働し、JDeveloperおよびMAFがインストールされているコンピュータが必要です。また、アプリケーションの開発と、開発したアプリケーションのiOSプラットフォームへのデプロイにXcode、iOS SDK、JDK1.8が必要です。

iOSプラットフォームにデプロイするMAFアプリケーションを開発するには、次のものが必要です。

開発環境にアプリケーションをデプロイする前に、「MAFアプリケーション開発のスタート・ガイド」を参照してください。モバイル・デバイスまたはそのシミュレータのいずれにデプロイするかを選択します。シミュレータを使用する場合は、「iPhoneまたはiPadシミュレータの設定方法」を参照してください。モバイル・デバイスを使用する場合は、前述のリストに含まれているコンポーネントに加えて、次のものがあることを確認してください。

  • 各種ログイン資格証明。「MAFアプリケーションのデプロイ」を参照してください。

  • iOSデバイス。「iPhoneまたはiPadの設定方法」を参照してください。

1.3 MAFアプリケーションをAndroidプラットフォームにデプロイするためのインストール要件

JDeveloperおよびMAFをインストールする必要があります。また、アプリケーションの開発と、開発したアプリケーションのAndroidプラットフォームへのデプロイにAndroid SDK Manager、JDK1.8およびAndroidデバイスをインストールする必要があります。

AndroidプラットフォームにデプロイできるようにMAFアプリケーションを開発するには、次のものが必要です。

1.4 MAFアプリケーションをユニバーサルWindowsプラットフォームにデプロイするためのインストール要件

x86アーキテクチャでWindows 10 OSが稼働し、JDeveloper 12.2.1.0.0およびMAFがインストールされているコンピュータが必要です。また、アプリケーションの開発と、開発したアプリケーションのWindowsプラットフォームへのデプロイに、Microsoft Visual Studio 2015とJDK 1.8が必要です。

ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)にデプロイできるようにMAFを開発するには、次のものが必要です。

  • x86アーキテクチャを備えており、Windows 10オペレーティング・システムが動作しているコンピュータ

  • Microsoft Visual Studio 2015 (Enterprise、ProfessionalまたはCommunityエディション)

    • MSBuild 14.0 (Visual Studio 2015とともに自動的にインストールされます)

    • ユニバーサルWindowsアプリケーション用のVisual Studioツール(Visual Studio 2015をインストールするときのオプション・コンポーネント)

      Visual Studio 2015は、https://www.visualstudio.com/products/vs-2015-product-editionsで入手できます。

  • JDeveloper 12.2.1.0.0

  • JDK 1.8

  • Oracle JDeveloperのMAF拡張機能

JDeveloperおよびMAF拡張機能のインストール後、「ユニバーサルWindowsプラットフォーム用の開発ツールの設定」に示されているタスクを実行します。

1.5 JDeveloperの設定

タスク内の手順に従って、WindowsまたはMac OS Xプラットフォームが稼働しているコンピュータにJDeveloperをインストールします。

モバイル・アプリケーション・フレームワーク(MAF)アプリケーションを開発するには、Oracle JDeveloperおよびそのMAF拡張機能をインストールする必要があります。

Windowsプラットフォームが動作しているコンピュータにCLIからJDeveloperをインストールするには:

  1. インストール・フォルダを作成します。

  2. インストール・フォルダ内に、JDeveloper jarファイルを含むフォルダとJDK 1.8を含むフォルダを配置します。

  3. JDeveloper jarファイルが含まれているフォルダを右クリックし、コマンド・プロンプトを管理者として開くをクリックします。

    コマンド・ライン・インタフェース(CLI)が開きます。

  4. 次のコマンドで、JDeveloperインストーラを起動します。

    \PathtoJDK8\bin\java.exe -jar jdev_suite_xxxxxx.jar

    例: D:\jdevInstall\jdk1.8.0_51\bin\java.exe -jar jdev_suite_122100.jar

    JDeveloperのインストール・ウィザードが起動します。

Mac OS Xプラットフォームが動作しているコンピュータにJDeveloperをインストールする手順:

  1. 端末ウィンドウを開きます。

  2. 次のコマンドを実行して、JAVA_HOMEをJava 1.8に設定します。

    export JAVA_HOME=$(/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.8.x_x.jdk/Contents/Home)

  3. 次のコマンドを実行して、Java 1.8が使用されていることを確認します。

    java -version

  4. 同じ端末ウィンドウで、次を実行してJDeveloperをインストールします。

    java -jar <JDEV_12.2.1_jar>

JDeveloperのインストールを確認する手順:

