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Oracle® Smart View for Office開発者ガイド

E88265-03
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HypGetOption

Cloudデータ・プロバイダ・タイプ: Oracle Analytics Cloud - EssbaseOracle Planning and Budgeting Cloud

オンプレミス・データ・プロバイダ・タイプ: Oracle EssbaseOracle Hyperion PlanningOracle Hyperion Financial Management

説明

HypGetOption()は、グローバル(デフォルト)およびシート固有の両方のOracle Smart View for Officeオプションを取得するので、2つのオプション・タイプでVBAコマンドを区別する必要はありません。

「HypGetGlobalOption」および「HypGetSheetOption」も参照してください。

構文

HypGetOption (vtItem,vtRet,vtSheetName)

ByVal vtItem As Variant

ByRef vtRet As Variant

ByVal vtSheetName As Variant

パラメータ

vtItem: 特定のオプションを参照するインデックスまたは定数。オプションの詳細は、表13-3を参照してください。また、使用可能なオプションのリストがsmartview.bas「Enumeration of options index to be used for HypGetOption/HypSetOption.」の下に示されます。

vtRet: 出力変数

vtSheetName: シート・レベル・オプションのシート名。有効なシート名が指定されてない場合、デフォルトのオプションが使用されます。

戻り値

正常に終了した場合は0を戻し、それ以外の場合は該当するエラー・コードを戻します。

Public Declare Function HypGetOption Lib "HsAddin" (ByVal vtItem As Variant, ByRef vtRet As Variant, ByVal vtSheetName As Variant) As Long

Sub Example_HypGetOption()

sts = HypGetOption(HSV_ZOOMIN, Var, "Sheet2") 'get zoom in option for sheet2
sts = HypGetOption(1, Var, "") 'get default zoom in option

End Sub

表13-3 HypGetOptionおよびHypSetOptionのオプション定数

オプション 定数 データ型 コメント
HSV_ZOOMIN 1 数値 ズーム・イン・レベルを設定します。
  • 0 = 次のレベル

  • 1 = すべてのレベル

  • 2 = 最下位レベル

  • 3 = 兄弟レベル

  • 4 = 同一レベル

  • 5 = 同世代

  • 6 = 式

HSV_INCLUDE_SELECTION 2 ブール 「選択項目を含める」チェック・ボックスを選択します
HSV_WITHIN_SELECTEDGROUP 3 ブール 「選択したグループ内」チェック・ボックスを選択します
HSV_REMOVE_UNSELECTEDGROUP 4 ブール 「選択されていないグループの削除」チェック・ボックスを選択します
HSV_INDENTATION 5 数値 「インデント」オプションを選択します
  • 0 = インデントなし

  • 1 = サブ・アイテムのインデント

  • 2 = 合計のインデント

HSV_SUPPRESSROWS_MISSING 6 ブール データなしまたは欠落データが含まれる行が抑制されます
HSV_SUPPRESSROWS_ZEROS 7 ブール ゼロのみを含む行が抑制されます
HSV_SUPPRESSROWS_UNDERSCORE 8 ブール メンバー名にアンダースコア文字を含む行が抑制されます
HSV_SUPPRESSROWS_NOACCESS 9 ブール ユーザーに表示するセキュリティ・アクセス権がないデータが含まれている行が抑制されます
HSV_SUPPRESSROWS_REPEATEDMEMBERS 10 ブール グリッドの方向にかかわらず繰り返されるメンバー名を含む行が抑制されます。
HSV_SUPPRESSROWS_INVALID 11 ブール 無効な値のみを含む行が抑制されます
HSV_ANCESTOR_POSITION 12 数値 階層での祖先の位置を指定します。
  • 0 = 最上位

  • 1 = 最下位

HSV_MISSING_LABEL 13 テキスト 欠落データが含まれるデータ・セルに、#Missing、#Numeric Zero、または選択したテキストを表示します。
HSV_NOACCESS_LABEL 14 テキスト ユーザーに表示する権限がないデータ・セルに、#NoAccess、#Numeric Zero、または選択したテキストを表示します。
HSV_CELL_STATUS 15 数値 実際のデータを表示するかわりに、セルの計算ステータスまたはプロセス・ステータスを表示します。
  • 0 = データ

  • 1 = 計算ステータス

  • 2 = プロセス管理

HSV_MEMBER_DISPLAY 16 数値 セルにメンバー名を表示する方法を指定します。
  • 0 = 名前のみ

  • 1 = 名前と説明

  • 2 = 説明のみ

HSV_INVALID_LABEL 17 テキスト 無効なデータを含むデータ・セルに、#Invalid、#Numeric Zero、または選択したテキストを表示します。
HSV_SUBMITZERO 18 ブール HSV_MISSING_LABEL、HSV_NOACCESS_LABELまたはSV_INVALID_LABELオプションで#NumericZeroを指定した場合、データベースにゼロ(0)を送信できます。
HSV_MOVEESSBASEMEMBERFORMULAONZOOM 19 ブール Trueに設定されている場合、ズーム・インおよびズーム・アウト時にメンバー式を移動します。

