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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Visualizationユーザーズ・ガイド
12c (12.2.1.3.0)
E90116-01
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2 コンテンツの検索

このトピックでは、コンテンツを探索して作業する様々な方法について説明します。

コンテンツを検索するための一般的なワークフロー

コンテンツを検索する一般的なタスクは、次のとおりです。

タスク 説明 詳細

データ・ソースの選択

プロジェクトのデータ・ソースを選択します。

データ・ソースの選択

データ要素の追加

選択したデータ・ソースからビジュアライゼーションにデータ要素を追加します。

可視化へのデータ要素の追加

キャンバス・レイアウトの調整

可視化を追加、削除および再配置します。

キャンバス・レイアウトの調整

コンテンツのフィルタ

ビジュアライゼーションに表示されるコンテンツを整理します。

フィルタを使用したデータの検索

可視化相互作用プロパティを設定します ビジュアライゼーションを同期する方法を指定します。

ビジュアライゼーション間の相互作用方法の指定

データ・ソースの選択

プロジェクトでデータの検索を開始する前に、その情報のデータ・ソースを選択する必要があります。サブジェクト領域、Oracle Applications、データベースまたはアップロード済データ・ファイルをデータ・ソースとして選択できます。

サンプル・データをインストールした場合、サンプル・データをデータ・ソースとしてすぐに使用できます。たとえば、地域別の製品売上を検索する場合は、「Sample Sales」をデータ・ソースとして選択できます。
  1. 「データ・ソースの追加」ダイアログで、可視化するデータが含まれている適切なサブジェクト領域またはデータ・ソースを選択します。新規プロジェクトを作成すると、このダイアログが自動的に開きます。
  2. プロジェクトに追加をクリックします。

    注意:

    既存のプロジェクトにデータ・ソースを追加するには、「データ要素」ペインを右クリックし、「データ・ソースの追加」をクリックします。2つ以上のデータ・ソースをプロジェクトに追加する場合、それらは一致する必要があります。システムによってそれらが自動的に照合される場合もありますが、「ソース・ダイアグラム」オプションを使用して手動で照合する必要がある場合もあります。データ・ソースが一致しない場合、追加した追加データ・ソースは「データ要素」ペインに表示されませんが、「データ・ソース」ペインには表示されます。追加したデータの融合を参照してください。

可視化へのデータ要素の追加

列や計算といったデータ要素をビジュアライゼーションに追加するには様々な方法があります。

ドロップ・ターゲットへのデータ要素の追加

プロジェクトのデータ・ソースを選択した後、メジャーや属性などのデータ要素をビジュアライゼーションに追加し始めることができます。ドロップ・ターゲットは、データ・ソースから互換性のあるデータ要素(例: カテゴリ)をドロップできる、ビジュアライゼーション要素(例: 列)です。

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図GUID-423B1D42-AB5E-4DB0-B9F3-23ADEE5B7CCB-default.gifの説明

ドロップ・ターゲットにデータ要素を追加する方法には、次のようなものがあります。

  • 「データ要素」ペインから「探索」ペインのドロップ・ターゲットにデータ要素を1つ以上ドラッグ・アンド・ドロップします。

    データ要素は「探索」ペインの最善のドロップ・ターゲットに自動的に配置されます。また、必要に応じて、ビジュアライゼーションはレイアウトを最適化するために変更されます。

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    図GUID-B8056354-F36F-4DDC-9E09-B98B2660BBA2-print.epsの説明

  • 「データ要素」ペインのデータ要素をダブルクリックして、「探索」ペインに追加します。
  • データ要素を「データ要素」ペインからドラッグして、「探索」ペインにすでに存在するデータ要素の上にドロップすると、「探索」ペインのデータ要素を置換できます。
  • 「探索」ペイン内にすでにあるデータ要素をドラッグして、ペインの別のデータ要素の上にドロップすることにより、ペインのデータ要素を入れ替えます。
  • データ要素トークンの「X」をクリックすることにより、「探索」ペインからデータ要素を削除します。

可視化ドロップ・ターゲットへのデータ要素の追加

可視化ドロップ・ターゲットを使用すると、コンテンツの検索に最適な場所にデータ要素を配置しやすくなります。

  • データ要素を(特定のドロップ・ターゲットではなく)ビジュアライゼーションにドラッグ・アンド・ドロップすると、ビジュアライゼーションの推奨ドロップ・ターゲットのまわりに青い枠線が表示されます。または、データ要素の横に緑色のプラス記号が表示されるので、有効なドロップ・ターゲットを識別できます。

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    図GUID-85F9FA40-4662-4C94-AB30-FEF44765839B-print.epsの説明

    注意:

    データ要素をドラッグ・アンド・ドロップする場所がわからない場合は、特定のドロップ・ターゲットではなく、ビジュアライゼーションの任意の場所にデータ要素をドラッグ・アンド・ドロップします。

    可視化のドロップ・ターゲットにデータ要素をドロップするか、可視化の外にカーソルを移動すると、ドロップ・ターゲットは表示されなくなります。

  • 可視化にドロップ・ターゲットを再び表示するには、可視化ツールバーの「割当ての表示」をクリックします。この操作を使用して、作業中に可視化ドロップ・ターゲットを固定しておくこともできます。

