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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Visualizationユーザーズ・ガイド
12c (12.2.1.3.0)
E90116-01
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3 独自のデータの追加

分析と検索のために独自のデータを追加できます。

データ・ソースからのデータの追加の一般的なワークフロー

次に、データ・ソースからデータを追加するための一般的なタスクを示します。

タスク 説明 詳細

接続の追加

使用するデータ・ソースがOracle Applicationsまたはデータベースである場合は、接続を作成します。

Oracle Applicationsデータ・ソースへの接続

データベースのデータ・ソースへの接続

データ・ソースを作成します

スプレッドシートなどのファイルからデータをアップロードします。データがまだキャッシュされていない場合は、Oracle Applicationsおよびデータベースからデータを取得します。

Oracle Applicationsまたはデータベースからデータ・ソースを作成するには、新しい接続を作成するか、既存の接続を使用する必要があります。

データベースからのデータ・ソースの作成

データのブレンド

あるデータ・ソースのデータを別のデータ・ソースのデータと融合します。

追加したデータのブレンド

データ・ブレンドの変更

データのリフレッシュ

新しいデータが使用可能な場合に、ファイルのデータをリフレッシュします。または、データが陳腐化している場合は、Oracle Applicationsおよびデータベースのキャッシュをリフレッシュします。

追加したデータのリフレッシュ

アップロード済データの拡張

データ・ソースに新しい列を追加します。

アップロード済データ・ソースの変更

データ・ソースの共有の管理

追加したデータにどのユーザーがアクセスできるかを指定します。

追加したデータの共有の制御

データの除去

追加したデータを除去します。

プロジェクトからのデータの削除

独自のデータの追加について

データ・ソースからデータを追加するのは簡単です。独自のデータの追加は「マッシュアップ」と呼ばれることもあります。

次の方法でデータを追加できます。

  • スプレッドシートなどの単一のソースからのデータを追加して独自に分析します。またはソースを別のソースと組み合せて、分析の範囲を拡大します。

  • 既存のサブジェクト領域に対する拡張機能として、独自のデータを追加します。

    既存のサブジェクト領域に関連するデータ・ソースからData Visualizationにデータをロードできます。Data Visualizationで外部の行およびサブジェクト領域行を適切に照合できるよう、共通の値を持つ列を識別する必要があります。通常は合計または平均が計算されるメジャー - 列が表に含まれる場合はファクトを追加し、表にメジャーが含まれない場合はディメンションを拡張できます。

  • Oracle Applicationsデータ・ソースからデータを追加します。Oracle Applicationsのデータ・ソースへの接続を参照してください。

  • データベースからデータを追加します。データベース・データ・ソースへの接続を参照してください。

注意:

複数のデータ・ソースをサブジェクト領域と照合することはできますが、データ・ソースを別のデータ・ソースと照合することはできません。

製品、ブランド、販売員など、販売に関するデータを含むサブジェクト領域があるとします。サブジェクト領域にはない「ターゲット売上」売上高を含むスプレッドシート・ファイルがあります。スプレッドシートのターゲット売上値を含むサブジェクト領域から製品およびブランドの値を結合する可視化を作成します。データを追加するときに、スプレッドシートの製品およびブランド列をサブジェクト領域の列と照合し、ターゲット売上をメジャーとして追加します。一致により、スプレッドシートとサブジェクト領域が関連付けられます。この3つの列をキャンバスにドラッグすると、Data Visualizationではこのデータが1つの統合システムの一部であるかのように扱われます。

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図GUID-3DD96001-AFBE-45BF-87E6-5ED97AEA49F9-default.gifの説明

プロジェクトにデータを追加する場合、プロジェクトは追加された列の名前およびデータ型を使用して、データの融合について最良の方法を推測します。その推測が適切でない場合、手動で調整できます。データ・モデルはワークフローの一部として作成されるため、明示的に作成する必要はありません。システムはユーザーに対しては機能しませんが、必要に応じて手動で調整できます。追加したデータの融合およびデータ・ブレンドの変更を参照してください。

データをプロジェクトに追加し、他のユーザーと共有できます。領域を保持する必要がある場合、データを削除できます。データ・ソースの削除を参照してください。

データ・ソースについて

データ・ソースは任意の表構造です。データ・ソースの値は、ファイルをロードした後、または結果を返すサービス(別のOracle Business Intelligenceシステムまたはデータベースなど)に問合せを送信した後に表示されます。

データ・ソースには次の列を含めることができます。

  • 一致列: 別のソースの一致列で見つかった値が含まれています。これは、このソースともう1つのソース(顧客IDや製品IDなど)を関連付けます。

  • 属性列: 個別に必要であるか、集計されないテキスト、日付または数字が含まれています(年、カテゴリ国、タイプ、名前など)。

  • メジャー列: 集計する必要がある値が含まれています(収益や運転距離など)。

1つのデータ・ソースのみを分析するか、データ・ソースに含まれている内容に応じて、複数のデータ・ソースを一緒に分析できます。

プロジェクトを保存する場合、そのプロジェクトと使用される外部ソースの間で権限が同期されます。他のユーザーとプロジェクトを共有する場合、外部ソースもその同じユーザーと共有されます。

サブジェクト領域とデータ・ソースの結合

サブジェクト領域は、属性を追加することでディメンションを拡張するか、またはメジャーおよびオプション属性を追加することでファクトを拡張します。外部データ・ソースに階層を定義することはできません。

