Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1.3.0) E90112-02 |
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BI Publisherのアクセシビリティ機能は、障害者や高齢者による製品内の移動や使用を容易にするためのものです。
アクセシビリティ機能では、標準ベースの支援技術ハードウェアおよびソフトウェア(Freedom Scientific JAWSやMicrosoft Narratorなど)の使用がサポートされます。
アクセシビリティ機能は、次のカテゴリに大別できます。
サードパーティ支援技術製品を使用した機能。これらの機能は、サードパーティ支援技術製品で容易に解釈できる、標準のHTML要素から構成されるユーザー・インタフェースの提供に重点が置かれています。
アクセシビリティ・モードの変更に記載されているアクセシビリティ・モード。
マウスの使用が困難であったり、マウスを使用できないユーザーのコンテンツ内の移動を簡単にするキーボード・ショートカット。
「キーボード・ショートカット」を参照してください。
コンテンツの作成者が、アクセシビリティを必要とするユーザーをサポートするコンテンツを作成できるようにするコンテンツ設計機能。
『Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のアクセシビリティのための設計に関する項を参照してください。
BI Publisherのアクセシビリティ・モードでは、障害を持つユーザーをサポートする機能のみが表示され、スクリーン・リーダーに適したユーザー・インタフェースがレンダリングされます。
ユーザーは、キーストロークなどの代替ナビゲーション・ツールを使用してBI Publisher内を移動し、アクセシビリティ・モードでレポートを使用できます。
次のリストで、アクセシビリティ・モードについて説明します。
「ホーム」ページには、「管理」ページにアクセスするためのリンクや、ほとんどの編集機能実行用リンクは含まれていません。
グラフ・ビューとマップ・ビューが表示されないかわりに、1つ以上の注釈付きの表に変換されます。
表およびピボット表は、スクリーン・リーダーがセルの内容を読み上げることができるよう適切な内部用注釈を付けてレンダリングされます。
注意:
すべての該当する表のナビゲーション・ショートカットについては、支援技術のドキュメントを参照してください。表またはピボット表のレイアウトの変更にマウスは使用できません。
デフォルトでは、Oracle BI Publisherはアクセシビリティ・モードを使用しません。各ユーザーは、キーストロークを使用したサイン・インの説明に従ってサイン・インするとき、またはサイン・イン後に次の手順を使用することによって、アクセシビリティ・モードを有効にするかどうかを決定できます。
マウスではなく、キーストロークを使用してBI Publisherにサイン・インできます。
[Tab]
キーを押して挿入ポイントを「言語」フィールドに置き、矢印キーを使用して目的の言語を選択します。次に、挿入ポイントは「ユーザーID」フィールドに置かれます。[Tab]
キーを押し、「パスワード」フィールドに挿入ポイントを置きます。[Shift]キーを押しながら[Tab]キー
を2回押して、「サインイン」ボタンに挿入ポイントを置いた後、[Enter]
キーを押して「サインイン」ボタンをアクティブにします。BI Publisherへのサイン・イン後またはBI Publisherの他の場所から移動してホーム・ページを表示した場合は、[Ctrl]+[Alt]+[G]を押して、ホーム・ページの左上隅の「コンテンツにスキップ」リンクにフォーカスを置きます。
BI Publisherのレポート出力は、アクセシビリティ・サポートをRTFまたはレイアウト・エディタ・ベースのレポートから生成したHTMLにレンダリングします。
アクセシビリティ設計機能があるレポートには、次のHTMLレポート・プロパティが含まれます。
ドキュメント・タイトル。
グラフなどのイメージを説明するための代替テキスト・プロパティ
表のコンテンツを要約する表の要約プロパティ
アクセシビリティ・モードで表のヘッダー行が読み上げられる順序を指定するための、ヘッダー・レベルのプロパティ
『Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のアクセシビリティのための設計に関する項を参照してください。
Oracle BI EEでもBI Publisherでも、標準的なキーボード・ショートカットがサポートされます。表には、ショートカットとアクションが示されています。
Oracle BI EEでもBI Publisherでも、ソフトウェア・アプリケーションの多くで使用されている標準的なキーボード・ショートカットがサポートされます。また、両コンポーネントとも、コンポーネントに固有のタスクを実行するショートカットを用意しています。一般的なキーストロークの表に、Oracle BI EEとBI Publisherで使用する一般的なキーボード・ショートカットを示します。
キーボード・ショートカット | 結果 |
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グローバル・ヘッダー内の最初のフォーカス可能な要素(「コンテンツにスキップ」リンク)に移動します。このリンクによって、グローバル・ヘッダーで使用可能なオプションを無視し、「ホーム」ページのメインの部分で使用できる機能に移動できます。 |
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フォーカス可能な次の要素に移動します。 |
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フォーカス可能な1つ前の要素に移動します。 |
[↓] |
次のメニュー・オプションに移動します。 |
[↑] |
1つ前のメニュー・オプションに移動します。 |
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URLまたはアクティビティが関連付けられているリンク、イメージまたはボタンにすでにフォーカスがある場合、アクティビティをトリガーします。 |
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フォーカスが置かれているメニューを閉じます。 |
次の表に、BI Publisherのレポート間を移動するキーボード・ショートカットを示します。
キーボード・ショートカット | 結果 |
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ドロップダウンまたはコンボ・ボックスを開きます。 |
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コンボ・ボックス内の次の項目または1つ前の項目を表示します。 |
注意:
Freedom Scientific JAWSまたは他のスクリーン・リーダー・プログラムを使用する場合、キーストロークの組合せを使用してレポート間を移動するには、まず、仮想PCカーソルを無効にする必要があります。レポート内の表オブジェクト間を移動するなど、それ以外の場合には、仮想PCカーソルを有効にする必要があります。