空白のキャンバスへのデータ要素の追加

「データ要素」ペインから空白のキャンバスにデータ要素を直接追加できます。

空白のキャンバスに、またはキャンバスのビジュアライゼーション間で、1つ以上のデータ要素をドラッグします。ビジュアライゼーションが自動的に作成され、最善のビジュアライゼーション・タイプおよびレイアウトが選択されます。たとえば、時間属性、製品属性および売上メジャーを空白のキャンバスに追加すると、最善の場所にデータ要素が配置され、「折れ線」のビジュアライゼーション・タイプが選択されます。

注意:

キャンバスに可視化がすでにある場合は、可視化の間でデータ要素をドラッグ・アンド・ドロップできます。

可視化でのデータのソート

ビジュアライゼーションで大量のデータを操作する場合があります。このデータの表示を最適化するには、これをソートする必要があります。

  1. 「探索」ペインで、ソートするデータ要素をクリックします。
  2. 「ソート」を選択します。
  3. 「AからZ」または「低から高」などのソート・オプションを選択します。使用可能なソート・オプションは、ソートしているデータ要素に基づきます。

キャンバス・レイアウトの調整

キャンバスの可視化のルック・アンド・フィールを調整して、可視化をさらに魅力的な表示にできます。たとえば、ビジュアライゼーションを作成して、キャンバスにコピーできます。次に、複製したビジュアライゼーションのデータ要素を変更して、ビジュアライゼーション・タイプを変更し、サイズ変更します。

  • キャンバスから可視化を削除するには、可視化を右クリックして、「可視化の削除」を選択します。
  • キャンバスのビジュアライゼーションを再配置するには、移動先の場所(ビジュアライゼーションの間のスペース)にビジュアライゼーションをドラッグ・アンド・ドロップします。ターゲット・ドロップ領域が青色の枠で囲まれて表示されます。
  • 可視化のサイズを変更するには、カーソルでエッジをドラッグしてサイズを設定します。
  • キャンバスの可視化をコピーするには、可視化を右クリックして、「可視化のコピー」を選択します。
  • コピーした可視化をキャンバスに貼り付けるには、キャンバスを右クリックして、「可視化の貼付け」を選択します。

ビジュアライゼーション・タイプの変更

ビジュアライゼーション・タイプを変更して、探索するデータのグラフ表示を最大化できます。

選択したデータ要素に基づいて、可視化タイプが自動的に選択されます。ただし、このようになるのは、キャンバスの空白領域にデータ要素をドラッグして、新規ビジュアライゼーションを作成した場合です。ビジュアライゼーションが作成されると、そこに追加のデータ要素をドラッグしても、ビジュアライゼーション・タイプは自動的に変わりません。

  1. キャンバスでビジュアライゼーションを選択して、ビジュアライゼーション・ツールバーで「ビジュアライゼーション・タイプの変更」をクリックします。

    注意:

    「ビジュアライゼーション」ペインからキャンバスにビジュアライゼーションをドラッグして新規ビジュアライゼーションをキャンバスに追加することもできます。
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    図GUID-CCBFC4D9-00D4-46E2-9F45-4C6F79B36009-default.jpgの説明
  2. ビュー選択ダイアログで、ビジュアライゼーション・タイプを選択します。たとえば、「棒」から「積上げ棒」にビジュアライゼーション・タイプを変更します。

    注意:

    任意のビジュアライゼーション・タイプを選択できますが、青で強調表示されるビジュアライゼーション・タイプが、選択したデータ要素およびキャンバス内の配置に基づいて推奨されているビジュアライゼーション・タイプです。
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    図GUID-019614D7-6CDF-4DB2-BA64-49F85762DF75-default.gifの説明
    ビジュアライゼーション・タイプを変更すると、一致するドロップ・ターゲット名にデータ要素が移動されます。新規ビジュアライゼーション・タイプと等価のドロップ・ターゲットが存在しない場合、「未使用」のラベルが付いたドロップ・ターゲットにデータ要素が移動されます。その後、希望するドロップ・ターゲットに移動できます。

ビジュアライゼーション・プロパティの調整

通常は、ビジュアライゼーション・プロパティを変更する必要はありません。これは、デフォルトの選択項目でほとんどの状況に対応できるためです。凡例の非表示、軸ラベルの変更またはURLリンクの追加などの調整は必要になる場合があります。

  • アクティブなビジュアライゼーション・ツールバーで、「メニュー」をクリックし、「プロパティ」を選択して「プロパティ」ダイアログを表示します。
    編集できるプロパティは、処理しているビジュアライゼーションのタイプに応じて異なります。
  • ビジュアライゼーション・プロパティの調整:
    「プロパティ」タブ 説明
    分析 可視化に含まれているメジャーの最小値や最大値で表示する、参照線、トレンド線および範囲を追加します。
    横値軸ラベルと縦値軸ラベル、および開始軸値と終了軸値を設定します。
    エッジ・ラベル 行合計や列合計を表示や非表示にし、ラベル・テキストを折返します。
    一般 タイトルを書式設定し、凡例を配置して説明をカスタマイズします。
    アクション タイル、イメージおよびテキスト・ボックスの可視化でインサイトへのURLまたはリンクを追加します。