サブジェクト領域では、多くの場合階層化されているディメンション、およびディメンションの属性に対して分析できる複雑な計算を持つ一連のメジャーに属性が編成されます。たとえば、現在の四半期と数年前の同じ四半期の顧客層ごとの純売上メジャーです。

外部ソース(Excelファイルなど)のデータを使用すると、サブジェクト領域に新しい情報が追加されます。たとえば、顧客の郵便番号区域または信用リスク情報に関する人口統計情報を購入し、そのデータをデータ・ウェアハウスまたは既存のサブジェクト領域に追加する前に、分析に使用する場合があります。

外部ソースをスタンドアロンとして使用することは、外部ソースのデータがサブジェクト領域から独立して使用されることを意味します。単一のファイルのみの場合、または複数のファイルが一緒に使用される場合があり、どちらの場合もサブジェクト領域は関係しません。

外部データ・ソースの属性をサブジェクト領域に追加することによってディメンションを拡張する場合は、次の条件に留意してください。

  • 一致項目は1つのディメンションに対してのみ作成されます。

  • 一致列の値のセットは、外部データ・ソースで一意である必要があります。たとえば、データ・ソースの郵便番号が一致する場合、外部ソースの郵便番号は一意である必要があります。

  • 一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。

  • その他の列はすべて、属性である必要があります。

外部データ・ソースのメジャーをサブジェクト領域に追加する場合は、次の条件に留意してください。

  • 一致項目は1つ以上のディメンションの間で作成されます。

  • 一致列の値のセットは、外部データ・ソースで一意である必要はありません。たとえば、データ・ソースが、日付、顧客および製品が一致する売上のセットの場合、同じ日に1人の顧客に対して複数の製品の売上を設定できます。

  • 一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。

メジャーを追加するデータ・ソースには属性を含めることができます。これらの属性は外部メジャーとともに使用可能であり、ビジュアライゼーションのキュレートされたメジャーとともに使用することはできません。たとえば、新規事業の売上高を含むソースを追加する場合、これらの新規事業の売上は既存の時間ディメンションと一致させることのみ可能です。外部データには、この新規事業で販売された製品に関する情報も含まれます。既存事業の売上と新規事業の売上を時間ごとに表示できますが、古い事業の収益を新規事業の製品で表示する、または新規事業の収益を古い事業の製品で表示することはできません。新規事業の売上を時間別および新規事業の製品別に表示することはできます。

メジャーのないソースの使用

メジャーのないソースを使用する場合は、次の事項に留意してください。

表にメジャーがない場合は、ディメンションとして扱われます。ディメンションを拡張する場合は、次の条件に留意してください。

  • 一致項目は1つの列または複合列にあります。1列の一致の例は、製品キーと製品キーの一致です。複合列の場合の例は、会社と会社、ビジネス・ユニットとビジネス・ユニットの一致です。

  • その他の列はすべて、属性である必要があります。

ディメンション表は、他のディメンションと照合するか、メジャーを持つ表と照合できます。たとえば、顧客の属性を持つ表は、人口統計の属性を持つ表と照合できます(両方のディメンションに一意の顧客キー列および人口統計キー列がある場合)。

メジャーのあるソースの使用

メジャーのあるソースを使用する場合は、次の事項に留意してください。

  • メジャーがある表を、メジャー、ディメンションまたはその両方がある他の表と照合できます。

  • 表をメジャーがある他の表と照合する際、同じ粒度である必要はありません。たとえば、日次売上の表に「Quarter」列も含まれている場合、日次売上の表は四半期ごとの売上の表と照合できます。

一致に関する操作

複数のソースを一緒に使用する場合は、少なくとも1つの一致列が各ソースに存在する必要があります。一致の要件は次のとおりです。

  • ソースに共通の値(顧客IDや製品IDなど)が含まれています。

  • 照合は同じデータ型で行う必要がある(たとえば、数値と数値、日付と日付、またはテキストとテキスト)。

データ・ソースとしてのスプレッドシートの追加について

Microsoft Excelスプレッドシート・ファイルからのデータ・ソース・ファイルは、拡張子がXLSX (Microsoft Office Open XMLワークブック・ファイルを示す)です。

Microsoft Excelファイルをデータ・ソースとしてアップロードする前に、データ指向方式でファイルを構造化する必要があります。ピボット・データを含めることはできません。Excel表に関する次のルールに注意してください。

  • 表はExcelファイルの行1の列1から始める必要があります。

  • 表には、ギャップまたはインライン見出しのない通常のレイアウトを設定する必要があります。インライン見出しの例としては、印刷レポートのすべてのページに繰り返し表示される見出しがあります。

  • 行1には表の列名が含まれている必要があります。たとえば、顧客名、顧客姓、年、製品名、購入金額などです。この例では、次のようになります。

    • 列1には顧客の名が含まれます

    • 列2には顧客の姓が含まれます

    • 列3には年の値が含まれます

    • 列4には製品名が含まれます

    • 列5には、指定した製品に対して各顧客が購入した金額を指定します。

  • 行1の名前は一意である必要があります。年の値を2つの列に指定する場合は、1つまたは両方の列名に単語を追加して一意の名前にする必要があります。たとえば、「年リース」という列が2つある場合は、列名を「年リース開始」および「年リース失効」に変更できます。