有効にすると、この動作によってズーム・インおよびズーム・アウト時にパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。したがって、デフォルト設定はFalseです。

グリッドにデータ式またはデータ以外の式が含まれているか、ズーム・インがフリー・フォーム・グリッドで実行される場合、メンバー式はデフォルトで移動するので、このオプションは無関係になります。

HSV_PRESERVE_ESSBASECOMMENT_UNKNOWNMEMBERS 20 ブール Essbaseコメントを保存します。Falseに設定されると、Essbaseから「不明メンバー」エラー・メッセージが表示されます。
HSV_PRESERVE_FORMULA_COMMENT 21 ブール 問合せ時にグリッドの式とコメントを保存します。
HSV_22 22   将来の使用のために予約されています
HSV_FORMULA_FILL 23 ブール メンバー・セルに関連付けられている式を、ズーム・インの結果として取得されたメンバーに伝播します。

HSV_PRESERVE_FORMULA_COMMENTとHSV_EXCEL_FORMATTINGの両方が有効である場合、ズーム・インの結果として取得されたメンバーにセルのフォーマットを伝播します。

メンバーとデータ・セルの両方の式に適用されます。

HSV_PRESERVE_FORMULA_ONPOVCHANGE 24 ブール フォーム・シートに固有です。ユーザーがPOVをリフレッシュまたは変更すると、式がセルに保存されます。Falseに設定されている場合、シート内のすべての式が失われます。
HSV_EXCEL_FORMATTING 30 ブール Excelフォーマットチェック・ボックスを選択します
HSV_RETAIN_NUMERIC_FORMATTING 31 ブール ユーザーがディメンションにドリルダウンするとき、HSV_SCALEに指定したスケールまたはHSV_DECIMALPLACESの小数点以下の桁数(あるいは両方)をデータに使用します。
HSV_THOUSAND_SEPARATOR 32 ブール 数値データでカンマまたは他の3桁ごとのセパレータを使用します。Excelの「オプション」の「インターナショナル」タブで、桁区切り記号として#または$を使用しないでください。
HSV_NAVIGATE_WITHOUTDATA 33 ブール 移動中にソース・データを計算しないようにすることで、「ピボット」、「ズーム」、「選択項目のみ保持」、「選択項目のみ削除」などの操作を高速化できます。データを取得する準備ができたら、「データなし操作」を無効にします。
HSV_ENABLE_FORMATSTRING 34 ブール Essbase固有。

Essbaseには、様々なデータ型に関連付けられるフォーマット文字列が用意されています。

有効にすると、数値のかわりにユーザー固有のテキストが表示されます。

HSV_ENHANCED_COMMENT_HANDLING 35 ブール コメントが含まれているアド・ホック・グリッドでコメントとメンバー名を確認して修正できます。
HSV_ADJUSTCOLUMNWIDTH 36 ブール セルの内容にあわせて列の幅を自動的に調整します。
HSV_DECIMALPLACES 37 数値 表示する小数点以下の桁数を指定します。
HSV_SCALE 38 数値 選択されたスケールに基づいて表示される数値データのスケールを指定します。
HSV_MOVEFORMATS_ON_ADHOC 39 ブール ズーム・インされたセルに親セルのフォーマットをコピーし、操作後にセルの場所が変更された場合でもこのフォーマットを保持します。
HSV_DISPLAY_INVALIDDATA 40 ブール 無効なデータを表示します。
HSV_SUPPRESSCOLUMNS_MISSING 41 ブール データベース内にデータが存在しないセルを含む列が抑制されます(データなしはゼロとは異なります。ゼロはデータ値です。)
HSV_SUPPRESSCOLUMNS_ZEROS 42 ブール ゼロのみを含む列が抑制されます。
HSV_SUPPRESSCOLUMNS_NOACCESS 43 ブール ユーザーに表示するセキュリティ・アクセス権がないデータが含まれている列が抑制されます。
HSV_SUPPRESS_MISSINGBLOCKS 44 ブール データベースにデータが存在しないセルのブロックが抑制されます。
HSV_REPEATMEMBERS_IN_FORMS 45 ブール メンバー名をデータ行ごとに表示できるようにして、PlanningおよびFinancial Managementフォームの読みやすさを向上させます。
HSV_DOUBLECLICK_FOR_ADHOC 101 ブール ダブルクリックによって空のワークシートにデフォルトのグリッドを取得してから、セル・コンテンツにズーム・インまたはズーム・アウトするように指定します。
HSV_UNDO_ENABLE 102 ブール 「元に戻す」を有効または無効にします。

元に戻すことができる操作の数をHSV_NUMBER_OF_UNDO_ACTIONパラメータに指定します。

HSV_103 103   将来の使用のために予約されています。
HSV_LOGMESSAGE_DISPLAY 104 数値 メッセージ表示レベル設定を指定します。
  • 0 = 情報