    WindowsやAndroid向けのChromeを使用している場合は、「説明」テキスト・フィールドに、音声での説明の記録に使用できる「音声入力」ボタン(マイクロホン)が表示されます。

    スタイル テキストの可視化のための背景色と境界色を設定します。
    合計や平均などの集計メソッド、およびパーセントや通貨などの数値書式設定を含めた、データ値表示オプションを指定します。

色の使用

ここでは、プロジェクト内と可視化での色の使用について説明します。

プロジェクトへの色の適用

色を使用して、キャンバス上で可視化をよりダイナミックに表示できます。たとえば、一連のメジャー(「Sales」と「Costs」)や一連の属性値(「2015」と「2016」)に色を付けることができます。

可視化には、メジャーや属性セットを含むことができる、色ドロップ・ターゲットもあります。メジャーに色を付ける場合は、連続する色設定が使用され、メジャーの色の明るさはメジャー値に基づきます。属性に色を付ける場合は、系列の色設定が使用され、系列内の各属性値に1色が割り当てられます。デフォルトでは、色は現在のパレットに基づいて自動で割り当てられますが、系列色はカスタマイズすることもできます。

プロジェクトに色を適用するには:
  • プロジェクト全体に色を適用するには、ツールバーの「キャンバス設定」ボタンをクリックしてから、「プロジェクト・プロパティ」を選択します。使用する色系列を選択するか、新しいカスタム色パレットを作成します。
    色は連続で適用され、各メジャーに固有の色が付けられます。各メジャーに1色が割り当てられ、その色割当は、ユーザーがそのプロジェクトで作業している間は維持されます。
  • 高コントラストな連続する色設定を適用するには、プロジェクト・ツールバーで「キャンバス設定」をクリックし、「プロジェクト・プロパティ」を選択してから、「自動」リンクをクリックし、「高コントラスト」を選択します。
    高コントラストにより、人間の視覚に基づく最適な色描写が可能になります。たとえば、メジャーを使用して、基本色より明るい影や暗い影でデータ・ポイントに色を付けることができます。
  • カスタム・パレットを作成するには、プロジェクト・ツールバーで「キャンバス設定」をクリックし、「プロジェクト・プロパティ」を選択してから、「デフォルト」リンクをクリックし、「パレットの追加」を選択します。「パレットの追加」ダイアログで、パレットを設定し、それをアクティブ化します。
  • すべての色をプロジェクトのデフォルトにリセットするには、プロジェクト・ツールバーの「キャンバス設定」をクリックしてから、「色のリセット」を選択します。これにより、それまでに行ったすべての色管理変更がオーバーライドされます。

    注意:

    プロジェクト・ツールバーの「元に戻す」ボタンと「やり直し」ボタンを使用して、前に戻ることや先に進んで色を付けることもできます。詳細は、編集を元に戻すおよびやり直しを参照してください。

ビジュアライゼーションの色の設定

キャンバスでは特定の可視化に色を使用できます。系列色設定およびデータ・ポイント色設定は、プロジェクト内のすべての可視化にわたり共有されます。そのため、1つの可視化において系列色やデータ・ポイント色を変更した場合、これは他の可視化での色に影響する可能性があります。

可視化での色を設定するには:
  • 可視化での属性とメジャーへの色割当を管理するには、可視化を右クリックして「色」「色割当の管理」の順に選択します。
    次に、系列色をリセットするか、別の色パレットを系列で選択できます。「系列色のリセット」をクリックした場合は、可視化が再度レンダリングされ、可視化での現在のデータ要素色のみがリセットされます。
  • 特定の可視化の属性とメジャーに対する系列色およびデータ・ポイント色のオーバーライドをリセットするには、可視化を右クリックして「色」「可視化色のリセット」の順に選択します。
  • 可視化のデータ・ポイントごとに色を設定するには、可視化を右クリックして「色」「データ・ポイント(HomeView)」の順に選択します。これはホーム・ビュー値であり、色はその可視化での系列に適用されます。

注意:

色管理ツールは、タイル以外のすべての可視化タイプに適用されます。

編集を元に戻すおよびやり直し

最後のアクションをすばやく元に戻した後、やり直すことができます。たとえば、選択したビジュアライゼーション・タイプが適切ではない場合に別のタイプを試したり、データにドリルする前の時点に戻ることができます。これらのオプションは、別のビジュアライゼーションを試みる場合に特に便利です。

プロジェクト・ツールバーの「最後の編集を元に戻す」または「最後の編集をやり直し」ボタンをクリックします。

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図GUID-045EA7D3-8FE6-4DD0-9910-AE08C73E859A-default.gifの説明

ビジュアライゼーション編集を元に戻す

変更後、まだプロジェクトが保存されていない場合は、変更を簡単に元に戻すことができます。たとえば、データ要素をビジュアライゼーションの間違ったドロップ・ターゲットに配置してしまった場合、変更を簡単に元に戻すことができます。

編集を元に戻す方法は次の2通りです。

  • プロジェクトを最後に保存した後に行ったすべての編集を元に戻すには、プロジェクト・ツールバーの「キャンバス設定」をクリックし、「元に戻す」を選択します。

  • プロジェクトに対して最後に行った編集を元に戻すには、プロジェクト・ツールバーで「最後の編集を元に戻す」をクリックします。「最後の編集をやり直し」をクリックすると、取り消した編集を再適用できます。これらのオプションは、変更後、まだプロジェクトが保存されていない場合のみ使用できます。