  • 行2以降は表のデータで、列名を含めることはできません。

  • 列のデータは一緒に処理されることが多いため、同じ種類のものにする必要があります。たとえば、購入金額には数字(nullも可能)のみを指定して、合計や平均を求められるようにします。名および姓は連結する必要がある場合があるため、テキストにする必要があり、日付は月、四半期または年に分割する必要がある場合があります。

  • データは同じ細分度にする必要があります。集計とそれらの集計の詳細の両方を表に含めないでください。たとえば、顧客、製品および年の細分度の売上表があり、年別、各顧客別に各製品の購入金額の合計が含まれているとします。この場合、購入金額の合計が正しく計算されなくなるため、請求書レベルの詳細や日次サマリを同じ表に含めないでください。請求書レベル、日レベル、月レベルで分析する必要がある場合は、次のいずれかの方法で行えます。

    • 請求書詳細(請求書番号、請求日、顧客、製品および購入金額)の表を作成します。日、月または四半期で集計できます。

    • 細分度(請求書、日、月、四半期および年)ごとに1つ、複数の表を作成します。

Oracle Applicationsデータ・ソースへの接続

Oracle Applicationsに接続し、Oracle Applicationsデータをビジュアル化、探索および理解する際に役立つデータ・ソースを作成できます。

Oracle Applicationsの接続の作成

Oracle Applicationsへの接続を作成し、これらの接続を使用してデータ・ソースを作成できます。

Oracle Applications接続タイプを使用して、Oracle Fusion Applications with Oracle Transactional Business IntelligenceおよびOracle BI EEへの接続を構築します。接続の構築後、サブジェクト・エリアおよび分析にアクセスし、プロジェクトのデータ・ソースとして使用できます。
  1. 次のいずれかのアクションを使用して、「新規接続の追加」ダイアログを起動します。
    • 「データ・ソース」ページで、「接続」「接続の追加」の順にクリックします。
    • プロジェクトの「データ・ソース」ペインで、「データ・ソースの追加」リンク、「新規ソースの作成」「Oracle Applicationsから」の順にクリックします。
    • プロジェクトの「データ要素」ペインで任意の場所を右クリックして、「データ・ソースの追加」を選択します。
  2. 「新規接続の追加」ダイアログで、接続の名前、Oracle Fusion Applications with Oracle Transactional Business IntelligenceまたはOracle BI EEのURL、ユーザー名およびパスワードを入力します。
    次の点に注意してください。
    • HTTPとHTTPSのURLがサポートされています。
    • 接続名は一意である必要があり、特殊文字を含めることはできません。
    • 接続URLを取得するには、接続先Oracleアプリケーションを起動して、プロジェクトのデータ・ソースとして使用する分析を含むカタログ・フォルダを表示して、ブラウザURLを「新規接続」ダイアログにコピーして、/analyticsの後に続く部分を除去します。たとえば、http://www.example.com:9704/analyticsです。
  3. 「保存」をクリックします。
    これで、この接続からデータ・ソースを作成できるようになりました。Oracleアプリケーション接続からのデータ・ソースの構成を参照してください。

注意:

接続はユーザー(作成者)にのみ表示されますが、作成者はその接続のデータ・ソースを作成して共有できます。

Oracle Applicationsの接続からのデータ・ソースの構成

Oracle Applicationsの接続を作成した後は、これらの接続を使用してプロジェクトで使用するデータ・ソースを作成できます。

Oracle Applications接続のデータ・ソースを作成する前に、Oracle Applications接続を作成する必要があります。「接続の作成」を参照してください。

  1. 次のいずれかのアクションを使用して、「分析の選択」ダイアログを表示します。
    • 「データ・ソース」ページで、「データ・ソースの追加」「Oracle Applicationsから」の順にクリックします。
    • プロジェクトの「データ・ソース」ペインで、「データ・ソースの追加」リンク、「新規ソースの作成」「Oracle Applicationsから」の順にクリックします。
    • プロジェクトの「データ要素」ペインで、このペインを右クリックし、「データ・ソースの追加」「新規ソースの作成」「Oracle Applicationsから」の順に選択します。
  2. 接続のドロップダウン・リストから、使用するOracle Applications接続を選択します。
  3. 次のアクションのいずれかを実行します。
    • 「分析」タブで、カタログ・フォルダを参照し、使用する分析を検索して選択します。選択した接続からの分析が含まれているカタログ・フォルダのみが表示されます。データ・ソース内のデータには、選択した分析に含まれるフィルタまたは選択ステップが反映されます。
    • 「論理SQL」をクリックして「論理SQL文」ダイアログを表示します。通常、ユーザーはOracle Applicationsカタログ内でSQL文を作成してから、それをここにコピーして貼付けます。

    注意:

    前に戻って異なる分析を選択するか論理SQLをもう一度見る必要がある場合は、ダイアログの下部にある「戻る」ボタンをクリックします。たとえば、前に戻って、余分な0の列を論理SQL文から削除できます。
  4. 「OK」をクリックします。
  5. データをプレビューするか、列の特性を更新するか、データ・ソースから列を除去してから、「データ・ソースの追加」をクリックします。
    データ・ソースのキャッシュ済コピーが作成され、必要に応じて、そのデータ・ソースからデータとメタデータをリフレッシュできます。

Oracle Applicationsの接続の編集

Oracle Applicationsの接続を編集できます。たとえば、システム管理者がOracle Applicationsのログイン資格証明を変更した場合に接続を編集する必要があります。