  1. <JDEV_HOME>\jdev\bin\jdev.confファイルを調べ、SetJavaHomeプロパティがJDK 1.8を指していることを確認します。
  2. JDeveloperを起動し、要求されたら、「Studio開発者(すべての機能)」ロールを選択します。
  3. 「ヘルプ」「バージョン情報」「バージョン」の順にクリックし、インストールされているJDeveloperおよびJDKのバージョンを表示します。

JDeveloperのインストールの詳細は、『Oracle JDeveloperのインストール』のOracle JDeveloperのインストールのロードマップに関する項を参照してください。

1.6 JDeveloperへのMAF拡張機能のインストール

JDeveloperの「更新のチェック」メニューを使用して、MAF拡張機能をダウンロードおよびインストールします。

MAF拡張機能をインストールしたら、MAFアプリケーションをデプロイするプラットフォーム用の他の開発ツールを構成する必要があります。「開発環境の設定」を参照してください。

注意:

新しいバージョンのMAF拡張機能をインストールする前に、JDeveloperで開いている既存のMAFアプリケーションをすべて閉じてください。これにより、MAFは既存のアプリケーションを移行して、新しいバージョンのMAFを正常に使用します。アプリケーションがJDeveloperの「アプリケーション」ウィンドウに表示されなくなったことを確認します。MAFアプリケーションの移行の詳細は、「アプリケーションのMAF 2.4.1への移行」を参照してください。

MAF拡張機能をダウンロードしてインストールするには:

  1. JDeveloperで、「ヘルプ」を選択してから「更新のチェック」を選択します。

    注意:

    開発コンピュータにプロキシ設定を構成する必要がある場合があります。Windowsの場合は、メイン・メニューから「ツール」を選択して、「プリファレンス」を選択し、「プリファレンス」ダイアログの左側にあるツリーから「Webブラウザとプロキシ」を選択します。Mac OS Xの場合は、「JDeveloper」を選択してから「プリファレンス」を選択することで、このオプションにアクセスします。

  2. 図1-1に示す「更新ソースの選択」ページで、「更新センターの検索」公式のOracle拡張機能と更新を選択して、「次へ」をクリックします。

    図1-1 JDeveloperでの更新のチェック

    更新ソースを選択し、MAF拡張機能をダウンロードしてインストールする「更新のチェック」ダイアログ。

    ネットワークにアクセスできない場合は、「ローカル・ファイルからインストール」オプションを選択します。この場合、開発用コンピュータ上のディレクトリにすでにダウンロードされているMAF拡張機能ファイルを指定する必要があります。

  3. 「インストールする更新の選択」ダイアログで、「モバイル・アプリケーション・フレームワーク」の更新を選択します。
  4. 「ライセンス契約」ページで、Oracleモバイルに関するOracle Technology Networkライセンス条項を確認し、「同意する」をクリックします。

    注意:

    Oracle Mobile Application Framework Programに関するすべてのライセンス条項と使用条件に同意する必要があります。http://www.oracle.com/technetwork/indexes/downloads/index.htmlを参照してください。

  5. 「次へ」をクリックして、「完了」をクリックします。
  6. JDeveloperを再起動します。
  7. JDeveloperにMAFが正しく追加されているかどうかを確認します。
    • メイン・メニューから「ファイル」「新規」「ギャラリから」の順に選択し、「新規ギャラリ」ダイアログを開きます。

    • 左側の「カテゴリ」ツリーで、「クライアント層」ノードを展開し、「モバイル・アプリケーション・フレームワーク」が存在することを確認します(図1-2を参照)。

    図1-2 MAFのインストールの確認

    Mobile Application Frameworkのアイテムを含む最前面の新規ギャラリ。

    正しいバージョンのMAFをインストールしているかどうかを確認するには、Oracle JDeveloperについてで、「ヘルプ」をクリックしてから、「バージョン情報」をクリックします。「拡張機能」をクリックし、拡張機能リストのエントリで「モバイル・アプリケーション・フレームワーク」を検索します。表に含めるために「バージョン」列を選択し、表にMAF拡張機能のバージョン番号が表示されるようにします。

前述の手順に加えて、開発環境をターゲット・プラットフォームおよびフォーム・ファクタに応じて構成する必要があります。「開発環境の設定」を参照してください。