ビジュアライゼーション・コンテンツのリフレッシュ

プロジェクトで新しいデータを使用できるかどうかを確認するために、データ・ソース・データとメタデータをリフレッシュできます。

  • プロジェクト・ツールバーの「キャンバス設定」をクリックして、「データのリフレッシュ」を選択します。このアクションでは、データ・キャッシュがクリアされ、問合せが再実行されて、データ・ソースから最新データが取得されます。その後、このデータはキャンバス上に表示されます。

  • プロジェクト・ツールバーの「キャンバス設定」をクリックして、「メタデータとレポートのリフレッシュ」を選択します。

    このアクションによりデータがリフレッシュされ、作業開始後に変更されたいずれかのプロジェクト・メタデータがリフレッシュされます。たとえば、プロジェクトで使用されているサブジェクト・エリアに、列を追加するとします。このメニューを使用して、新しい列をプロジェクトに表示します。

フィルタを使用したデータの検索

ここでは、コンテンツを検索するためにフィルタを使用する方法について説明します。

フィルタとフィルタ・タイプについて

フィルタにより、ビジュアライゼーション、キャンバスおよびプロジェクトに表示されるデータの量が減ります。使用できるフィルタのタイプには、「範囲」、「リスト」、「日付」および「式」があります。

フィルタ・タイプは、フィルタとして選択したデータ要素に基づいて自動的に決定されます。

  • 範囲フィルタは、数値データ型であり「集計ルール」が「なし」以外に設定されているデータ要素に対して生成されます。範囲フィルタは、メジャーであり、$100,000から$500,000の売上のように連続する値の範囲にデータを限定するデータ要素に適用されます。あるいは、連続する値の範囲を(含むのではなく)除外する範囲フィルタを作成できます。こうした排他的フィルタでは、連続しない範囲(例: $100,000未満または$500,000超の売上)にデータが限定されます。「範囲フィルタの適用」を参照してください。

  • リスト・フィルタは、テキスト・データ型および集計不可の数値データ型であるデータ要素に適用されます。「リスト・フィルタの適用」を参照してください。

  • 日付フィルタでは、カレンダ・コントロールを使用して時間または日付の選択を調整します。1つの連続的な日付範囲を選択するか、指定範囲内の日付を除外するための日付範囲フィルタを使用できます。「日付フィルタの適用を参照してください。

  • 式フィルタでは、SQL式を使用してより複雑なフィルタを定義できます。「式フィルタの作成」を参照してください。

ビジュアライゼーションとフィルタの相互作用方法

ビジュアライゼーションとフィルタの相互作用方法を指定するには、いくつかの方法があります。

フィルタの相互作用方法

フィルタの適用および相互作用方法に注意してください:

  • フィルタ・バー: フィルタ・バーに追加されたフィルタは、プロジェクトのすべてのキャンバスのすべてのビジュアライゼーションに適用されます。これらのプロジェクトレベルのフィルタは、ビジュアライゼーションに含めたフィルタより前に、常に最初に適用されます。

  • 「値の限定」が適用されたフィルタ・バー: フィルタ・バーに複数のフィルタを追加した場合、デフォルトにより、選択した値に基づいてフィルタが相互に制限されます。たとえば、製品カテゴリと製品名にフィルタがある場合に、製品カテゴリ・フィルタを家具と事務用品に設定すると、製品名フィルタの値ピック・リストのオプションが家具と事務用品の製品名に限定されます。ただし、「値の限定」オプションを使用して、フィルタ・バー内のフィルタが相互に制限される方法を削除または限定できます。

  • ビジュアライゼーションのフィルタ: 個々のビジュアライゼーションに指定したフィルタは、フィルタ・バーのフィルタの適用後に、そのビジュアライゼーションに適用されます。「フィルタとして使用」オプションを選択し、フィルタとして使用されているビジュアライゼーション内のデータ・ポイントを選択すると、他のビジュアライゼーションにおいてフィルタが生成されます。

ビジュアライゼーションの相互作用方法

ビジュアライゼーションの同期設定を使用して、キャンバス上のビジュアライゼーションの相互作用の方法を指定します。デフォルトでは、ビジュアライゼーションは自動同期化にリンクされています。「ビジュアライゼーションの同期」の選択を解除すると、ビジュアライゼーションのリンクが解除され、自動同期化をオフにできます。

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図GUID-6681C810-D795-409B-A449-451E74AAAF92-default.jpgの説明

「ビジュアライゼーションの同期」がオン(選択済)である場合、フィルタ・バーのすべてのフィルタおよびフィルタ生成アクション(「ドリル」、「選択項目の保持」、「選択項目の除去」など)は、キャンバス上のすべてのビジュアライゼーションに適用されます。たとえば、複数のビジュアライゼーションがキャンバスにある場合に、1つのビジュアライゼーションにドリルインすると、対応するフィルタがフィルタ・バーに追加され、キャンバス内のすべてのビジュアライゼーションに影響を与えます。ビジュアライゼーション・レベルのフィルタはそのビジュアライゼーションにのみ適用される点に注意してください。