  • 1 = 警告

  • 2 = エラー

  • 3 = なし

  • 4 = 拡張情報

HSV_ROUTE_LOGMESSAGE_TO_FILE 105 ブール 「メッセージをファイルに送る」チェック・ボックスを有効または無効にします。
HSV_CLEAR_LOG_ON_NEXTLAUNCH 106 ブール Excelが閉じた後に表示される次のログ・メッセージの生成が開始されると、ログ・ファイルがクリアされます。
HSV_REDUCE_EXCEL_FILESIZE 107 ブール 使用すべきではない次の場合を除き、常に有効にする必要があります。
  • 9.3.1.6より前のSmart Viewリリースのユーザー、またはSmart Viewリリースに関係なくMicrosoft OfficeのユーザーにExcelワークブックを送信する場合。これらのワークブックでは、次のようになります。

    • 関数を含むグリッドは、データを表示する前にリフレッシュする必要があります。

    • アド・ホック・モードで、POV設定が失われます。この動作は、新規のアド・ホック・グリッドの動作と同じです。

  • 9.3.1.6より前のSmart Viewリリースのユーザー、またはSmart Viewリリースに関係なくMicrosoft Officeのユーザーから送信されたワークブックを開く場合

HSV_ENABLE_RIBBON_CONTEXT 108 ブール ユーザーがSmart Viewのリボンのボタンを使用した後に、アクティブなデータ・プロバイダのリボンを自動的に表示します。
HSV_DISPLAY_HOMEPANEL_ONSTARTUP 109 ブール 「Smart Viewホーム」パネルの「起動時に表示」チェック・ボックスを有効または無効にします。

有効にすると、Smart Viewのリボンで「パネル」アイコンを選択したときに、「Smart Viewホーム」パネルが表示されます。

無効にすると、最後に開いていたパネルが表示されます。

HSV_SHOW_COMMENTDIALOG_ON_REFRESH 110 ブール 有効にすると、グリッドにコメントがある場合、リフレッシュ時にコメント・エディタがユーザーに表示されます。

無効にすると、Smart Viewのリボンからユーザーがコメント・エディタを起動できます。

HSV_NUMBER_OF_UNDO_ACTION 111 数値 1回の操作で許可される元に戻す処理とやり直し処理の数(0から100)。

HSV_UNDO_ENABLEパラメータと一緒に機能します。

HSV_NUMBER_OF_MRU_ITEMS 112 数値 「Smart Viewホーム」、およびSmart Viewのリボンの「開く」メニューに表示される、最後に使用した接続の数(15以下)。
HSV_ROUTE_LOGMESSAGE_FILE_LOCATION 113 テキスト ログ・メッセージをファイルに保存します。
HSV_DISABLE_SMARTVIEW_IN_OUTLOOK 114 ブール OutlookでSmart Viewタスク・リストを使用しない場合に、OutlookでSmart Viewを使用不可にします。
HSV_DISPLAY_SMARTVIEW_SHORTCUT_MENU_ONLY 115 ブール ショートカット・メニューにSmart Viewのメニュー・アイテムのみを表示します。それ以外の場合、ショートカット・メニューにはExcelとSmart Viewの両方のアイテムが表示されます。
HSV_DISPLAY_DRILL_THROUGH_REPORT_TOOLTIP 116 ブール セル上にマウスを移動したときに、そのセルの使用可能なドリルスルー・レポートのリストをデフォルトで表示します。
HSV_SHOW_PROGRESSINFORMATION 117 ブール HSV_PROGRESSINFO_TIMEDELAYに定義された秒数の経過後に操作が開始したら、「Smart View進捗」ステータス・バーが表示されるように指定します。
HSV_PROGRESSINFO_TIMEDELAY 118 数値 操作が始まってから「Smart View進捗」ステータス・バーが表示されるまでの時間(秒)。
HSV_ENABLE_PROFILING 119 ブール 拡張情報ログ・エントリおよび関数呼出しの大部分を作成します。アクティブなSmart Viewで各OfficeアプリケーションのXMLファイルを作成します。デバッグを目的としています。パフォーマンスに大きく影響します。
HSV_REFRESH_SELECTED_DEPENDENT_FUNCTIONS 121 ブール 選した関数を実行する前に、同じシートの依存関数を実行します。
HSV_IMPROVE_METADATASTORAGE 122 ブール 内部データ構造の、より効率的なストレージを可能にします。

このオプションは、Smart Viewの異なるバージョン間の相互運用性に関連します。

このオプションがTrueに設定されている場合、Smart Viewは互換性を目的としてメタデータの2つのコピーを保持するので、全体のパフォーマンスが低下する可能性があります。

組織内のすべてのユーザーがSmart View 9.3.1.6以上を使用している場合、このオプションは常にTrueにする必要があります。

次のような場合は、このオプションをFalseに設定してください。

  • 9.3.1.6より前のSmart Viewリリースのユーザー、またはSmart Viewリリースに関係なくMicrosoft Office 2002以前のユーザーにExcelワークブックを送信する場合

  • 9.3.1.6より前のSmart Viewリリースのユーザー、またはSmart Viewリリースに関係なくMicrosoft Office 2002以前のユーザーから送信されたワークブックを開く場合