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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGate Microservices Architectureの使用
12.3.0.1
E89943-03
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5 パスの使用

ソース・デプロイメントとターゲット・デプロイメントの間のパスは、Distribution Serverを使用して設定できます。

ここでは、Administration ServerでExtractとReplicatを構成した後でパスを作成する手順について説明します。

トピック:

5.1 Distribution Serverホームページのクイック・ツアー

Distribution ServerにはService Managerのホームページからアクセスできます。

Service Managerのホームページで「Distribution Server」をクリックします。Distribution ServerのOverviewページが表示され、ExtractとReplicatを接続するパスを確認できます。

Distribution Serverのホームページでパスを追加できます。パスのダッシュボード・ビューも表示され、そこでは様々な操作を実行できます。

操作 タスク
パスを追加 「新しいパスを追加する方法」を参照
パスの詳細を表示 「パス操作の使用」を参照
パスを開始または停止 「パス操作の使用」を参照
パスの再配置 「パス操作の使用」を参照
フィルタを使用してシャーディングを有効化 「パス操作の使用」および「新しいパスを追加する方法」も参照
DMLのフィルタリングを設定またはカスタマイズ 「パス操作の使用」および「新しいパスを追加する方法」も参照
DDLのフィルタリングを設定 「パス操作の使用」および「新しいパスを追加する方法」も参照
プロシージャのフィルタリングを設定またはカスタマイズ 「パス操作の使用」および「新しいパスを追加する方法」も参照
タグのフィルタリングをカスタマイズ 「新しいパスを追加する方法」を参照
パスを削除 「パス操作の使用」を参照

5.2 分散パスを追加する方法

データのトランザクションをExtractからReplicatに送信するためのパスを作成します。新しいパスはDistribution Serverで作成できます。

パスを追加してソース・デプロイメントの証跡を設定するには:
  1. Service Managerで「Distribution Server」をクリックします。
  2. 「Path」の横のプラス(+)記号をクリックします。
    Add Pathページが表示されます。
  3. 次に示すように詳細を入力します。
  4. 必要に応じて、「Create Path」または「Create and Run」をクリックします。パスを追加しないでAdd Pathページから離れる必要がある場合は、「Cancel」をクリックします。
パスが作成されると、Distribution ServerのOverviewページに新しいパスが表示されます。

5.3 パス操作の使用

新しいパスを追加したら、必要に応じて、パスの停止または一時停止、レポートや統計の表示、パスの再配置、フィルタの変更、パスの削除などの操作を実行できます。

Distribution ServerのOverviewページでパスの横にある「Action」ボタンをクリックします。ドロップダウン・リストから次のパス操作を使用します。

  • Details: このオプションを使用してパスの詳細を表示します。ソースやターゲットなどパスの情報が表示されます。パスの説明を編集することもできます。「LCR Read from Trails」、「LCR Sent」、「LCR Filtered」、「DDL」、「Procedure」、「DML inserts」、「updates」、「deletes」など、統計データも表示されます。「App Options」および「TCP Options」を更新することもできます。

  • Stop: このオプションを使用してパスを停止します。パスが開始されていない場合は、「Stop」オプションではなく「Start」オプションが表示されます。

  • Stop (in the background): このオプションは、インタフェースを使用せずにパスをバックグラウンドで停止します。このオプションでも、パスが開始されていない場合は「Start (in background)」オプションが表示されます。

  • Delete: このオプションを使用してパスを削除します。確認画面の「Yes」をクリックすると、パスの削除が完了します。

  • Reposition: このオプションを使用して、「Source Sequence Number」と「Source RBA Offset」を変更します

  • Change Filtering: このオプションを使用して、シャーディング、DMLフィルタリング、DDLフィルタリング、プロシージャ・フィルタリングおよびタグ・フィルタリングのオプションを入力します。

選択する操作によっては、Overviewページの一番下でステータスの変化を確認できます。

5.4 パスの再配置

パスは、いつでも必要に応じて再配置できます。

Distribution Serverの「Overview」ページで、目的のパスの横にある「Action」をクリックします。ドロップダウン・リストから、「Reposition」をクリックします。

ソース・データベースの一方または両方のオプションを変更してパスを再配置し、その変更内容を適用します。

5.5 パスのフィルタリングの変更

新しいパスを追加したら、必要に応じて、パスの停止または一時停止、レポートや統計の表示、パスの再配置、フィルタの変更、パスの削除などの操作を実行できます。

Distribution Serverの「Overview」ページで、目的のパスの横にある「Action」をクリックします。ドロップダウン・リストから、「Change Filtering」をクリックします。

新しいルールを設定します。

オプション 説明

Rule Configuration:

Filtering

トグル・ボタンを選択してフィルタリングを有効にして、「Add Rule」ボタンをクリックすると、「Rule Definition」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  • Rule Name

  • Rule Action: 「Exclude」または「Include」を選択します

  • Filter Type: 次のオプションのリストから選択します。

    • Object Type: 3つのオブジェクト・タイプ「DML」「DDL」「Procedure」から選択します

    • Object Names: 既存のオブジェクト名を指定するにはこのオプションを選択します。3部構成のネーミング規則はCDBを使用する際に適用されます。CDBでは3部構成のネーミング規則が必要です。それ以外の場合は2部構成の規則が必須です。3部構成の規則には、container、schemaobjectが含まれます。2部構成の規則にはschemaobject nameが含まれます。

    • Procedure Feature Name: 既存のプロシージャ機能名に基づいてフィルタリングするにはこのオプションを選択します。

    • Column Based: このオプションを選択すると、ルールを適用する表と列の名前を入力するオプションが表示されます。LTGTEQLEGENEの各条件を列の値と一緒に使用してフィルタリングできます。フィルタリング対象のデータにビフォア・イメージまたはアフター・イメージを含めるかどうかも指定できます。

    • Tag: タグに基づいたフィルタを設定するにはこのオプションを選択します。

    • Chunk ID: データベース・シャードの構成の詳細が表示されますが、編集できません。

  • Negate: 既存のルールを否定する必要がある場合はこのチェック・ボックスを選択します。

「JSON」タブをクリックするとルールのJSONスクリプトを表示することもできます。

ルールを追加すると、そのルールは「Inclusion Rules」にリストされます。ルールは削除することも編集することも可能です。ルールの編集時には、ルールの追加時と同じオプションに加えて次のフィルタを使用できます。

オプション 説明
OR AND

論理演算子を1つ選択します。

Chunk ID:

データベース・シャードの設定を編集または削除します(シャーディングを使用している場合)。

Object Type:

ルールのオブジェクト・タイプを編集または削除します。