「ビジュアライゼーションの同期」がオフである場合、「ドリル」または「選択項目の保持」などの分析アクションは、アクションを適用したビジュアライゼーションにのみ影響します。このモードでは、各ビジュアライゼーション内の小さな灰色のフィルタ・バーにフィルタが表示されます。

「ドリル」,または「選択済の保持」などの分析アクションは、アクションを適用した可視化のみに影響を与えます。

すべての可視化のコンテキスト・メニューから利用できる「マスターとして使用」,という追加オプションがあります。特定の可視化に対して「マスターとして使用」をオンにすると、それがキャンバスのマスター可視化になります。つまり、マスターでデータを選択すると、キャンバスの他のすべての可視化にフィルタが適用されます。GUID-F104E81D-73A9-4196-85B2-C46DE8C77E48-default.jpgの説明が続きます
図GUID-F104E81D-73A9-4196-85B2-C46DE8C77E48-default.jpgの説明

自動的に適用されるフィルタについて

デフォルトでは、フィルタ・バーおよびフィルタ・ドロップ・ターゲットのフィルタは自動的に適用されます。ただし、フィルタを手動で適用する場合は、この動作をオフにすることができます。

フィルタ・バーの設定で「自動適用フィルタ」が選択されている場合、フィルタ・バーまたはフィルタ・ドロップ・ターゲットで選択した内容がビジュアライゼーションにすぐに適用されます。「自動適用フィルタ」がオフ(選択解除)の場合、フィルタ・バーまたはフィルタ・ドロップで選択する内容は、「リスト・フィルタ」パネルの「適用」ボタンをクリックするまでキャンバスに適用されません。

自動適用をオフにするには、フィルタ・バーに移動し、「アクション」をクリックしてから、「自動適用フィルタ」を選択します。

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図GUID-34A253EB-B2F5-4C54-9D1B-BCDE6BB299D2-default.jpgの説明

プロジェクト上のフィルタの作成

フィルタを追加して、プロジェクト内のすべてのキャンバスのすべてのビジュアライゼーションに表示されるデータを制限できます。

たとえば、プロジェクトのすべてのビジュアライゼーションで2012、2013および2014年のデータのみが表示されるようにフィルタを追加できます。

フィルタ間の相互作用方法の定義に使用できるいくつかのオプションがあります。ビジュアライゼーションとフィルタの相互作用方法を参照してください。

キャンバスに含まれるフィルタはすべて、個々のビジュアライゼーションから選択するフィルタの前に適用されます。

  1. 「データ要素」ペインに移動し、データ要素をフィルタ・バーにドラッグします。

  2. フィルタ値を設定します。値の設定方法は、フィルタするデータ型によって異なります。
    • 範囲フィルタを適用して、コストやオーダー数量などの列にフィルタを設定します。「範囲フィルタの適用」を参照してください。

    • リスト・フィルタを適用して、製品カテゴリや製品名などの列にフィルタを設定します。「リスト・フィルタの適用」を参照してください。

    • 日付フィルタを適用して、出荷日やオーダー日などの列にフィルタを設定します。「日付フィルタの適用を参照してください。

  3. (オプション)自動適用をオフにするには、フィルタ・バーの「メニュー」をクリックし、「自動適用フィルタ」を選択します。自動適用をオフにすると、各フィルタの選択項目に「適用」ボタンが表示されます。このボタンは、キャンバスのビジュアライゼーションにフィルタを適用する際にクリックする必要があります。

フィルタ・パネルの移動

フィルタ・バーからキャンバスの別の位置にフィルタ・パネルを移動できます。

フィルタ・バー内のフィルタを展開すると、フィルタ処理しているビジュアライゼーションの表示が遮られる場合があります。パネルを移動することで、フィルタ・セレクタを縮小して再度開くことなく、フィルタ値を容易に指定できます。

範囲フィルタの適用

範囲フィルタは、数値データ型であり、「集計ルール」が「なし」以外に設定されているデータ要素に対して使用します。

範囲フィルタは、メジャーであるデータ要素に適用されます。範囲フィルタは、$100,000から$500,000の売上のように連続した値の範囲にデータを制限します。あるいは、連続する値の範囲を(含むのではなく)除外する範囲フィルタを作成できます。こうした排他的フィルタでは、2つの連続しない範囲(例: $100,000未満または$500,000超の売上)にデータが限定されます。
  1. フィルタをクリックして、「範囲」リストを表示します。
  2. 「範囲」リストで、「別」をクリックして「選択項目」リストを表示します。
    フィルタ処理されるすべてのメンバーは、名前の横にチェック・マークが表示されます。
  3. 「選択項目」リストで、選択項目のリストから削除する選択済メンバーについて、必要に応じてメンバーをクリックします。
    前に選択されていたメンバーの横からチェック・マークが非表示になります。
  4. 「選択項目」リストで、選択項目のリストに追加する非選択済メンバーについて、必要に応じてメンバーをクリックします。
    選択したメンバーの横にチェック・マークが表示されます。
  5. 必要に応じて、ヒストグラムのスライダを移動してフィルタ処理する範囲を設定します。デフォルトの範囲は最小から最大ですが、スライダを移動すると、「開始」フィールドと「終了」フィールドが設定する範囲に適合します。
  6. フィルタの外側をクリックしてフィルタ・パネルを閉じます。