  1. 「データ・ソース」ページで、「接続」をクリックします。
  2. 編集する接続の右側で、「オプション」をクリックしてから「編集」を選択します。
  3. 「接続の編集」ダイアログで、接続詳細を編集してから「保存」をクリックします。

    注意:

    これらの接続について、現在のパスワードを表示することはできません。パスワードを変更する必要がある場合は、新しいパスワードを入力する必要があります。

Oracle Applicationsの接続の削除

Oracle Applicationsの接続を削除できます。たとえば、接続リストに未使用の接続が含まれている場合は削除し、リストを整理してナビゲートしやすくできます。

  1. 「データ・ソース」ページで、「接続」をクリックします。
  2. 削除する接続の右側で、「オプション」をクリックしてから「削除」を選択します。
  3. 「OK」をクリックします。

注意:

接続にデータ・ソースが含まれている場合は、接続を削除する前にそれらのデータ・ソースを削除する必要があります。Oracle Applications接続は、それらを作成したユーザーにのみ表示されますが(接続は共有されない)、ユーザーがそれらの接続を使用してデータ・ソースを作成し、それらのデータ・ソースを別のユーザーと共有することはできます。

データベース・データ・ソースへの接続

データベース接続の作成、編集や削除、およびデータベースからのデータ・ソースの作成を行うことができます。これらのデータ・ソースを使用すると、Oracle Data Visualizationを使用したデータを理解できるようになります。

データベース接続の作成

データベースへの接続を作成し、それらの接続をプロジェクトでソース・データに使用できます。

  1. 次のいずれかのアクションを使用して、「新規接続の追加」ダイアログを表示します。
    • 「データ・ソース」ページで、「接続」「接続の追加」「データベースから」の順にクリックします。
    • プロジェクトの「データ・ソース」ペインで、「データ・ソースの追加」リンク、「新規ソースの作成」「データベースから」の順にクリックします。
    • プロジェクトの「データ要素」ペインで、このペインの任意の場所を右クリックし、「データ・ソースの追加」「新規ソースの作成」「データベースから」の順に選択します。
  2. 「新規接続の追加」ダイアログで、接続名を入力し、「データベース・タイプ」をクリックして、サポートされるデータベースのリストを表示します。必要な接続情報(ホスト、ポートなど)を入力します。
  3. 「保存」をクリックします。
    これで、接続からのデータ・ソースの作成を開始できるようになりました。データベースからのデータ・ソースの作成を参照してください。

データベースからのデータ・ソースの作成

データベース接続を作成した後は、プロジェクトで使用するために、それらの接続のデータ・ソースの作成を開始できます。

データベース接続のデータ・ソースを作成する前に、データベース接続を作成する必要があります。データベース接続の作成を参照してください。

  1. 次のいずれかのアクションを使用して、「表の選択」ダイアログを起動します。
    • 「データ・ソース」ページで、「データ・ソースの追加」「データベースから」の順にクリックします。
    • プロジェクトの「データ・ソース」ペインで、「データ・ソースの追加」リンク、「新規データ・ソースの作成」「データベースから」の順にクリックします。
    • プロジェクトの「データ要素」ペインで、そのペインを右クリックして、「データ・ソースの追加」「新規データ・ソースの作成」「データベースから」の順に選択します。
  2. 接続のドロップダウン・リストから、使用するデータベース接続を選択します。
  3. 次のアクションのいずれかを実行します。
    • 「表」タブで、使用するデータベースを参照して検索し、選択します。「OK」をクリックして、表を選択します。選択した表は、ライブ接続として扱われますが、システムは表をロードしません。プロジェクトでこの表の列を使用すると、システムが必要なデータをフェッチするためにデータベースの問合せを発行します。
    • 「論理SQL」をクリックして「論理SQL文」ウィンドウを表示します。特定の一連の列を選択するためのSQL文を入力します。仮想表を作成するためにSQL文を入力して実行した場合、結果はキャッシュにロードされます。SQL文によってできるかぎり最もコンパクトな結果セットが生成されるようにしてください。そうしないと、仮想表がキャッシュするには大きくなりすぎる場合があります。たとえば、City、State、Month、YearおよびRevenueをフェッチする場合は、SQL文でCity、State、Month、Year、Sum(Revenue)を選択する必要があります。

    注意:

    前に戻って異なるデータベースを選択するか論理SQLをもう一度見る必要がある場合は、ダイアログの下部にある「戻る」ボタンをクリックします。
  4. 「OK」をクリックします。
  5. データをプレビューするか、データ・ソースから列を除去してから、「プロジェクトに追加」をクリックします。
    データ・ソースのキャッシュ済コピーが作成され、必要に応じて、そのデータ・ソースからデータとメタデータをリフレッシュできます。

データベース接続の編集

名前を変更する場合など、データベース接続を編集できます。

  1. 「データ・ソース」ページで、「接続」をクリックします。
  2. 編集する接続の上にマウスを置きます。強調表示された接続の右にある「オプション」をクリックして「編集」を選択します。
  3. 「接続の編集」ダイアログで、接続詳細を編集してから「保存」をクリックします。

    注意:

    接続の現在のパスワード、サービス名または論理SQLは参照できません。これらを変更する必要がある場合は、新しい接続を入力する必要があります。

データベース接続の削除

データベース・パスワードを変更した場合など、データベース接続を削除できます。

  1. 「データ・ソース」ページで、「接続」をクリックします。
  2. 削除する接続の上にマウスを置きます。強調表示された接続の右にある「オプション」をクリックして「削除」を選択します。
  3. 「OK」をクリックします。

    注意:

    接続にデータ・ソースが含まれている場合は、接続を削除する前にそれらのデータ・ソースを削除する必要があります。

データ・ソースからのデータの追加

ここでは、プロジェクトへのデータの追加について説明します。

内容は次のとおりです。

ファイル・ベースのデータの追加

アップロードされたデータ・ソース・ファイル(.xlsxなど)を使用して、プロジェクトで可視化を作成します。

  1. ホーム・ページの「作成」セクションで、「プロジェクト」をクリックします。

    注意:

    「データ・ソース」ページを使用してデータ・ファイルをアップロードすることもできます。データ・ソースの管理を参照してください。
  2. 「データ・ソースの追加」ダイアログで、既存のデータ・セットを選択するか、「新規ソースの作成」をクリックして新しいファイルをアップロードします。
  3. 新しいデータ・ファイルをアップロードする場合は、「ファイル」を選択して、ローカルに格納されているデータ・ファイルを検索して選択します。または、データ・ファイルをローカル・ドライブからドラッグして、ダイアログにドロップすることもできます。
  4. ファイルに複数のシートが含まれている場合は、ロードするデータがあるシートを選択します。
  5. 初めてデータ・ソースをアップロードする場合は、ソース名および説明を編集してよりわかりやすいものにします。
  6. 必要に応じて、列タイプを調整します。列タイプは、次のようにアプリケーションによって自動的に割り当てられます。
    • 小数が含まれる列は、メジャー・タイプとしてインポートされます。
    • 主キー(通常は整数)は、属性タイプとしてインポートされます。
    • 年齢、地域コード、製品コードなどの整数は、属性タイプとしてインポートされます。ただし、場合によっては、整数の列が属性ではなくメジャーになることもあります(数量や従業員数など)。このような場合は、列タイプを「属性」に変更する必要があります。
  7. 列を除外するには、列名にカーソルをあわせてチェック・マークをクリックします。

    注意:

    使用不可で赤い情報記号マークが付いている列は無効であり、除外されます。通常、これが発生する原因は、列名が重複しているか、列名に不正な文字(先頭か末尾の空白、または特殊文字)が含まれていることです。記号にカーソルを合せると、列が無効である理由が表示されます。
  8. プロジェクトに追加をクリックし、データ・アソシエーションを受け入れます。「追加したデータのブレンド」を参照してください。

Oracle Applicationsのデータの追加

Oracle Applicationsのデータをプロジェクトに追加できます。

  1. 「ホーム」ページの「作成」セクションで、「VAプロジェクト」をクリックします。
  2. 「データ・ソースの追加」ダイアログで、「新規ソースの作成」をクリックします。
  3. 使用するデータ・ソースを選択します。
  4. 使用する分析を選択するか、論理SQL文を入力します。「接続からのデータ・ソースの構成」を参照してください。
  5. データをプレビューし、必要に応じて調整します。
  6. プロジェクトに追加をクリックし、データ・アソシエーションを受け入れます。データ・アソシエーションの手動編集の詳細は、「追加したデータの融合」を参照してください。

注意:

Oracle Applications接続を作成してから、そのデータをプロジェクトに追加する必要があります。Oracleアプリケーション・データ・ソースへの接続を参照してください。

データベースのデータの追加

データベースのデータをプロジェクトに追加できます。

  1. 「ホーム」ページの「作成」セクションで、「VAプロジェクト」をクリックします。
  2. 「データ・ソースの追加」ダイアログで、既存のデータベース・データ・ソースを選択するか、「新規ソースの作成」をクリックします。
  3. 使用する接続を選択します。
  4. 使用するデータベースおよび表を選択するか、論理SQL文を入力します。データベースからのデータ・ソースの作成を参照してください。
  5. データを確認し、必要に応じて列を除外します。
  6. オプションで、データベース表の問合せモードを変更します。通常、データベース表は大きくてキャッシュへのコピーは推奨されないため、デフォルトは「ライブ」です。表が小さい場合、「自動」を選択すると、データがキャッシュにコピーされます(可能な場合)。「自動」を選択した場合は、データが古くなったらリフレッシュする必要があります。
  7. プロジェクトに追加をクリックし、データ・アソシエーションを受け入れます。「追加したデータのブレンド」を参照してください。

注意:

そのデータをプロジェクトに追加する前に、データベース接続を作成する必要があります。データベース接続の作成を参照してください。

アップロード済データ・ソースの変更

アップロード済データ・セットを変更して、プロジェクト内のデータをさらにキュレート(様々なソースから整理および統合)できます。これは、データ・ラングリングと呼ばれることもあります。

データ・セットの新しい列の作成、列の編集および列の非表示と表示が可能です。列の編集オプションは、列のデータ型(日付、文字列または数値)によって異なります。オプションを選択すると、選択したデータ・セットについて現在の列を編集するか新規列を作成する、論理SQL関数を起動します。

たとえば、「Population」列(数値データ型)に対して「テキストに変換」オプションを選択できます。このオプションでは、「Population」列の式を使用し、それを論理SQL関数でラップしてデータをテキストに変換し、新しく変換されたデータ・テキスト列をデータ・セットに追加します。元の「Population」列は変更されていないことに注意してください。

