Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1.3.0) E90221-01 |
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グラフ・ウィザードでは、ペーパーベースとJSPベースの両方のWebレポートに、様々な種類のグラフを簡単に追加できます。Oracle Reports Builderは、ウィザードの各ページで指定された情報を使用して、グラフを表すXML定義を作成し、実行時に結果のグラフの外観を表示します。
グラフ・ウィザードを使用してグラフの属性値およびレイアウトの作成や編集ができますが、グラフ・ウィザードでは指定できない属性もあります。グラフ・ウィザードでは指定できない部分に関してグラフのXML定義をカスタマイズするには、グラフの「グラフ設定」プロパティ(ペーパーベースのレポートの場合)またはWebソース・ビュー(JSPベースのWebレポートの場合)で、XMLを直接編集します。使用できる全属性のリストは、DTDファイルgraph.dtd
にあります。
注意: graph.dtd は次の場所にあります。
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使用に関する注意
グラフ・ウィザードでグラフのタイトル、サブタイトル、脚注または軸タイトルを指定する場合、字句参照を(ユーザー・パラメータ、システム・パラメータおよび列に対して)テキストに挿入して、実行時に値を表示できます。
グラフに日付を指定する場合、グラフに表示される日付値の書式は、レポート出力の他のフィールドでの書式と異なる場合があります。
以前のリリースでは、グラフ・ウィザードの「タイプ」パネルの「3D効果」チェック・ボックスで、グラフを立体表示するかどうかを指定できました。この効果を現在のリリースに実装するには、次の棒グラフの例で太字で示しているように、グラフのXML定義を編集する必要があります。
<rw:graph id="CT_1" src="G_EMPNO" groups="ENAME" dataValues="SAL">
<?xml version="1.0" ?>
<Graph version="3.2.0.22" depthAngle="50" depthradius="8" pieDepth="30" pieTilt="20"/>
...
-->
</rw:graph>
以前のバージョンのOracle Reportsで作成され、Oracle Graphics 6iチャートが含まれるレポートでも、同じマシンの別のORACLE_HOME
にOracle Graphics 6iランタイムをインストールすれば、引き続き実行できます。ただし、この構成はサポート対象外であり、オラクル社ではこの構成によりバグが発生しても修正を行いません。
プライマリ・グラフ・タイプ
一般的なグラフの場合は、次のプライマリ・グラフ・タイプでデータを最適に表現できます。
棒グラフ
折れ線グラフ
面グラフ
円グラフ
ファンネル・グラフ
複合グラフ
セカンダリ・グラフ・タイプ
次のタイプは、特定のデータ型に関連付けられた特殊用途(特殊なグラフ)に使用されたり、独特のデータを表示する方法として使用されます。
散布図
バブル・グラフ
レーダー・グラフ
極座標グラフ
パレート・グラフ
株価グラフ
3次元グラフ
曲線グラフ
第39.3項「新しいタイプのグラフ」を参照してください。
アクセス
ペーパー・レポートに対するグラフ・ウィザードを表示するには:
「ペーパー・レイアウト」ビューで、「挿入」→「グラフ」を選択します。
ペーパー・レイアウト・ビューで、メイン領域(キャンバス領域)を右クリックし、「グラフ・ウィザード」選択します。
JSPベースのWebレポートに対するグラフ・ウィザードを表示するには:
「Webソース」ビューで、「挿入」→「グラフ」を選択します。
再実行
ペーパー・レポートに含まれている既存のグラフに対してグラフ・ウィザードを再実行するには:
ペーパー・レイアウト・ビューで、グラフをクリックします。
グラフ・ウィザードを再実行モードで表示するには、次のいずれかの操作を行います。
グラフを右クリックして「グラフ・ウィザード」を選択します。
グラフをクリックし、「編集」→「設定」を選択します。
JSPベースのWebレポートに含まれている既存のグラフに対してグラフ・ウィザードを再実行するには:
「Webソース」ビューで、<rw:graph
>タグと</rw:graph
>タグの間の位置の場所にカーソルを置き、「編集」→「設定」を選択します。
グラフ・ウィザードの使用
ウィザードのタブ・ページのフィールドに関するヘルプを参照するには、タブ・ページの下部にある「ヘルプ」をクリックします。
関連項目