リスト・フィルタの適用

リスト・フィルタは、テキスト・データ型および集計不可の数値データ型であるデータ要素に適用されます。リスト・フィルタを追加した後で、それに含まれたり除外されている選択済メンバーを変更できます。

  1. フィルタをクリックして、「選択項目」リストを表示します。
  2. オプションで、「選択項目」リストの左側の「検索」フィールドを使用して、フィルタに追加するメンバーを検索します。
  3. 含めるメンバーを見つけてクリックし、「選択項目」リストに追加します。含めるメンバーを見つけるには、次の2つの方法があります:
    • メンバーのリストをスクロールします。
    • メンバーを検索します。検索にはワイルドカード(*および?)を使用できます。
  4. オプションにより、「選択項目」リストで、メンバーをクリックしてリストから除去できます。
  5. オプションにより、「選択項目」リストで、メンバーの横の目のアイコンをクリックすれば、メンバーをフィルタで除外しても選択リストからは除去されません。
  6. オプションで、「選択項目」リスト内で上部のアクション・アイコンをクリックし、「選択項目を除外する」を選択して「選択項目」リストのメンバーを除外できます。
  7. オプションで、フィルタ・パネルの下部にある「すべて追加」または「すべて除去」をクリックして、「選択項目」リストに対して一度にすべてのメンバーを追加または除去します。
  8. フィルタ・パネルの外側をクリックして閉じます。
  9. オプションで、フィルタ選択項目をクリアするかすべてのフィルタを一度に除去するには、フィルタ・バーで右クリックしてから、「フィルタ選択項目のクリア」または「すべてのフィルタの除去」を選択します。
  10. (オプション)単一のフィルタを削除するには、フィルタ・バーのフィルタを右クリックし、「フィルタの除去」を選択します。

日付フィルタの適用

日付フィルタでは、カレンダ・コントロールを使用して時間または日付の選択を調整します。1つの連続的な日付範囲を選択するか、指定範囲内の日付を除外するための日付範囲フィルタを使用できます。

  1. フィルタをクリックして、カレンダ日付リストを表示します。
  2. 「開始」で、フィルタする範囲が始まる日付を選択します。
    「前」矢印および「次」矢印を使用して時間を前後に移動するか、ドロップダウン・リストを使用して月または年を変更します。
  3. 「終了」で、フィルタする範囲が終わる日付を選択します。
  4. オプションで、最初からやり直して新しい日付を選択するには、フィルタ内で、「アクション」をクリックして、「フィルタ選択項目のクリア」を選択します。
  5. フィルタの外側をクリックしてフィルタ・パネルを閉じます。

式フィルタの作成

式フィルタを使用すると、SQL式でより複雑なフィルタを定義できます。式フィルタでは、ゼロ個以上のデータ要素を参照できます。

たとえば、式フィルタ"Sample Sales"."Base Facts"."Revenue" < "Sample Sales"."Base Facts"."Target Revenue"を作成するとします。フィルタを適用すると、ターゲット売上を達成しなかった項目のみが表示されます。

式は、式ビルダ―を使用して作成します。データ要素を式ビルダーにドラッグ・アンド・ドロップして、適用する演算子を選択できます。適用する前に、式は有効化されます。「式の作成について」を参照してください。

  1. フィルタ・バーで「アクション」をクリックしてから、「式フィルタの追加」を選択します。
  2. 「式フィルタ」パネルで式を作成します。
  3. 「ラベル」フィールドに式の名前を指定します。
  4. 「検証」をクリックして、構文が正しいかどうかを確認します。
  5. 式フィルタが有効である場合は、「適用」をクリックします。キャンバスの可視化に式が適用されます。

その他の方法によるデータの検索

フィルタをビジュアライゼーションに追加する際に特定のデータ側面にフォーカスを絞り込むのに役立ち、他の様々な分析アクション(ドリル、ソート、選択など)を実行してデータを探索できます。これらの分析アクションを実行すると、フィルタが自動的に適用されます。

可視化のコンテンツを右クリックするときに実行できるいくつかの分析アクションを示します。

  • 製品名のアルファベット順など、ビジュアライゼーションの属性をソートするには、「ソート」 を使用します。表ビューで作業している場合は、常に左側の列が最初にソートされます。特定の値が左列に表示される場合は、中央列をソートできない場合があります。たとえば、左列が製品で中央列が製品タイプの場合、製品タイプ列ではソートできません。この問題を回避するには、列の位置を入れ替えて、再度ソートを試みます。
  • データ要素にドリルしたり、データ要素内の階層をドリルする(四半期内の週にドリルするなど)には、「ドリル」を使用します。複数のデータ要素を使用して非同期にドリルすることもできます。たとえば、ピボット表の列である2つの異なる年メンバーを選択し、そのメンバーにドリルして詳細を表示できます。
  • ビジュアライゼーションの特定の属性に直接ドリルするには、[属性名]にドリル」を使用します。
  • 選択済メンバーのみを保持し、ビジュアライゼーションおよびリンクされたビジュアライゼーションから他のすべてのメンバーを削除するには、選択項目を保持を使用します。たとえば、特定の販売担当者によって生成された販売を保持できます。
  • 可視化およびリンクされた可視化から選択済メンバーを除去するには、「選択済の除去」を使用します。たとえば、選択から東部地域と西部地域を削除できます。
  • 最小値、最大値など、可視化に表示されている重要なファクトを強調表示するために参照線を追加するには、参照線または帯の追加を使用します。たとえば、最大売上額の可視化に参照線を追加できます。最小および最大売上額が売上軸のどこに位置するかをより明確に示すために、参照帯を追加することもできます。