データ・セットの変更は、ダーティ・データが原因でデータ・ソース間で結合を実行できない場合に非常に役立ちます。列グループを作成するか、独自の論理SQL文を構築して、データのスクラブを行う(正しくないデータベースのデータをなんらかの方法で修正または削除する)新規列を作成できます。

実行可能な列の変更の例を次に示します。
  • 日付または時間の列に対し、年、四半期、月または日付の列を作成します。

  • 属性列について、列を数値に、または日付に変換します。列を連結または置換できます。列をグループ化または分割できます。列のデータ・アイテムに対し、大文字や小文字、文の先頭大文字を適用できます。

  • メジャー列に対し、累乗や平方根、指数といった演算子を適用します。

  1. プロジェクト・ツールバーで、「ステージ」をクリックします。
  2. プロジェクト内に複数のアップロード済データ・セットがある場合は、使用する1つを選択します。選択したデータ・セットの最初の100レコードのみが表示されます。
  3. 使用する列の「オプション」をクリックしてから、オプションを選択して列を変更または変換します。実行可能なオプションのリストおよび列の変更は、使用している列のタイプに依存します。
    データ・ラングリングでは、データ・セットの元の列は変更しません。かわりに重複する列が作成されます。
  4. 「保存」をクリックします。

注意:

この方法でデータ・セットを編集すると、そのデータ・セットを使用するすべてのプロジェクトに影響します。たとえば、ユーザーが変更したデータ・セットを使用するプロジェクトを別のユーザーが所有しており、ユーザーがデータ・セットを変更した後にその別のユーザーがそのプロジェクトを開いた場合、その別のユーザーには、そのデータ・セットが変更されたことを示すメッセージがプロジェクト内で表示されます。

追加したデータのブレンド

あるプロジェクトに、2つのデータ・ソースを追加する場合があります。1つのデータ・ソースからのデータを別のデータ・ソースからのデータとブレンドします。

たとえば、データ・ソースAにはデータ・ソースBの属性を拡張する新規ディメンションが含まれる場合があります。あるいは、データ・ソースBにはデータ・ソースAにすでに存在するメジャーと同時に使用できる新規ファクトが含まれる可能性があります。

複数のデータ・ソースをプロジェクトに追加すると、追加されたデータに対する一致がシステムで検索されます。共通の名前を共有し、既存のデータ・ソース内の属性と互換性のあるデータ型を持つ外部ディメンションが自動的に照合されます。

データの融合方法を指定できます。データ・ブレンドの変更を参照してください。

  1. データをプロジェクトに追加します。「外部ソースからのデータの追加」を参照してください。
  2. 「データ・ソース」ペインで、「ソース・ダイアグラム」をクリックします。
  3. 外部ソースを新しくロードしたソースとつなぐ線の横の数字をクリックして、「ソースの接続」ダイアログを表示します。
  4. 「ソースの接続」ダイアログで、必要な変更を加えます。
    1. 列の照合を変更するには、各列の名前をクリックして、外部データ・ソースまたはソース間から別の列を選択します。

      注意:

      列同士が同じ名前で同じデータ型の場合は、一致する可能性があるとみなされます。設定をカスタマイズして、名前が同じでなくても明示的に選択することによって1つの列がもう1つの列と一致するように指定できます。選択できるのは、データ型が一致する列のみです。
    2. 「別の照合の追加」をクリックして、外部ソースから照合する列を選択します。
    3. 初めてアップロードするメジャーの場合は、合計平均などの集計タイプを指定します。
    4. 一致を削除するには、「X」をクリックします。
  5. 「OK」をクリックして、外部ソースからの一致をサーバーのデータ・モデルに保存します。

データ・ブレンドの変更

プロジェクトに属性および値が混在する2つのデータ・ソースからのデータが含まれており、1つのソースに一致した値が存在しているがもう1つのソースには存在していない場合、表示するデータの行がシステムによって省略されることがあります。

そのような場合は、データ・ブレンドで他のソースより優先されるソースを指定する必要があります。

たとえば、2つのデータ・ソース(「Source A」および「Source B」)があり、次の行が含まれるとします。Source AにはIN-8が含まれておらず、Source BにはIN-7が含まれていないことに注意してください。

GUID-E59DBD51-1745-4319-A8CA-0C009E177897-default.gifの説明が続きます
GUID-E59DBD51-1745-4319-A8CA-0C009E177897-default.gifの説明

Source Aに対して「すべての行」データ・ブレンド・オプションを選択し、Source Bに対して「一致した行」データ・ブレンド・オプションを選択した場合、次の結果が表示されます。IN-7はSource Bに存在しないため、結果にはnullのRepとnullのBonusが含まれます。

GUID-1C542D71-9750-490B-98E6-809A8FC7E71E-default.gifの説明が続きます
GUID-1C542D71-9750-490B-98E6-809A8FC7E71E-default.gifの説明

Source Aに対して「一致した行」データ・ブレンド・オプションを選択し、Source Bに対して「すべての行」データ・ブレンド・オプションを選択した場合、次の結果が表示されます。IN-8はSource Aに存在しないため、結果にはnullのDateとnullのRevenueが含まれます。

GUID-1F6068C4-1AD8-4EDD-80F0-C9EC8F8FB795-default.gifの説明が続きます
GUID-1F6068C4-1AD8-4EDD-80F0-C9EC8F8FB795-default.gifの説明