    注意:

    ビジュアライゼーションに参照帯を追加するには、右クリックして「参照線の追加」を選択し、「プロパティ」ダイアログを表示します。「分析」タブの「メソッド」フィールドで、「線」に切り替えます。可視化プロパティの調整を参照してください。

式の作成

式フィルタまたは計算で使用する式を作成できます。式フィルタと計算の両方に対して式ビルダーを使用します。式フィルタに対して作成する式はブール(つまり、trueまたはfalseに評価される式)である必要があります。計算用に作成する式にはこのような制限はありません。

注意:

式フィルタと計算の両方に対して式を作成しますが、最終結果は異なります。計算は、ビジュアライゼーションに追加できる新規データ要素です。他方で、式フィルタはフィルタ・バー内にのみ表示され、データ要素としてビジュアライゼーションに追加することはできません。式フィルタは計算から作成できますが、計算を式フィルタから作成することはできません。計算済データ要素の作成および式フィルタの作成を参照してください。
式は様々な方法で作成できます。
  • 式ビルダーにテキストと関数を直接入力できます。

  • 「データ要素」ペインからデータ要素を追加(ドラッグ・アンド・ドロップまたはダブルクリック)します。

  • 関数パネルから関数を追加(ドラッグ・アンド・ドロップまたはダブルクリック)します。

式エディタのリファレンスを参照してください。

計算済データ要素の作成

新規データ要素(通常は、メジャー)を作成して、ビジュアライゼーションに追加できます。たとえば、「Revenue」および「Discount Amount」メジャーを使用する「Profit」と呼ばれる新しいメジャーを作成できます。

  1. 「計算の追加」ダイアログを開くには、「データ要素」ペインの下部に移動して「計算の追加」をクリックします。
  2. 式ビルダーで、式を作成します。式の作成についておよび式エディタのリファレンスを参照してください。
  3. 「検証」をクリックします。
  4. 「名前」フィールドに、計算済データ要素名を入力します。
  5. 「保存」をクリックします。
    新しいデータ要素が「データ要素」ペインの「マイ計算」フォルダに作成および追加されます。このデータ要素を、他のデータ要素の場合と同様にビジュアライゼーションに追加できます。たとえば、ビジュアライゼーション・ドロップ・ターゲットやフィルタで使用できます。

ストーリの作成

インサイトを取得し、それをストーリにグループ化し、他のユーザーと共有できます。

内容は次のとおりです。

インサイトの取得

ビジュアルのデータに渡されると、インサイト内のキー情報を取得できます。インサイトは、他のユーザーと共有する準備ができる前に必要な回数だけ変更し、洗練することができるという点でライブです。

インサイトは、可視化において表示される情報のスナップショットを取ることができ、データを使用しながら理解できた瞬間を思い出すために役立ちます。インサイトはストーリの形で共有できますが、そのようにする必要性はありません。それらは、理解できた瞬間の単なる個人用リストとして残し、ことによっては、後でそのリストに戻って、さらに調査することができます。複数のインサイトを1つのストーリに結合することや、それらを可視化にリンクさせることができます。可視化プロパティの調整を参照してください。

注意:

インサイトはデータのスナップショットを作成しません。特定の時点でのプロジェクト定義のスナップショットを作成するのみです。自分以外のユーザーが同じインサイトを表示しても、そのユーザーがそのデータに対して異なる権限を持っている場合は、そのユーザーに自分とは異なる結果が表示される可能性があります。
  1. 次のアクションのいずれかを実行します。
    1. プロジェクトの「インサイト」タブをクリックして、「インサイト」ペインを表示し、「インサイトの追加」をクリックします。
    2. キャンバス・ツールバーで、「ストーリ・ナビゲータ」をクリックし、「ストーリ・ナビゲータ」ペインで、「インサイトの追加」をクリックします。

    注意:

    キーボードで[Ctrl]キーを押しながら[I]キーを押して、インサイトをすばやく作成することもできます。
  2. 「インサイト」テキスト・ボックスで、下向き矢印をクリックし、「編集」を選択します。
  3. 「説明」フィールドに、その時点でビジュアルに表示されるデータについて認識している実現を説明するテキストを入力します。
  4. インサイトの追加を続行して、データ探索に関するストーリを作成します。
    「ストーリ・ナビゲータ」ペインにストーリが作成され、各インサイトは青い円で表示されます。

    注意:

    インサイトに塗りつぶした三角形がある場合、プロジェクトの現在の状態に一致することを示します。インサイトから移動すると、三角形は白抜きとなります。これは、ストーリを作成およびナビゲートする際に役立ちます。同じ塗りつぶしまたは白抜きの処理は、ストーリ・ナビゲータの現在のステップを表す円にも適用されます。

    ストーリの形成およびストーリの共有を参照してください。

ストーリの形成

ストーリ内でインサイトの作成を開始した後、そのストーリのルック・アンド・フィールを洗練させることができます。たとえば、別のインサイトを含めたり、インサイト・タイトルを非表示にすることができます。

注意:

1つのプロジェクト内に1つのストーリのみを含むことができます。
  1. キャンバス・ツールバーで、「ストーリ・ナビゲータ」をクリックします。
  2. 「ストーリ・ナビゲータ」ペインで、「メニュー」をクリックします。
  3. 次の方法でストーリを形成します。
    • インサイトを編集します。

    • インサイトを含めるまたは除外する。

    • インサイトのタイトルや説明を表示または非表示にする。

    • 「インサイト」ペインでインサイトを目的の位置にドラッグ・アンド・ドロップすることで、ストーリ内のインサイトを再配置します。濃い青の線は、インサイトが配置される位置を示しています。

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      GUID-2017CEB1-7773-4B38-B3D8-70F9C1ACE527-default.jpgの説明

    • キャンバス上でビジュアル間のインサイトをドラッグ・アンド・ドロップする。

    注意:

    トレンド線の追加、チャート・タイプの変更、またはテキスト可視化の追加など、インサイトのキャンバス・コンテンツを変更できます。表示しているインサイトを変更すると、ウェッジ(「インサイト」ペイン内)またはドット(ストーリ・ナビゲータ内)は白抜きとなります。「更新」を選択した場合は、その変更内容でインサイトが更新され、くさび形またはドットが再び青の実線になります。

ストーリの共有

ストーリを保存した後は、そのプロジェクトURLを使用して他のユーザーと共有できます。

ユーザーがストーリを表示するのに最も適した方法は、プレゼンテーション・モードでの表示です。パラメータreportMode = presentationをプロジェクトURLに追加してから、電子メールやインスタント・メッセージなどでそのURLを直接他のユーザーと共有することで、プロジェクトをすべてのユーザーに対して表示専用に設定できます。合理化されたコンテンツの表示を参照してください。

注意:

プロジェクト作成者がストーリ・ナビゲータを起動してからプレゼンテーション・モードに移った場合、プロジェクト作成者にはストーリ・ナビゲータが表示されます。

オーサリングなしでのデータの検索

ここでは、作成者が作成者以外にデータを壊されることを心配する必要なくプロジェクト内の他のユーザーとやり取りできる方法について説明します。

相互作用の使用によるデータの調査

プロジェクトのコンテンツ作成者は、プロジェクトの整合性を保ちながら、プロジェクトの表示専用ユーザーとやり取りできます。表示専用ユーザーには、不要なオーサリング・コンテンツ・コントロールが表示されることなく、プロジェクト・データの最適化されたビューが表示されます。

表示専用ユーザーは、プロジェクトの作成、データの変更、ビジュアライゼーションの編集またはキャンバス・レイアウトの変更などのオーサリング・タスクは実行できないため、プロジェクト・コンテンツを調査している間にそのようなコントロールが表示されることはありません。

ただし、表示専用ユーザーには次のことができます:

注意:

表示専用ユーザーは、より簡潔なモードでプロジェクトを見るために、プレゼンテーション・モードを使用することもできます。このモードでは、ヘッダーはなく、既存のフィルタ選択項目を開いて編集することのみが可能なフィルタ・バー・コントロールがあります合理化されたコンテンツの表示を参照してください。

合理化されたコンテンツの表示

プレゼンテーション・モードを使用すると、キャンバス・ツールバーやオーサリング・オプションの見やすさを損なうことなく、プロジェクトおよびビジュアライゼーションを表示できます。

プレゼンテーション・モードでは、プロジェクトの合理化されたビューを、その情報を必要とする他のユーザーと簡単に共有できますが、コンテンツの作成は行いません。プレゼンテーション・モードでは、表示専用ユーザーはやはり、現在のフィルタ選択項目の非表示、オープンおよび編集と、ストーリ、インサイトおよびディスカッションの検索が可能ですが、何も変更することはできません。表示専用ユーザーは、プレゼンテーション・モードをオンまたはオフに切り替え可能です。

ヒント:

プロジェクト・エディタで、プレゼンテーション・モードを開始する前に「フィルタ・パネル」トグル・アイコンをクリックしてフィルタ・バーを縮小します。フィルタ・バーを非表示にしてキャンバス・スペースを最大化し、プロジェクトのビジュアライゼーションがいっそう見やすくなります。
  1. キャンバス・ツールバーで、「プレゼンテーション・モード」をクリックします。

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    図GUID-7D3DB92B-5C78-4905-A537-A5EB900B66BB-default.jpgの説明

    プロジェクトがプレゼンテーション・モードで表示されます。

  2. 相互作用モードに戻るには、「プレゼンテーション・モード」をクリックします。

    相互作用の使用のみによるデータの調査を参照してください。

モバイル・デバイスでのデータの探索

デスクで、および移動中にデータを探索します。Android、WindowsまたはAppleオペレーティング・システムを使用したモバイル・デバイスを使用できます。

タブレットでの表示内容

ここでは、タブレットでデータを探索する際にプロジェクトに表示される内容の相違点について説明します。

携帯電話での表示内容

ここでは、携帯電話でデータを探索する際にプロジェクトに表示される内容の相違点について説明します。