Source Aのビジュアライゼーションには属性としてDateが含まれ、Source Bには属性としてRepが含まれ、一致する列はInv#です。一致する列も使用する場合を除き、ディメンション・ルール下ではこれらの属性をもう一方の表からのメジャーと一緒には使用できません。

属性およびメジャーの両方が含まれる表の融合には、2つの設定があります。ビジュアライゼーションに使用される列に応じて、各ビジュアライゼーションに個別に設定されます。設定は「すべての行」および「一致した行」であり、これらはビジュアル化されるデータを返す際にソースのどの行が使用されるかを示します。

システムは、次のルールに従ってデータ・ブレンドを自動的に割り当てます。

  • 可視化内に照合する列がある場合、照合する列があるソースは「すべての行」に設定されます。

  • 1つの属性がビジュアライゼーションにある場合、そのソースは「すべての行」に設定され、もう1つのソースは「一致した行」に設定されます。

  • 複数の属性がビジュアライゼーションにあり、すべてが同じソースのものである場合、そのソースが「すべての行」に設定され、もう1つのソースは「一致した行」に設定されます。

  • 複数のソースに属性がある場合、プロジェクトの要素パネルに最初にリストされるソースが「すべての行」に設定され、他方のソースは「一致した行」に設定されます。

データ・ブレンドを変更する手順は、次のとおりです。
  1. キャンバスでビジュアライゼーションを選択して、ビジュアライゼーション・ツールバーで「メニュー」をクリックし、「プロパティ」をクリックします。
  2. 「プロパティ」ダイアログで「データ・セット」をクリックします。
  3. 「データ・セット」タブで、「自動」リンクをクリックしてから「カスタム」を選択し、システムがブレンドを決定した方法を表示します。
  4. 必要に応じて、融合の設定を調整します。
    • 少なくとも1つのソースに「すべての行」を割り当てる必要があります。
    • 両方のソースが「すべての行」である場合、システムはそれらの表が完全に同じディメンションであると想定します。
    • 両方のソースを「一致した行」に割り当てることはできません。

追加したデータのリフレッシュ

データを追加した後、データが変更された場合は、ソースからデータをリフレッシュする必要があります。

注意:

データ・ソースをリフレッシュするかわりに、既存のデータ・ソースと同じ名前の新しいデータ・ソースをロードすることで、データ・ソースを置換できます。ただし、データ・ソースを置換すると破壊的な影響がある場合があるためお薦めしません。次の結果を理解している場合にのみ、データ・ソースを置換してください。

  • データ・ソースを置換すると、新しいデータ・ソースに存在しない古い列名およびデータ型がある場合に、既存のデータ・ソースを使用するプロジェクトが破損します。

  • データ・ラングリング(データ・ステージで変更された列や新規に追加された列)は失われ、データ・ソースを使用するプロジェクトは多くの場合に破損します。

すべてのソース・タイプ(データベース、ファイルおよびOracle Applications)からデータをリフレッシュできます。

データベース

データベースの場合は、SQL文が再実行されてデータがリフレッシュされます。

Excel

Microsoft Excelファイルをリフレッシュするには、新しいスプレッドシート・ファイルに元のファイルと同じ名前のシートが含まれていることを確認する必要があります。また、シートにはすでにサブジェクト領域と一致する同じ列が含まれている必要があります。

Oracle Applications

Oracle Applicationsデータ・ソースのデータとメタデータはリロードできますが、Oracle Applicationsデータ・ソースで論理SQLが使用されている場合、データのリロードではその文が再実行されるのみとなり、新規列やリフレッシュ済データはプロジェクトにプルされません。そのデータ・ソースを使用する既存プロジェクトに影響しないように、新規列は非表示としてプロジェクトに追加されます。新規列をプロジェクトで使用できるようにするには、リフレッシュ後にデータ・ソース内でそれらの非表示を解除する必要があります。この動作は、ファイルベースのデータ・ソースの場合と同じです。

  1. 「データ・ソース」ペインまたは「サブジェクト領域」ペインで、リフレッシュするデータ・ソースを見つけます。
  2. データ・ソースを右クリックして、「データの再ロード」を選択します。「データのリロード」ダイアログが表示されます。
  3. スプレッドシートをリロードする際にファイルが同じ場所にないか、または削除されている場合、「データのリロード」ダイアログに、データ・ソースにリロードする新規ファイルを見つけて選択するように求めるプロンプトが表示されます。
  4. データが正常にリロードされたことが、「データのリロード」ダイアログに表示されます。「OK」をクリックします。
元のデータが新しいデータで上書きされます。可視化がリフレッシュされると、新しいデータはプロジェクトまたは分析の可視化に表示されます。

追加したデータの詳細の更新

データを追加した後、データのプロパティを検査して、説明や集計などの詳細を更新できます。

  1. 「データ・ソース」ページで、「表示」ペインに移動して、更新するデータ・ソースを見つけます。
  2. 「オプション」メニューをクリックして、「検査」を選択します。「データ・ソース」ダイアログが表示されます。
  3. プロパティを検査し、必要に応じてデータの説明を更新します。
    ファイルベースのデータ・ソースで作業している場合に、そのデータ・ソースの作成に使用されたスプレッドシートが移動または削除されると、「データ・ソース」ダイアログの接続パスに取消し線が表示されます。「表示」ペインのデータ・ソースを右クリックして、「オプション」メニューで「データのリロード」を選択すると、元のソース・ファイルにデータ・ソースを再接続したり、置換ファイルに接続することができます。次に、データ・ソースにロードするファイルを参照して選択できます。
  4. オプションで、データベース表の問合せモードを変更します。通常、データベース表は大きくてキャッシュへのコピーは推奨されないため、デフォルトは「ライブ」です。表が小さい場合は、「自動」を選択すると、可能な場合はデータがキャッシュにコピーされます。「自動」を選択した場合、データが失効しているときはリフレッシュする必要があります。
  5. 「列」領域で、必要に応じて、列をメジャーや属性に変更するかどうかを指定します。メジャーの場合は、合計平均などの集計タイプを指定します。
    「ファクト表でのメジャーの集計の指定」も参照してください。
  6. オプションで、他のユーザーとデータを共有します。
    「追加したデータの共有の制御」を参照してください。
  7. 「OK」をクリックして、変更内容を保存します。

注意:

「データ・ソース」ページでデータ・ソースを検査することもできます。データ・ソースの管理を参照してください。

追加したデータの共有の制御

データを追加した後は、データをアップロードした所有者のユーザーのみにデータが表示されます。所有者または適切な権限を持つ他のユーザーは、そのデータを、サーバー環境にアクセスできる他のユーザーがプロジェクトに即座に含めることができる共有リソースとして指定できます。外部データを共有できるユーザーを管理します。

  1. 「データ・ソース」ペインで、データ・ソースを右クリックして、「検査」を選択します。
  2. 「権限」タブで、ユーザーまたはロールをダブルクリックしてアクセス権を付与します。適切なアクセス・レベルを選択します。
    • フル・コントロール: ユーザーはデータセットに対する権限を変更および設定できます。

    • 変更: ユーザーはデータの読取りとリフレッシュ、およびデータセット・プロパティの編集を行うことができます。

    • 読取り: ユーザーはこのデータセットを使用して、プロジェクトを表示および作成できます。

    • アクセスなし: ユーザーはデータセットを表示できません。

  3. 「権限」タブで、ユーザーまたはロールの横の「X」をクリックして、管理対象の権限の選択項目から削除します。

追加したデータの除去

外部ソースから追加したデータを除去できます。

データを除去すると、プロジェクトから除去されます。データを除去することとデータを削除することは異なります。データ・ソースの削除を参照してください。
  1. 「データ・ソース」ペインで除去するデータを右クリックします。
  2. 「プロジェクトから除去」を選択して、データ・ソース・リストからデータを除去します。

データ・ソースの削除

システムの領域を開放する必要がある場合は、データ・ソースを削除できます。

削除すると、外部ソースが完全に除去され、このデータ・ソースを使用するプロジェクトは破損します。 外部ソースのみを削除できます。プロジェクトまたは分析に含めたサブジェクト領域は削除できません。 データを削除することとデータを除去することは異なります。「追加したデータの除去」を参照してください。
  1. Oracle Visual Analyzerの「データ・ソース」ペインまたはOracle Business Intelligenceの「サブジェクト領域」ペインで、削除するデータを右クリックします。
  2. 「削除」を選択して、ストレージからデータを除去し、データ・ソースを削除します。

データ・ソースの管理

「データ・ソース」ページを使用して、使用可能なすべてのデータ・ソースを確認できます。

「データ・ソース」ページを使用すると、データ・ソースのプロパティの検査、集計タイプなどの列プロパティの変更、および権限の設定を行ったり、不要となったデータ・セットを削除して領域を開放したりできます。データ記憶域割当て容量および領域使用情報が表示されるため、どのくらい空き領域があるのかを速やかに確認できます。
  1. ホーム・ページで、「データ・ソース」をクリックします。
  2. 「データ・ソース」ページで、管理するデータ・ソースを見つけ、「オプション」をクリックします。ドロップダウン・リストで使用可能なオプションは、データ・ソース・タイプによって異なります。
  3. オプションで、「検査」オプションを使用してデータ・ソース列を確認し、データ・ソース・プロパティを変更します。たとえば、「Product Number」列の集計タイプを「最小」に変更できます。
  4. オプションで、「検査」オプションを使用し、データ・ソース列をメジャーまたは属性のどちらとして処理するかを変更します。
    列がデータ・モデル内のメジャーや属性とすでに一致している場合は、列の処理方法は変更できません。一致の削除の詳細は、「追加したデータのブレンド」を参照してください。
  5. オプションで、「検査」オプションを使用し、データベース表の「問合せモード」を変更します。通常、データベース表は大きくてキャッシュへのコピーは推奨されないため、デフォルトは「ライブ」です。表が小さい場合は、「自動」を選択すると、可能な場合はデータがキャッシュにコピーされます。「自動」を選択した場合、データが失効しているときはリフレッシュする必要があります。
  6. オプションで、「オプション」をクリックして「データのリロード」を選択し、Microsoft ExcelファイルまたはOracle Applicationsから作成されたデータ・ソースのデータを更新します。

注意:

「フル・コントロール」権限がある場合は、他のユーザーへの権限の付与とアップロード済データ・セットの削除が可能ですが、レポート用のデータ・ソースとなっているデータ・ファイルを削除しないよう注意してください。「追加したデータの削除」を参照してください。